能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2020年11月23日月曜日

映画『劇場版 ビーバス&バットヘッド DO AMERICA/Beavis and Butt-Head Do America』(1996):薄ら笑いの81分





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『Beavis and Butt-Head Do America(1996年)/米/カラー 
/81分/監督:Mike Judge』 
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数日前、たまたまテレビのチャンネルをコロコロ変えていたらぶつかった。丁度始まったばかり。すぐに録画。そして今日、さっき見終わった。

あああ~やっと見た。これリリースが1996年で、ずーっと見ようと思ってたんですけど、今まで見れなかった。やっと見れた。

まぁお気楽な米のギャグアニメなので、内容を書くのはよそう。面白かったです。アホでいい。やっぱりね。Mike Judge監督はセンスがいい。しかし久しぶりだな。 


『ビーバス・アンド・バットヘッド』はテレビのシリーズで好きでした。まだ東京に住んでいたころの1990年代半ば、新しい賃貸に引っ越したらケーブルチャンネルが入ってた。MTVも入ってた。それでMTVばかり見ていた。当時Radioheadの「High And Dry」なんかのビデオが流れてた。そして『ビーバス・アンド・バットヘッド』もやってた。すぐにはまった。

ああいうおバカなものが好きなのだ。MTVのシリーズでは、ビーバスとバットヘッドの二人がアーティストのミュージック・ビデオを批評するのが最高に面白かった。ドラマのパートとミュージックビデオ批評のパートが半々なのだけれど、二人のビデオ批評が最高。ドラマはそれほど面白くなかったです。

まぁそれでも二人が可愛くて、何をやってもおかしい。Tシャツも買ったり…すっかりファンになってました。 


そしてその1年後、旦那Aと英国に引越すことになった。外国に移住したわけで右も左も…それにまず言葉がろくにできなかった。映画を見てももちろん日本語字幕はない。だからその頃に見た映画は、何を見てもわからなかった。『Apollo 13』(1995)なんて思いっきり寝ました。全然わからなかった。

この映画もリリースが1996年。当時は忙しくて見逃したのだけれど、もし劇場で見たとしてもあまりよくわからなかったかもしれない。見よう見ようと思っていたのに、その後レンタル店BlockbusterにVHSがおりてきても、結局見なかった。それで今日初めて見た。

ああ…なんか…懐かしい…というよりも、…あれ…?あれからもう25年も経っちゃったんだっけ? え…そうだっけ?そんなに時間が経った???…という感じです。不思議。ほんとに。

だって『ビーバス・アンド・バットヘッド』なんて昨日のことのようだわ。不思議。感覚的には「あ~…そうだ、ちょっと前に見逃したあの映画だ。じゃあ録画しようか」…とか…そんな感じですもん。えええええ? つい数年前の感覚だもの。もう25年も経ったの? ええええええ? その間私なにやってたんだろう????

そんな感じ。不思議だ。なぜだ? 

しかしそれでも25年前…。だからビーバスもバットヘッドもスマホを持ってないのだね。映画の中のテレビもブラウン管ですもん。いろいろと古い。あれから世の中もいろいろと変わったのだね。不思議だな。やっぱり。ええええ~変な感じ。


ところで、この作品で「テロリスト」がジョークのネタとして出てくるのだけれど、当時と今とでは言葉から感じるイメージが全然違うことにも気がついた。ちょっとびっくりした。1996年当時での「テロリスト」の言葉の意味と、2001年の後の「テロリスト」の言葉の意味は全然違う。「バイオテロ」なんてのはもう冗談じゃないぜ…と今は全く笑えない。1996年はまだ「知らぬが仏」というのか…知らないから幸せだった時代だったのだなと思った。ちょっと考えさせられた。 


全体にギャグは薄く…笑いも薄い。バットヘッドが「ひひひふふふひひひ…」と常に薄ら笑いしてますが、見ている私も同じようにニヤニヤ…ひひひうふふふと笑う。全体にあまり大きく盛り上がることもなく、おなじみのおバカなノリにふふふひひひひ…とにやにやし続ける80分。

ただ1度だけ、大爆笑のシーンがあった。

二人にそっくりのお父さん達との運命の出会いのシーンです。お父さんが焚き火の前で「すごいクールなもん見たい?」と立ち上がりお尻を向けた後の大爆発の直後の暗闇で…ふふふひひひうふふふひひひ…「Fire! ほぉおおほほほ」とビーバスが笑う。皆で笑う。ははははははは…あれは……大爆笑。結構ひきずって大笑いしたわ。 はははははは涙が出るほど笑ったハハハハゴメンヨ ホホホホホホ