2016年7月15日金曜日

NHK大河ドラマ「真田丸」第27回「不信」 7月10日放送



今回も小さい話で終わっちゃいましたね。歴史が動いているのが見えない。確かに拾+秀次+秀吉関連の話も歴史ではあるんだけれど。

個人の話に焦点を当てて、細かく心理を描写していくやり方は、ドラマとしてはよく出来ていると思います。しかし前回も書いたけれど、それを大河ドラマに求めているのか…となると疑問。

今回の歴史の話題は、石田君が「朝鮮からの兵の引き揚げ」と言ったのみ。あとはぜーんぶ豊臣家の家庭内事情。


秀次さんは可哀想なんだけど…どうももどかしい。こちらが年を取っているせいなのか、秀吉爺がそれほど悪く見えないんですよ。繊細すぎる秀次君が、勝手にぐだぐだ問題を作って勝手にぐだぐだ悩んでいる。同じような話を現代劇に持って来ても、この秀次君はかなり極端な例だと思います。ほんとにこの人は問題を自分で作りに行っているのよ。なんだか可哀想に見えないのね。どうしたものか。

自分に自信が無いのなら(真田のパパのように)上手く長いものには巻かれておとなしくしていればいいのに、この秀次君は秀吉の言うことにいちいち腹を立てているのね。文句ばかり言う割には、自信がなくておどおどくよくよ悩んでばかり。悩んでばかりいたら国を治めるリーダーにはなれんぞ…と秀吉が怒るのも無理はない。秀吉ばかりが悪いというよりも、むしろ秀次君が愚かに見えただけになってしまったかも。いや…可哀想ですけどね。短気な秀吉とは相性が悪いのかな。


その秀次君の性格について、娘のたかさんがいい事を言う

父は弱いお人。自分がどう思っているかより、
人にどう思われているかが大事なお人

これ、そのとおり。こういう台詞は上手い。これは現実にそう。人からの評価ばかりを気にする人は、真に強く、心穏やかな人間にはなれません。こういうことは年寄りには良くわかる。自分を幸せにできるのは自分だけです。そのあたり、この秀次君の弱さはそのまんま。常に秀吉の顔色を伺っているからいつも不安。…ドラマの中にこういう台詞が出てくるのは上手いもんだなと思います。

今回はその辺りを追ってみよう。
 
 
…とは言ってもワタクシ、そろそろ歴史の大きなうねりが見たい。それから主人公の信繁君が27回目にもなるのに、未だあまり魅力的に見えないのも困りもの。この信繁君は、いろんなところに頭を下げて、上手く、そつなくメッセンジャー役を勤めながらも、腹には色々と考えのある人物で。しかしどういう人物なんだろう…一見賢そうなんだけど、時に言葉が多すぎて失言も多い。細々と気が回りすぎて…どうも煮え切らない。頭が良過ぎでイヤミ…なのかなぁ。
 
 
★あらすじ
拾が生まれて、秀次は心配。悩みすぎて失踪してしまう。
 
●内容
 
○秀次の心模様
秀吉の赤ちゃん誕生。早速秀次は不安
秀吉、信繁に秀次に仕えるように命じる「あれのそばにいてやって欲しい。孫七郎は可愛い甥っ子
秀次「叔父さんは私を関白にしたのを後悔してない?」←そんなこと聞いてもしょうがないのよ
秀吉、秀次へ「近い将来九州を拾にやってくれ」秀次はまた不安
・秀次の娘たか「父は弱いお人なのです。自分がどう思っているかより、人にどう思われているかが大事なお人。」←これこれそのとおり。しかし娘が父の側室候補にこんな話をするのも違和感がありますね。
秀吉、秀次の娘を拾に嫁がせようと計画「今のうちに決めておくのだ。そうすれば秀次も少しは安心する
秀次それを聞いて激昂「なぜこのように大事なことを勝手に決めてしまわれるのだ。どうしていいのかわからなくなった。」←反応が激しすぎ。
・金吾君のアドバイスで、秀次、能の練習。宇喜多さんはうるさい男。
・金吾「私は小早川に出されることになった」
秀次始まったぞ。厄介払いが。次は私の番だ。」←考えすぎ。
・声の大きい宇喜多さん←この人は秀次の性格の反対側にいるキャラ「わしは何があってもわしのやり方を貫く!」単細胞ですね。でもこういう人は幸せよ。
・吉野の花見。秀吉、信繁のうたの下手さに怒る。
秀吉、舞台上の秀次を見てまた激怒「孫七郎、何をやっておるのだ。関白は他にやるべきことがいくらでもあるだろっ!…こんなもんを見せられるためにお前を関白にしたのではないわっ!」←確かにそのとおり
・寧さんが秀次に「あの人はね、あんたにしっかりして欲しいんだが。ありのままの自分を見せればええ。」
・夜の花見、官位を拒む信繁に秀吉激怒。
秀次「官位を与えるのは関白の勤め。私が決めることです。」
秀吉、秀次の様子を見て喜ぶ「よくぞ申した!この件そちに任せる。それでこそ関白じゃ。」←秀吉は秀次がしっかりしてくれれば嬉しいのね。いつも秀次君がおどおどしているから秀吉はイライラする。秀吉は短気ですからね。
・伏見城の改装計画。政務の間を設けて、秀吉「(外交は)本来関白の仕事なのだが、関白も忙しいようなので手伝ってやろうと思う。」
秀次が伏見城の改築計画の図面を見る。伏見城は秀吉の隠居用だと思っていたのに、政務の間の図面を見て不安になる。
秀次私はもういらぬということか。なぜ叔父上は私を信じてくださらぬ。
秀吉「あ~めんどくさいっ!」←同意
秀吉「全てはあやつの心の弱さが元じゃ。あやつが強くならぬ限り、会っても話すことなど何も無い。」
・秀次の弟・秀保他界。
秀吉「葬儀は隠密に。むしろなかったことにしたい。縁起でもない。」
秀次おびえる「これでわかった。叔父上にとって我らは要らぬものなのだ。あの方は我らが邪魔なのだ
秀次失踪。

○信繁の失言
・官位を与えるという秀吉に「兄がいるから遠慮する」←そういう言い方をしなくても。素直に理由を言えばいいのに。
・秀吉「自分だけでは足らず兄にも与えろと言うのか」秀吉激怒
・真田一家、秀吉に挨拶。秀吉が信繁の失言を信幸に話す。
・信幸激怒。←この人も小さいかも。プライドが高いな。しかしそもそも信繁が、官位を断る言い訳にお兄ちゃんを出さなければ良かったということですね。
・昌幸パパ「もらえるものはもらっておけ」←それでいい。パパは飄々としていい。伏見城改築の仕事もめんどくさいのね。

○稲のわがまま
・大名の妻は京に住まわせる←そうそうこれは歴史の記録です。
・信幸と一緒に京には行かないと駄々をこねる稲さん。←まだ我を通しているのね。
・おこうさん「あんたより辛い者もいるんだから我慢しろ」そんなことを言われても稲さんには関係ないでしょう。それよりも「武家の妻とはこうあるべき」と優しく諭した方が良かったのに。

○きり問題
・この子はどうするんでしょうかね。自分で信繁の「初恋の人」なんて言ってますね。相変わらずうざいキャラですね。(^_^;)