怖い姉さん
L7 – Andres (1994)
Album: Hungry for Stink
Released: Jul 12, 1994
℗ 1994 Slash Records.
℗ 1994 Slash Records.
Marketed by Rhino Entertainment Company,
a Warner Music Group Company.
いつの間にかもう11月も後半なのね。早いなぁ。…あら今月は中間猫写真を忘れている…おっと…。
さてL7です。先日から「男前な女性ロックバンド」のお題で文を書いていますが、この手のバンドの中では、グランジの時代に名を成したこの怖いお姉さん達が最強なのかもしれない。
海亀はグランジを全く聴かなかったんですけど、このL7のアルバム『Hungry
for Stink』は1994年当時に買いました。何故だろう…バンドのことは全く知らなかったと思うんだけど…。
記憶がはっきりしないんだけど…たぶん(今は無い)六本木のCD屋・WAVEの店内で、このバンドの4作目のアルバムがかかっていたんだろうと思う。音がとにかくうるさくて面白いと思って、そのアルバムを「買ってみた」んだろうと思う。
音の質感は気持ちいいです。1曲目のこの曲でおおおっと思った。
しかしアルバム全体としては同じような曲が多いので、長い間聴き続けられるアルバムではなかった。継続して聴くとちょっと耳が疲れる。結局このCDも後に中古屋に売ってしまった。
しかし今回の文のために、久しぶりに動画サイトで同アルバムとL7の他のアルバムを共に聴いてみたんだけど、このバンドは嫌いじゃない。本当に雑音的な質感でうるさいんだけど、何故か、
妙に気持ちいい音。
とても不思議なバンド。うるさいし飽きるんだけど質感は嫌いじゃない。この手の他のバンドは、うるさ過ぎてほとんど聴けないんだけれど、このバンドは聴ける。なにかが好き。存在してくれれば嬉しいタイプの音楽。たま~にこういう音を聴くとちょっと気持ちいい。
さてL7のお姉さん達は実生活でもかなりヤンチャなお姉さん達だそうです。あー…怖そうだもんね。それも今まで知らなかった。
前回のエントリーのバンド・VIXENは、(当時派手だった)男のバンドよりももっとゴージャスで、もちろん男うけも大変いい「それなりに女性らしいセクシーな」ルックスで、尚且つ男並みに楽器の上手いお姉さん達だった…と思うのですが、
L7は女を捨ててます。
なんだかやたらに強気で肩肘を張っている印象。バッドボーイならぬバッドガールズのバンドとして気合が入っていたんでしょうか。裏を返せばこれも男の音楽業界で生き残るための術だったのかもしれません。
彼女達は2001年で一旦活動休止。それから2014年に再結成して、現役で活動中だそうです。大きな拍手❤❤❤。
現在もコワモテです。角も取れていません。ちょっと最近はおじさんっぽい。どのような理由であれ、自らの生き方を選択して意志を貫いているのは立派。素敵です。ちょっと憧れる。今も現役でがんばるお姉さん方をリスペクトいたします。