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2023年12月29日金曜日

映画『ゴジラ-1.0/Godzilla Minus One』(2023):最高の怪獣映画+人々の再生の物語







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『ゴジラ-1.0 (2023)/日/カラー
/2h 4m/監督:山崎貴』
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昨日見た。よかった。うん。これは文句なし。傑作。


…私にとってゴジラとは、とにかく破壊破壊破壊しつくしてくれればいい。恐ろしく荒ぶるゴジラがいい。徹底的に大暴れして欲しい。そしてまた人間が負けずにガンガン戦ってくれさえすればそれでいい。

キェォ~と叫び声をあげドドドドドドと大きな音を立て荒ぶるゴジラに人間がドヒューンドヒューンとミサイルを打ち込み、空からはババババッバババババッと弾を打ち込むとゴジラがキィガァーと叫べばまたドヒュンドヒュンドヒューンと人間が頑張る。最後はタメがあってボォオオオオオオオとゴジラが熱線砲を吐く…と派手にやってくれれば、ワタクシは顎がはずれたように口を開けたまま目を見開き鼻息も荒く茫然とスクリーンを見つめる。それこそがゴジラ映画。…それだけでよいと思っていた。


しかしこの映画が描いたのは人のストーリー。少し驚いた。戦争を経験した世代の方々への敬意も感じる。決して薄い話ではない。


時は戦後。登場人物達は皆何らかの傷を負っている。市民は家族を失い、軍人は「十分に役に立てなかった」「仲間と一緒に死ねなかった」と悔やむ。主人公の敷島もPTSDと後悔に日々苛まれている。

そこに襲ってきた巨大怪獣ゴジラ。米国は助けてくれない。政府も何もできない(ソ連を刺激する)。そこで元海軍の軍人達と兵器開発のエンジニア/科学者、(中小)企業の人々がゴジラ打倒のプランを実行する。残っていた戦闘機・震電に乗ってゴジラを誘い出すのは元特攻隊員の敷島。

傷を負った者達、「まだ戦争が終わっていなかった」者達が自らの再生のために戦う。全員が一丸となって巨大怪物に立ち向かう話。


感動しますよ。


私は普段からあまり泣かないのですけどね。いやぼろぼろ大泣きしたわけではないけれど。色んな場面でじわっときた。様々な思いが心をよぎった。いい話です。

ゴジラの映画なのにテーマは「戦争の傷からの人々の再生」。

人物達は、元特攻隊員、整備士、海軍の軍人達と技術班、兵器開発の科学者と中小企業の人々…彼らは全員それぞれがたった数年前まで国を信じ命がけで敵と戦っていた人々。「お国のため」の言葉になんの躊躇もなかった人々。そんな彼らの「生きる理由と目的」は「敗戦」により行き場を失った。

敗戦、失望、無念、後悔、そして彼らの「人の命を大切にしなかった」政府への複雑な気持ちなどなど…まだ「終わっていない」様々な思いを胸に…人々はまた立ち上がる。今度の敵は究極の怪物。


そして見どころはもちろん最高のアクション。ゴジラとの戦闘シーンに燃える。これがもうただただ嬉しい。興奮する。

私はどっぷりと昭和の平和教育の育ちだけれど…しかしなんだろうねこれは。燃えますね。私の中の「男の心」がアクション・シーンに震え立つ。昔からそう。子供の頃にも火を吐く怪獣や戦闘機や馬の絵ばかり描いていた。だから私は燃えるのだこういう映画に。心がメラメラと燃える。心が震える。だからこの映画はもうたまらん。膝の上に置いた手を握り締め興奮に震えながら目を見開き口も開けてスクリーンを見る。

特に怪獣/怪物相手の戦闘シーンに燃える。人間の戦争は全く見たくないのだけれど、架空のモンスター相手は異様に燃える。嬉しくてたまらん。この映画は戦闘の名場面が沢山。やり過ぎないCGが自然でまるでこういう生き物が存在するかのようなリアリティ。すごくいい。



★ネタバレ注意



このゴジラはいいぞ~。海から頭を出して泳ぐ。まるで怒り狂ったカバが水の中を泳いで船を追いかけるようだ。怖いね~。あんな小さいボートはひとたまりもないぜ。

そして機雷をゴジラに送る人間達。ぉおお頑張れ。よしっ口に入った。敷島はコントロールがいい。命中! おっと~ゴジラは平気だ

そして上陸するゴジラ。上陸したゴジラはちょっとゆっくりです。ドスン、ドスンと歩く。大きな足が一歩一歩踏み出す様子がリアルでいい。そして熱線砲はすごいぞ。ためにためて…なんだか興奮しすぎてそのシーンをあまり覚えていない。巨大な雲が出ていたな。そうそう。敷島が浴びた黒い雨は大丈夫なのか。

典子は握力が強い。大人はあれほど長く鉄棒にぶら下がれないものなのですよ。典子はずいぶん長くぶら下がっていましたね。そして海に落下。しかしその後普通に街を歩いていて驚いた。典子は不死身。


今回は(どちらかと言えば)海の中を泳ぐゴジラのほうがいい。泳ぐゴジラが最高にいい。戦いの場が海の中だから戦艦が出てくるわけだな。いいですね~。

昔から「バトルシップ」とか「戦艦」という言葉に私は燃える。「艦隊」の言葉の響きもかっこいい。だからあのバトルシップが並ぶ場面にも超興奮。かっこいい。もうかっこよ過ぎて嬉しや嬉しや。いいですね~。船がゴジラに向かうシーンだったかな… ダダダッダダダッダダダダダダダ…とあのテーマソングが流れる。ぅおおおおお震えるほど興奮した。


作戦名は「海神作戦(わだつみさくせん)」。

作戦は途中まで成功かと思った。深海でゴジラが止まる。おっと息がとまったか。よし、次は東洋バルーンの浮上作戦開始。ものづくり日本の企業の力を見せてやれ。ところがまたゴジラが止まる。どうした。浮き上がる噛み切られた風船の端切れ。ぉおおおおおおお~敵もやりやがる。く~。

というわけでじゃあゴジラを引っ張り上げようぜ。戦艦が両側から引っ張る。うーんパワー不足か。そこでやってくる小型船隊~きたーっ!水島(山田裕貴)がやってきた。またまた興奮興奮大興奮。涙が出そうになる。

そして上がったゴジラ。水圧の変化…全然平気だったっぽい。


そして敷島/神木隆之介くんの大活躍。もう~これが無茶苦茶かっこいいのだ。震電に一人乗り巧みに機体を操ってゴジラを惑わせる。この飛行機の後ろから撮るカメラワークがも~~~燃える。かっこいいぞ。機体は下のゴジラを見下ろしながら降下。ガラスのドームの中の神木さんの頭。その向こうに海の中のゴジラが下で口を開けているひ~。この時の神木さんの戦闘モードの表情がもう素晴らしい素晴らしい素晴らしい。かっこいいぞかっこいいかっこいいかっこいい。

あ~しかし、この後彼が何をするつもりか観客はわかっているのだね涙。しかし敷島の心は変わらない。決死の覚悟でスピードを増す敷島。…もうこの辺りで涙じわじわうるうるが止められない… ヤメテ 涙じわじわ


そしてその衝撃の後…………


あっ ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ…やった~~~~。ぉおおおおおおお満面の笑顔。そうかそうかそうか、よくやった、よくやったよくやった。ありがとうありがとうありがとう。

感動するわ。整備士の橘(青木崇高)のメッセージがいい。ありがとうありがとう。

そう。これはとても大切なメッセージですよ。整備士・橘も彼の後悔「終わらなかった戦争」に決着をつける。



思いつく限りのありとあらゆる様々なOKボタンをことごとく押して押して押しまくった見事なストーリー。

戦争/過去の間違いを否定しながらも過去を侮辱することなく、戦後の時代になお漂う人々の複雑な心を無視することなく取り上げた上で、フィクションの敵「ゴジラ」を登場させることにより、戦後を生きる者達のロストソウルを救い、(彼らの)過去に囚われていたそれぞれの思いに決着をつけさせ、人々が次の時代へ繋がる自信を勝ち取る…人々の再生の物語。

「終われなかった者達」は思いを遂げ過去に決着をつける。彼らは国や誰かに強制されることなく自らの強い意志で立ち上がった(←これ大切)。そして脚本はまた、戦争に行かなかった若者・水島(山田裕貴)の軽口を敷島が諫めるシーンで、無知のために「戦闘に憧れること」への警告も忘れない。…これは世界に胸を張って売れるストーリー。なにもおかしくない。隙がない。本当によく練られた話だと思います。


どの角度から見ても(アクション、戦闘、役者の演技、コンセプト…)この映画は素晴らしい。私はまず怪獣映画としてゴジラの戦闘シーンに無茶苦茶興奮した。倒れ行く高雄の最後の頑張り…壮絶なシーンに泣く。そして戦う男・敷島の決死のシーンに泣いた。そして人々の再生の物語にも、様々なお題のOKボタンの正しさと細やかさに唸りつくす。

役者さんが皆素晴らしい。みんな上手い方々。勇ましい顔が本気の神木隆之介さん、昭和の美人女優風浜辺美波さん、艦長・堀田の田中美央さんの威厳と低音、兵器開発・野田の吉岡秀隆さんの頭脳の科学者ぶり、整備士・橘の青木崇高さんの漢、隣人・澄子の安藤サクラさんのリアリズム、軍人・秋津の佐々木蔵之介さんの動じない笑顔、元気印水島の山田裕貴さん…皆それぞれ心に残るシーンがある。いい役者さん達に拍手。屋上でリポートする記者の様子は1954年オリジナルゴジラへのオマージュですね。沢山の役者さん達皆様に拍手。


ちなみに米国人の旦那Aも最高にいい映画だったと言っている。劇場を出て最初に出た言葉は「これほどいい映画は久しぶりに見た」。ゴジラが最高にかっこよくて最高にクール。大変興奮したそうだ。
今どきのハリウッド映画(ヒーローもの等)は映画全部がノンストップの全力疾走で休む暇もないが、この映画は緩急のバランスがよく(敷島の家の静かなシーンとゴジラのバトルシーンの違い)映画として見やすい。
そして登場人物達が昭和の映画の人物達のようにリアルだと感じたそう。普段は普通のおじさんたちが、戦うシーンになると強い男達に変わって真剣に戦う。彼らの世代こそが戦後の日本を立て直した人達だと納得する。素晴らしい映画。大変満足したそうだ。


この映画は、コロナが終わって初めて劇場で見た映画。やっと映画館に帰ってこれた。いい記念の映画になりました。最高にいい映画を見れてよかったです。


記念にうちのゴジラ猫
  


2023年12月24日日曜日

Season’s Greetings 2023



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🎄🎄🎄 Happy Holidays !!!🎄🎄🎄

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今年は木の下にモノがある


年末のイベント・シーズンでございます。時間の過ぎるのが恐ろしいほど早い。今年も年末がやってきた。旦那Aも年末年始は休暇。しばらくブログを休んでだらだらしたり自転車に乗ったりしようと思います。
それではまた~ 💕 

Have a wonderful holiday season~

🎄🌴🎄🌴🎄🎄🌴🎄🎄🌴🎄🌴🎄

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2023年12月22日金曜日

TBS 日曜劇場『下剋上球児』第10話/最終話



TBS 日曜劇場『下剋上球児』。日本での放送は2023年10月15日から。TV Japanにて。


今見終わった。よかった~。面白かった。なによりも若い俳優さん達の野球の場面がいい。珠玉。本当にいい俳優さん達だ。彼らのことはきっと忘れない。

まずこのドラマで初めて出会った若い俳優さん達の名前をメモしておこう。私が気合を入れて見たのが第9話と10話なので印象に残った2018年の3年生の選手達。

犬塚翔(中沢元紀) エース・ピッチャーの翔くん。
椿谷真倫(伊藤あさひ) 目の大きな細面のキャプテン
久我原篤史(橘 優輝)カールロン毛の俊足
根室知廣(兵頭功海) ハンサムな悩み多いピッチャー
楡伸次郎(生田俊平) がっしり本物の球児っぽい
日沖壮磨(小林虎之介) 坊主頭のキャッチャーかわいい

みんな素晴らしかったです。本物の選手のようだった。本当の野球の試合を見ているようにドキドキした。彼らの輝きが見れたことがこのドラマの一番よかったところ。皆さん表情が素晴らしい。いい役者さん達。瑞々しい。この若者達のこれからのご活躍を楽しみにしてます。

役者さん達の表情や動きが素晴らしいのは、撮影のスタッフの方々にスポーツを印象的に撮る技があったのだろうと思う。臨場感のある野球のシーンに興奮しました。人物達の繊細な表情の変化を捉えるカメラも編集も素晴らしかった。例えば翔君と根室君の繊細な表情の変化。彼らは試合中と普段の表情が全く違う。それを捉えるカメラもすごいし、その一瞬の表情の変化を効果的に使う編集も素晴らしい。



★ネタバレ注意






県大会の決勝での勝利の後、遠征の資金集めの様子を描き、場面が切り替わって2023年の様子。おっと変化球がきた。その後の選手達の様子は同窓会で描かれる。なるほどな~そういう描き方なのか~。いいと思う。皆それぞれの道を歩んでいるのね。感慨深い。

甲子園での試合の内容はドラマでは描いていない。出場した8月11日のその日、選手たちが球場に入場して観客の歓声を聞くシーンに感動する。皆よかったね。よかったよかった。そして次の場面では試合が終わって、スローモーションの映像の中の選手達。後ろに映ったスコアボードの数字は……。あ~…そうか~。そうだったのか~。それでも選手たちに悔いはなさそうだ。みんないい表情。すごくいい場面だと思った。そうだね。人生は色々ある。でも彼らが甲子園に行ったのは事実。な~んてまた感動してしまう。

というわけで最終話もよかった。第9話と第10話ですっかり選手達のファンになってしまった。


全体のことを少し。

このドラマは中心に据える話を間違えたのではないかと思う。私は第9話でやっとスイッチが入った者なのであまり大きなことは言えないが、だからこそその理由を書いておこうと思う。私が第9話でやっとスイッチが入った理由は、選手達の野球の試合の様子が素晴らしかったから。若い俳優さん達の頑張りが素敵だったから。皆の真剣な表情がかっこいいと思ったから。だから彼らのことをもっとしっかりと最初から見ていればよかったと今少し後悔している。

問題はこのドラマのフォーカルポイントが野球選手達ではなかったこと。高校野球の話でありながら、ドラマのフォーカルポイントは南雲先生(鈴木亮平)の偽教員免許の話。実はそのせいで私はドラマの途中で少し興味を失った。それから犬塚おじい(小日向文世)のスポンサーシップ云々の話もあった。高校野球の話なのに先生の話や父兄の話の割合が多くていったいこれはなんの話なのだろうと戸惑った。一時期気持ちが離れてしまい、もしかしたら途中で脱落するかもと思った。

見続けてよかった。

だからもったいないと思ったのよ。もし最初から高校生達一人一人をそれぞれを深く掘り下げて、彼らをメインにして皆それぞれのストーリーがありながらも最後は甲子園に立つ…みたいな話にすればもっと感動したと思う。越山高校の野球部の選手達のことをもっと知りたかった。

おそらく制作的には、そしてテレビ局としては、まず有名な俳優さん達を主に持ってきて「視聴者の興味を引く」という意図があったのだろうと思う。確かに私もそれで興味を持ったのは事実。しかし実際にドラマを見たら、有名な俳優さん達よりも若い俳優さん達の方が魅力的に見えてしまっていた。

もちろん鈴木さんを始めとする全ての俳優さん達も皆素晴らしかったです。問題は話の構成。このドラマが何を描きたいのかが途中でわかり辛くなっていたと思う。


それにしてもあの若い男の子達の輝きはなんだろう。みんないい。もし彼らを話の中心として描いていたら、あの俳優さん達はもっと大人気のスターになったんじゃないかと思わずにはいられない。

彼らに出会えてよかった。これからも期待してます。


2023年12月21日木曜日

TSHA, Ellie Goulding & Gregory Porter – Somebody (2023)



若者の孤独



TSHA, Ellie Goulding & Gregory Porter – Somebody (2023)
Somebody – Single
TSHA, Ellie Goulding, Gregory Porter
Released: September 14, 2023
℗ 2023 Ninja Tune



先週からかな?英国のcommercial pop club chartに入っていた。

この歌のテーマは孤独。コロナがあってから辛い思いをしている若い人が多いのだろうと思う。近年孤独や生きづらさをテーマにした曲、それから辛い思いをしている人に寄り添う歌詞の歌が多いと思う。この歌も若者から共感を得ているのだろう。

少し前に取り上げた Jorja Smith - Falling or flying (2023) と同様、音の雰囲気は大人なのだけれど、作曲のメインのTSHAさんはまだかなり若いお方ではないかと思う。


★TSHA
ロンドンの女性Music Producer。このビデオの真ん中の若い女性。2019年にEP『Moonlight』をリリース。それが様々なメディアで高く評価された。2022にはアルバム『Capricorn Sun』、今年10月にはEP 『Flowers』をリリース。今大変期待されている若いアーティストだそう。

★Ellie Goulding
Elena Jane Goulding さん。英国のシンガーソングライター。1986年生まれ。デビューは2009年。今までに出したアルバムは5枚。ほとんどが英国で1位を取ったよく売れているアーティスト。ダンスチャートでもよく名前を見かけるお方。

★Gregory Porter
米国のシンガーソングライター。1971年生まれ。ジャンルはJazz、blues、soul、gospel。カリフォルニア出身でニューヨークに移住。2010年にデビューアルバム『Water』をリリース。今までにグラミー賞のBest Jazz Vocal Albumを2度受賞。


歌詞の…Silly bones、Singing wings…は旦那Aによると一人で浮かれている様子だそうだけれど訳が難しい。Singing wingsは私は鳥かと思った。City's been getting to me は bothered byと同じ…のようなもの



Somebody
TSHA, Ellie Goulding, Gregory Porter
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[Intro]
切実に 誰か 誰かが 必要
私には 誰か 切実に 誰かが 必要


[Verse 1: Ellie Goulding]
自分の年齢よりも 年を取ったように感じる
でもそうじゃない? 家にずっと籠っていると 
身体が 周り中にバラバラになって
立ち上がって 眩暈がしそう
正気さと 純粋さと
おかしくなって たった一人で踊っている 
街が ずっと私を捉えてきた
私を悩ませている 

[Pre-Chorus: Ellie Goulding]
もう何も隠すものはない 
努力すれば私の外見もまだ大丈夫
以前私が誰だったのかもわからない 
それでも問題の火を消そうとしている
このごろは世界がどうなのかもわからない, yeah
でも私には 切実に 誰か 誰かが必要

[Chorus: Gregory Porter & Ellie Goulding]
切実に 誰か 誰かが 必要
私には 誰か 誰かが 必要
誰か 誰かが 必要
私には 切実に 誰か 誰かが 必要


[Verse 2: Ellie Goulding]
私に必要なのは 物事の明確さ
歌う翼 全てを思い起こさせる 
私は自分の殻の中に 貼り付けられていた
暫くの間
あなたの呼吸の仕方に 嫉妬する
上機嫌で 悪びれない様子に
あなたの不在が ずっと私を捉えてきた
私を悩ませている

[Pre-Chorus: Ellie Goulding, Ellie Goulding & Gregory Porter]
もう何も隠すものはない 
努力すれば私の外見もまだ大丈夫
以前私が誰だったのかもわからない 
それでも問題の火を消そうとしている
このごろは世界がどうなのかもわからない, yeah
でも私には 切実に 誰か 誰かが必要

[Chorus: Gregory Porter & Ellie Goulding]
切実に 誰か 誰かが 必要
私には 誰か 誰かが 必要
誰か 誰かが 必要
私には 切実に 誰か 誰かが 必要

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Written By TSHA, Ellie Goulding & MAFRO





2023年12月19日火曜日

映画『アダムス・ファミリー2/Addams family Values』(1993):はみ出し者の幸せ そしてはみ出し者の逆襲!いいぞもっとやれ






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『 Addams family Values (1993)/米/カラー
/1h 34m/監督:Barry Sonnenfeld』
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この映画はたぶんもう5、6回は見ている。最初に見たのは90年代にビデオ屋でレンタルした時。私は20代で独身の東京住まい。笑った笑った。なんだろうこの面白さ。何度も大声で笑った。

それから後はテレビで放送になったものを何度か見た。そして数日前、またテレビをつけたらやっていたので録画。途中からだけれど旦那Aと再度鑑賞。また笑う。わかっているのにゲラゲラ笑う笑う。

やっぱりこの映画が好きだ。なんだこの愛着は。なぜこんなにおかしいのだろうこの映画。何度見ても笑う。(今まで考えたこともなかったけれど)この映画、間違いなく私のフェイバリット映画リストに入る…とあらためて思った。


キャラクター達が愛しくて愛しくてたまらん。アダムスさんちの家族がみんな好きだ。

ウェンズデーちゃん。クリスティーナ・リッチさんの女優魂。撮影時には12歳ぐらいだったのだろうか。それほど若い年齢であのブラックユーモアの中身を完璧に理解して演じていることに舌を巻く。いや…もう本当にすごいと思うぞ。あのウェンズデーちゃんは見事。本当にお見事。

ダンディーなゴメスさんは色男。モーティシアさんはエレガント。フェスタ叔父さんはかわいい。地味なウェンズデーちゃんの弟パグズリー君。髭の映えた赤ちゃん。みんなみんないい。そして彼らは幸せなんだよな。みんな変だけど幸せな家族なのね。

そしてファミリーへの侵入者・悪女のデビーが最高。おもしろいわ~ジョーン・キューザック。全力投球の力技。デビーを見て笑えない人はいないと思う。彼女はこのデビー役でアカデミー賞を取るべきだった!最高、最高やで!綺麗でかっこいいしセクシー…なのに毎回彼女が出てくるたびに爆笑。なんだなんだなんだ…これは。デビーのキャラは脳の知覚リミットを超える面白さだと思います。



これ「はみ出し者」の映画なのですよね。全員がはみ出し者。変な人々。だからなのだろうな、私がこの映画が好きなのは。きっとそうだ。

人間の生きづらさは、環境の中での自分の位置が定まらないこと、または自分で自分のアイデンティティの把握が難しいと感じる時だろう。私は誰?どうすれば居心地よくこの場に属することができるのか?…それに悩む時、人は生きづらさを感じる。


はみ出し者とはなんらかの理由で世の中の「まっとう」からはずれた人

そしてまたはみ出し者とは、他人の自分に対する妙な反応を見て「自分ははみ出し者に違いない」と自意識を持った人

なんらかの理由で、本人が自分をまっとうだと思えない、まっとうになりたいけれどなれない、それとも本来まっとうなはずの自分の中に「異なるもの」を見つけてそれを否定できない者。

…そんな風に考えれば「世の中の多くの人々はなんらかの理由で皆はみ出し者だと考えることもできる」


重要なのは当事者がそのような自意識のために苦しんでいるのかどうか。もし本人が「人と違うこと」に苦しまないのであれば、はみ出し者にはなんの問題もなし。「変わり者」や「はみ出し者」が周りにあたたかく受け入れられ、その場に居心地よくいられるのなら、はみ出し者であっても幸せになれる。

アダムス・ファミリーとは、そのような少し「普通じゃない人々」が幸せに暮らしている話なのだろう。だから彼らを見ていると私もなんだか嬉しくなる。


世の中の多くの人々は皆なんらかの理由ではみ出し者だと考えることもできる」

しかし人の歴史は、常に「正しい者」「正統な者」「まっとうな者」を世の中の「正義」だとしてきた。個人が、人生のある時期に「もしかしたら自分はまっとうではないのかもしれない」と思う時、それが苦しみを生み出すこともある。


この映画が面白いのはこの映画の真ん中あたり…子供たちのサマーキャンプのシーンで、この映画がいかにも「アメリカのスタンダードで保守的なまっとうな正義の人々」を、もう身も蓋もないほどとことんバカにしつくして悪者に仕立て上げ笑いものにしていること。驚くほどに辛辣に 笑。

ルーザー達の大逆襲!…それがあのウェンズデーとパグズリーの送られたサマーキャンプでの出来事。


私がアメリカの「まっとうな人」と結婚してもう25年以上が過ぎた。まっとうな男・旦那Aを通してアメリカの「スタンダードで保守的な正義の人々」にも触れた。今の私は「まっとうなアメリカの人々」を十分知っているので、この映画の捻くれ具合に…もうこらえ切れず大爆笑。笑いがとまらん。だって私は間違いなくルーザーの側だものへっへへへへ。

いいと思いますよ。まっとうな人々。彼らは常に正しいし実際彼らからは学ぶことも多い。だけどま~なんというか…彼らはつまんない人々なのよ。常に「正しく」あろうとして型にはまっているから、彼らに関することは全てが凡庸。あまりそこは非難しちゃいけないんだろうな。それはいいんだけれど…。 

しかし………人によるけれど………アメリカの正義な人の中には超排他的な人々がいる。正義を振りかざす人々。自分たちが世界で一番優れていて、何も間違っていないと自信満々、胸を張って正義を振りかざす高身長にブロンドで青い目の人々。そのようなアメリカの正義の人々は、きっとアジア人で外国人で見るからにはみ出し者の私の存在が気に入らないのだろうと思う。…上等じゃねえか ですね。そのような方々はいつまでも一生トウモロコシ畑で芋を焼いていればよろしい。

そのような人々と不幸にも交流があったものだから、私は己のはみ出し具合をますます意識せざるをえなかった…本当にアンラッキーなめぐりあわせ。だからこの『アダムス・ファミリー2』をもう一度見て、その内容の「アメリカの正義」への辛辣な非難にあらためて驚き、そして嬉しくて嬉しくて嬉しくてたまらんたまらんたまらんうひゃひゃひゃひゃ…。いいぞ!もっとやれ!もう楽しくてしょうがない。溜飲を下げるとはこういうことだろうね。 旦那Aも笑っているのですけど。あなた元々あちら側の人じゃん 笑。 ちなみに旦那Aは私が「正義の人々」に文句ブーブーなことをよく理解している。

サマーキャンプでのウェンズデー姉弟の矯正洗脳の場面で『サウンド・オブ・ミュージック』の曲が流れて私は膝を叩いて大喜び。ワタクシあの映画があまり好きではない。一方的な正義礼賛の映画。旦那Aに出会った頃「私あの映画見たことないよ」と言ったらものすごく驚かれた。そんなあなたたちのスタンダード、しらんがな。…そんなことも思い出して今回二人で大笑い。


少し個人的な思いで、サマーキャンプの事ばかり書いたけれど、映画全体もとても面白いです。ジョーン・キューザックには毎回爆笑する。いい映画です。

実はこの映画の後で1991年リリースの『アダムス・ファミリー』も見たけれどほとんど記憶がない。『2』の方が面白いです。


はみ出し者の映画には心惹かれる。『アダムス・ファミリー』シリーズも、『ロッキー・ホラー・ショー』も『シザーハンズ』も『ナイトメア・ビフォー・クリスマス』その他ティム・バートンの映画もみんな好きだわ。『グレーテスト・ショーマン』にも泣いたな。


それにしてもこれだけ「正義のアメリカ」を嘲笑している映画なのに、アメリカでそのことに文句を言っている感想をあまり見かけないのは不思議。もっと文句が出そうなのにね。昔の映画だから知らないのかな。


2023年12月18日月曜日

映画『DC がんばれ!スーパーペット/DC League of Super-Pets』(2022):実験用モルモットの怒りの炎






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『DC League of Super-Pets (2022)/米・豪/カラー
/1h 45m/監督:Jared Stern, Sam J. Levine』
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週末にテレビでやっていたのをたまたま見つけてそのまま見始めた。最初の5分くらいは見逃したのだろうと思うがそのまま見た。

可もなく不可もなく。特に傑作でもないが悪くもない。深く考えさせられるわけでもないが十分かわいいし楽しめる。何よりも尺が長くないので気負わずに見れる。それがいい。

中だるみする場面はあったと思う。ペット達が集まってネタをわちゃわちゃしているところは少しスローに感じた。他愛ないジョークに浅く笑う。全体に悪くはないのだが、心がドキドキして驚いてときめくほどではなかった。十分面白いけど。


一番驚いたのは、悪役・裸のモルモットが最後にオレンジのクリプトナイトを血管だか神経系だかに取り入れて巨大化、狂暴化する様子。その狂暴化、巨大化のエネルギーがすごい。本当に大変な破壊力だ笑。オレンジに燃え上ってどんどん大きくなり、周り中のものを燃えつくす。その様子がものすごかった。私は近年のヒーローものの映画をほとんど見ていないので、こういう映像の魔法には驚く。


様々なDC系のヒーロー達が一応出ているのだけれど、私にわかるのは大昔のクリストファー・リーブのスーパーマンと初期マイケル・キートンのバットマン。両方とも1980年代の映画。ずいぶん昔だ。バットマン・シリーズは後からも沢山出たけれどあまりピンとこなかった。ゴメンネ。

そもそもこの映画はあくまでもペット達が主人公。スーパーヒーロー達はペット達に救われるのみでほとんど出てこない。

というわけでDCコミックにあまり思い入れも無くさらっと見たけれど、お気楽におうちで見るには楽しかったです。最後はヒーロー達にそれぞれペットが出来てよかったネ。

そうだ…そういえば、劇中の音楽が昔の洋楽ヒット曲なのがおかしい。もしかして年寄りの音楽趣味?上のトレイラーにもサバイバーの「アイ・オブ・ザ・タイガー」とハウスオブペインの「ジャンプアラウンド」が流れているし、ヨーロッパの「ファイナルカウントダウン」とプロディジーの「ファイアー・スターター」も劇中に流れたと思う。なんで?笑

声優に大物の俳優さん達を使っているのに驚いた。バットマンがキアヌ・リーブスとは全然わからなかったぜ。



お猫様H:幸せの風景





朝、メインのベッドルームから出て猫部屋のベッドに移動。お腹にiPadを乗せてニュースなどを見ていると猫さんがやってきて「遊んでよ」と催促。「もう少し待って、もうちょっとまって…」と撫でれば猫さんは噛む。蹴る。人間はそのままうとうと寝てしまう。次に目を開けたら猫さんも隣で寝落ちしていた。

今まで色んな場所に行って色んなものを見たけれど、たぶん幸せの風景とはこういうものだ…とこの写真を撮りながら思った。この瞬間が私の一番幸せな時なのだと。


2023年12月17日日曜日

Superfly – Ashes (2023)・TBC「下剋上球児」主題歌



かっこいい



Superfly – Ashes (2023)
Ashes – Single
Superfly
Released: November 5, 2023
A UNIVERSAL SIGMA release; ℗ 2023 UNIVERSAL MUSIC LLC



TBS 日曜劇場『下剋上球児』の主題歌、Superflyさんの「Ashes」。いい曲です。かっこいい曲。毎回一番盛り上がるところでこの曲がかかる。誰が歌っているのだろうと思っていた。バックの音がバンドの音なのでバンドの曲かと思っていた。調べたらなんと Superfly さん!!!あっ…このお方は上手いお方。伸びる声。あ~そうか~と何度もうなずく。さすがです。

冒頭からアレンジがクリアで非常に気持ちのいい音。楽器の音と声がクリアに聴こえる。だからバンドの曲だろうと思っていた。普段EDMばかり聴いている私の耳にはとても気持ちいい。


それにしてもこの高校野球のドラマの一番熱くなる場面で流れるこの曲、毎回いいと思う。毎回この曲が流れると泣きそうになる。
 

日曜劇場『#下剋上球児』×Superfly「Ashes」
スペシャルコラボMV【TBS】


そして2日前最終回直前にアップされたドラマとのコラボのビデオ。いい。素晴らしい素晴らしい素晴らしい。もうこれを見ながら泣いてるもんね。

なんとかっこいいビデオ。ひとりひとり選手達の真剣な表情が本当にいい。みんな輝いてる。なんと素晴らしい。カメラワークも最高。スローモーションと速いスピードの組み合わせ。編集も最高。若い人達が何かに真剣に打ち込む姿は本当に美しい。みんな悩みながら頑張ってる。感動する。また第9話の録画を見直そう💕


日本では昨日最終回が放送されたらしい。
ここはもうすぐ。楽しみ。




2023年12月15日金曜日

TBS 日曜劇場『下剋上球児』第9話



またまたいいドラマをメモ。
現在放送中のTBS 日曜劇場『下剋上球児』。日本での放送は2023年10月15日から。ここではTV Japanにて。


第9話の準決勝の回がとてもよかった。若い俳優さん達がとてもいい。なんと瑞々しい若者達。彼らの試合の場面が非常に生々しくリアルなので感心して調べたら、皆さん野球の経験のある俳優さん達だったのですね。なるほどやっぱりそうなんだ。

彼らの試合の様子が素晴らしかった。このドラマは様々な野球以外の話も多くて(特に無免許の教師の話などなど)実はなかなか話に集中できなかったのだけれど、この準決勝の試合は良かったぞ。この回は9話のほぼ全部を使って準決勝の試合を描いていて、本当の試合を見ているような気になった。興奮しました。いいね。


準決勝の日。最初にエース・翔くん(中沢元紀)をスタメンからはずし、根室くん(兵頭功海)を投げさせるところからドキドキ。これは爺ちゃん(小日向文世)が怒るぞ。

それにしても根室くんの兵頭さんはいい。このお方は野球をやってましたね…と調べたら彼は「福岡県で準優勝したほどの実力校出身で、投手を務めていた(Wikipedia)」とあった。やっぱり。ところで今TV JapanではWOWOWのドラマ『ドラフトキング』もやっているのだけれど、この兵頭さんはその野球ドラマにも出ています。

そして始まった試合。全編面白かった。編集やカメラの撮り方で臨場感があってすごくよかった。今までいろいろとあった選手達が皆真剣に試合をしていて皆輝いていた。皆かっこよかった。展開も興奮した。

選手達それぞれの表情が本当に素晴らしい。皆試合中の真剣な表情が本当にいい。あれは素の表情をカメラが捉えているのだろうと思う。演技に見えない。


そしてもちろん南雲監督(鈴木亮平)。このドラマで鈴木亮平さんの印象が私の中で変わりました。鈴木さんの今までの印象はどちらかと言えばジェントル・ジャイアント。とにかく紳士的なお方という印象。そしてすぐ泣く(『西郷どん』で思った)。鈴木さんは大柄で紳士的で気配りの人で優しいお父さんタイプでちょっと涙もろい?…そのような印象だったのだけれど、このドラマの試合中の鈴木さんの荒々しさは印象が違う。真剣に怒って怒鳴ってガミガミ言っている。それがいい。とてもいい。

そうなのよ。鈴木さんは普段は優男なので最初は、野球の監督ってどうなのよ?と思った。そしてまたこのドラマは無免許の教師の話もあって、南雲さんが恐縮したり悩んだり泣いたりする場面も沢山あるのだけれど…。しかし試合が始まったら激しいぞ。いいじゃん。昭和のスポ根の先生みたい。南雲監督の真剣さがいい。彼の熱意を受け取って生徒たちも真剣に戦っていた。

そして翔君くんが出てきて…。ひゃ~最後は興奮したわね。


この試合のシーンはどうやって撮ったのだろうと思った。最初に脚本があって、それに沿ってヒットやゴロやスコアの場面を演じて撮ったのだろうと思うけれど、試合の臨場感がすごくて本物の試合を見ているようで面白かったです。

そんなわけで、第9話の試合が大変良かったので記録します。
面白かったわ。

野球いいね。


Superfly – Ashes (2023) TBC「下剋上球児」主題歌


2023年12月13日水曜日

日本テレビ 水曜ドラマ『コタツがない家』第8話 シン・嫉妬怪獣



日本テレビ系の水曜ドラマ『コタツがない家』。TV Japanにて。
日本での放送は2023年10月18日より。


ますます面白い深堀家。人物達に愛着が沸いて毎週楽しみに見てます。すっかりはまった。この8話もすごくいい回だったので感想をメモしておこう。


●山神達男/小林薫
まずこのお父さん/爺ちゃんが最高にいい。愛着が沸いた。彼から目が離せない。この爺ちゃんがかわい過ぎ。昔の昭和のオヤジですね。頑固で自分勝手。自己中。それなのにこのかわいさはなんだろう?微笑ましいのよこのお父さんは。小林薫さんの表情の変化が最高に面白い。まつげもかわいい。
このお父さん、奥さん清美/お母さん(高橋惠子)に離婚を切り出されて別れたけれど今でも未練たらたら。お母さんにボーイフレンドが出来たらすごく狼狽える。娘・万里江(小池栄子)に叱られて家を飛び出し近所の焼き鳥屋で飲んでいたら、後から娘もやってきた。そこでの反省トークもかわいい。落ち込んでしょぼしょぼしてる。

その焼き鳥屋の場面がいい。娘が言う「私がいるじゃないか」…これはね~お父さん、すご~く嬉しいと思いますよ。本当に嬉しいと思う。すごくいい場面。いい話。
このお父さんは奥さんから突然離婚を告げられて、ガールフレンドにも捨てられて、実はとても寂しいと思う。実はとても不安なのだと思う。そんな時に娘が「私がいるじゃない」…これは本当に嬉しいぞ。

そしてこの時の小池栄子さんが本当に綺麗。すごいね。小林薫さんと小池さんのシーンが毎回とてもいい。お二人ともすごく自然。お互いの愛情を感じる。父と娘のいいケミストリー。

なんかさ…この小林薫の昭和オヤジは…うちの父を思い出すのよ。懐かしいわ。父も昭和の不器用な頑固オヤジだったけれどかわいかった。だからこのドラマのお父さんが出てくるとすごく嬉しい。


●息子・深堀順基(作間龍斗)
息子も面白い。前の感想で「高校生がここまで口が立つことはないだろう」と書いたのだけれど、だからこそそれがいいキャラになっている。高校生のキャラが親と完全に同レベルでぽんぽん歯に衣を着せず喋っているのが面白い。親子なのに友達のような関係。今の子供は親とこれほどまでに同レベルになれるのか?

もうずいぶん昔の話だけれど、私は親と年が離れていて親と子の関係が完全に上下関係だったので、高校の頃は親に反抗も口答えも許されず、そのせいでずいぶん長い間心に怒りをため込んだ(だから反抗期が長引いた。40歳ぐらいで反抗した。あまりよくなかった)ので、このドラマの親と子の関係はすごく新鮮。なんかいいな~と思って見ている。親子もこれぐらい早い時期から上下関係なく正直に会話が出来たら、関係がこじれることもないと思う。私はいいと思う。現実の今の親子はどうなのだろうね。

あ…そうだ順基といえば、前回第7話のガールフレンドとの話で、れいらちゃんが「どうなの?」と順基に問い「今も好きだ」と言われて戸惑った後で、彼女が「あたしも~💕」と言った場面がものすごくかわいかった。にやにやした。


●夫・深堀悠作(吉岡秀隆)
んま~このキャラのだらしのなさは秀逸ですよ笑。すごいわ笑笑。 今回、友人テツオ(安田顕)を訪ねて一晩中コタツでだらだら飲み明かす。その風景が学生時代のノリそのまんま。昭和の学生のノリだ。途中でプロレスごっこを始めるし笑。コタツで窓の外がしらじらと白んで夜が明けるまでだらだら飲む。それがすご~くリアル。こういう場面を久しぶりに見た。私も学生時代を思い出した。モテない女ばかりで誰かのアパートに集まって夜通し闇鍋をやった。懐かしいね。

そしてこのシーンを見て思った。優作が11年間も漫画が描けなかったのは、もしかしたら奥さんの建てた家の居心地が良すぎるからではないか。家が綺麗すぎるからではないか。…それが「コタツがない家」ということではないか。あんなに綺麗な家に住んでいると創造力が衰えるのかもね。もしかしたら築40年以上のアパートを借りてむさ苦しい仕事部屋にした方が悠作に創作意欲が沸くかもと思った笑。

悠作の絵を見ていると1980年頃のヘタウマを思い出すのですよ。湯村輝彦さんとか蛭子能収さんとか、みうらじゅんさんとか…あの頃の絵。あの頃のイラストに雰囲気が似ている。昭和のサブカル…だから昭和風味のコタツのシーンにも納得した。


うだうだ書いてますけど思ったことをメモします。このドラマも癖になった。皆に愛着がわいたわ。あ~家族はいいな~。





2023年12月12日火曜日

Hix, Raphi - Come On Over (2023)



良曲



Hix, Raphi - Come On Over (2023)
Come On Over – Single
Hix, Raphi
Released: July 7, 2023
℗ 2023 Casual Jam Records


これもしばらく前に英ダンスチャートに入っていた。これもキャッチー。英国のダンスチャートには曲のみの良さでチャートに上がってくる曲が結構あっておもしろい。既に名の知られたスターのパワーで曲が売れるのではなく、単純に曲の良さで売れる。いいことです。
スターのパワーで売れる曲ほど全体の印象は強くないけれど、そういうちょっといい曲をここでは拾って記録していきたい。


★(DJ) Hix
英国・北アイルランドのDJ、radio presenter、music producer。2002年からDJ活動を開始し、ベルファーストのクラブで演奏。後にBBC 1Xtraのラジオのホストに招待される。その後も様々なラジオショーのホストを務める。2021年にはproducerとしてWarner Recordsと契約。いくつかのヒット曲をリリース。現在北アイルランドやアイルランドと英国、その他欧州各地のクラブでDJとして活動中。

★Raphi
キプロス共和国生まれ英国ロンドン育ちの女性アーティスト、ソングライター、DJ。The BRIT Schoolを卒業。今までに作曲で多くのアーティストに曲を提供。2018年からソロとして活動。



Come On Over
Hix, Raphi
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深い愛の中 私達は見つけた
驚くほどに
そしてあなたは私の心を盗んだ
私達は縛られている
「私達」のない未来が見えない

愛は私達に共通のもの
なぜなら 手放すには美しすぎるから
私達の信頼の上に築かれたもの 私は決して諦めない
聞いて 私がそれを言葉にする時は

Baby 今夜うちに来て
私達はきっと大丈夫
私の心を受け止めて
そこから始めましょう
Baby 今夜うちに来て
私達はきっと大丈夫
私の心を受け止めて
そこから始めましょう

Baby うちに来て

Baby come on over
こちらにきて

Baby 今夜うちに来て
私達はきっと大丈夫
私の心を受け止めて
そこから始めましょう
Baby 今夜うちに来て
私達はきっと大丈夫
私の心を受け止めて
そこから始めましょう


愛は深く 私を襲う
あなたに側にいて欲しい
一晩中 あなたを感じていたい
毎日 あなた無しで過ごしたら
またあなたを恋しがるのが辛くなる

愛は私達に共通のもの
なぜなら 手放すには美しすぎるから
私達の信頼の上に築かれたもの 私は決して諦めない
聞いて 私がそれを言葉にする時は

Baby 今夜うちに来て
私達はきっと大丈夫
私の心を受け止めて
そこから始めましょう


Baby 今夜うちに来て
私達はきっと大丈夫
私の心を受け止めて
そこから始めましょう

Baby うちに来て
こちらにきて
Baby come on over
Come on over


Baby 今夜うちに来て
私達はきっと大丈夫
私の心を受け止めて
そこから始めましょう
Baby 今夜うちに来て
私達はきっと大丈夫
私の心を受け止めて
そこから始めましょう

Baby うちに来て
私達はきっと
こちらにきて
受け取って
こちらにきて
私達はきっと
こちらにきて
そこから始めましょう
Baby うちに来て


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Songwriters: Anders Sven Bagge / Arnthor Birgisson / Samantha Tamanye Anne Mumba / Raphi



2023年12月11日月曜日

Chaney Feat. Roseau - Don't Let Go (2023)



80年代を思い出す



Chaney Feat. Roseau - Don't Let Go (2023)
Don't Let Go – Single
Chaney
Released: September 8, 2023
℗ 2023 D4 D4NCE



これは少し前に英国のダンスチャートに入っていた。シンセの音の質感が英国 80年代中期のシンセポップの音かな。Depeche ModeとかBronski Beat、Soft Cell…あのあたりか。私はあまり詳しくないのですけど。…あ そうだ Human Leagueだ。ヒューマンリーグを忘れてはいけない。たぶんあの頃の音。最近80年代風の音を使った曲が多い。印象的なドラムのスネアの音は1990年頃の音か。


★Chaney
Theo Altieriさん。英国のDJ/Producer。ロンドンの西・Swindonの出身。たぶん2000年頃の生まれ。まだ20代前半らしい。子供の頃からドラムやギターを演奏しバンドでもプレイしていた。18歳でプロのソングライターとしてレーベルと契約。その頃ダンス曲に目覚めローカル Swindonのパブやクラブのレギュラーとしてプレイしながら作曲を続けたそう。若手として注目されているそうだ。

Roseau
Kerry Leathamさん。英国 Colchester, Essex出身の singer/songwriter/producer。1985年生まれ。現在ロンドン在住。バンドを経てソロへ。2015年にアルバム『Salt』をリリース。



Don't Let Go
Chaney Feat. Roseau
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あなたが私に近づくたび
エネルギーの火花を感じる
あなたが私にキスするとき
まるでドラッグのよう
中毒のように欲しくなる

私達が深入りしそうになるたび
あなたは私からひいて遠ざかる
あなたは安全よ 約束する
でもあなたは私から遠ざかる

手放さないで
あなたの心は安全だから
ただ私から離れないで
あなたが行ったことのない場所へ連れて行くから

手放さないで
あなたの心は安全だから
ただ私から離れないで
あなたが行ったことのない場所へ連れて行くから


あなたが私に触れるたび
私の心臓の鼓動が速まるのを感じる
私の好きな場所はあなた
あなたも私を求めているでしょ

私達が深入りしそうになるたび
あなたは私からひいて遠ざかる
あなたは安全よ 約束する
でもあなたは私から遠ざかる

手放さないで
あなたの心は安全だから
ただ私につかまっていて
あなたが行ったことのない場所へ連れて行くから

手放さないで
あなたの心は安全だから
ただ私から離れないで
あなたが行ったことのない場所へ連れて行くから

手放さないで
あなたの心は安全だから
ただ私から離れないで
あなたが行ったことのない場所へ連れて行くから

手放さないで
ただ私から離れないで

-----------------------------------------------------------------
Written By Theo Lyndon Altieri, Kerry Leatham


2023年12月9日土曜日

MLB★大谷さんドジャーズ決定!


OMG OMG OMG

ぅおおおおおおおおおおおおおおおおぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ


おめでとうございます💕

今から10分程前、大谷さんのインスタに発表になった模様。
今ワイハは午前10時20分ぐらい?
LAの今はお昼過ぎかな。12時半くらい

ドジャースでございます!

大谷っちは西海岸にいてくれました。😊😊😊
よしよしよしよし。

やっぱりあったかいところがいいね
はぁ これでテレビ放送の時間帯も変わらずに見れる

さてドジャーステレビを調べるかな…


2023年12月8日金曜日

MLB★フレッチが行ってしまっち…



本日、
エンゼルスのデビッド・フレッチャー選手がブレーブスに移籍することになりました。

ぅわぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁ…

海亀茫然自失

とりあえずはワタクシのリアクションを描く
時間があったら後で似顔絵を描くかも
追記
絵描いた

小柄で普通っぽいのがいいのね💕 スキ スキ


日記のようにブログに記す。
なんだなんだなんだなんだなんだ…
ぅわ~かなしいわ。知らんかったわ。そんな話が出ていたなんて。フレッチが行ってしまったなんて…うそうそうそうそうそ…涙涙涙

だってブレーブスって東海岸やないの、
ナショナルリーグやないの

遠いわ…

もうさー エンゼルス…なんか…楽しみが減ったよね… ますます

でもブレーブスならきっと来年のポストシーズンで会えますね。ええ 


われなきぬれて猫とたわむる

フレッチは可愛かったんだよなー
すんごい好きだったの サビ c

ワタクシ的には大谷さんのニュースよりもダメージが大きい…
スタッシもブレーブスだってよ。
二人ともいいチームに行けてよかったね
来年もポストシーズンは間違いないだろう
たぶんご本人達は嬉しいんだろうな~ 
そうかそうか おめでと~💕💕💕💕🌺
イグレシ兄さんとMaxフリード様によろしくネ
ライリ―様とオルソン様も… 😊


★★★


今日は朝から大谷さんがどうなるかどうなるかとメディアが騒いでいて、一旦ブルージェイズではないかとの話も出ていた。え~~~~なんだなんだなんだ。東海岸にいくのかよ~…と思った。遠いわ。

早速メディアを調べたら、トロント・サン紙が予想していて、カナダのトロントなら(市民が大人なので)もっとプライバシーを楽しめるとか、スタジアムの施設が新しくなったからいいだろうとか…、地元の新聞だから色々とポジティブなことを書いていて、そうかそうかと思った。

一時は、プライベートジェットがトロントに向かっただとか(どこかのビジネスマンのものだった)、菊池雄星さんがスタジアムの近所の高級寿司屋に50人の予約を入れただとか…笑
いろいろとがやがやと聞こえてきて…。

それを見ながら午後にワタクシは外出。大谷さんの決定のニュースも帰ってきてから見ることになるのだろうと思っていたけれど、今日はまだ決まらなかったらしい。

どうやら大谷さんがどこのチームに行くかで、他のFAの選手達も決定を待っている状態だそうだ(例:大谷さんがドジャースに行かなければ他の選手が行くことになる等々)。大谷さん一人で球界が動く。本当にすごいものだ。

というわけでおそらく発表は明日。

あ~どうなるかね~。カナダのトロントの人々はスターを見てもあまり騒がないらしいから、大谷さんもワンコの散歩が出来るのかも。さてどうなるでしょうか。


2023年12月7日木曜日

Alex Gaudino x Dopamine x MazZz - Saturday (2023)



ノリがいい



Alex Gaudino x Dopamine x MazZz – Saturday (2023)
Saturday - Single
Alex Gaudino, Dopamine, MazZz
Released: September 15, 2023
℗ 2023 Ministry Of Sound Recordings Limited 
under exclusive license from Mo.Da



これもここのところ英国のダンスチャートに入ってます。キャッチーなのでヒットが続いているのでしょう。若い人達が「土曜日イェーイ」と盛り上がりそうだ。


★Alex Gaudino
Alessandro Alfonso Fortunato Gaudino。イタリアのDJ、record producer。1970年Salerno生まれ。1998年に自らのレーベルRise Recordsを立ち上げる。すぐに各アーティストとのコラボで活躍し始め、2006年には英国のMinistry of Soundと契約を結ぶ。各アーティストとのコラボ多数でヒット曲も多い。

★Dopamine
少なくともこのDopamineの名前で3人のDJが出てきた。一人はカナダ・カルガリーの女性。もう一人はオーストラリアの男性。そしてこの曲にかかわったお方はインスタのページが出てきたのみ。Sigalaと共にシングル「Feel It Deep Inside」をリリースしたお方だと思う。どこの国のお方でしょう?

★MazZ
Andrea Mazzali。イタリアのCarpi 出身のElectro House / EDM DJ & producer。1997年から活動中。



Saturday
Alex Gaudino, Dopamine & MazZz
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Saturday, Saturday
Yeah yeah yeah, it's Saturday
Saturday, Saturday
Yeah yeah yeah, it's Saturday, yeah


待たせないでよ
No, 今回はだめよ
このLove全部はあるけど、一晩中じゃない
パラダイスに行きそう
心にはダイアモンド
輝かせたいの

Now その状況のための薬はあるの
血管に快楽が必要な時 (Oh)
現実の生活のことを私に話さないで
私あなたの気分を乗せてあげる

土曜日 土曜日のように
土曜日 土曜日のように

Say, "Yeah"
Say, "Yeah"
Saturday, yeah
Say, "It's Saturday"


堪忍袋の緒が切れそう もう待ちくたびれたわ
私の血管には快楽が必要なの (Oh)
現実の生活のことを私に話さないで
私はただ感じたいの

土曜日 土曜日のように
土曜日 土曜日のように

Saturday, yeah
Say, "Yeah"
Saturday, yeah
Say, "It's Saturday"


朝から晩まで
私はただ感じたいの
(It's Saturday)
(It's Saturday)


It's Saturday
It's Saturday
It's Saturday

Oh, oh, oh
Oh, oh, oh, oh
It's Saturday
Oh, oh, oh
Oh, oh, oh
It's Saturday

-----------------------------------------------------------------
Written By Derek Jenkins, Dwayne Richardson, Jon Shave, Paul L Jr. Scott, Andrea Mazzali, Cheri Williams, Joey Washington, Sam Harper, Jason Pebworth, George Astasio, Elvira Citro & Giacomo Ube



PS1 - Out For 1 (2023)



キャッチー


PS1 - Out For 1 (2023)
Out For 1 – Single
PS1
Released: September 29, 2023
℗ Spinnin' Records


今英国のダンスチャートに入ってる。この作者のPS1さんは今までにも2曲ここにとりあげていたのですね。名前があまりにもシンプルで気が付かなかった。毎回キャッチーな曲で英国で売れてますが御本人はニューヨークのお方だそうだ。


★PS1
ニューヨークのDJ。米国NYの人。英国のダンスチャートの常連。様々な英国のアーティストとのコラボ多数。英国でのヒット曲も多数。2020年デビュー。ニューヨーク在住。ニューヨークやニュージャージーのクラブで活躍中。
…それにしてもPS1と検索すると、必ずプレイステーションで結果が出てくるので情報を探すのが難しい。


Out For 1
PS1
-----------------------------------------------------------------

One, one
For one night
One, one

Oh-oh ベッドに横になって
スマホを見てたら テキストが
「Hey girl, 今どこにいるの?
 起きて服を着て タクシーに飛び乗って 
 大きな集まりじゃないから」
でもそれって 彼女が前回言ったこと
OK,  行くわ
でも遅れないようにしなきゃ

Oh no, oh no ごまかせない
だって最後はどうなるかわかってるから
(じゃあいいわ)

でかけよう
でかけよう
甘く小さな嘘のひとつ
それ 私毎晩言ってる
でかけよう
でかけよう
甘く小さな嘘
それ 私毎晩言ってる

One, one
For one night


Oh-oh またやっちゃった
私 出かける時
頭がおかしくなるの
私 何が欲しいのかもわからない
90%は家に帰らないと思う
バカみたい
どうしていつもこうなるんだろう, oh
私達は若くて 楽しみたいの
謝ったりはしない

Oh no, oh no ごまかせない
だって最後はどうなるかわかってるから
(じゃあいいわ)

でかけよう
でかけよう
甘く小さな嘘のひとつ
それ 私毎晩言ってる
でかけましょう
でかけましょう
甘く小さな嘘
それ 私毎晩言ってる

One, one
For one night


Let's go out for one
一晩だけ
Let's go out for one


でかけよう
でかけよう
甘く小さな嘘のひとつ
それ 私毎晩言ってる
でかけよう
でかけよう
甘く小さな嘘
それ 私毎晩言ってる

One, one
For one night

-----------------------------------------------------------------
Written By Goodboys, PS1, Mark Alston, Josh Grimmett, Ethan Shore & Alex Hosking





2023年12月5日火曜日

Robin Schulz & Rita Ora & Tiago PZK - I'll Be There (2023)



キャッチーないい歌



Robin Schulz & Rita Ora & Tiago PZK - I'll Be There (2023)
I’ll Be There – Single
Robin Schulz, Rita Ora, Tiago PZK
Released: October 13, 2023
Under exclusive license to Warner Music Group Germany Holding GmbH, ℗ 2023 Robin Schulz.



すごくキャッチーな歌。しかしこのサビはどこかで聴いたような。聴いたような気がするほどキャッチーということか。イントロのキラキラした音は80年代 Madonnaの「Lucky Star」と同じ音。

若者達がダンスをするMVですが、こういうのを見るとダンスが世界共通言語になっていることを感じますね。


★Robin Schulz
Robin Alexander Schulzさん。ドイツ・オスナブリュック市出身のmusician、DJ、record producer。1987年生まれ。2014年にリリースしたデビューアルバムでリミックスしたMr. Probzの「Waves」が 第57回 グラミー賞のBest Remixed Recording, Non-Classicalにノミネートされる。その後もコンスタントにアルバム+シングルをリリース。欧州で人気。

★Rita Ora
Rita Sahatçiu Oraさん。英国のシンガー・ソングライター。1990年ユーゴスラビアのプリシュティナ(現在のコソボ)生まれ。1991年に家族と英国ロンドンに移住。2012年にリリースされたDJ Fresh'sのシングル「Hot Right Now」がヒットし注目を集める。同年8月にリリースしたデビューアルバムは英国1位。その後もヒット曲多数。売れっ子ですね。

★Tiago PZK
Tiago Uriel Pacheco Lezcanoさん。2001年生まれの現在22歳。アルゼンチンのラッパー/シンガー。元々はローカルのラップバトルで腕を磨き、その後アルゼンチンの大手レーベルと契約。2022年にはWarner Music Latinaと契約を結ぶ。南米で売れているらしいです。


Tiago PZKさんの歌うスペイン語のパートは英語に訳して和訳してます。


I’ll Be There
Robin Schulz, Rita Ora & Tiago PZK
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[Verse 1: Rita Ora]
サークル 同じ円を周り続けるよう
夢を見た全てが ゆっくりと消えていくように感じる
絶望 絶望を感じる日もある
また一日、また同じ苦しみ、また勝利を追い続ける

[Pre-Chorus: Rita Ora]
Yeah, 人生に打ちのめされることもある
それに抗おうとしても どうすればいいのかわからない


[Chorus: Rita Ora]
落ち込んで どこに向かっているのかわからない時
たとえ羽が折れていても もうすぐ あなたはまた飛び立つ
全てがうまくいかなくて あなたの目に雨がやまない時
たとえ火が消えたとしても きっとまたすぐに あなたはまた燃え上る

[Post-Chorus: Rita Ora]
浮き沈みの中でも 私がいるから
光が消える時も 私がいる
一番寒い時にも  私はあなたのそばにいるから
浮き沈みの中でも 私がいるから
あなたがコントロールを失っても 私がいる
大丈夫, yeah, 私があなたのそばにいるから (I'll be there for you)


[Verse 2: Tiago PZK
Donde te encontrés al borde
君が崖っぷちにいるところ
Y tocando fondo, hacete amigo de la soledad
どん底に落ちて 孤独と友達になる場所から
Vive, intenta y sonríe
生きて がんばって 笑って
Es un paso a paso y tiempo pa' dejar lo malo atrás
一歩一歩 苦しみから遠ざかる時が来た

[Pre-Chorus: Tiago PZK]
Es hoy, conexión, con vos mismo, con el interior
今日 繋がって 君自身と 君の内面と
Trabajar en tu mejor versión y poner a volar el corazón
最高の君に働きかけて 心を解放して


[Chorus: Rita Ora]
落ち込んで どこに向かっているのかわからない時
たとえ羽が折れていても もうすぐ あなたはまた飛び立つ
全てがうまくいかなくて あなたの目に雨がやまない時
たとえ火が消えたとしても きっとまたすぐに あなたはまた燃え上る

[Post-Chorus: Rita Ora]
浮き沈みの中でも 私がいるから
光が消える時も 私がいる
一番寒い時にも 私はあなたのそばにいるから (I'll be there)
浮き沈みの中でも 私がいるから
あなたがコントロールを失っても 私がいる
大丈夫, yeah, 私があなたのそばにいるから (I'll be there for you)


[Outro: Rita Ora]
浮き沈みの中でも 私がいるから
あなたがコントロールを失っても
大丈夫, 私があなたのそばにいるから (I'll be there for you)

-----------------------------------------------------------------
Songwriters: Juergen Dohr / Guido Kramer / Dennis Bierbrodt / Stefan Dabruck / Erik Smaaland / Robin Schulz / Daniel Deimann / Alida Peck / Tobias Frederiksen / Rita Sahatçiu Ora / Mikkel Cox / Tiago Pacheco Lezcano




お猫様H:またまた同じような…



あらら…また同じような写真だ
踊り場の床でブラッシングの後に人間とだらだらする猫さん



とうとうカメラが壊れた。壊した。先日キッチンの床に落としたらモニターの画面が割れた。画像も映らないのでもう使えない。とうとう壊してしまった。
そのカメラは2007年頃に日本で買ったCanonのIXY Digital 900IS。なんと15年ももった。すごいねキャノン。感謝。
先日新しいのを買いに行った。注文してまだ届いてないけれど楽しみ。もちろんまたCanonのデジカメ。スマホは片手で猫を撮る時に持ちにくいのです。

元気の良すぎる植物


2023年11月29日水曜日

George G Spot Jackson & Ed Ramsey - Won't Give Up (Eric Kupper Remix) (2023)



これはアシッド・ジャズだ



George G Spot Jackson & Ed Ramsey - Won't Give Up 
(Eric Kupper Remix) (2023)
Won't Give Up – EP
George G Spot Jackson & Ed Ramsey
Released: August 4, 2023
℗ 2023 Category 1 Music



これは米国のダンスチャートだったかな。それとも英国のチャートかな。どこかで見つけてメモしていた。ミュージシャンは米国の人。しかし曲の響きは2000年ごろの英国アシッドジャズにそっくりだ。いい気持ち。メモしておきます。


★George G-Spot Jackson
米国シカゴのDJ。シカゴのクラブDarrin's Cocktail Loungeで毎週プレイ。ハワイからフロリダまで米国各地のクラブでプレイし、ラジオのミクサーやDJ、様々なアーティストともコラボ等々活躍中。

★Ed Ramsey
米国メリーランド州ボルチモア出身のsongwriterとvocalist。コンテンポラリーR&B…ヒップホップにジャズ、ファンクをR&Bに組み合わせたスタイルで知られる。2021 年にアルバムPOJI Recordsより『Who Is Ed Ramsey?』をリリース。その他にもシングルを多数リリース。YouTubeで聴ける。

★Eric Kupper
リミックスはこのお方。米国の仏系keyboardist, arranger, songwriter, remix artist, DJ, and record producer。1980年代からキーボードやギター、作曲で多くのアーティストと活動。1986年からリミックスやプロデュースをした曲の数は2000曲以上。多くの大物アーティストを手がけ、特にDef Mix Productionsの仕事で知られる。1980年代から初期のHouse musicに関わりそのジャンルの基礎を築いたメンバーの一人。


NHK 土曜ドラマ『ガラパゴス』全4話・感想



TV Japanにて。

このドラマは元々2023年2月6日と2月13日にNHK BSプレミアムおよびNHK BS4Kで放送されたもの。11月4日から11月25日まで1回45分×4話に再編集したものがNHK総合「土曜ドラマ」枠にて放送されたものを視聴。




★ネタバレ注意

㊟ 最初に印象だけで書いていた内容が間違っていたので修正しました。



問題提起のドラマ。

● 世界標準から孤立化(ガラパゴス化)する日本産業
→アジアの台頭に日本は取り残された 
→海外での競争力の低下
→企業は国内の市場に向けて独自の製品を開発
→ガラパゴス化
→企業は国の補助金で延命
→企業のコスト削減
→人件費削減
非正規労働者
→人材派遣会社と企業の癒着

ドラマは
● 非正規雇用問題
 劣悪な労働環境 低賃金 長時間労働(ドラマ内)
 与えられた劣悪な住環境 人を物として扱う過酷な現場
その上で…
企業が問題を隠蔽
 不正を告発しようとした者を殺害
→明らかにされた殺人事件も企業から警視庁への圧力で揉み消される
→企業と人材派遣会社はお咎めなし


最初は真剣に見ていなかった。しかし次第に第2話、第3話と引き込まれていった。

このドラマは苦しい。やるせない。本当に苦しくなる。

今の日本のとある場所、ある職場、ある会社…日本のどこかでこのような話が現実にもあるんじゃないかと恐ろしくなる。政治家の方々、企業のトップの方々、それから人材派遣業界…なんとか変わって欲しいと思った。なんとかして欲しい。日本を良くしてほしい。切実に願います。

まずドラマの出来がどうかというよりも、そのことばかりが最後まで頭の中を回っていた。


刑事・田川信一(織田裕二)が、自殺として処理された過去の事件を掘り起こし捜査するうちに、社会の闇を暴き出すストーリー。その闇が酷い酷い。そして最後に全てが握り潰される。不条理に憤りが止まらない。苦しいドラマ。しかしそれがドラマの意図なのだろう。

ひとつだけわかりづらかったのは警部補・鳥居のストーリー内の位置。おそらく4話だけのドラマなので尺が足りなかったのではないかと思った。最後の企業の揉み消しも、もう1話分あってもいい内容。急ぎ足で終わって惜しいと思った。


原作は相場英雄氏による2016年の小説『ガラパゴス』。見ていて苦しかったけれど、これは問題提起のドラマ。その意図に効果的な演出、ストーリー、脚本、そして俳優さん達の熱演。最初から最後まで重苦しい空気の流れるドラマだった。

悪徳企業に消された仲野定文(満島真之介)が悲しい。真面目な「いい人」の青年が消される社会。…しかしこれはフィクションの世界だけの話なのか?現実にも起こりうる話ではないのか。


最後の田川信一の台詞、

普通に仕事して、普通に飯が食えて、普通に家族と過ごす。そんな当たり前が難しくなった世の中なんてどこか狂ってないか

狂ってます。そのとおり。何度も頷いた。

国民の誰もが夢を持てる国。真面目に働く人々が十分に報酬を受けられる国、皆幸せになれる国。それが当り前のはず。 これを見て視聴者が怒ること…それがもしかしたら社会を変えていく力になるかもしれない。


日本の非正規雇用問題が以前から問題になっていることは日本の外に住んでいてもニュースで聞こえてくる。 苦しんでいるのは(もちろん正社員も苦しんでいるのだろうが)派遣労働者。彼らの収入は安定していない。また契約制で働いているので契約が切れれば職を失う。ボーナスもない。福利厚生も少ない。安定して職を続けられないなら「手に職」をつけられず、働いても働いても経験を次に繋げることができない。そして時間だけが過ぎていく。

現代の奴隷制。人を物のように扱うシステム。そしてそのあまりの酷さから日本人が職を離れれば、今度は海外から人を招き入れてその職に就かせようとさえしている(ここでは踏み込まないけれど)。

そのような状況が取り上げられ小説になり、そしてドラマ化された。問題提起。いいことだと思います。


政治家と企業が変わらなければ、この状況は変わらない。

もっともっと社会が…特に権力を持つ者、政治家、官僚、各組織のリーダー、企業のトップ、そのような社会の上にいる人々がこの問題に真剣に取り組まなくては、世の中は変わらない。

私は普段は海外から日本の問題を一方的には批判はしないようにしているのだけれど今日は正直に書いておこう。ニュースを長年追っていくと、政府の決定、政治家と繋がった企業、そして人材派遣会社の中抜き…などなど社会の上の層がどうも悪いことをしているのではないか…と思わずにはいられないニュースが目に付く。時にニュースから聞こえてくる…大企業や組織のトップが労働者に「文句を言うな、もっと働け、怠けるのはお前の選択だ、負けたのはお前の責任だ」などそのようなことを言っているのを見ると、とにかく頭にきて頭にきて頭にきてこのやろうお前らが搾取するせいじゃねーかと怒りが爆発する。


話が飛躍するが、それ以外にも気になることはある。

例えば政治家は…今は岸田総理が増税ばかりしているようだけれど、せめて増税をするのならその理由を聞かせてはもらえないかと思う。様々な新しい決定もなぜ決定されたのかの理由が知りたい。

わかっている。余計なお世話だと言われるだろう。私は日本の外にいて文句を言う資格がないことはわかっているけれど、ただ外から見ていて思わずにはいられないのだ。日本ではせめて市民が政治家に対して例えば「なぜ外国にお金をばらまくのか?」の理由は聞けないのだろうか…と増税のニュースを聞くたびに思う。物価の上昇とともに生活が苦しくなっているのは明らかなのになぜ増税をするのか?なぜ海外にお金を出すのか?政府は説明はしないのだろうか?…民主主義なら国民が納得してこその政治だろうに。

一方では物価高や(上記の)非正規雇用の問題などで人々の生活が楽にならない状況のニュースを見ていながら、また一方では増税のニュースを聞くといったい日本はどうなっているのだろうと思う。


なぜこのようなことが海外にいながら目にとまるのか。おそらくそれは、日本にいなければ雑音が少ないからだろうと思う。日本のTVのCMも広告も、物を売りつけるためだけの最新トレンドの情報も、数えきれないほどの雑誌媒体とその広告も、アイドル云々などなど各種芸能ニュースも…、Yahooのニュース等で自ら掘り起こす以外はほぼ見ることがない。雑音が少ないのだ。だからもっと気になる政治の決定や労働者の労働環境、時給、人材を海外から集めるやりかたや、ブラック企業の話…などなどの情報がよく目に入ってきて心に残るのだろうと思う。

その上でこのドラマを見ると心に突き刺さる。他人事だとは思えない。

私の好きな親戚の皆、友人達、彼らの子供達、孫たちは大丈夫かと心配になる。未だペットショップで売られている犬や猫のことも気になる。温泉の女湯には男が入ってくるのだろうか?日本の心配なことは沢山ある。


政治家の方々、企業のトップの方々、国の力とは、大企業が数字の上で成功して国のGDPが上がればそれでいいということではないと思います。豊かな国とは、全ての国民が、普通に仕事して、普通に飯が食えて、普通に家族と過ごして、子供たちが夢を見れる国、未来はもっと良くなると信じられる国、国民に時間と生活の余裕があって、その余裕をレクリエーションや学びや芸術などに自由に使えて、一人一人の心が豊かになれる国だと思う。このドラマを見てそんなことをあらためて考えさせられた。



2023年11月28日火曜日

英ドラマ Netflix 『ザ・クラウン/The Crown』(2023) シーズン6, Volume 1 :制作チームの配慮と思慮深さに感嘆





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『The Crown』(2016-2023) TV Series – Season 6 Volume 1. 
/英/Netflix/カラー/約58分
Creators: Peter Morgan
Season 6 Volume 1 (Episode 51, 52, 53, 54)
US Release Date: November 16, 2023
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このドラマはリリース初年の2016年から見始めた。毎年楽しみに鑑賞を続けてきた。シーズン1、シーズン2と見ながらもつい感想を書きそびれたので(いつものことだが思い入れのありすぎる作品は感想が難しい)、「それなら全部が終わってから書けばいいか」と個々のシーズンの感想を書くのは諦めた。全シーズンをコンプリートしてからにしようと思っていた。


さて今シーズン6は、エリザベスII世と英国の王家を描いたこの大河ドラマシリーズの最終章。いよいよ私がロンドンに住んでいた頃の話となった。当時の空気はよく覚えているのでドラマへの興味はますます募る。先日サンクスギビングの夜にシーズン6がリリースされたことを知り夫婦で鑑賞開始。そのまま週末に現在リリースされているVolume 1 (第51, 52, 53, 54話) を見終わった。

感無量。これは何か書いておきたいと思った。当時メディアで見ていた王室の話が、そのまま再現ドラマになっている。もちろん脚本家Peter Morgan氏による創作も多いのだろうけれど、それにしてもなんと上手いドラマの作り方だろうかと驚いた。


シーズン6のVolume 1とは、先にリリースされたシーズン6の前半の4話。ダイアナ元妃の事故の前の2か月とその後を描いたもの。来月12月には第5話から最終話までがリリースされる予定になっている。

感想を書く前にまず私のスタンスを書いておこう。私はダイアナ元妃のファンではない。それからダイアナ元妃に関するゴシップにもそれほど興味を持っていたわけでもない。現チャールズ国王をことさら咎める気持ちもない。重要なのは英国の王室の歴史と伝統と遺産。そしてそれを守り続けてきたエリザベス女王は尊敬している。


1997年に、ダイアナ元妃と当時恋人とされたドディ・アルファイド氏が共に亡くなった自動車事故は、時代を動かすほどの大事件だった。英国国民のみならず世界中が大きなショックを受けた。特に当時を知る者にとってあの事件は、皆それぞれに独自の記憶や思い入れがあるほどの大きな事件。だからこそドラマ化することは難しいはず。全ての視聴者を納得させるのはほぼ無理だろう。だからこの『The Crown』シリーズが、あの事件をどのように脚色しドラマ化するかには特に興味があった。いったいあの「事件」をどのように作れば人々からの批判や非難を最小限に抑えることができるのか?と心配した。

しかしドラマを見てその心配はなくなった。ストーリーテリングの巧みさに感嘆する。さすが英国。なんという知性。このドラマのプロダクションのチームとPeter Morgan氏に敬意を表したい。この事件のドラマ化では、今後これ以上のものはほぼ望めないだろうと私は思った。



★ネタバレ注意


これだけショッキングで大きな事件、またその事件が非常にセンシティブな内容であるにも関わらず、ドラマの制作チームが、感情に飲まれ過ぎることなく、センセーショナリズムに走ることもなく節度を保ち、登場人物達へ最大の敬意を持って作品化に望んだ様子が伺えた…まずそのことに驚いた。(フィクションが多いであろうアルファイド親子の描写には疑問が残らないでもないけれど)それでも父モハメド氏の…王室からの拒絶に嘆くシーンでは彼の苦悩を描き、また息子を失った父親の哀しみも十分に描いていると私は受け取った。

さすが英国人が脚本を書いて、英国人の制作チームが作ったドラマ。英国人の愛する英国王室の話を、王室に対する敬意と共に、(特に)英国の国民に向けて、出来る限り誰も非難せず、最大の思慮深さと配慮を持ってこの「事件」を丁寧に再構築したこのドラマの質に感嘆する。なかなかできることではない。



1997年当時、ダイアナ元妃は人気の絶頂。その状況は…彼女がただの人気者だという以上に、とにかく全メディアを巻き込んで毎日英国中を「お騒がせ」し続けるというもの。彼女は文字通り「時の人」。時を騒がせていた人。

ダイアナ元妃は、ティーンの頃からフェアリーテイルのプリンセスとしてメディアに登場。20歳で王室に嫁ぐ。綺麗でスタイルもいいからファッション・アイコンになるのも自然なこと。そのプリンセスはすぐに絵にかいたように若く美しい母親になる。それにもかかわらず数年後に彼女の結婚は破綻。夫に一方的に裏切られた被害者の妻…かと思えば御本人もちゃっかり恋人を作っていた噂。メディアに煽られて夫婦ともに世間をひっくり返すほどの大騒動。晴れて離婚が成立(未来の国王の離婚そのものが大変な事件)。その後、彼女は自らのスター・パワーを使ってエイズ問題や地雷除去問題など慈善活動への取り組みを本格化。彼女が動けば世の中が動くように思えた。そしてイスラム教徒の恋人(英国にとってはいわくつきの大富豪の息子)との夏のバカンス。保守派は眉をひそめたが、メディアは我も我もとスクープ記事を掲載。それを英国国民全員が日々うんざりしながらも飽きずに消費する。当時ダイアナ元妃の顔が英国のメディアに登場しない日はなかった。そんな時に事故は起こった。

世の中が止まった。

そのような「事件」をドラマ化するのがどれほど大変なことかは想像を絶する。このドラマ化の成功の理由は…全ては制作側の知性。描く対象に対する揺らぐことのない敬意だろう。



主な登場人物は、ダイアナ元妃、ドディ・アルファイド氏とその父・モハメド・アルファイド氏、そして当時のチャールズ皇太子、二人の王子達、エリザベス女王、エディンバラ公フィリップ王配を始めとする王家の人々。

Volume 1・最初の3話は、王室を出てなお人気爆発中のお騒がせダイアナ元妃とドディ・アルファイド氏との関係。ドディ氏の後ろには父親のモハメド氏。彼は英国上流階級への野心を持つ大富豪で、息子を野心達成の駒に使おうとしていた。そして起こった交通事故。二人は死去。その事故の様子はこのドラマでは一切描かれない。

第4話で描かれるのはその後の王家の人々の様子。事故がどのように王室を動かしたのか。…皇太子と離婚し王室にとっては「外」の存在となったダイアナ元妃の死を、女王と王家のシニアのメンバーは「外」の事件として扱おうとする…それは王室の規範であった。また当時王家はスコットランドで夏の休暇中。王室は沈黙した。 しかし彼らの冷たい姿勢に国民の怒りが爆発。新聞は「Show us you care, Ma’am/国民にお心を見せてください女王様」を見出しに打つ。人々もメディアも王家に抗議し始める。その様子を見て女王は(ドラマでは)「革命のようだ」と嘆く。

それに対し(王室の若い世代の)チャールズ皇太子が「王室の変化の必要性」を女王に迫る「もう今までのように王家をプライベートな存在にはできない」。チャールズ皇太子の台詞「ダイアナは人々が必要とするものを国民に与えていた。彼女は、どんなに美しく特権をもつ存在であっても痛みや哀しみは皆と同じだと証明した。人々はだからこそ彼女を愛した」「王室はもっと国民の気持ちに寄り添わなければならない」と皇太子は母親に説く。その後王家の人々はロンドンへ帰り、女王はTV放送で国民に向かい「ダイアナに個人として哀悼の意を捧げる」とスピーチする。王室が国民の要求に対して折れた瞬間だった。



第4話に出てくるダイアナ元妃とドディ氏の姿は多くの視聴者を困惑させるのではないかと思うが、脚本家の意図は、おそらく(二人に会う)人々の心の中の自問自答、それにより彼らが自らを癒し、答えを導き出す様子を具体化させたものだろうと私は受け取った。ドディ氏の父親も、チャールズ皇太子も、女王も、皆それぞれが思いを巡らす様子を描いたのだろう。巧みな脚本だと思う。

ダイアナ元妃は女王に「王室の規範を超えて国民に個人としての心を示す」ことを囁く。「誰もが覚えている限り、あなたは国民に英国人であることの意味を教えてくださった。たぶんあなたも(新しいことを)学ぶつもりだと示す時がきたのかもしれません」これは女王が自問した言葉だと読むこともできる。

チャールズ皇太子はダイアナ元妃に向かい「後悔している」と涙を流す。ダイアナ元妃は「(あなたの涙を)受け取って持っていくわ」と告げる。二人は和解する。

ドディ氏の父親モハメド・アルファイド氏は、息子に向かい「君はパーフェクトな息子だ」と告げる。息子ドディ氏は「もう西洋に憧れ過ぎるのはやめたほうがいい」と父親の野心を窘める。

そのように皆それぞれが(亡くなった者の助けにより)自ら答えに至る様子が描かれる。創作による脚色だが、脚本家が心を砕いて脚色をしていることが伺える。これほどセンシティブな内容で…もし語り口を間違えば(今まで5シーズンも継続して高いクオリティを保ってきた)この王家の大河ドラマを台無しにさえしかねない…大変難しいプロジェクトだったと思うが、この制作チームは見事に人々の心に迫るドラマを作り上げたと私は思う。



(前述のように)実際の事件のインパクトがあまりにも大きかったからだろう、このドラマに対する意見は様々なようだ。プロの批評家のスコアを集めたRotten TomatoesこのSeason 6, Volume 1の平均スコアはなんと55/100点。なんと厳しい。

興味があっていくつか読んでみたけれど、理由は様々
・ダイアナ元妃の再現ドラマになり過ぎている
・全てがメロドラマ風
・人の哀しみを題材にシーンを撮る不謹慎さ
・創作された台詞だけで難しい話を構築する趣味の悪さ
・王室メンバーを良く描きすぎ
・事実から棘を抜いて綺麗な話に脚色しすぎている
・幽霊の演出が安っぽく馬鹿馬鹿しい
・アルファイド氏の野心に必要以上に焦点が当てられている
・人種差別的である
など他にもあったか…

要はあの「事件」は皆それぞれ思い入れのある題材なので、それぞれが「これは違う」「これは悪趣味」「これは不謹慎だ」と文句を言っている様子。それだけ難しい題材だったということだろう。



現在の英国は…、去年エリザベス女王が崩御され皇太子はチャールズIII世として国王となられた。彼の側にはカミラ王妃。彼女も国民に受け入れられている。ウィリアム皇太子には子供達もいて未来へ王家が続いていくことも明らか。ヘンリー王子は少しお騒がせのようだが、今のところ英国王室の土台が揺らぐことはなさそうだ。

そんな今になって、またあの「大事件」を呼び覚ます危険性。それは誰もが心配したはずだ。しかしこの制作チームは不必要に寝た子を起こすことなく、思慮深い脚本で登場人物達への敬意、また現在の王室への配慮も忘れることなく、驚くほど巧みなキャスティング、心に迫るそれぞれの俳優達の演技、美しく効果的な演出で、あのセンシティブな「事件」のドラマ化を成功させた(たとえそれがセンチメンタルなメロドラマ風であったとしても)。あくまでも私の個人的な意見だけれど、あの事件のドラマ化としてこれ以上のものはほぼ不可能だろうと思うほどの成功だと思う。



当時の思い出を書いておこう。1997年の8月31日のその日、私はドイツのミュンヘンにいた。30日にロンドンを発ちミュンヘンに着いて1泊し翌朝テレビでそのニュースを知った。翌1日にドイツの南東Berchtesgadenに移動。それから2週間かけてドイツ南部を車で旅した。英国に帰ってきたのは14日。そんなわけで(上では知ったようなことを書いているが)あの時私はロンドンにはいなかった。

ニュースは毎夜テレビで追った。ドイツ各地を回った旅だったので泊ったホテルによってはドイツ語のニュースしかなく閉口した。当時はスマホもタブレットも無く情報はテレビか新聞。それでもかなりの情報は見ることはできたのだろうと思う。当時のメディアの記事を今でも覚えているのは、ドイツ国内を観光で回りながらも毎夜ニュースを見て、度々英字新聞を買って読んでいたからだろう。イギリスの人々の王室に対する不満も聞こえてきたし「Show us you care, Ma’am」のヘッドラインもどこかで見た。そして6日の葬儀はMittenwaldのホテルのテレビで見た。

14日にロンドンに帰ってきて、翌日15日には一人でケンジントン宮殿に様子を見に出かけた。野次馬だ。葬儀は9日前の9月6日だったにもかかわらず、宮殿のフェンスの中にはまだ枯れて集められた大量の花束が山になって積まれているのに驚いた。遠い昔の記憶だ。


2023年11月24日金曜日

オレ達のイベント:Thanksgiving



イベントの日。


ラベルに落書きが


家族は東海岸、コロナ前には招き招かれしていた友人も西海岸に移住。出不精の夫婦二人。コロナもほぼ終わったがさてどうする。去年はどうしたっけ?たぶん何かやったと思うけれど。

「今年どうする?」「なんかやりたいよね」「うん」「やろうか」と前日に話した。

当日、お昼頃に旦那Aが「じゃあスーパーに行ってくるわ」「OK」「人参はある、ポテトもある、芽キャベツ、それからベーコンもよろしく。あとチキン丸ごと、ぴっちりシールされたチキンがあると思う。クランベリーソース缶。サツマイモはある。カボチャがいい?」…メモをとって出かける旦那A。

午後4時半。イベント開始。

旦那Aがチキン担当。ターキーは二人には大きすぎるのでチキン。丸焼きはイベント感があっていい。レモンと生ハーブをお腹に詰め、周りにはバターとハーブを練って塗る。準備をして午後5時頃にチキンはオーブンへ。1時間半ほど焼く。全部旦那Aに任せた。

カボチャもスライスしてオーブンへ。旦那A特製スタッフィングはフライパンで炒め式。芽キャベツ炒め、マッシュポテト、茹でグリーンビーンズ、クランベリーソースは缶から出す。グレービーソースは省略。

二人でキチンに立って雑談をしながら料理。ほぼ3時間ぐらいか。いただきもののちょっといいワインを開けて乾杯。秋の夜長に喋りつくす。ちょっと楽しいイベントの日。

※追記
ワインメモ
🍷Domaine Vacheron, Sancerre Blanc, 2019,  
Vivino.com score:  4.1
Winery:  Domaine Vacheron
Grapes:  Sauvignon Blanc
Region:  France / Loire Valley / Upper Loire / Sancerre
Wine style:  Upper Loire White
Alcohol content:  12.5%
Wine description
It is a vibrant, steely 100% organic/biodynamic Sauvignon Blanc from a mix of flint and chalk soils in the heart of Sancerre. Aromas suggest grapefruit zest and gunflint; in the mouth the wine is pure and fresh, with plenty of mineral energy and citrus-inspired flavours. Limpid and clean, with lots of freshness.




2023年11月22日水曜日

Kiyoshi Hikawa/氷川きよし – Happy! (2021)



キーナさん💕


Kiyoshi Hikawa/氷川きよし – Happy! (2021)
Happy! - Single
Kiyoshi Hakawa
Released: September 11, 2021
℗ 2021 Nippon Columbia Co., Ltd./NIPPONOPHONE


昨日感想を書いた映画『老後の資金がありません!』。見終わって流れてきた歌がこれ。すぐにいい曲だと思った。誰の曲だろう?すごくいい、あれもしかして氷川さんじゃない?声が氷川さん?

…とクレジットを止めてみたらやっぱり氷川さん!早速YouTubeを見たらフルで出てる!すごくいい曲💕 映画に合わせて2年前に出ていた曲だったのですね。知らなかった。すごくいい曲。これは記録しておきたい。


ワタクシは演歌はなかなか自分から聴きにいくことはないのですけど(毎年紅白で見るぐらい)、演歌の歌手の方が歌がうまいのは納得。声のパワーとエネルギーがすごい。歌のエンタメとして本当に素晴らしいと思う。演歌もいいけれど、ポップス好きのワタクシとしてはもっと彼らの声のパワーを楽しめる方法はないだろうかと思っていた。

そこで演歌歌手の方のポップス。いい。すごく気持ちいい。そしてこの歌は特にダンスミュージックですね。南米系。ものすごくキャッチーないい曲。素晴らしい素晴らしい。

すごく明るくてポジティブな歌。笑顔もいい。ひゃ~やっぱ歌がうまいなぁ。こういうのもっとやって欲しいわ。ダンスミュージックはいいぞ。ビデオでは天海祐希さんも踊ってますね。楽しいわ。


西洋でも多いのですよ。すごく歌の上手い人が軽快なダンス曲を歌う作品がすごく多いです。ダンス曲の全てがオートチューンというわけではない。ちゃんと上手い人がリズミカルな歌を歌っている。氷川さんもポップスが似合う。すごくいい歌声。

ちょっと前にここでは英国のRayeさんの曲をとりあげてすごいすごいと言っていたのですが、西洋の上手い人とガチで対抗できるのは実は演歌歌手の方々かもしれません。少し前に旦那Aとバーバラ・ストライザンドやドナ・サマーの曲のビデオを見た後で、美空ひばりさんの「お祭りマンボ」のTV出演時のビデオを見せた。そうしたら「すげ~っこれラップじゃん。このマダムはすんごいかっこいい。上手いね~」と驚いてました。ひばりさんの上手さは言葉を超える。

氷川さんにもどんどんポップスを歌って欲しい💕


2023年11月21日火曜日

映画『老後の資金がありません/What Happened to Our Nest Egg!?』(2020):人生に笑いは大切






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『 老後の資金がありません(2020)/日/カラー
/115 m/監督:前田哲』
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TVJapanで放送されたものを録画していた。全く前情報なしで鑑賞。

面白かったです。老後問題に対して真面目に考えさせられる映画ではないが、そのお題の上でお気楽に笑いましょうという映画。



★ネタバレ注意


最初は後藤家の嫁・篤子さん(天海祐希)の義父が亡くなるシーンから始まったので、コミカルな雰囲気でありながらも真面目なテーマで話が進むのかと思ったのだけれど、篤子さんと葬儀会社のスタッフ(友近)とのお葬式の打ち合わせあたりから、(想像上の)香典袋が天高く積みあがる様子や、その他細々と必要経費が絵になって宙に浮かび天海祐希さんのお顔を殴るシーンで「あ、これはコメディだ」と認識。

その後も後藤家の娘まゆみの恋人・松平くん(加藤諒)のメタル野郎の「餃子歌」や、旦那さん(松重豊)の風呂場で「さむさむさむさむっ」の一瞬のシーン、ヨガの先生(クリス松村)と友人(柴田理恵)…と次々に出てくる人物達が楽しくてどんどん引き込まれた。

この映画はず~っと積極的に笑わかせにきてくれる。それを喜んで見た。最初に大爆笑したのは 天海祐希さんがボーリングで娘の顔のピンを蹴散らして怒った時場面笑笑。その頃にはすっかりこの映画のノリに馴染んで「次は何が出てくるか、次は何か」と楽しんだ。小ネタが沢山出てくるのでず~っと飽きずに見れる。そうだ…他にも爆笑したのは、天海祐希さんが通勤のバスの中から…旦那・松重豊さんが若い女性と子供の手を引いているのを目撃する場面。笑った笑った。

テーマは一見重いのに中身は軽いコメディなのでちょっとびっくりしたが楽しかった。


「次に誰が出てくるか」そのものがネタなので、やっぱり1回目は驚きもあって一番笑う。竜雷太さんと藤田弓子さんのいでたち笑。佐々木健介さんと北斗晶さんが出てくればニコニコ。そういえば後藤家の娘・まゆみちゃんの新川優愛さんは『大富豪同心』のみすずさんではないか。柴田理恵さんの父親が毒蝮三太夫さん。そして三谷幸喜さんはなにをやっているのだ~~~笑。思わず「え?この映画って三谷さん監督なの」とすぐにネットで調べましたよ。いや監督さんは前田哲さんでした。

天海祐希さんが面白いしかっこいいし、松重豊さんがおとぼけでユーモラスで、何よりも草笛光子さん最高。すご~い。ノリノリやん。すごいわ…元祖SKDの逆襲「あら篤子さん宝塚は無理よ」笑笑笑笑。柴田理恵さんの家を草笛さんと天海さんと二人で訪ねた後…毒蝮三太夫父から逃げ出した場面で、お二人が自転車で大きな坂をぴゅ~っと全速力で走り下りる場面にも笑った。すごーい

今2回目を見終わったので記憶に残った場面を書きぬいてますけど、2回目の鑑賞は1回目の驚きを確認しながらにやにやする感じでございました。


タイトルが『老後の資金がありません』なので真面目な話かと思ったけれど、実用的アイデアが参考にできるような話ではない笑。最後に家を売ってシェアハウスなんて…え~~~~っと思うけれど、でもこの映画的にはあり。ほのぼのとしていい。

このシェアハウスのシーンというのは、私にとっては…昭和の家族の風景にも思える。シェアハウスなら他人同士だけれど、昭和の時代だったら…お盆やお正月に家族や親戚みんなで集まって、(私を含む)子供達がそこいらじゅうを駆け回り、女性たちが台所で雑談をしながらご飯を作って…そしてみんなで老若男女皆でテーブルを囲んでご飯を食べる…そんな風景。ちょっと懐かしい。それが…もしかしたら今の時代には難しくなったのかもなぁ…などと思ったりもした。


外国に出た人の間であまりこういうことを言う人はいないと思うけれど…。外国の人と結婚するとさ…ぶっちゃけやっぱ日常に笑いが足りないよね。ほんと。(旦那A本人は面白がり屋でよく笑う人なので彼にはまったく何の問題も無いけれど)なんだろう…大昔私が日本にいた頃…子供時代の家族との時間、小中高大の学生時代や会社勤めの頃の同僚との時間、友人たちとの時間を思い起こすと、若い頃の私の日常にはもっともっと「おかしみ」とか「滑稽」だとか「ユーモア」が沢山あった気がする。なんだか今のうちの夫婦、人生を小ぎれいに便利に効率的にと、日常のいろんな面倒な事を削除したり捨てたり省略した結果、なんだかものすご~くつまんない人生になっちゃったね…という感じ。覆水盆に返らず。

生きていく上で「正しい人間であること」は決して私の優先事項ではない…と今になってやっとわかった。私の人生に大切なのは「おもしろいこと」「楽しいこと」。それは間違いない。


そのせいだろうか…私は日本の「おかしみ」とか「慣れ合い」「滑稽」「アホであること」「くだらないこと」「自分がバカになること」「笑われること」「間違ってへへと笑うこと」「誰かのおやじぎゃく」「ユーモア」「ぼけ」「箸が転んでもおかしい」「笑ってはいけない場面で何かがツボにはまって笑いを嚙み殺せばますます笑いが止まらなくなる状況」などなどそういうものが好き。懐かしい。

そこなのよ。この映画のごたごたも大笑いして楽しかったし、今テレビでやっている『コタツがない家』のドタバタにも笑い、英国のドラマ『ブリーダーズ/Breeders』にも笑いながらほっこりしたり考えさせられたりするのも、私がそういうものを懐かしんでいるからだろうなと思った。

この映画はとても楽しかったです。
日本の家族いいやん。いいよね。懐かしいわ。


2023年11月20日月曜日

MLB★大谷絵 MVP受賞おめでとうございます!



ちょっと遅れましたが…


大谷さん 
アメリカン・リーグMVP受賞

おめでとうございます!!!!!!

😀😍😀😍😀😍😀😍😀😍

YEEEEEEEEAAAAAAAHHHHHHH!!!!


ワンコかわゆす


今回は2021年に続いて2回目の受賞。満票でのMVPは史上初だそうです!
今年の大谷さんは投手として10勝、打者として44本の本塁打を記録!すごーい。素晴らしい素晴らしい素晴らしい。

受賞のビデオも拝見いたしましたが、ワンコがかわいい。子犬かな。

大谷さんのご活躍を応援してまーす💕💕💕