2014年5月7日水曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第18回「裏切る理由」



今回は荒木ちゃん主役の回。大河ドラマ『荒木村重』。イヤー最後の方は盛り上がりました。今までこの大河は(主役の官兵衛君とは別に)、今回の荒木ちゃんの決起の時のためにずーっと話を紡いできたような感じがありまして、今回は待ちに待った大事件です。

十分面白い内容なのですが、惜しむらくは、荒木ちゃんのノブ様に対する恐れがどんどん積み重なっていく経過が(時間の制約もあってか)私が期待するほどドラマとしてあまり事細かに詳しく丁寧ではなかったことでしょうか。というのも荒木ちゃん、最初に浪人の姿で官兵衛に出会った時は、かなり大雑把で大胆で剛毅な人に見えたんですよ。あんな胆の据わったキャラが(いくらノブ様が怖い人でも)あそこまで追い詰められるのなら、それなりの理由もあっただろうに、何があったのかよく覚えていない。

最初に饅頭を食べたときは、多少ノブ様を恐れてはいるものの「これからがんばります」とやる気の方が大きかったのに、石山本願寺攻めの頃からノブ様を極端に恐れ始めたような気がする。何だか急に神経質キャラになったのがちょっと妙な感じもした。

でも顕如さんに「本当に信長が信じられるのか?」と問われたあたりは流れとしていい感じ。ともかく今週まで、荒木ちゃんが謀反を起こすのを今か今かと待つような状態でした。とうとうその日が来た…。

このドラマの荒木ちゃんは、秀吉と共にドラマ全体を引っ張るキーパーソン的な扱いなので、この人の独立した話として見てもすごく面白い。史実の荒木村重さんを元々よく知らなかったこともあって興味津々。

荒木ちゃん役の田中哲司さんがとにかく素晴らしい。以前から上手い人だとは思っていたけれど、このドラマは本当にいい。田中さんはご本人のカリスマがすごくて、見ていて自然に目がいく人なんですが、台詞の発声や言い回しが時々舞台劇風ですね。舞台劇風の演技だからこそ、ちょっと昔の大河ドラマ的な雰囲気があってとてもいいと思う。今回はとにかくすごい迫力でした。素晴らしい。


★あらすじ

荒木ちゃんがノブ様に呼び出され、敵を逃がしたことのお叱りを受けるが、必死の弁明が理解されて一旦ほっとする。ところが家臣の一部が石山本願寺とつながっていた事が発覚。家臣の中川さんは荒木ちゃんをノブ様からの離反へと炊きつける。追い詰められた荒木ちゃん、ついに覚醒「これより我らは織田信長を撃つ!」\(^o^)/ワーーーーッ!!


●今週の流れと感想など

・秀吉達は三木城攻めの作戦会議。官兵衛の案が採用される。周りを取り囲んで兵糧攻めだそうだ。
・そして官兵衛君は宇喜多さんちへ。
・三木城内の別所さん達は「毛利が我らを見捨てるわけは無い」

・一時帰宅した官兵衛君は姫路にて少年達に剣の稽古。
・善助に赤ちゃんが生まれたらしい。この場面で岡田さん「オイデ、オイデ、ハァ~~~カワイイ…」と声が裏返る。子供が好きなんでしょうね。
・同じ頃、長浜城では松寿丸が一人で剣の稽古。おねさんに慰められる。黒木さんのお母さんぶりがいいと思う。

・石山本願寺に運び込まれようとする兵糧を織田軍が抑える場面。(このあたりから本格大河っぽくなる)その場に宇喜多さんの密偵がもぐりこんでいて、状況を宇喜多さんに伝える。
・宇喜多さんちに官兵衛が尋ねてくる。「織田に付くのは今だけ」と官兵衛が伝えると、(食えない男)宇喜多さんは「そっちの背後の方が危ないぜ」と言う。
・黒田パパが小寺鶴殿に探りを入れるが、殿はお紺様のことで泣いてばかり。この場面、鶴ちゃんの泣き演技がよかったです。こんなコミカルな漫画みたいなキャラなのにすご~く可哀想になった。味があるんですよね。上手いんだろうなぁ。それを見つめる黒田パパも優しい。

・安土のノブ様は地球が丸い事を学んで無邪気に喜んでいる。世界に行きたいそうです。
・さて急に安土に訪ねてきた細川藤孝が荒木ちゃんの謀反をチクる。
・光秀と仙千代が荒木ちゃんの有岡城に出向く。
・もう秀吉も荒木ちゃんのことに気付いた。
・地図で見せる備前+播磨+摂津の図説はわかりやすい。
・あせる秀吉。また安土城へ行くそうだ。なんだか忙しい人ですね。
・官兵衛はやっと宇喜多の言う「裏切り者」が荒木ちゃんだと気付く。

(荒木ちゃん関連の流れ)
・冒頭、荒木ちゃんがノブ様に呼び出されて敵を逃がした事を咎められるが、必死の弁明で許される。ノブ様は実は荒木ちゃんを大変気に入っているらしい。
ほっとして帰宅。だしさんと赤ちゃんと和む。
・そして突然、荒木ちゃんが部下の裏切りを知る。石山本願寺に兵糧を運び入れた部下がいたらしい。
・家臣の中川清秀さんが「いざという時の為に篭城の準備を」と進言。
・光秀と仙千代が有岡城にやってきた。また安土に行くようアドバイスされる。
・その後、荒木ちゃんと家臣との会話。「安土に行く」と言うと中川さんは「信長に殺される」と言う。
・安国寺さんからのお手紙には「荒木ちゃんが天下人になるのを毛利がサポートする」と書いてあった。←ほんとかな。毛利3人組+1人は荒木ちゃんの離反をワクワクして待っている。
・家臣中川さんがまた荒木ちゃんを炊きつける。
・そしてとうとう荒木ちゃん…「ワシは信長を信じることは出来ぬ。天下布武などまやかしだ。ワシは信長が作る世など見とうない。これより我らは織田信長を撃つ!」\(^o^)/ワーーーーッ!!
・この後が最高。大興奮の編集。
毛利が喜ぶ「我らの勝ちだ!」
顕如「荒木殿はついに…」
小寺鶴殿、宙を睨む。
黒田パパ、渋い顔。
官兵衛の元へ九郎右衛門がニュースを伝える。あせる官兵衛…。