2021年1月12日火曜日

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第34回「焼き討ちの代償」11月29日放送



光秀、心的外傷後ストレス障害に苦しむ。


★あらすじ
信長(染谷将太)の比叡山焼き討ちは凄惨を極めた。光秀(長谷川博己)はPTSDに苦しむ。幕府の摂津晴門(片岡鶴太郎)は将軍義昭(滝藤賢一)に、もう野蛮な信長と手を切るべきだと進言。大和で松永久秀(吉田鋼太郎)と内戦中の筒井順慶(駿河太郎)に味方し、松永の後ろにつく信長を戦に巻き込もうと言う。光秀はそのことを(門脇 麦)から知り、堺で筒井と松永を引き合わせることにする。


今回の歴史はゆっくりと進む。比叡山の焼き討ちで足利義昭の心は信長から離れつつある。それを摂津が後押し。大和で松永久秀と戦う筒井順慶に味方して信長を誘い出し戦に持ち込むと言う。

それを知った光秀は堺の今井宗久の茶会で松永と順慶を引き合わせる。なんとか和睦成立。

そして信長の心も将軍義昭から離れつつあった。


松永久秀の分析
信長と将軍・義昭について光秀に告げる
あの二人はいずれ必ず袂を分かつ。信長殿はなんでも壊す。公方様は守る人。古きを。仏を。家柄を。あの二人はまるで水と油ほど違う。わしは信長殿が好きだが…神仏を焼くことは出来ん。信長殿を尾張から引っ張り出しここまで動かしてきたのはそなたではないか。比叡山のことは心が痛むが、あれをやらねば世は変わらぬ。おぬしもそう思うておる。違うか。所詮信長殿とおぬしは根がひとつ。公方様とはあいいえぬ者たちだ。いつかかならず公方様と争う時が来る」 ←やっぱりこのお方は頭がいい。

信長の心は将軍義昭から帝へ
大和での和議が成立したあと信長は光秀に言う。
信長は将軍義昭のリクエストで松永を討つ戦に参加するつもりでいた。将軍に逆らえば都が乱れる。それは御所の帝を悩ますだろう。公方様の言う事はいちいち的外れ。相手にしておれぬ。それを思えば、帝のおおせになることは万事重く胸に届くお言葉。
御所に戦の報告に行って帝に褒められたと喜ぶ。帝は「大儀であった。頼みにしておると」 ←信長は褒めてくれる人に素直にくっつくのね。これが彼の性格の弱さなのだな。

帝は信長を利用している
「(信長は野蛮だが)信長のほかに誰が覚恕を比叡山から追い払う事ができただろう? 覚恕はこの都を我が物にせんとしたではないか」。戦の報告に来た信長は「褒めて欲しそうであった。褒めてやった。…まことを申せば無残な戦じゃ。」 ←帝は信長を利用している。さすがです。信長はわかりやすいんだろうな。面白い。

武田信玄 髭がすごいね

信玄登場
比叡山を逃れて覚恕が頼ったのは甲斐の武田信玄(石橋凌)「信長は仏法の火を消した鬼じゃ。憎き信長をこの信玄が討ち滅ぼしてごらんにいれます」すごい迫力。モリアガル~エンディング。



NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第33回「比叡山に棲む魔物」11月22日放送



兄と弟。映像がかっこいい。


あらすじ
1571年2月 四方を敵に囲まれ窮地に立たされる信長(染谷将太)。朝倉(ユースケ・サンタマリア)+浅井は比叡山に陣を構え降りてこない。光秀(長谷川博己)が和議の交渉に。延暦寺の覚恕(春風亭小朝)を紹介される。覚恕の身の上話…金や土地を奪う信長を許さないという。尾張では信長の弟・信興が一向宗に討たえる。信長は比叡山との和睦に帝/正親町天皇(坂東玉三郎)を頼ることにする。和睦が成立。都にしばらく平安が訪れる。1571年秋 信長は伊勢、近江の一向一揆軍と戦った後、比叡山の勢力を討つため山の麓に兵を結集させた。比叡山への攻撃開始。


ひゃ~ずいぶん遅れてしまった。なんとか追いつかなければ。今回は帝と比叡山の覚恕の話がメイン。兄/帝と弟/覚恕。比叡山を相手に苦戦する信長が帝に和睦の勅令を請う。

その前に光秀が比叡山を訪ねる。比叡山の覚恕は子供の頃から美しい兄に比べられ、恨みを抱いて生きてきた。幼少時に仏門に入り比叡山で天台座主となり権力を手に入れ富を蓄える。

一方は、富を蓄え権力と金で酒と女色に溺れる弟・覚恕をよく思っていない。覚恕は壊れた御所を直すこともしなかった。帝は信長と比叡山の和睦の勅令を出し信長を救う。 


朝倉義景
比叡山に陣を構える朝倉。この義景のユースケさんはかっこいいの。威厳のあるお声。何を考えているのかわからない怖い雰囲気の戦国武将。交渉にやってきた光秀に「お経を唱える者との戦に勝ち目はない。踏み潰しても地の底からいくらでも湧いてくる虫のようなもの。叡山も同じ。手ごわいぞ。この戦をとめたいなら覚恕様に跪けと信長に言え」と告げる。←これは本当ですね。宗教がらみの戦いに終わりがないのはいつの時代も同じ。

覚恕さん

覚恕
この覚恕の登場のシーンもカメラがかっこいいそして女性数名をはべらせ、暗い部屋の中の覚恕。赤い袈裟が綺麗。小朝さんは以前光秀をなさってましたね。今回は比叡山の高僧。小朝さんもいい雰囲気。今回の映像と演出は特に俳優さん達がかっこよく見えます。光と表情を捉える顔のアップが巧み。 
この覚恕さんは美しい玉三郎様/帝の弟で「私は醜いから…」と光秀に身の上話。その苦しみをバネに励み権力と金と土地を手に入れたと言う。その土地を奪う織田信長が憎い。また覚恕は幕府の摂津(片岡鶴太郎)とも繋がっていて、二人とも織田の排除で同意している。また彼は武田とも繋がっている。

玉様・帝


帝も弟覚恕のことをわかっているのね。富を蓄えながら御所の修理さえしなかった覚恕を批判。兄と弟の戦い。信長の和睦のリクエストを受け勅命を。ところで町医者の東庵となぜ碁を打てるのかは…東庵が、帝の子ども時代からの医者だったからなのですね。

信長
またまた彼は、帝に褒められた、皆褒めてくれる…と自分に言い聞かせるのだけれど…しかし彼はやっぱり自信が無い人なのね。そこで比叡山との和睦で帝を頼る事を思いつく。その後比叡山を攻撃。

筒井順慶と松永久秀
筒井順慶
(駿河太郎)が足利義昭(滝藤賢一)の養女を娶ることになった。その前祝いに呼ばれた松永久秀(吉田剛太郎)が怒る。幕府を離れ大和で順慶と戦うという。 

薬売りの子ども
以前、駒ちゃんの丸薬を勝手に売って理屈を捏ねていた子どもが再度登場。彼は今回丸薬を駒ちゃんから買って売りたいと言う。比叡山で売るのだそうだ。売られた妹を買い戻すつもりらしい。妹を買ったのは比叡山の僧。比叡山への攻撃で信長の兵に討たれる。



2021年1月11日月曜日

お猫様H:年末の風景2020



去年の年末の猫さんとツリー
彼女はツリーが好き



▼この挑戦的な目。ツリーを出した日、興奮してマットに勢いをつけて滑り込みこちらを睨みつける悪戯っ子。 
いくわよ 準備はいい?



2021年1月10日日曜日

充実のホリデーご飯



じゃんじゃん
あけおめっ! 🎍

…とは言ってもすでに1月10日。今年はずいぶん休んでしまった。旦那Aが年末年始の長い休みをとったので私も休むことにした。

今日は朝からブログを書くつもりでいたのだけれど、なかなか始められない。やっとPCに向かってタイプを始めたのは午後の2時過ぎ。さてまたブログ書きの日々のルーティンを始めなければ。


それにしても今回気付いたことがある。
ブログをやらなければ日々のご飯が充実する。

ブログで文章を書くのってやっぱり思った以上に時間とエネルギーがかかるのだな。例えば、前日から文を書きはじめて、翌日の午後から似顔絵を描いて、音楽を見つけて、ブログのページを編集して…などとやっていると、いつの間にか午後の5時。あ…っと思うともうご飯の時間だ。

そういえばまだ洗濯機も回してなかった…今晩回さなければ。それにあそこに掃除機をかけなきゃね。それにしてもこの音楽のDJのプロフィールが見つからないとか、似顔絵の頭の形が変だとか…細々とやっていると、ほんの少しの事柄にも時間をとられてしまい、結局午後6時過ぎになんとかキッチンに入り、またまた今晩も馴染みの炒め物やパスタで逃げる…ああなんとかご飯が時間に間に合った…とほっとする…などなど…といつもやっているのだけれど。

そんなわけで、ブログをやらなければ食卓が充実するのだ。年末の金柑の甘煮に始まって、年越し天ぷらそば、お正月はなんちゃっておせちにお雑煮、それから充実のミネストローネに、水餃子にもち米の炊き込みご飯、今まで作らなかった揚げチキンのおろし煮、メキシカンディナーで充実のブリトー、スパニッシュディナーの美味しいオムレツ、朝はフレンチトースト、パンケーキのフルーツ生クリーム添え、別の日には英国スコーンのクロティッドクリーム添え、なんとストロベリーショートケーキまで焼いてしまった。いや~美味しかったおいしかった。これだな。ホリデーは食卓が充実する。普段ももうちょっときちんと料理しようと思った。結局は時間の調整が必要なのだな。



2020年12月31日木曜日

The Kingdom Choir – Real Love (2020)



笑顔



The Kingdom Choir – Real Love (2020) 
Real Love - Single
The Kingdom Choir
Released:  July 15, 2020
℗ 2020 INTERTALENT RECORDINGS. 

Cutmore Remix



このビデオのThe Kingdom Choirの方々の笑顔が素晴らしい。見てるだけで楽しくなって元気が出てくる。笑顔は大切。

ロンドンにいた頃、ジャマイカ系やアフリカ系の方々は皆優しかった。 スーパーで「まーっあなた私の同級生にそっくりだわ」と話しかけてきてくれたアフリカ系の女の子。 一時期通っていたアートスクールの同級生のゲイの男の子はジャマイカ系。スラリと長身でエレガントな彼はたまたま私と誕生日が同じで仲良くなった。 カムデンのジャズクラブのジャマイカ系のミュージシャンの方々も皆優しい。 ある日テムズ川南側の学校の下見に行った時は、バスの中に沢山居たアフリカ系の学生さん達が「どこ行くの?」と聞いてきて「ここよ、ここのバス停で下りるのよ」と皆でわいわい教えてくれた。そんな思い出がたくさん。 このビデオを見ていると優しかった彼らのことを思い出す。
そういえば地下鉄でガンをとばしてきた高校生ぐらいの男の子…しばらくにらみ合いになって少し怖かったのだけれど…思い切ってニコっとしたらニコッと微笑み返してくれたっけ。

来年は皆が笑顔のいい年になりますように。


The Kingdom Choir
英国ロンドンのゴスペル・コーラス・グループ。彼らはなんとプリンス・ハリーとメーガンさんの結婚式で歌ったのだそう。今知った。もう20年以上活動しているグループなのだそう。

Cutmore
Richard Cutmoreさん。ロンドンのDJ、remixer。Beyoncé、Rihanna、Justin Bieber、Sam Smithなど超大物のリミックスをやって英・米でチャートの1位になったそうだ。



亀のフルーツ話:大晦日の金柑と蜜柑



今日は12月31日です。
これからぼちぼちなんちゃっておせちの準備。

さて2日前にスーパーに行ったらカリフォルニア産のきんかんがあったので買ってきた。
ちょっと細長いきんかんです。
きんかんと言えば甘煮。お正月に母が作っていた。そうだ今年は自分で作ってみよう。初めてなのでネットでレシピを探す。

まず爪楊枝でちくちくきんかんを刺す。
 
そして水煮。2回煮てお湯を捨て、
ひたひたのお水とお砂糖を入れてコトコト煮ます。
 
つやつやするまで30分ほど煮たら出来上がり。
ちょっと萎んだけれど味はOK。ひゃ~懐かしい味。明日からのお正月に食べます。

ちなみに旦那Aは昔、うちの実家に帰った時にきんかんの甘煮を初めて食べて「小さいオレンジね。マーマレードみたい」などと言ってトーストに乗せて食べてました。 


そしてまたまた買ってきたカリフォルニア産のみかん。秋に買った時は青みかんのように酸っぱかったのに、今回は冬の甘いみかんになってた。すごくおいしい。 
小さいシールがついてます。
「Jingle Cutie」だって。みかんがサンタ帽をかぶってるイラスト。クリスマス向けなのね。すごくかわいい。
今回はこのみかんの皮をオーブンでぱりぱりに乾燥させて砕いてお屠蘇に入れてみる予定。

これから午後はきんぴらなどを作って、今夜は(日本時間のライブで録画された)紅白を見ながらおそばを食べます。良いお年を。



2020年12月29日火曜日

日本テレビ 水曜ドラマ『#リモラブ 〜普通の恋は邪道〜』最終話 無難にまとまった



蓼食う虫も好き好き
雨降って地固まる

だな。最終話まとまりましたねぇ。予想はしてた。やっぱり青に行くか。そうかそうか。そもそもそれがこのドラマの主旨だったのだろうなぁ。そうだな。

このドラマは、最初は軽~く見ていたのですよ。テキストで育む薄い愛。メッセージの相手が誰かわからないから探す…そして見つけてその人と間接的バーチャルな愛を育む話で(その割にはセフレなどびっくりな言葉が出てくるけれど)…イマドキの恋愛はどんなものかなと思って見てました。

それが第6話で大胆に告白!よし動いた。やったね。そこでぐっと面白くなる。

そこからは…このシャイで奥手の二人がどのようにお近づきになるのか…が見たくて真剣に見始めた。手を繋ぐだけのところからどうやってベタベタし始めるのかが楽しみになった。まぁそこですよね。興味があったのは。

ところが二人がちょっと仲良くなり始めた7話から「結婚」の言葉が出始めて…え、ちょっと早いぞ。そして8話には石野真子おばちゃんが出てきて迷走…いや…まだ手を繋いだだけで結婚はないでしょう…まずもうちょっとお近づきになってくださいよ。そして9話でまだハグもないまま、お近づきもないまま熱が冷めていく。あれれ…これは大丈夫か。

9話でいろいろと熱が落ちて…どうなるかと思ったら、最終10話でなんとか辻褄を合わせてハッピーエンド。うーん。そうか…やっぱりそっちなのか。 


うん…あれでいいのかもなぁ。とりあえずまとまった。そういう話ですもんね。不器用な二人のテキスト・バーチャル愛の話。しかし無難。

実は8話の最後のゴモジ君のシーンで、おっとこれはゴモジにチャンスがあるかと思ってしまったのだ。私は最後までゴモジくんに期待したのですよ。ゴモジくんならミミちゃんの気持ちを察して適度に動いてくれそう…べたべたしてくれそう。だって青ちゃんは進まないもんね。ワタクシの世代はテキストだけのバーチャル愛とか考えられないのですよ。もっとグッと来て欲しいのだわ生身の人間に、もっとベタベタしてくれなきゃー。というわけで、うだうだ喋るばかりの青ちゃんは難しいなと思ったのですよね。手をつなぐだけで結婚はないよなー。 


それにしても、このドラマは目の付け所が面白かった。今はバーチャルに育む愛もあるのかもしれませんよね。昔30年ぐらい前にはパソコン通信で知り合って結婚した知り合いがいたのですよ。だから今はSNSで育む愛もあるのかもしれません。

しかし私はそのあたりがこのドラマのオチだと思ったのですよね。最後はゴモジくんを選ぶのかと思ってた。バーチャル会話で理想ばかり言葉ばかりの青ちゃんではなくて、最後は「目を見てあなたが好きだと言い適度にベタベタ触ってくれる人間ゴモジ」をミミちゃんは選ぶ…それがドラマの意図だろうと思ったのですよ。ところがバーチャル愛の穏やかな青ちゃんを選んだ。うーんそうか。

青ちゃんのどこがいいのだろー。めんどくさいわ~。彼が真面目でいい人なのはわかるけれど…小さくこじんまりと自己完結型なのですよね。彼とはなんにも動かないぞぉおおおおおおそれは大問題。

しかしドラマとしては8話、9話のうまくいかない二人の感じがとても切実でよかったです。息を飲んで見ましたよ。ドキドキした。心揺さぶられた。すごく面白かった。恋愛のリアルに踏み込んですごく考えさせられました。いいドラマ。


全体に可愛い微笑ましいドラマでした。楽しかった。#バカップルもかわいい。本当にかわいい。キラキラしておかしくて楽しい。お菓子みたいな二人。それぞれかわいい。 富近先生と肇ちゃんの大人な二人も最高。ああいう大人のカップルのドラマはもっと見たいです。あの二人のドラマはすごくいい話。もっと掘り下げてほしかった。富近先生はいい女よ。 会社の社員もみんな和気あいあいとして楽しい。男性社員同士の会話がゲイの男の子達の会話みたいでそれも微笑ましかった。だれも悪い人がいないちょっと漫画っぽい設定もいい。全体にほのぼのかわいらしい平和なドラマ。ミミちゃんの心の声も面白かった。

まぁ結局メインの二人がべたべたしないからよかった…というのもあるのかもしれませんよね。私は二人にベタベタして欲しかったから見たのですけどね。 気配りと情熱の男ゴモジくんにも幸せになってほしいなぁ。 そしてワタナベ大/岬さんもいい。ああいう大雑把な人が一番楽かもしれませんよ。

結局はミミちゃんの好きを押し通したドラマ。蓼食う虫も好き好き、雨降って地固まる…ということでまとまりましたね。面白かったです。