2014年6月12日木曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第23回「半兵衛の遺言」



官兵衛が土牢から助け出され、松寿丸にも会い、温泉リハビリをして帰宅。家族揃ってよかったね…という回。

なんというか…今週は軍師官兵衛が覚醒するまでのつなぎ的な回で、歴史的な事件があまりなかったせいか、なんとなく盛り上がりに欠けました。

本当はこういう事件の無い回だからこそドラマ的な脚色が必要なんですよ。官兵衛無事帰還で家族の感動の嵐…とか、涙涙のだしさんさよなら回、またノブ様と荒木ちゃんの苦悩…等々ドラマとして盛れる事柄は沢山あるように思うのですが、なんだか全て淡々と終わってしまいました。つくづくこの脚本は、歴史が回らないとドラマも回らない…。

例えば、賛否両論があるだろうとはいえ、悲劇のキリシタン=だしちゃんの最後の日々と、村重の苦悩なんて、ドラマ的にはもっと盛っていいと思うのよ。立派に「事件」じゃないか。脇役のだしさんを出し過ぎると文句のある視聴者もいるだろうけど、こんな悲劇のヒロインならもっとベタベタお涙頂戴でいいんじゃないかな…。だしさんはこの「事件」で歴史に名前を刻まれているわけだからもっと時間をとってもいいと思う。もう最後だし。

そもそもこの時代の女性は「事件」のある人のほうが少ないんだから、せめて今回のだしさんぐらい「事件」のある人は、もっと話を膨らませないと肩透かし。もっと泣けるかと思ってた。桐谷さんがステキだっただけにもったいない。

感動のお題は沢山あるのに、なぜかそれを生かしきれず淡々と過ぎてしまって、また総集編的な感じに見えた。全体の演出は結構いいからこそなんだかもったいない。

官兵衛の奥さんの光さんなんて毎回出てくるけど、歴史的にはほとんど何にもやってなくて、そのせいかこのドラマでも出てくるたびに、泣いて喚いて騒いで怒って…と、ほとんど同じ顔芸ばかり。すごく薄っぺら。これは人となりがよく構築されてないからだと思う。だから何度も出てくるたびにうんざりしてしまう。濃姫も同じ。これも脚本の問題。もっと人物を作らないと…。

やっぱりどうも歴史の事実がバラバラと並べられているドラマという感じ。だから今週のように「事件」が無いとのんびりしてしまう。


★あらすじ

官兵衛が土牢から助け出され、松寿丸にも会い、温泉リハビリをして、家族揃ってよかったね。その間に荒木村重は逃げ、だしさんは処刑される。官兵衛は松寿丸から半兵衛の形見の軍配を受け取り、軍師官兵衛が覚醒。


●流れと感想

有岡城下 官兵衛は助け出される。
・そのニュースは姫路にも届けられる。
有岡城の南蛮寺 だしが織田軍に捕らえられ京に送られる。
尼崎城の荒木村重はうろたえる。
有岡城下 官兵衛を秀吉が訪ねてくる。半兵衛の死を伝える。…ところでこのあたりの岡田さんが髭ボーボーでむっさい格好で、それがまぁーイイ男 小奇麗にしてるときはなんとも思わなかったけど、これだけ汚いとまーイイ男なのがよくわかるわ❤ ほれぼれと見とれる。これから楽しみになってきた。あまり綺麗にならないでほしい。
摂津信長陣 官兵衛がいきなりノブ様に会いに行く…ってえー?これ必要?こんなベタな演出でいいのか。そこに松寿君も現れる。うわーとってつけたようにべたべた。しかし岡田さんはいい男。岡田さん熱演。松寿君はカワイイ。
長浜城 秀吉、おねさんに報告。無駄なシーン。いらない。
有馬温泉 入浴シーン。
京・妙願寺 だしを(裏切り者)高山右近が訪ねる。「あわせる顔がない」なら会いにくるな!もっとごめんなさいしろ。無駄なシーン。
有馬温泉のあたり 官兵衛が山道を歩く。そこへなんと光ちゃん現る。え~~~~またベタベタ。こんなことあるわけないですよ。もちろん光ちゃんと松寿君も会う。涙涙…なんだかまたベタベタ。こういう再会シーンはきちんと家の中でやって下さい。
尼崎城 城下では荒木軍家臣の家族の処刑。えー城の中から見えるの?黙ったまま立ち去る村重…やっぱり上手い。
京・妙願寺 おせっかい右近君は尼崎城下の惨状をだしちゃんに報告。おい言うなよ。わざわざそんなこと知らせなくてもいいだろう。だしちゃんはそういうの一切知る必要なし。このドラマは言わなくてもいい事を言う人が多い。
摂津信長陣 村重の家族の処刑を明智光秀が止める。信忠も止める。…がノブ様「荒木一族は全て処刑」。ノブ様雪の中に佇んでいたけど、そろそろもう少し苦悩の演出があってもいいのでは。
京・六条河原 だしさんと家族の処刑。赤ちゃんがそんなに近くじゃ危ないぞ。桐谷さん綺麗ですね。顔が大人になった。
尼崎城 村重は部屋の隅。だしの死を知って溢れる涙。やっぱり上手い。このあたりもサラサラっと早い。もっと話を盛ってもいいのにな。これで終わり?
有馬温泉の宿 官兵衛はリハビリ中。だしさんの処刑が知らされる。もっと強いリアクションがあってもいい。命の恩人なのにサラッと流しすぎ。悲しむ官兵衛をいたわる「優しい出来た嫁」描写で光ちゃんの株も上がるのに。夜夫婦の会話。岡田さん台詞が聞き取れない。光ちゃんがしらじらしい気休めを言って怒鳴られる。官兵衛君落ち込んでます。
・翌朝、松寿君が半兵衛の軍配を官兵衛に渡す。光ちゃんの説明台詞。そして急に官兵衛元気になる。
姫路城 帰ってきた。家臣を集めた場でパパと休夢おじさんが泣いてるけど、この場で初めて会ったような台詞。まず家族だけで会ってると思うけど。黒田家まとまる。
・官兵衛、播磨秀吉の陣へ参上