2014年7月13日日曜日

BABYMETAL:ライブバンド「BABYMETAL+神バンド」への愛を語る



今回の欧州公演の様子を追うことは楽しかった。本当に楽しかった。今もまだ興奮でなんだか頭が落ち着かないのでまたうだうだ書こうと思う。

どうしてBABYMETALの欧州公演は大成功だったのか…?

そのあたりを書き留めたい。「~だからウケたのだ」…それをまとめたい。BABYMETALの魅力とは、コンセプトの妙にジャンルを超えたキャッチーな良曲、才能のあるバンドとシンガー、パフォーマー、それにダンスに衣装…と、様々な要素が混ざり合って起こった化学反応だと思うのですが、今回は特にステージ上の3つの焦点、「神バンド」「ゆいちゃん+もあちゃん」「すぅさん」の3点に注目。もちろん褒めて褒めて褒め倒す!


1. 神バンド様への愛を語る=上手いバンドはどこでもウケる

今回の3都市でのワンマンライブの信じられないような盛り上がり、そして難攻不落のメタルフェスでさえも手中に収めた大成功は、実質50%以上「神バンド様」のお手柄(私の個人的な意見です)。今回のツアーでは、神バンドさん全員がスターになりました。本当にかっこよかった。

日本で最高レベルの実力者達が見せた本気。男気。決して穏やかではないだろう欧州のメタルヘッド達を、音でねじ伏せ、フロントの3人の女の子達を音で守った4人の男達。超絶かっこよかったです。

「女の子がメタルをやる…?」と半信半疑でやってきた観客、そして気に入らなかったらペットボトルでも何でも投げるつもりでやってきた「硬派なメタルヘッド達」をまず

あっ!

と言わせ唸らせたのは神バンドの出す轟音。上手いっ。曲がかわるたびにどんどん顕わになる職人芸と力技。とんでもない技術なのに簡単そうに見せる余裕。無茶苦茶かっこいい。個別のソロで観客は息を呑み、技への驚きが賞賛と興奮に変わる。そこにフロント3人が加わった「誰が見ても正真正銘本物のライブバンド=BABYMETAL&神バンド」は、今まで何十年とHR/HMだけを聴き続けてきた硬派なオヤジ達をも納得させる実力を見せ付けた。これがまず今回の一番の成功の理由。神バンドこそがBABYMETALを世界レベルに引き上げた陰の立役者。

それにしても、こんな人達がいたとは…。なんと嬉しい。まだ皆さんお若いんですね。BABYMETALでの白塗りメイクもとてもいい。一見メイクでは強面ですが素顔は皆優しいお兄さん。普段は先生やスタジオミュージシャンの方々だそうですが、今回は全員が脚光を浴びてスターになりました。それぞれのファンも大量に獲得したのでは…。私もすっかり「神バンド」のファンになってしまった。やっぱり楽器が出来る人は問答無用でかっこいい 昔からバンド好きだった血が騒ぐ。こういう若い世代の凄腕のミュージシャン達を知れて本当に嬉しいです。


2. ゆいちゃんもあちゃんへの愛を語る=ライブでの起爆剤

BABYMETALのライブが最高に盛り上がるもう一つの理由は、YUIMETALMOAMETALの頑張り。このお二人の発するエネルギーがBABYMETALのライブを狂乱の祭りにしてしまう。とにかく可愛い。無茶苦茶楽しい。だけど可愛い楽しいだけじゃない。実はとんでもなく男前でかっこいい。彼女達はライブでの起爆剤。彼女達がステージに現れて歌いダンスを始めると、魔法のように観客が興奮し始める。どうしてでしょう。

同じ部屋で子供が数人騒いで走り回っているようなケオス感。彼女達のダンスはとにかく激しい。エネルギーがとてつもない。彼女達の発するエネルギーに刺激されて、見ているとこちらの頭のネジも23本ポンと外れる。ヤバイです。

実はライブの最後の方では酸欠で苦しいんじゃないかと思う。それでも踊り続ける。とにかく踊って踊って踊りつくす彼女達の頑張りは最高に男前でかっこいいです。そんな彼女達を見ると、どんなに頑固なメタルオヤジでも応援せずにはいられなくなるのだろう。彼女達こそがBABYMETALのライブを特別なものにする華。

今回のライブでも若い男の子達がバカみたいに騒いでましたが、あの興奮もゆいちゃんともあちゃんの発するエネルギーが伝染したものでしょう。「俺も俺も…」と騒ぎ始める。結果BABYMETALのライブは狂乱のバカ騒ぎになってしまう。

そんなわけで今回は何よりもお二人の頑張りに心を動かされました。初めての西洋でのステージで、予想の出来ない客層、何が起こるか分からない不安な状況の中、毎回毎回一生懸命プロとしてステージをやりきった姿には本当に感動しました。ロック魂を感じました。
 
 
2. すぅさんへの愛を語る=ライブの女王
 
16歳にしてこのカリスマ。彼女の凄さはただ歌が上手いことだけじゃない。最もすごいのは彼女のステージ上での偉大な風格。堂々として自信に満ち溢れ、どんな大人数の客を前にしても全く動じることなく、ただ女王様のように君臨してその場を仕切ってしまう。この人はあがることはないんだろうか? 
 
そもそも今回の欧州ツアーは、初めての土地、初めての観客層、時差ぼけもあるし、どのようにウケるのかもわからない状況で始まっただろうに、全てのステージで堂々と最高のパフォーマンスをしてみせた。轟音の中、よくとおる歌声で、聴いていて本当に気持ちいい。彼女の天性の声、歌の上手さ、堂々とした佇まいは本当に特別。宝物。観客にもそれがはっきりとわかるからこそ、曲が進むにつれて賞賛はリスペクトへと変わる。まさか国を超えてまであのカリスマが保てるものだとは思わなかった。本当にすごい人です。何十年に一度現れる正真正銘の大スターでしょう。
 
 
★「神バンドの神業」「ゆいもあちゃんのダンス」「すぅさんのボーカル」これらの部品が全て揃ってBABYMETALは完璧なライブバンドになる。こんな面白いもの、奇跡かもしれない。バンドの力技も、ゆいもあちゃんのかっこよさも、すぅさんのカリスマも、全てBABYMETALのライブには無くてはならないもの。もしこのどれかが欠けたとしたらBABYMETALがこれほど魅力的に見えるのかどうか…は、それぞれの部品のどれかをはずしてどんな感じになるのかを想像してみるとよくわかる。この3点が揃うからこそBABYMETALのライブはどこに行っても狂乱の祭りになってしまう。熱量がとんでもない。これこそライブの醍醐味。ライブの魔法。その証拠にほぼ全曲、アルバムの元曲よりもライブのほうがずっといい。いいバンドとは常にそういうものだ。メタルのジャンルがかなり行き詰っていると言われる現在、BABYMETALは、キャリア何十年のベテラン達もかなわないような奇跡を起こせるバンドなのかもしれないと思いはじめた。
 
アメリカツアーも楽しみです。