2013年4月30日火曜日

NHK大河ドラマ「八重の桜」第17回「長崎からの贈り物」


今週はね、泣きました。

このドラマは、今までにも何度か、あからさまに悲しい場面でなくても、話の流れや人物の情、風情にジーンとして泣くことがあったのですが今回も同じです。
 
泣いたのは会津の場面。八重ちゃんの弟、可愛い三郎君(工藤阿須加)の旅立ちです。泣きました。
 
会津で最後の夜に角場で銃を磨く三郎君。その2階で八重ちゃん(綾瀬はるか)は弟のために刺繍をする。階下では三郎君が銃の手入れを終え、角場の端に立ち部屋を見回して一息つくと丁寧に頭を下げる。ここでジーンときました。日本人やね…(涙)。この子は小さい時からほんとに礼儀正しいんですよ。まだ小さいのにキチンと床に手をついてお兄さんにお辞儀をしたり、八重ちゃんの結婚が決まったときもキチンと頭を下げたり…。いい子だな…。
 
出発の朝、権八パパ(松重豊)が三郎君を見送りながら「立派になった…」とつぶやく。八重ちゃんが後ろから呼び止めて振り返った三郎君の襟には南天の刺繍。三郎君はそれを握り締めて元気に旅立っていきます。また泣く。昔も今も若い人を外の世界へ送り出す家族の気持ちは同じなんですね。この場面がほんとによかった。
 
このドラマ、こういうのがすごく上手い。台詞もいい、役者さん達もいい。ほんとにしみじみといい。

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さてまた今回もいろんなことが進んでます。大きな括りは「①覚馬君の長崎出張」と「②容保公の会津に帰れない苦しみ」の二つ。そこに「③長州と薩摩の連合軍に土佐が入りたいと言って来た話」でしょうか。

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①覚馬君の長崎出張
 
覚馬君(西島秀俊)がまず失明の宣告をされます。それにイライラして、銃購入の交渉相手、ドイツ人の商人レーマンさんを怒らせたりもします。

覚馬くんがレーマンさんの店にずかずか入っていって、勝手に銃をいじり始める場面はよかった。彼は銃のプロ。勝手に触って勝手に納得してる。覚馬君のあまりの押しの強さにレーマンさんも思わず「野蛮人!」と怒鳴ってしまう。覚馬君も追い出されて「異人は強欲で話になんねー。」と怒ってます。(そやそやあいつらに足元を見られちゃイカン。安物買いの銭失いやぞ。)

ところが相手も覚馬君の熱意に押され、また会津を大口の客だと認めたらしく、その後なんとか商談はまとまった模様。彼の手配で会津は1000丁の新式銃を購入することになったそう。よかったですね。

交渉がまとまるまで、覚馬君は長崎でいろんなことを学んだらしいです。京に帰る出発の日までビールなんか飲んでます。あ、髪の毛がある…。

レーマン君もすっかりお友達。高額の「スペンサー銃」をただでプレゼントしてくれます。太っ腹やな…。このレーマンさんというお方、危険を冒して外国人禁止の神戸にまでわざわざ出向いて、会津の藩士に銃を見せに来てくれたらしい。商売も命がけですね。

それを知った容保公が、掟を破って銃を見に行った土佐さん(佐藤B作)を「よくやった」と褒めた場面もよかった。
 
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②容保公の会津に帰れない苦しみ

一方、孝明天皇の葬儀も終わり失意の容保公(綾野剛)は会津に帰る準備を始めます。公に許しも出たそうだし本気で帰るつもりです。二心将軍慶喜さん(小泉孝太郎)の実弟を養子に迎えて跡取り問題も解決。京も安泰…と思っていたその時、また慶喜さんがまた無理を言い始めます。

慶喜「もう少し国許に帰らないでよー会津君」
容保「いや…うちの地元も大変なんで…」
慶喜「そこをなんとかたのみますよぉ」
容保「いやだめです」
慶喜「ええぇー会津君は都を放り出すの?」(うわキタ)「薩摩や土佐がいろいろとやってるみたいなのよ…心配じゃん。会津君がいなくなったら大変なことになるかも」
容保1000人残していきます…いざとなったら直ぐに…」
慶喜それではまにあわんっ!!!あいつらは幕府をのっとろうとしとるのよ。(キミの大好きな)先帝も僕等を頼みにしてたじゃないか…ここで放り出すのは先帝を裏切ることになるけど…それでもいいのかなー…?」

うわー容保公、また追い詰められてますよ。それにしても慶喜さん、イキナリ怒鳴るなんてヒドイわねぇ。
 
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③長州と薩摩の連合軍に土佐が入りたいと言って来た話

土佐の乾退助さん(加藤雅也)が、西郷どん(吉川晃司)に会いにきた模様。このお方、どこかで薩摩と長州の「おいしい話」を聞きつけてきたらしく、膝を崩してざっくばらんに交渉に入ります。

退助「長州と薩摩で幕府を倒すなら土佐も仲間に入れてよ」
西郷「幕府に近いあんたの殿様の(山内)容堂公をどうするのよ。」
退助「一ヶ月でなんとかする。できんかったら腹切るから…」

またまた大男の暑苦しい男臭い場面でした。大人の大男二人。いいですね。素晴らしい。ドキドキです。
 
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会津では八重ちゃんが覚馬君から贈られた「スペンサー銃」の試し撃ち。彼女も銃のプロ。いい銃だと納得してます。これが後に会津一のスナイパーと言われる彼女の真の姿。それをさらっと見せてます。

一方尚之助さん(長谷川博己)は頭がいい。都の不穏な空気を読み取ってもう既に「会津戦争」の可能性を考え始めました。早いですね。早速会津の戦略を考えるため、白河を見に出発します。そこに八重ちゃんも付いていくことになりました。来週のタイトルは「尚之助との旅 」だそうです(笑)。