2012年10月18日木曜日

2012年米大統領戦ウォッチ-その4: オバマvsロムニーTV討論バトル第2回


 今回の私の採点。

 

オバマ大統領6.3vsロムニー候補3.7

アメリカの1016日火曜日、またまた大統領選に向けてのTV討論会が開催。今回は大統領候補2人の第2戦目。TV公開ガチンコ勝負第2回目です。今回はほんとに勝負っぽかった。

なんと1回目にモグモグ言って消極的だったオバマさんが、今回ぱっちり覚醒。先週のバイデンさんに刺激されたのでしょうか、まるで別人のよう。立派。やっぱ弁が立つ人だったのね。こういうのを見るとなんだか「あーやっぱり理由があって選ばれた人なんだな…」と思ってしまった。

今回の討論は、ただ場を与えられてオープンに議論を進めるのではなく、ランダムに選ばれた(まだどちらに投票するのかを決めていない)一般市民が2人の候補者に直接質問をして、2人が交互にそれに答えるというもの。そのお題は次のとおり…(かなりいい加減な訳かも)。

 
1.(新卒の学生には)職があるのか?就職難=失業問題について。
2.ガソリンの値段はどうなる?エネルギー問題。
3.税金はどうするの?
4.職場での女性の権利は?(私:未だに問題があるのか)
5.共和党のロムニーさん、同じ党のブッシュとあなたは何が違うの?
6.オバマさん、過去4年間あなた何したの?
7.移民の問題はどうする?
8.リビアは(米領事館襲撃で大使が殺害された)どうしたの?
9.銃はどうする?
10.海外外注(米企業の中国への外注で国内の仕事が減少)は?
11.最後にあなた方それぞれは、国民にどう誤解されてると思う

 
突っ込んでますね。そういえばこの中には医療保険年金問題への質問がなかったんですね。それ以外はだいだい国民みんなの知りたいポイントだったのかな。

 
今回のオバマさんは落ち着いてました。口を一文字に結んで相手をしっかり見つめ、静かながらきっと鼻息も荒い。ロムニーさんがまた「オバマだめだめ攻撃」を始めると、前かがみで攻撃態勢のまま相手を睨み付ける。正直この人にこれだけの喧嘩度胸があるとは思わなかった。話す内容も理路整然として説得力があったと思う。前回のバイデン副大統領の討論内容と供に、少なくとも彼と民主党の目指す「理想の国の方向」は見えた気がした。これは大切だと思う。あんなに落ち着いて自信に溢れた姿にはほんとにびっくり。やっぱり政治家やのぉ…。前回とは別人。この人喧嘩できるんだ…。まだ51歳なのに老成した賢人のような落ち着きぶり。なかなかいい表情。

 そんなオバマさんをロムニーさんは渋い顔で見つめる。この人はいつもレモンを噛んだような顔をするのね。あまりのオバマさんの変容ぶりにビックリしたんだと思う。なんだか攻撃ばかりに気持ちが先走っていて論説も落ち着きが無いように感じた。この人は呼吸が浅い。もっと深呼吸をしないと…。前回あれだけ圧勝したんだから、もっと自信をもっても良さそうなものなのに、急にオバマさんが落ち着き払ってるんで焦ったのか。内容もほとんどが前回と同じ。「オバマさんはダメダメあれもダメこれもダメダメダメダメ…だから私にまかせなさい…」という内容。いつまでオバマ攻撃ばかりやってるのよ。もう少し実務の内容を語らないと…何がやりたいのか、どうやりたいのかサッパリ分からないぞ。中身が無い。

私の採点は10点満点で、オバマ大統領6.3vsロムニー候補3.7CNNの討論直後のリサーチでは、オバマ大統領46vsロムニー候補39だそうだ。今回はオバマさんの勝ちね。


最後にオバマさんが、奥さんのミシェルさんにしっかりハグしてもらっていたのが印象的。この人は精神的にかなり奥さんに頼っているんじゃないかな。心から信頼しあったいい夫婦だと思う…。

今日の討論を見ていていろいろと考えたので現状の説明と感想を次に書こうと思う。