2016年6月30日木曜日

NHK大河ドラマ「真田丸」第25回「別離」 6月26日放送



泣きました。今回は本当に泣いたわ。このブログではよく感想に「←涙」と書くのですが、実際に涙が出るのはまれ。「涙が出るほど心が動いた」場合に「←涙」と書くわけですが(先週もそう)今回は本当に涙が出た。

本当に泣く事は、実は大河ではめったにないんですよ。1年も続くドラマでは毎回泣く必要もない。しかし泣くほどの回があるとドラマにますますはまっていく…。毎週うだうだ言ってますが、実はもう海亀はすっかり真田丸のファンなのよ。

今回は脚本がすごいです。こういうのが三谷さんならではなんだろうなぁ。秀吉の息子・鶴松君の最後の一晩をベースに、それにまつわる様々な事柄を山のように盛り込んで構成。本当にすごいわ。


今回語られた内容は…
鶴松危篤。あと一晩。
・千利休のたたりじゃないのか。
利休の切腹までを振り返る。
・石田三成と大谷吉継が利休を失脚させたい。
・小田原城の鉛がいいきっかけになった。
・秀吉を秀長に説得してもらう。秀長退場
・実は黒い大谷。
・大徳寺山門の利休像。これはなんだ?
利休の蟄居→死刑宣告
・利休の思い
・真田カオル様と片桐さんの薬草ドタバタ。
・沼田城・矢沢の叔父に困る信幸。
・信幸の稲問題→おこうと仲良く
・まっちゃんと小山田氏の再会。
・大徳寺山門の利休像の種明かし。茶々。
・三成の裸。
徳川家康と真田昌幸の豊臣家に対する思索
・秀次、きりちゃんに告る。
・秀吉の大陸攻めのアイデア。
鶴松の死

これだけを45分間に盛り込んでます。よくまとまったもんです。内容が濃いから目が離せない。これだけ話がぎっちり詰まっているのに不自然な感じもない。ドラマとして面白いです。そして最後の鶴松の死でクライマックスへ。すごいわ。

最後の場面は脚本なのか演出なのか…すごいですよね。秀吉のでんでん太鼓が泣ける。秀吉が無言で鶴松をじっと見つめているのが悲しい。まだ息子の死が信じられないのね。それから無言で部屋を出て行く茶々。彼女は今までに何度悲しい事があっても、ずーっと感情を殺してきたのだろう…その彼女が寧さんに抱き締められて号泣。あ~この茶々さんは寧さんのことをお母さんのように思っているのかも。これはまた新しい関係ですよね。この最後の場面は泣きました。

それから利休もよかった。このアキンド魂全開の生臭い利休は嫌いじゃないです。今までの大河の千利休は、お茶の大先生のイメージのせいなのかインテリでセンスが良くてどこか飄々としていた人物が多かったように思うのですが、この利休は人間臭い。生々しいですよね。でもこういうこともあったかもしれないと思う。常に金儲けを画策し「戦は儲かる」と言い切り、秀吉の敵にも武器を売る。問い詰められても悪びれず「殿下がお信じになるかな?」と開き直る。有名な利休像は、なんと茶々さんへのプレゼントだった!茶々さんに、自分の像を欲しいとリクエストされたら大喜びで特大サイズをプレゼント…ウヒャー。…で「いらない」と言われる(笑)。なんと愚かな。そんな生臭い利休に桂文枝さんは最高のキャスティング。こんな違う視点からの千利休があってもいいと思う。大きな拍手。面白い。

そして利休が生々しいなら、理性的だと思っていた大谷さんが急に黒く見えてきたのも面白い。利休の切腹だけじゃない、鶴松の死の前に「葬儀の準備」を始めるのもなかなか冷たい。そして心が冷たいと思っていた三成が実はいい奴で、大谷さんの決定に戸惑ったり、鶴松君の為に水をかぶったりするのもいい。

後半、家康と真田昌幸が全く同じ内容を交互に話すのもいい場面。二人とも豊臣に見え始めた陰りを嬉しそうに語る。ちょっとドキドキした。

この回は本当にいろんなものが見えてきた回。これからますます面白くなりますね。


★あらすじ
利休失脚。鶴松死去。

●内容
○淀城。鶴松の病状は重い。今夜が山
○利休のたたりではないか。

○回想
利休の切腹まで。切腹時、微笑むような利休の顔。
・大谷/石田が小田原城で見た利休印の鉛を問い詰めると「ほんまでんなぁ」「でも殿下はお信じになるかねぇ」
・大谷/石田が秀長に相談。
・秀長が秀吉に伝える。秀長病死。
○大谷、鶴松の葬儀の準備を始めるという。

○回想
・徳寺山門・楼上の利休像
・秀吉に伝える。秀吉「よきようにせよ」
・利休へ堺に蟄居を命じる。早速お金を取り出す利休。
・切腹を伝えると利休、出したお金を引き取り「ということでしたら、引き取らせていただきます。…(お金を)無駄にしたら罰が当たりまっさかい」←わかりやすい

○大谷「たたりなどあるわけがない。たたられるならこのわしだ。」←おいいいぃ大谷さんは病気になるじゃないか。

○回想
利休+信繁。利休「商人の町に生まれ、金が人の心を動かすことを学んだ。戦は儲かる。しかし人の心を、命を金で操るのは業が深い。だから茶を点てる。ここまで茶の道を極めることが出来たのもそれだけわての業が深い故。像は…足すくわれましたな。一言で言うなら…さだめや。(笑)」この利休は人間臭い。
○真田昌幸とカオル様が大坂にやってくる。カオル様は薬草を煎じに片桐さんとキッチンへ。
○秀次も鶴松を見舞いにやってくる。

○大蔵卿局が利休像の種明かし
・利休像は茶々さんの注文。利休「寸法を間違えた」←嘘だね。この利休は茶々さんに像が欲しいと言われて大喜びで特大サイズを作ったに違いない。虚栄心の塊。いやー俗っぽいなぁ。若い娘にいい気になって隙を見せたのがおしまいですね。
・茶々「いらない」利休「捨てるのは不憫やし…」…大徳寺に寄贈は茶々さんのアイデアだったのね。

○カオル様と片桐さんの薬草をめぐるコント。
○加藤と福島もやってきた。水垢離をするという。
・水垢離中の加藤+福島(肩から水をかけている)。石田君登場。もろ肌脱いだ!おぉー色が白いね。肌がつるつる。綺麗だな。頭から水をかぶる。石田君は実はイイ奴なんだよね。
○徳川は夜食の差し入れ。

○真田+徳川の語り
 秀吉に子は出来ん。
 跡継ぎがいない。
 鶴松が死ぬと豊臣は一代で終わる。
 秀吉は老いている。
 後を継ぐのは秀次。
 秀吉に比べればひ弱。
 わしの思い通り。
 豊臣の世はそう長くは続かんぞ。
 もうまもなく…。

○秀次+きり
「私が関白になる」秀次の告白タイム。側室へのオファーか。

○徳川「見舞いに来たのが伝われば十分」←わかりやすい
○真田と徳川が顔を合わせる「祈ることしかできませんね」←何を祈っているんだよ。

○秀吉+信繁
秀吉「鶴松に~してやるつもりでいた」信繁「これからのことを考えましょう」秀吉は明国に攻め入ると言う。

○鶴松の容態急変
・茶々が部屋から出る。
・秀吉が無言ででんでん太鼓を振る。これは悲しい。←泣く。
・茶々。表情がうつろ「死んでしまった…皆死んでしまう、私の大切な人達…」。寧さんが抱きしめると子供のように泣き始める。←泣く。

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○沼田城の信幸
・矢沢の叔父を説教中
・稲ちゃんに愚痴をこぼしても受け止めてくれない。稲ちゃんはかわいくないのぉ。
・おこうの元へ行ってしまう。
○まっちゃんと小山田氏の再会。小山田さんは真田家に受け入れられたのね。彼等はイワビツ城へ行くそうだ。とりさんの白髪が増えた。