西洋中心で引っ張っている現代の芸術は、いろんな余計なものがくっつきすぎた。昔ほんのちょっと美術を齧ってみて(学んだ分野は違うのだが)現代美術のあり方にはどうも馴染めずにいた。ロンドンに住んで90年代半ばのYBAs(Young British Artists)を間近に見ていたら現代美術が大嫌いになった。そして芸術そのものが結局どうでもよくなってしまった。…が、それでもやっぱりこの世の中、どうしても否定できない偉大な芸術家達はいる。そんな偉大な方々、その一人が葛飾北斎。
この手の映画、ここ10~15年ぐらいだろうか…アメリカ映画に増えてきた。『アメリカンビューティー』の冴えないサラリーマンがきっかけだろうか(あれはバリバリにハリウッド映画だったけど)。『アメリカンスプレンダー(2003)』『リトルミスサンシャイン(2006)』『サイドウェイズ(2004)』『Barney's
Version (2010)』…。これらの映画、どれも悩み多き普通のアメリカ人の話だ。殺人事件も起こらない。スーパーヒーローもいない。美男も美女も出てこない。主人公はうだつの上がらないサラリーマン、事務職のおじさん、凸凹ファミリー、冴えないワイン通…等など、どこの町にもいそうな普通の人達だ。面白いのは、こういうインディーズ系のこの手の映画、英語圏では非常に評価が高い。特に中流のインテリ層が好きそうだ。どうやら「見ていろいろと考えさせられる映画」ということらしいのだ。
Perfumeの新曲「Spring of Life」、今日海外のiTunesをいろいろと覗いてみたのですが、各国のPerfumeカテゴリー内で、アルバム『JPN』のどの曲も抜いて、人気のダウンロードリスト1番に上がってますよ。それから感想もざっと見たら、「コミュニケーション」も配信してくれとずいぶんたくさんの要望があがってました。それから各曲のインストも。こういうの、ほんとにどんどん出した方がいいと思う。
それから昔のアルバムも早く配信した方がいいと思う。とにかく持ち駒を海外に全部出して、どんどん買わせたほうがいい。『JPN』や『Spring of Life』を聴いて昔のアルバムをさかのぼって買う新しいファンも絶対にいる。配信での販売は、PCでたまたま曲を聞いた人が、部屋から一歩も出ることなく、簡単に1曲単位を思いつきで買えること。1ドルちょっとなんて、思いつきで買ってもいい値段なんです。そんな手軽さが、売る側にとっても最大のメリットなので、とにかく駒を出した方がいいです。それから配信のもう一つのメリットは、今現在の売り上げだけをどーんと期待するのではなく、今後継続して配信すれば、継続してファンを拡大していけるということ。これからも動画で見てあっと思って、そのまま思いつきで1曲だけ買う人もたくさんいると思う。過去の曲も配信してファンを拡大してほしい。
Spring of Lifeの初回限定盤シングル、海を越えて届きました!(なぜかポスターまで入ってたぞ) やったっ! 曲も聴いたし、DVDも見たし…でも聴いて見終わるとなぜか原因不明の脱力感…イヤ満足感…(笑)(あ、PVの感想を…。もー素晴らしいです。あの感じエレワあたりの頃から一番好き。お話になってるのもいい。切ない。全員ほんとに可愛い。) ここ最近のニュースは、このシングルがiTunesで全世界配信開始。それからアジア各国にも『JPN』のアルバムの発売が決まったそうです。順調ですね。