2014年3月17日月曜日

BABYMETAL:3月16日付『The Guardian/ガーディアン』紙米国版の記事



なんと、またまたガーディアン紙です。オンラインの米国版です。ライターの方は日本在住のJustin McCurryさん。これ単なる記事だけじゃなくて、16日のオンライン版のタイトルページに大きな写真入りで出ているんです。これがなによりも凄い。

なんと表紙です!

昨日も書いたのですが、この新聞のオンライン版の読者は(Wikipediaによると)世界中で900万人らしいです。こういうJ-POPの記事なんて、普通は文化蘭の音楽カテゴリーの端の小さな記事だったりすると思うんですが、
思いっきりカバーページの
一番大きな写真です。

これ大きな事件だと思います。凄い凄い凄い…。
 
要は、(1日だけとはいえ)世界中の誰でも16日のオンラインの『The Guardian/ガーディアン』紙米国版を開くと、まずBABYMETALちゃんの写真が目に入るということ。これ信じられない。破格の扱いだと思うんですけど…大事件じゃない?
 
 
そのカバーページの写真をクリックすると本分のページが開くのですが、さて内容は…?
 
この記事は非常に一般的な紹介記事でした。昨日翻訳した313日付のDom Lawsonさんの、英メタルマニアの視点からの非常におかしな記事に比べると、とても一般的な内容。BABYMETALマニュアルに書かれた情報をそのまま写したような紹介記事です。
 
Dom Lawsonさんの記事に比べるとそれほど面白いものではないですが、このMcCurryさんの記事は、米版のガーディアン紙が一般の人々に向けてBABYMETALとはなんぞや?…という疑問にお答えするというものなんでしょうか。
 
しかしガーディアン紙の表紙を飾るほどBABYMETALちゃんて一般に知られているんでしょうかね。それがびっくりですよね。せいぜいビルボードチャート200圏内に入っただけなのに、凄い扱いだと思います。それぐらいこの珍妙なBABYMETALのパッケージは面白く受け取られているんだろうと思います。
 
それではまた粗い意訳です。こういう真っ直ぐな記事は、もっと翻訳の上手な方がいらっしゃると思いますが(私はあまり上手くない)とりあえず…。
 
 
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元記事はこれ
http://www.theguardian.com/world/2014/mar/16/babymetal-j-pop-thrash-metal-japan
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J-pop meets thrash metal in Japan's latest music phenomenon
(J-POPがスラッシュメタルと融合:日本の最新の音楽現象)
By Justin McCurry
2014316日日曜日 09:20

Teenage girl band Babymetal pair rah-rah skirts and ribbons with metallic riffs to produce unlikely worldwide online hit
ティーンの女の子のバンドBABYMETALは、フリフリのスカートとリボンをメタルのリフに組み合わせてありえない世界規模のオンラインヒットを作り出す


デスメタルの無慈悲な喧騒の上に散りばめられた砂糖菓子のように甘いティーンアイドルポップスは、レコード会社の重役の想像の中だけに閉じ込められた音楽の組み合わせに聞こえる。

しかしBABYMETAL=この3人のジャパニーズのティーンの女の子達は、フリフリのスカートとヘアリボンを地獄のメタルリフに合わせて、おそらく今年一番のありえない音楽の現象を作り上げた。

バンドのセルフタイトルのデビューアルバムは、米iTunesのロックチャートで3位。それに英国を含む6カ国の国々では、オンラインのトップ10チャート入りを果たした。ニューシングルギミチョコ!!/ Gimme chocolate!!』のビデオはYoutube上で370万ヒットを記録。そしてそんな彼女達の国際的なメタルシーンへのドラマティックな登場は、最新の『Kerrang! /ケラング』誌の表紙上の位置さえも勝ち取ることとなった(←ケラング誌の表紙に載るんだそうです。スゲー)。


BABYMETALの音楽は、スリップノット(Slipknot)のような骨太のメタルサウンドというよりも、長年培われてきたJ-POPとロリータファンタジーの居心地の悪い融合に負う所が多いだろう。ギミチョコ!!/ Gimme chocolate!!』のビデオでは、ギタリストとドラマーはほとんど見えないし、キャッチーなコーラスはむしろJ-POPアイドルAKB48の方に近いだろう。

BABYMETAL=中元すず香(16歳)と菊地最愛、水野由結(共に14歳)は、アイドルグループ・さくら学院で育った。彼女達の使命(甘ったるいJ-POPの音とスラッシュメタルの融合)は、今までメタルなんて全く知らなかった女の子達にとって(彼女達の所属事務所・アミューズの重役から言い渡された)大変難しい問題だった。しかし彼女達はそんな音楽的要件を簡単にこなしてしまったのだ。

バンドの最初のメジャーシングル『イジメ、ダメ、ゼッタイ』は、19000枚のコピーを最初の1週間で売り、日本のオリコンの週間シングルチャート上に6位でデビューした。

オンラインの音楽サイト「McClure Music 」のエグゼクティブ・ディレクターSteve McClure氏は、カラオケに向いた『ギミチョコ!!/ Gimme chocolate!!』を「そういうものとしてはよくやってる」と説明した。

BABYMETALはいくつかの上手なマーケティングと巧妙な制作の力が働いている。彼女達は「カワイイ」型の中の作品のいい一例だろう。歌は若干AKB48っぽいカワイイタイプのもので様式的だが、それでもキャッチーである」


AKB48や他の女性アイドルの日本国内でのとてつもない成功にもかかわらず、J-POPは北東のアジアの圏外ではあまりいい結果を出していない。しかしながら韓国の少女時代は国際的なK-POPの波に乗っている。

そしてMcClure氏は、BABYMETALが今後の日本のポップシーンにおいて新しい顔となることはないだろうと言う。彼ははBABYMETALとライバル・きゃりーぱみゅぱみゅとのあまり好意的ではない比較をした。(きゃりーぱみゅぱみゅは、オンライン上のクチコミで成功し、2012年にパリのジャパンエキスポ会場で売り切れのコンサートをし、翌年には世界ツアーを行った。)

「私はBABYMETALは珍しいアイデア商品のようなものだと思う。つまり彼女達は一発屋ということだ。」と彼は言う。「それにBABYMETALは実際にはジャパニーズのアクトとして売り出されているわけではない。彼女達は外野から例外的に出てきたもので、だからこそ私は、彼女達が(今後の)J-POPにとっての大きな動きの始まりだとは思わない。」


2012年の夏にサイの『江南スタイル』が大ヒットした何年も前から、韓国人がサイの音楽を聴き続けていたように、BABYMETALも決して新しいものではない。彼女達は3年前に結成された。そして東京と大阪のサマーソニックに二度出演するなど、日本のフェス回りをし続けている。

去年の終わりには、日本での「デスマッチツアー」に合わせて、シンガポールでも初めての海外のショーを成功させた。そして今月の初め、彼女達はアノ武道館でプレイした最年少のバンドとなったのである。

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以下、亀の感想…

…ふーん…なんか、あまり中身の無い話の上に特に褒めてくれているわけでもないみたいですね。それにしてもBABYMETALちゃんを音楽的にスリップノットというよりAKB48に近い…いやAKB48のコピーみたいなカラオケソングだと言ったり、きゃりーぱむぱむちゃんや、K-POP、少女時代にサイさんと比べるなんて…なんだか論点がずれていて非常に薄っぺらで全く説得力がないですね。この人はBABYMETALちゃんの音楽をあまり聴いていないと思いますメタルのこともあまり好きではなさそうだ(←ワタクシの想像)。

確かに私もK-POP は一時代を築き上げた素晴らしいものだと思いますが、BABYMETALちゃんが今回欧米にウケたのって、K-POPとは全然違う事をやってるからじゃないのかなぁ…。簡単にアジア括りだけで比べられるものじゃないですよね。外野から例外的にやってきて一発屋だろうなんて…まあ多少当たってるかもだけど、それもこれからどうなるかはまだ分からないですよね。論点が薄っぺらだな。なんだかこういう分野にあまり詳しくない人が数曲だけ聴いて書いたやっつけ仕事という感じ…。あまりいい評論ではないでしょう(笑)。

それでもあの『The Guardian/ガーディアン』紙のカバーページはやっぱりすごいことだとと思います。