能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2014年3月25日火曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第12回「人質松寿丸」



この大河、本当にわかりやすいですよね。実に単純な話だ。それがいいのかどうかは、もう私にもよくわからない。しかしとにかくわかりやすい。コレぐらいわかりやすければ私を含む歴史に詳しくないアホな視聴者も脱落することはないであろう…。

今週のお題はズバリ、
人質話
そういうことでした。


信長の家臣・松永久秀が謀反。当然人質に取られていた久秀の息子二人は見せしめの為に処刑される。そんなこともいろいろあって心配になった信長が播磨の小寺の息子を人質として差し出すよう命令。もちろん小寺さんは「イヤだ」。しょうがないので黒田が代わりに息子・松寿丸を差し出すことにした。もし信長に逆らえば息子の命はない。光ママも爺ちゃんも泣く…というお話。

いつものこのドラマのノリから、今回の松永久秀の話もとってつけたような「誰もが知る有名な逸話」の再現なのだろう…とばかり思っていたのだけど、今回は官兵衛君の息子の人質話を語るためのイントロみたいな扱いになってました。

…というわけで、今回は黒田の家族と息子・松寿丸との別れの話


ところで小寺さんが息子を出さなかった理由というのはなんなんでしょうかね。人質を出さないということは、実際には信長の命に背いてるわけで、かえって危ないですよね。それに実際に「家臣の黒田の息子で代役」で筋が通ってしまったことも驚き。だって部下の黒田が信長と直接主従の契約を結べば、黒田と信長が組んで小寺を襲うことだって出来るわけですもんね。そうやって信長は黒田を使うこともできるわけでしょう?小寺さんは怖くなかったんだろうか。官兵衛君も信長の前で「小寺をなんとかする」じゃなくて「小寺は乗っ取ってしまいましょう」なんて思わなかったんだろうか。


●それでは今日の良かった点

・お紺さんはどっしりとしていい。
・岡田官兵衛君のパパぶりも板についてきた。まだお兄ちゃん的な雰囲気はあるものの、子役との絡みの場面はいいと思った。この人は子供が好きなのかも。いい感じ。
・秀吉は安定していい。
・城攻めの映像。短いけど戦の映像は相変わらずいい。破城槌の先にカメラをつけた画像は盛り上がった(笑)。\(^o^)
毛利3人コントが帰ってきた。
・子役の松寿丸がなかなかいい。可愛いぞ。健気やね。今回の脚本はこの子が主役だな。いかにも時代劇ドラマっぽくていい。
・とにかく岡田官兵衛君が馴染んできましたよね。落ち着いてきました。最後のノブさんとの男の11の対決もなかなかいいじゃないか。
・ノブちゃんもいいぞ。しかしこの人はなんで髪の毛が多いの?剃らないの?
・休夢叔父さんのツルっとした頭を見るたびに、ノブさんはこの人にやってほしかったとつい思ってしまう。
・黒田(柴田)パパの真面目な表情はいい。
・秀吉がやってきた。姫路に秀吉が着いた場面はなかなか感動しました。官兵衛君も嬉しそうだ。やっと官兵衛表舞台!


●今週のダメだし

・あの…光さんに「お二人目はまだですか?」って…もういい加減にしろ!しつこい。
今週の最大の問題は光さんのヒステリー。これは困った。中谷さんは現代劇ではいい女優さんだと思うんですよ。今回も松寿丸を人質に出したがらない母を熱演されてましたが…くー…これは評価が難しいよなぁ…。脚本の意図は分かるんですよ。「なりふり構わぬ母の愛は深い」がテーマなんだろうと思うのだけど、いかんせん今回の光さんは単なるヒステリー女に見えてしまった。先週も目先の事ばかりで夫に小言を言ううるさい奥さんでしたが、今回も同じなのね。この女性はものすごくわがままに見えてしまう。黒田家の将来や息子の健気さ、夫の出世の事なんて全く考えずに、「アタシが悲しい思いをしたくないからお前は人質なんかに出るな」ってギャーギャー叫んで息子を張り倒してるんですよ。なんだか自分が可哀想なだけのヒステリー女に見えてしまう。脚本にも問題があるだろうし中谷さんにも母親らしさが見えない。ああいう時代に武家の娘として育ったのなら、せめて状況を理解するぐらいの知恵はあるだろうに。せめて泣き崩れるぐらいでいいんじゃないか。なのにまず夫を怒鳴りつけ、子供に対してもあんなに怒りの感情を爆発させるのも困ったものです。どうも自分が自分が…なわがまま女に見えてしまう。これは問題でしょう。熱演も役に説得力を持たせなければ無駄。役者さんが熱演をされているだけに困ったなという感じ。この場面、世間では結構ウケてるらしいのもよく分からない。わたしが年寄りなだけでしょうな。
・ノブちゃんは頭を剃れ!
・おねさんは一瞬のコメディはいらない。しかし松寿丸に向けたおばちゃん風の口調はたのもしくて良かった。