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2023年2月28日火曜日

NHK 趣味どきっ!『読書の森へ』本の道しるべ・第7回 鹿島茂


NHKの 趣味どきっ!…の『読書の森へ』本の道しるべ シリーズ。去年の12月から今年1月にかけての放送。録画を放送の後すぐに見たのだけれど、とても面白かったのでメモしようと録画を残していた。心に残ったものを記録しておく。


まずは第7回 
フランス文学者 鹿島茂さん
日本での初回放送日: 2023年1月24日
TV Japanにて


鹿島 茂(かしま しげる、1949年11月30日 - )
日本のフランス文学者・評論家。専門は19世紀フランス文学。元明治大学国際日本学部教授。オノレ・ド・バルザック、エミール・ゾラ、ヴィクトル・ユーゴーらを題材にしたエッセイで知られる。当初はフランス文学の研究翻訳を行っていたが、1990年代に入ると活発な執筆活動を開始し、1991年に『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞受賞、1996年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、2000年『パリ風俗』で読売文学賞をそれぞれ受賞。古書マニア(19世紀フランスの希覯書が主な対象)としても有名。猫好き。映画マニア。2017年7月5日、書評アーカイブWEBサイト”ALL REVIEWS”を開設。(Wikipedia)

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★雑誌マニアである
雑誌は出版された時代を反映している

・La Revue Blanche Editions de la revue Blanche
1889年創刊~1903年 フランスの総合芸術雑誌。当時の有名な作家や芸術家が取り上げられていた。

・Art et decoration (1911)(アール・エ・デコラシオン)
若手アーティスト達の作品を紹介した芸術誌。魚や虫のデザインの壁紙は日本の影響を受けていた。


★苦行としての読書

読書への挑戦①
日本文学全集
中学生時代から、日本文学大全69巻 を5年かけて読破
印象に残っている作家 徳田秋声
全集を配本順に読む。好き嫌いに任せたらまず読まない作家に出会うことが出来た。徳田秋声は自然主義の大家。『仮装人物』は大傑作。いい出会い。様々な作家の本を読んでいくと鑑識眼が養われる。

読者への挑戦②
世界文学全集
自分に強制して読む。それが快感になる。
高校生時代に世界文学全集を読破。

読書への挑戦③
大長編を読む
・マルセル・プルースト『失われた時を求めて』
・平家物語
・ミハイル・ショーロホフ『静かなドン』
ロシア革命に翻弄される人々。数世代に渡る家族の物語。
長編小説(特にその時代を描いた小説)は、その国の様々なことがわかる。小説から得る知識はストーリーの喜びの他にある。退屈な部分も一つの楽しみ。とにかく最後のページまで読む。

修行のような、苦行のような読書。すすめます。本は予測不可能。読んでみないとわからない。


★コレクター人生

●翻訳の仕事からコレクターへ

・ルイ・シュバリエ/Louis Chevalier
『快楽と犯罪のモンマルトル/Montmartre du plaisir et du crime』 河盛好蔵訳

作者が固有名詞に注釈をつけない。翻訳に困る。当時の原資料に当たるしかない。鹿島さんは1984年にパリへ。日本で高額だった古書がフランスなら手に入れやすいことがわかる。

・ルイ・レイボー/Louis Reybaud
『ジェローム・パチュロ社会的地位を求めて/Jérôme Paturot à la recherche d'une position sociale』
(1846)
パリが舞台、青年の人生。

その挿絵はグランヴィル/J. J. Grandville (Jean Ignace Isidore Gerard)(1803 – 1847)
風刺画/動物戯画で知られる。鹿島さんはグランヴィルのコレクターに

Scènes de la vie privée et publique des animaux
『動物の私的・公的生活情景』
2巻
(Scenes of the Private and Public Life of Animals)
a collection of articles, short stories and satirical tales (1841 to 1842)
バルザック/Honoré de Balzacを始めとする作家が寄稿

・タクシル・ドゥロール/Taxile Delord
『もう一つの世界/Un Autre Monde』Paris, Fournier (1844)
ルイス・キャロルや後のシュールレアリズムに影響を与えたと言われる

昔のフランスでは、本は仮綴じの状態で出版社から売られ、それを購入者が装丁屋に持って行って装丁を個人注文する。結果、内容は同じ本でも装丁によって10倍から100倍の値段が違うことも。


★本の未来・未来の本

「(現在は)本が出てもそれが書店に並んでいるのはせいぜい数か月。本は完全に消費財になっている。季節もののモードと同じ。それを過ぎるとほとんど価値がなくなる。(その後)本は出版社の在庫として眠り続ける」


●鹿島さんが作った書評サイト
好きな書評家、読ませる書評

2017年開設。明治以来活字メディアに発表されたすべての書評を閲覧可能にする「書評アーカイブ」の構築を目指すという。好きな書評家、読ませる書評、雑誌や新聞の書評を無料で公開している。検索可。


●本の未来は?

「紙の本はなくなる。それを想定してトリアージ(選択)が行われるだろう。自己表現系以外の本は全部なくなる。特に情報系は。時代の必然だろう。活字本はかつての写本のようになっていく。それは避けがたい…」
 
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ネット上で追加した情報と共にメモ

「紙の本がなくなる」…確かにそうなのかも。もうすでにKindleなどで大量の本がデータになって出てますね。情報系はなくなるとのこと。まだ想像できないけれど、確かに。…歴史上のどこかの時代(例えばローマ時代)の地図などは現在、印刷された本が出ていますけど、あれもいずれgoogle mapとか…ああいうものに入力されていくのか。

これは音楽のメディアにも言えますね。録音された音楽を聴くのは、LPレコード。そしてカセット、CDと変わっていった。そのCDが今、日本以外はほぼ商品としては廃れてしまっている。今音楽を聴くならサブスク、それから配信/ダウンロード、それに無料の動画サイト…などなど。音楽を聴くためにCDを購入する習慣はなくなりつつある。

実は先日ここに文を書いたフランツ・リストの曲…ピアニストのジョルジュ・シフラが録音した曲はどのくらいあるのだろうかと思い、手持ちのCDと動画サイトを調べたのだけれど、何と…「シフラのリスト曲の録音はほぼ全曲YouTubeに上げられている」ことに気付いてしまった。シフラが録音したリストの曲は、全て無料で聴けるということです。すごい時代。

ということは今、(日本以外で)レコードやCDを買うという行為は、ノベルティー的なものを求めること(アイドルグッズを買うのと同じようなもの)以外は、ほとんどないということかもしれません。いずれ本もそうなっていくということか。


それにしても19世紀のフランスの本の話がとても面白かった。グランヴィルのことも初めて知ったし、シュバリエの『快楽と犯罪のモンマルトル』も面白そうだ。 ショーロホフ『静かなドン』はロシア革命好きの旦那Aに教えてあげよう。


2023年2月23日木曜日

SG Lewis - Feed The Fire ft. Lucky Daye (2021)



SG Lewisさんをもう1曲



SG Lewis - Feed The Fire ft. Lucky Daye (2021)
Album: Times
SG Lewis
Released: February 19, 2021
An PMR / EMI release; ℗ 2020 Jasmine Music Limited t/a PMR Records,
under exclusive licence to Universal Music Operations Limited



SG Lewisさん の名前は去年初めて聴いたのだけれど、彼は2021年にこの曲の入ったデビュー・アルバム『Times』で英国のダンスアルバム・チャートの1位になっていたのですね。英国のアルバムチャートでも46位だったそうだ。

今その1stアルバム『Times』をYouTubeで聴いているのだけれど、CHICのナイル・ロジャース氏が1曲ギターを弾いていたり、キーボードにジャミロクワイのマット・ジョンソン氏がいたり、ダンス系のシンガーRobynさんが歌っていたりとゲストも豪華。すごくいいDisco、dance-pop、houseのアルバム。アシッド・ジャズそのまんまの曲もある。すごくいいアルバム。これから今年出たアルバムも聴いてみよう。

面白い。1994年に生まれた今20代の青年が英国で2000年より前に流行った音を出している。すごくいいアーティストを見つけたかも。


この曲も去年彼を知った後で動画サイトをつついていて見つけた。一番好きかな。ベースが忙しく音を出してるのがいい。クレジットにベースがないのでたぶんキーボードのベースなのだろう。

ボーカルは米国人のLucky Dayeさん。昨日の「Vibe Like This」のボーカルをなさっていた方。



Feed The Fire
SG Lewis
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[Intro]
One
楽しまなきゃ
Two
行動しなきゃ
Three
俺と一緒にやってよ
Four
ビートが止まったら, baby, もっとロックしよう


[Chorus]
俺たち 何かあるよね 俺はもっと知りたい
馴染みがあるんだ 以前もこんな気持ちになったことがある
そんな目でただ俺を見ないでよ そんなギラギラした目で
流れにまかせて
盛り上がろう

君の汗が滴って 俺の肌に染み入る
君を夢中にさせるから 俺を引き寄せて (pull me in)
俺の上に愛を注いで 欲望に滑り込んで
何が起こっても
炎を燃え立たせて


[Verse 1]
輝いてる
ダイヤモンドみたいに 君はどこに行っても
目をくらませるようだ
ステレオの音を落とさないで
見つけようとしてる
俺は君の迷路で迷ってる
絡み合う
すごくいい気持ち
待って
俺を試して
止めないで
続けて (keep going)
俺をその気にさせて 


[Chorus]
俺たち 何かあるよね 俺はもっと欲しい
馴染みがあるんだ 以前もこんな気持ちになったことがある
そんな目でただ俺を見ないで そんなギラギラした目で
流れにまかせて
盛り上がろう

君の汗が滴って 俺の肌に染み入る
君を開かせるから 俺を引き寄せて (pull me in)
俺の上に愛を注いで 欲望に滑り込んで
何が起こっても
炎を燃え立たせて


[Verse 2]
もっと高く
俺をがっかりさせないで
隠れている
君がコントロールする場所に連れて行って, yeah
見つけようとしてる
俺は君の迷路で迷ってる
絡み合い
驚くほどいい気持ち
待って 
俺を試してみて
止めないで 
続けて (keep going)
俺をその気にさせて 


[Chorus]
俺たち 何かあるよね 俺はもっと欲しい
馴染みがあるんだ 以前もこんな気持ちになったことがある
そんな目でただ俺を見ないでよ そんなギラギラした目で
流れにまかせて
盛り上がろう

君の汗が滴って 俺の肌に染み入る
俺が君を夢中にさせる 俺を引き寄せて (pull me in)
俺に愛を注いで 欲望に滑り込む
何が起こっても
炎を燃え立たせて

[Chorus]
俺たち 何かあるよね 俺はもっと知りたい
馴染みがあるんだ 以前もこんな気持ちになったことがある
そんな目でただ俺を見ないでよ そんなギラギラした目で
流れにまかせて
盛り上がろう

君の汗が滴って 俺の肌に染み入る
君を夢中にさせる 俺を引き寄せてよ (pull me in)
俺に愛を注いで 欲望に滑り込む
何が起こっても
炎を燃え立たせて

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Songwriters: David Brown / Dustin Bowie / Matthew Richard Johnson / Samuel George Lewis
Feed The Fire lyrics © Sony/atv Ballad, These Are Songs Of Pulse, A Man Broke Free Music, Music By Lucky Daye Publishing





2023年2月22日水曜日

SG Lewis, Lucky Daye - Vibe Like This ft. Ty Dolla $ign (2022)



去年の秋にアメリカのダンスチャートに入っていた




SG Lewis, Lucky Daye - Vibe Like This ft. Ty Dolla $ign (2022)
Album: AudioLust & HigherLove
SG Lewis
Released: January 23, 2023
An PMR / EMI release; ℗ 2023 Jasmine Music Limited t/a PMR Records,
 under exclusive licence to Universal Music Operations Limited



前のエントリーでピアノだ生の人間のエネルギーだと言いながらダンスチャートの曲をとりあげる。とは言ってもこれは80年代初期のバンドの音ですね。ビデオもなんだか80年代風ですが。タバコは吹かすし綺麗なお姉ちゃんたちは後ろで踊るし…。楽しそうだな。いい雰囲気。

3人で歌ってますけど、この曲は今年出たSG Lewisさんのアルバムの曲。去年の秋にはアルバムに先行してシングルで出てました。それで米国のダンスチャートに入ってた。曲はLucky Dayeさんとの共作。

このSG Lewisさんは英国人ですが今アメリカ在住なのかな。調べたら作曲で様々なアーティストとコラボしているらしいです。作曲がうまいのでしょう。将来有望。公式でYouTubeに上がっている新アルバムの曲もすごくいい。どれもいい。


★SG Lewis
Samuel George Lewisさん。英国人のシンガーソングライター+DJ+プロデューサー。1994年生まれ。このビデオではキーボードを弾いて首を振っているお方。2014年に活動開始。2015年にデビューEP「Shivers」をリリース。2017年にVirgin EMI Recordsと契約。何曲か曲を提供して2019年に1stシングル「Blue」。いくつかのEPを出した後に2021年にアルバム『Times』をリリース。その他にも様々なアーティストに曲を提供しリミックスも多数。今年1月23日にアルバム『AudioLust & HigherLove』をリリース。

★Lucky Daye
David Debrandon Brownさん。アメリカのシンガーソングライター。1985年生まれ。髪の短いアフリカ系のお方。ベースを弾いている。2005年に米のオーディション番組『American Idol』のシーズン4に19歳で出演。その後ソングライターとして活動開始。様々なスターに曲を提供。2018年にシングル曲「Roll Some Mo」でデビュー。EPを出した後、2019年のデビュー・アルバム『Painted』がグラミー賞のBest R&B Albumにノミネート。その後もEP『Table for Two』が2022年にグラミー賞の Best Progressive R&B Albumを受賞。次作アルバム『Candydrip』も2022年グラミー賞のBest R&B Albumにノミネート。色々とすごいですね。

★Ty Dolla $ign
Tyrone William Griffin Jr.さん。アメリカのシンガーソングライター+プロデューサー。1982年生まれ。髪の長い(コーンロウだっけ?三つ編みの)アフリカ系のお方。ギターを弾いている。このお方はbass gから始めてdrums、guitars、keyboards、MPCと全てマスターしたマルチプレイヤー。2004年から活動開始。

歌詞の途中で出てくるスティーブ・アーウィンって誰だっけ?と調べたら、あのオーストラリアの『クロコダイル・ハンター』のお方でした。


Vibe Like This
Lucky Daye and SG Lewis
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 [Chorus: Lucky Daye]
世界中を回ってきた
こんなvibeを感じたことはない
リスクを冒す価値があるかも
俺が逃した時間を埋めるためなら (time I missed)


 [Verse 1: Ty Dolla $ign]
俺の逃した時間を埋めさせて
世界中を回ってきた 次の旅には君を連れて行くよ
俺が車を止めたら これを滑り込ませる
君のステップを2歩 俺はこうするから
オーデマピゲの時計をしてるなら 今ほど最高のタイミングはない
G5, これほどいけてるものはないだろ
クロコダイルのビキニ スティーブ・アーウィンのためさ
君を取り戻すためならgirl, 俺は努力するから

 [Pre-Chorus: Lucky Daye]
行きたいところを教えて
嘘でもほんとでもいいから
俺のショーにおいでよ本物だから 俺を感じるなら
エネルギーを満たしてあげる
同時に 君の腕の中にいる間に 時間が止まればいいね 俺にも必要
君だけだよ 試してみたいのは


 [Chorus: Lucky DayeTy Dolla $ign, & Both]
世界中を回ってきた
こんなvibeを感じたことはない (never felt a vibe like this)
リスクを冒す価値があるかも
俺が逃した時間を埋めるためなら (time I missed)
Ooh, yeah, ooh, yeah
世界中を回ってきた
こんなvibeを感じたことはない (never felt a vibe like this, oh, no, no)
リスクを冒す価値があるかも
俺が逃した時間を埋めるためなら(make up for the time I missed)


 [Verse 2: Ty Dolla $ign]
君のpussyが今でも俺のものだって言って 俺のものだって
そして絶対に俺の仲間には許さないって
バリ島に行こう モルディブに行った後で
君がもしそれが本物だと言ったら 僕の家の鍵をあげるよ, yeah

この家を俺たちのホームにしよう
君がダイヤモンドとバラが好きなことはわかってる
君の目標を教えて
君が孤独を知ることがないよう保証するよ, yeah

 [Pre-Chorus: Lucky Daye]
君が行きたいところを教えて
嘘でもほんとでもいいから (hey, yeah, yeah, yeah, yeah)
俺のショーにおいでよ本物だから 俺を感じるなら
エネルギーを満たしてあげる (oh, woah)
同時に 君の腕の中にいる間に 時間が止まればいいね 俺にも必要
ここでは君だけだよ 試してみたいのは


 [Chorus: Lucky DayeTy Dolla $ign, & Both]
世界中を回ってきた (I did)
こんなvibeを感じたことはない (vibe like this, oh, yeah)
リスクを冒す価値があるかも (the risk)
俺が逃した時間を埋めるためなら
 (make up for the time I missed, ooh, woah)

世界中を回ってきた (I did)
こんなvibeを感じたことはない (yeah, ayy)
リスクを冒す価値があるかも (oh, yeah, oh)
俺が逃した時間を埋めるためなら
 (time I missed, I'm missing mine, oh-woah)


 [Outro: Lucky Daye]
Oh, 俺が逃した全ての時間
Oh, ooh-ooh, ooh, ooh
リスクを冒す価値があるかも, ayy-yeah, yeah, yeah
Yeah, yeah, yeah, yeah, ayy

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Songwriters: David Brown / Tyrone Griffin / Samuel Lewis / Conor Quinlan
Vibe Like This lyrics © Songs Of Universal Inc., Dirty Hit Songs, Ducky Laye Music






ピアニスト・亀井聖矢さんを覚えておこう そしてリストはシフラ



この亀井聖矢さんのことを初めて知ったのは今年1月の『あさイチ』。番組ではリストの「ラ・カンパネラ」を弾いていらした。「お、うまいね~」

そして今日TV Japanの『あさイチ』の枠の後に放送された『クラシック倶楽部』。その番組でまた亀井聖矢さんがピアノを弾いていらした。彼の『あさイチ』でのカンパネラを覚えていたので早速拝聴。このライブの撮影は2020年の9月。ということはこの演奏の時の亀井さんは19歳。

亀井さんは2001年12月生まれ。去年の年末に21歳になったばかり。お若いのにもうすでに様々な賞を受賞なさっているそうで、去年2022年には、ロン=ティボー国際コンクールピアノ部門 第1位、評論家賞、聴衆賞を受賞なさったそうだ。すごいですね。

このお方はまだ21歳ならこれから個性が出てくるお方なのかもしれませんね。それでも『あさイチ』の「ラ・カンパネラ/La campanella」と、今日の『クラシック倶楽部』の「鬼火/Feux follets」と「マゼッパ/Mazeppa」はとても気持ちよかった。


「ラ・カンパネラ」はリストのよく知られる曲で、様々なピアニストの方々が弾いているのだけれど、この曲は好き嫌いが出やすい曲かもしれません。私は「ラ・カンパネラ」を始めとするリストの曲はまずジョルジ・シフラ以外のピアニストは聴かない。聴けない。もう30年ぐらい前から私は頑なにリストはシフラと決めていて、なかなか他のリスト弾きには心を開けない。ジョルジ・シフラ(György Cziffra)(1921~1994)とはハンガリー出身のフランスで活躍したピアニスト。リスト弾きで有名。

シフラのリストはいい。絶品。シフラはとにかく好き好き好き。なぜか?ダイナミック。エネルギーが大きいから。

全ての優れた芸術の条件として私が思うところを(私が個人的に心動かされるものを)私はこのブログでは何度か書いてきているのだけれど、とにかくパフォーミング・アート(他のアートも)は人から出るエネルギーが大切。そのエネルギーに心動かされる。エネルギーは大きければ大きいほどいい。そういう派手派手で激しく華やかなものが好き。

だからピアノはシフラ。しかしシフラはリスト以外はいただけない。何故か知らねどシフラの弾くショパンは聴けたものじゃない。癖が強すぎて気持ちが悪い笑(CDに入っていたのを1回聞いたらあまりに気持ち悪くて途中で放り投げたので何が悪いのかも語れない)。しかしリストだけはシフラが世界最高。


いや…それで亀井さんのリストもうまいなぁと思った。クラシック無知な私の受けた印象だけなのだけれど、彼の名前はここに記録しておこうと思いました。うまい。華やか。ドラマチック。お若いからなのだろうエネルギーが大きい。楽しい。クラシック音楽もエネルギーが大きければピアノでもオーケストラでも踊りたくなる。亀井さんのリストを聴いて踊りたくなった。(今シフラと比べてみたら印象が全く違いましたね。でも亀井さんのも好き)


余談ですけど…前述のシフラのリストはいいですよ。シフラの演奏は、激しいパートは戦車がどどどどっと迫ってくるような重低音。音の壁がすごい。エネルギーがとてつもない。重い爆音。一音一音がクリアで跳ねる時は異様なくらいポンポン跳ねる。キレがよすぎ。激しいパートは激しすぎる。それなのにロマンティックで優雅なパートは涙が出るほど美しい…心が溶ける。様々な音が極端過ぎる。しかしその音のうねりが琴線に振れる。音に惚れる。本当です。

シフラに出会ったのは、親の持っていたクラシックのLPのボックスセットで小学生の時。それから20代にいくつか東京でもCDを買って、その後ロンドンに移り住んでからは(彼が1994年に亡くなったことから)追悼CDのシリーズが出ていたので集めた(彼のショパンが酷いのはそれで知った)。ともかくシフラが好き。シフラは私にとってはロックスターです。かっこよすぎ。LOVE。また聴こう。久しぶりにCDを聴こう。

ピアノは昔から齧る程度…味見する程度には聴いてる。詳しいことは解らないけれど、聴いて感覚だけによる好き嫌いは確かにある。アルゲリッチ(Martha Argerich)のエネルギーは激しい。激しくてダイナミック。ショパンは、さぁ~誰だろう…フランソワ(Samson François)いやアシュケナジー(Vladimir Ashkenazy)か。ショパンは曲によって好き嫌いがあるかも。数年前にベートーベンのソナタはブレンデル(Alfred Brendel)がいいと知った。それから内田光子さんのモーツァルトも近年知った。基本の人々をほんの少し。…知識が昭和で止まっている。

ピアノはとにかく沢山の選択があり過ぎて、中途半端には到底理解できるものではないのだろう。時々思い出したようにピアノ曲を聴くけれど、いつも結局シフラに戻ってきてあまり他に広がらない。あんなに有名なホロヴィッツもほとんど聴いていない。

激しい奴が好き。激しくてゴージャスでロマンティックなやつがいい。元気のいいクラシックを聴くときはポップスやロックを聴くのと気持ちは変わらない。

というわけで若くて元気のいい亀井聖矢さんを記録しておこう。お名前はまさやさんと読むのですね。


今Youtubeで「mazeppa」と検索したらVan Cliburn International Piano CompetitionでのYunchan Limさんの演奏が出てきた。2022年の金賞の方だそうです。なんとダイナミック+ドラマチックで美しい。韓国の方でまだ18歳。最年少の金賞受賞だそうだ。すごいな。この曲は弾く人によって色が変わりますね。

今CDを取り出してきてシフラの「マゼッパ/Mazeppa」を聴いてきた。やっぱり癖が強い。ぽんぽん跳ねてます。跳ねてるのに重厚。うわ~真ん中はドラマチック過ぎ。泣きそう。すご~い。mesmerizing。くらくらする。リストのこれを聴いて19世紀の貴婦人が失神するのがわかる笑。このシフラのピアノをやかましいと言う人がいても私は驚かない。だからいい。



2023年2月21日火曜日

映画『めまい/Vertigo』(1958):画面が芸術的・古い名作は若い時に見るべし






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『Vertigo (1958)/米/カラー
/2 hours 8 minutes/監督:Alfred Hitchcock』
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コロナ禍が始まってまるまる3年。今もまだ映画館で映画を見るまでに至っていない。

コロナ禍以前に映画館に行っていた時は、まず新作の映画の宣伝を見てそれをRotten Tomatoesなどの映画評サイトでチェックし、良さそうなら映画館に行ってみようか…という具合だったのだが、その習慣もすっかりなくなってしまった。
その代わり、今は思いついた時にテレビで昔の映画を録画して見たり、Netflixやアマゾンプライムでドラマや新作を見ている。 それにしても配信サービスの新作なら世間一般で流行っている時に見ることも出来るのに、実際には勝手な時間に勝手なタイミングで見ることの方が多く、そんなわけで全体的に「今が旬の映画作品」を見ることはほとんどなくなってしまった。

去年の年末は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の感想を書くことに時間を取られていて、見た映画の感想も書かずにそのままになってしまっていた。そろそろ書き留めておこう。


ヒッチコックの『めまい』は1958年の作品。出演はジェームズ・ステュアートにキム・ノヴァク。名作だそうだ。そういえばこの映画は今まで見ていなかった。たまたま年末にテレビでやっていたので録画して鑑賞。

昔のハリウッド映画です。ヒッチコック作のサスペンス映画。原作はフランスのミステリーだそうだが、映画の舞台は米国サンフランシスコ。
タイトルは『めまい/Vertigo』。主人公のスコティ(ジェームズ・ステュアート)の高所恐怖症によるめまいの症状から。彼のめまいがストーリーの大きな鍵。


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映画の感想の前にアメリカのニュー・シネマについて書いておこう。

アメリカの映画は1970年以前と以降ではまったく別のものに変わる。

(今調べたのだけれど)1968年以前、アメリカの映画界にはヘイズ・コード/Hays Codeというものがあり、それにより様々な表現の規制があったのだが1968年以降にその規制がなくなった。また同時期には欧州を中心に「ニューシネマ運動」が世界中で起こっていて、映画の表現方法が若い世代により実験、開拓されていた。

…だから私が子供時代から見ていた70年代以降のアメリカの映画は暴力的でリアルでセクシーで生々しいものだったのか…

『イージーライダー』『真夜中のカーボーイ』『明日に向かって撃て!』『キャバレー』『チャイナタウン』『カッコーの巣の上で』『大統領の陰謀』 それらの60年代後半~70年代に名作と言われるリアルで荒々しい表現の映画は、それ以前のキラキラしたハリウッド映画とは全く別もの。1960年代半ば生まれの私は、そのような70年代の名作映画を見て「映画とは生々しくリアルであればあるほど良い、リアルで生々しい表現こそが映画の醍醐味である」と信じて育った。それらの映画は日本では「アメリカン・ニュー・シネマ」などと呼ばれ、また英語圏では「New Hollywood」「The Hollywood Renaissance」「American New Wave」などと呼ばれている。
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このヒッチコックの映画は、その「New Hollywood」以前に制作された映画。

いかにも作られたフィクション。おとぎ話。人が亡くなる事件を扱ったサスペンスなのに、画面はキラキラと美しい。ミステリアスな女「マデリン」を演じる女優さんは(英国人ヒッチコックの好みなのだろう)骨太大柄ギリシャの彫刻のような男顔美女キム・ノヴァク…彫刻のように美しいが頑丈な印象の女優さん。そしてフリーの探偵「スコッティ」を演じるジェームズ・ステュアートはスタイリッシュでお洒落。美男美女が出てくるマーダー・ミステリー。あまりリアリティはない。

この映画に1970年以降のリアリズムを求めて文句を言うのは意味がない。最初からリアリティなどは無い前提で作られている映画。事件があって展開があって捻りがあって、終わったかと思ったらまた先があって…としっかりフィクションとして書かれた脚本はまるでミステリー小説/本を読んでいるかのよう。この映画の人物達に繊細な感情の動きなどを求めてはいけない。俳優さん達は台詞を喋って、行動して、それにより何かが起こって…と、まるで舞台劇のようにストーリーは進む。

ひとつひとつの場面は絵画のように美しい。画面上のレイアウトや演出、カメラワークは冒険的。色彩も鮮やか。画面の中の色の配置がいちいちデザインされている。しかしそれがますます「嘘っぽさ」を強調しているようにも思える。

 
★ネタバレ注意
(ネタがなんぼの話なので未見の方はお読みになりませぬよう)



そしてストーリー。

ミステリー小説をそのまま映像化した…というのか舞台劇風というのか、ストーリーもいかにもフィクション。それでも女主人公マデリンがスコッティを騙そうと仕掛ける様々なトリックがいかにも嘘っぽいとわかっているのに、観客もいつのまにかそれを信じ始めてスコッティと共に騙されそうになるのが面白い。ふむふむと頷きながら見る。

そして一旦ストーリーは落ち着いて次のパート…マデリンにそっくりなジュディが出てきた時からまたまた嘘っぽさが増加。マデリンとジュディは明らかに同じ女性なのにスコッティがいつまでも騙されるわけがなかろう笑。スコッティさん騙されすぎ。

その嘘っぽさがいかにも昔のハリウッド映画で、それはそれで楽しめばいいのだけれど、どうしても「なんだよそれ~」と笑いが漏れるのはしょうがない。

そして最後はああそうか…そうなっちまったか…とふむふむ、そうかそうかと頷いて見終わる。そうですかそうですか。

やっぱりこういう嘘クサい話というのはどうものめりこめない。たぶん世代的なものもありますね。ワタクシは映画を沢山見過ぎた年寄りなのでこういう「いかにもな作り話」を素直に楽しむことはできなくなっているのかもしれぬ。この映画も18歳ぐらいの時に見たら間違いなく感動していたと思います。名作は若い時に見るべし。


見てよかったか?よかった。なぜ?あのヒッチコックの『めまい』だから。一度見ておいて損はない。じゃあ映画として面白かったか?うん。しかし感動はしない。ああそうか…とオチにもあまり心動かされず淡々と見終わった。結構尺が長い。何が良かったか?画面が絵みたいに綺麗。画面が美しくデザインされている。演出、カメラワークも冒険的で面白い。芸術的な価値があると思う。昔の観客にはかなりショッキングな映画だったのだろうと思う。衣装が綺麗。キム・ノヴァクはギリシャ彫刻のようだ。ごついけど。英国人の男には一定数ああいう彫刻のような大柄な女性を好む男がいますね。いるいる。

それにしても、あのスコッティがマデリンにそっくりなジュディを見つけた後「面倒をみてやる」と言いながらジュディにマデリンの髪型をしろだの、マデリンと同じ服を着ろだの、ジュディ本人を全く見ることなく、マデリンのコピーを作ろうとしているところには腹が立ちましたねぇ。最低の男でしょう笑。最悪だな。そんな男は殴ってさっさと逃げ出しなさいよジュディちゃん。

というわけでヒッチコックの名作は一度見ておいて損はない。古い名作はイノセントな若い時に見るべし



2023年2月16日木曜日

Stacey Ryan - Over Tonight (2023)



Stacey Ryanさんの曲をもう一曲



Stacey Ryan - Over Tonight (2023)
Over Tonight - Single
Stacey Ryan
Released: January 13, 2023
℗ 2022 Stacey Ryan, under exclusive license to Island Records,
a division of UMG Recordings, Inc.
 
Lyrics



カナダのシンガー・ソングライター ステイシー・ライアンさんの今出ている曲です。前回の「Don't text me when you're drunk」はアップテンポでしたが、これはいい雰囲気の曲。彼女はおいくつかなのかな。この歌で彼女は若い女の子の繊細な恋心を歌っています。

この曲の状況は、(今までにも何度か一緒に夜更かしする機会があったくらい仲がいい)男トモダチに女の子の方が惹かれ始めていて「…彼が今夜泊って行ってくれないかな~どうかなぁ…」と思いめぐらせている状況。

コーラスでの「But were you about to tell me something that changes how I compartmentalize where you lay in my mind?」は、
女の子が「私が心の中に分類したあなたの(オトモダチの)位置を変えさせるようなこと」を彼が言おうとしてるのかな~と期待している。彼に先に動いて欲しいのですね。そしてその後すぐに「あなたが朝の光の中でどんな風に見えるのかな~」などと想像している。 

[Verse 2]では、もし二人が今夜親密になったら、24時間後に二人がどんな様子になっているかな~と女の子が想像している…と旦那Aが言っていた。


男友達がトモダチから恋人になるかもしれない状況で、女の子が色々と考えを巡らせている歌

しかしこの状況、なかなかトリッキーで…というのも二人はすでに仲のいい友人同士。学校のクラスメートでしょうか。他の共通の友人も沢山いる。
ある日の深夜、予想に反してお互いいい雰囲気になってしまった。そろそろ「じゃあまた明日」の時間なのに、今夜彼は帰るのを先延ばしにしている。彼の bedroom eyes/セクシーな目線も苦しい…ドキドキ。
しかしもし二人がここで一歩踏み出してうまくいかなかったとしたら、今までのような居心地のいい友達関係には戻れない。だから簡単に…じゃあチューしようか…と踏み出せない。どうしようかな…でももっと近づきたいな…と悶々とする。わくわくと不安が同時進行。うまいね。

お互い惹かれあっていて抑えきれないほどなのに、一歩踏み出せない状況、自分を抑えている状況というのが、一番セクシーでドキドキする状況だと思いますね~ワタクシは。そういう状況を歌った歌というのはあまりないです。だからうまいと思う。

Stacey Ryanさんの歌詞は、その描かれた心模様が細かい。前回の「Don't text me when you're drunk」でもずいぶんうにゃうにゃと言っているなと思った。この歌「Over Tonight」の女の子の気持ちもすごくリアル。

いつもよく聴いている軽薄なダンスミュージックよりずっと繊細だ。
すごい才能のアーティストを見つけたかも。



Over Tonight
Stacey Ryan
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[Verse 1]
午前3時 
あなたの身体はまだ私の側に
私達はただの友人関係 
でもあなたはそれを少しトリッキーにする
あなたはいつもダーク・ブルーな時間に去っていく
でも今回は いつもとちょっと違う

ずっと前にあなたは 
私を「無関心さん」と呼んだ
今は 私に違う思いを抱かせる
感情的になるのはやめようと同意したけれど
私 それを約束したわけじゃない

[Pre-Chorus]
私達は目を覚ましたまま横になって 
先延ばしにしてる
さよならを言うことを 
セクシーな目線とともに
もう私から言うのは遅いのかな?
認めるのは難しいの、でもboy

[Chorus]
あなたがいなければ 私のベッドは冷たい
分析し過ぎないようにしているけれど
でも あなたは今 
「私が心の中に区分けしたあなたの位置を変えるようなこと」
を言おうとしてた?
あなたが(朝)日の光の中でどんな風に見えるかを考えてた
あなたを夢見るのではなく
もしかしたら 今晩泊っていってくれないかな

[Post-Chorus]
今夜泊って 今夜泊っていって
これで終わりにしなくてもいいでしょ


[Verse 2]
24時間後の 私達の未来
私達はあなたの家にいて 
ここにもっと早く来れなかったねと言ってる
私達が共有する秘密は もっと深くなって
それぞれ 私がもっと感じる毎に

[Pre-Chorus]
私達は目を覚ましたまま横になって 
先延ばしにしてる
さよならを言うことを  
セクシーな目線とともに
あなたはためらってるけれど でもやっと言うのね
あなたの頭に何を隠しているのかを 

[Chorus]
あなたは言う「僕のベッドは君無しでは冷たい」
考え過ぎないようにしてるけど
でも あなたは今 
「私が心の中に分類したあなたの位置を変えるようなこと」
を言おうとしてた?
あなたが朝日の光の中でどんな風に見えるのかを考えてた
あなたを夢見るだけではなく
たぶん 今晩泊っていってくれないかな

[Post-Chorus]
今夜泊って 今夜泊っていって
今夜で終わりにしなくてもいい
今夜泊って 今夜泊っていってよ
これで終わりにしなくてもいいでしょ


[Bridge]
あなたをこんなに欲しいのは いけないことかな?
他のプランを全部キャンセルして
あなたの時計を 私のナイトスタンドに残して
そうすれば あなたはまた帰ってくる


[Chorus]
あなたがいないと寒いから (You, yeah)
分析し過ぎないようにしているけれど
でも あなたは今 (But were you about to)
「私が心の中に区分けしたあなたの位置を変えるようなこと」
を言おうとしてた? (Compartmentalize)
あなたが日の光の中でどんな風に見えるか考えてた
あなたを夢見るだけではなく
もしかしたら 今晩泊っていってもいいのに (Stay over)

[Post-Chorus]
今夜泊って 今夜泊っていって
今夜で終わりにしなくてもいい
(This doesn't have to be over tonight)
今夜泊って 今夜泊っていってよ
(Come on, come on, come on)
これで終わりにしなくてもいいでしょ

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Songwriters: Asia Whiteacre / Brett McLaughlin / George Ponce / James G. Morales / Matthew Morales / Stacey Ryan
Over Tonight lyrics © Sony/ATV Music Publishing LLC


Stacey Ryan and Zai1k - Don't Text Me When You're Drunk (2022)



お猫様H:冬はブランケット



ここのところ1日中2階で寝ている猫さんですが、寒い日にはたま~に下に降りてくる。今年もやっぱり下の階にやってきた。雨の日だったかな。




2023年2月12日日曜日

Rihannaリアーナのスーパーボウル(2023) Halftime Show!



今年はいまいちかな~

どうやら彼女、最初と最後の曲以外は Lip sync/口パクでしたね。うちのテレビでは口パクに見えた。うちのテレビが悪いのかもしれないけど。たぶん最初の曲と最後の「Diamonds」と、それからたぶん「Umbrella」も歌ってたかな。しかし中間のダンス曲/EDMは歌っていないと思う。

ここのところ…、たまたま昨日は安全地帯のライブ映像を見てすごいすごいと言っていたのだけれど、そのせいなのかこのライブにはどうも生のエネルギーが欠けているように思えた。

何よりも彼女は曲がよくない。こんなにダメとは知らなかった。もっとキャッチーな曲があったと思うのだけれど。もちろんこれは私の個人的な好みの問題。しかし曲に魅力がなければ結局スター本人のパワーと生の声のエネルギーが大切になってくる。生で歌っていれば曲にメロディーがなくてもライブは魅力的に見えるものなのに。

気になったので去年のハーフタイム・ショーを今見直したのだけれど、去年はほとんどがラップ曲でメロディのある曲のほうが少なかったのに、全員が生で歌っていたのですよね。生の声のパフォーマンス。だからすごくエネルギーに溢れていてかっこよかったです。去年のショーはすごくよかった。

今年のリアーナはなにかが欠けていた。たぶん生の声のエネルギー。


演出はよかったです。彼女の赤い衣装以外は。天井から吊ったステージも、スタジアムを立体的に使っていて素晴らしかったし、沢山の白いダンサー達も楽しい。大きな会場では大勢のダンサーが同じダンスを踊るのは効果的な見せ方。しかしリアーナはなぜ赤いステージの上で赤い衣装を着ていたのだろう。あれは遠くからは彼女が見えなかったと思う。

それでも会場は生のリアーナが出てきただけでも大興奮だったと思うので、ショーとしては何の問題もなかったのだろうと思う。

ところでショーの最後の方でバンドが出てきたけれど、元EXTREMEのヌーノがいた!!!やっぱりね。出てくるかと思ってた。出てた。でもテレビに映った時間はたぶん3秒 笑 カナシ~ どうせギター弾いてないしね。

というわけで、巷では彼女が出てきたことが嬉しくて、おまけにお腹が大きかったものだから「ニンシンだ!」とみんな騒いで、どうやらショーの途中でツイッターが壊れたらしい。すごいね。やっぱり彼女はすごい人気なのね。ルックスいいもんな。かっこいいのは間違いない。おめでとうございます。

彼女が本当に歌っていたかどうかは、動画サイトに公式の映像が出てきてからまた確認しようと思う。とりあえず最初に見た印象はこのような感じ。

★追記
今Youtubeに公式の動画が上がったので見てきた。リアーナさん全部歌ってるみたいですね。しかしうまいな~。うますぎて口パクかと思ってしまった。たぶん全部歌ってると思いますよ。すごいね。歌はやっぱりあまり好きじゃないけど。でもうちのテレビより音がいいので曲そのものもずっとよく聴こえた。

また追記…リアーナさんの他のライブも聴いてきた。やっぱり今日のライブはリップシンクだわ。あれはオケを録音するときに生歌も録音してそれを口パクしたんだろう。だからあんなに完璧でフラットだったのだろうね。



2023年2月11日土曜日

安全地帯 - I Love Youからはじめよう (1988)



歌のパワー



安全地帯 - I Love Youからはじめよう (1988)
Album: Anzenchitai 6 – Tsukini Nureta Futari
Released: January 1, 1988
℗ 1988 UNIVERSAL STRATEGIC MARKETING JAPAN,
a division of UNIVERSAL MUSIC LLC



紅白メモ第4弾
かっこいいですね~。これは幸せなライブだ。最高。

スタンダードなロックでシンプルな曲だからこそのパワー。圧倒されるほどかっこいい。玉置さんの声の力強さが歌の説得力。しっかりとした声で「I Love You, I Love You, I Love You More」と玉置さんが歌えば全てが大丈夫な気がしてくる。最高にポジティブなメッセージ。最高にかっこいい

今の難しい時代に「I Love You」と繰り返すこと。
大切です。名曲です。


紅白を見ていて、この曲の強いエネルギーに元気を貰いました。聴いているうちに笑顔になった。 紅白の映像はスタジオでの演奏だったそうですが、それでも歌に強いエネルギーを感じた。本当に玉置さんの声はものすごい説得力。

そしてバンド・安全地帯のかっこよさ。70年代からの長い時間、共に演奏をなさってきたメンバーの方々。彼らのバンドとしての結束力と安定と余裕と優雅さはベテランのバンドならではのものだと思います。本当にかっこいいです。

このライブビデオは去年の紅白の後、今年1月に公式のYouTubeに上がっていました。最高にかっこいいライブ映像。 武道館いいなぁ。また武道館でライブが見たい。

最高の音楽とは、人が奏でるもの。人が歌うもの。シンガーが歌で訴えかければ、観客はその声から大切なものを受け取ることができる。アーティストと観客の美しいコミュニケーション。幸せな時間。だからライブはやめられない。

この安全地帯のライブ映像を見るとますますそう思います。



2023年2月10日金曜日

星野源 - 喜劇 (2022)



幸せの歌


Gen Hoshino - Comedy (2022)
Comedy – Single
Gen Hoshino
Released: April 8, 2022
℗ Victor Entertainment



紅白メモ第3弾
この曲も歌詞がすごくいい歌だということを紅白で知った。耳に聴こえてくる音楽がいいこと、バンドが上手いことはもちろん、字幕を見ていて歌詞の良さにも心動いた。後でネットで調べたらすごくいい歌。


不器用に生きてきた二人が、ある日ひょんなことから出会って愛を育む。出会えてよかった。喜びが溢れる。幸せの歌。


映画のために書かれた歌だそうです。だから内容は映画に沿ったものなのかも。しかし聴き手が歌詞を勝手な解釈で受け止めてもいい。私はこの歌に夫婦の日常の中のほのぼのとした幸せを感じた。温かい。


「生まれ落ちた日からよそ者」
だと言う主人公が「あなた」に出会い
「ただ秘密を抱え 普通の振りをしたあなたと 
  探し諦めた 私の居場所は 作るものだった」
幸せな居場所を二人で作っていく
「血に勝るもの 心たちの契約を」
これはケッコンかな 元々は他人同士の二人の 心たちの契約
そして二人は手を繋ぎ家に帰る
「今日は何食べようか「こんなことがあった」って君と話し…」
日々 二人は仲良し
「いつの日も 君となら喜劇よ」「ふざけた生活はつづくさ」
いつも笑顔 楽しい日々 二人は幸せ。
今目の前にある幸せを認識する。だから
「私の光はただ此処にあった」

やっと気の合う相手が見つかって
「あの日ほどけた 淡い呪いに 心からのさよならを」
二人が一緒なら もう独りじゃない
綺麗な花を見て「こんな綺麗なんだ」と相手に伝えたい
二人で喜びをシェアする幸せ。
「どんな日も 君といる奇跡を」
そして毎日の
「命繋ぐキッチン」
「ありがとうでは 足りないから 手を繋ぎ」
「いつまでも 君となら喜劇よ」
「分かち合えた日々に 笑い転げた先に ふざけた生活はつづくさ」



ほのぼの。二人が一緒にいられることの幸せ。毎日楽しいから日々の出来事はまるで喜劇のよう。笑いながら日々は過ぎる。日々の発見や楽しさを二人で分かち合えることの幸せ。この時間が長く続きますように。日常の幸せが沢山見えてくる。そんな歌。ほのぼの。

人生は喜劇のように予測不可能。いつ何が起こるかわからない。
タイトルの「喜劇」にはそういう意味もあるかも。

紅白の感想で書いたのはアレンジの巧みさ、バンドの音のセンスの良さ。本当に心地よい大人のポップス。名曲。


星野源 - SUN (2015)



2023年2月9日木曜日

SEKAI NO OWARI – Habit (2022)



名曲



SEKAI NO OWARI – Habit (2022)
Habit – Single
SEKAI NO OWARI
Released: April 28, 2022
A Virgin Music release; ℗ 2022 UNIVERSAL MUSIC LLC



紅白メモ第2弾。
たぶん曲そのものは半年ぐらい前に動画サイトで聴いたと思う。リズムの気持ちいいいい曲だと思った。しかし歌詞を意識したのは紅白。紅白の字幕を見ていたら歌詞が刺さった。

若者に向けて「自分を分類して決めつけるな、もっと自由であれ」というメッセージだろうか。…本当ですね。 自分で自分を分類して「俺はこうだ私はこういうものだ」と決めつけてその位置に留まれば、それがいつしか「Habits」になる…それで自分の可能性を狭めてしまうかもしれない。だから自分でそれを壊したほうがいいと言ってる。「habit捨てる度 見えてくる君の価値」…それは本当。

5分間の歌の中に沢山のメッセージが入っていて、その上で「説教するってぶっちゃけ快楽」とか「その後なんか俺興味ないわけ」とも言っている笑。大人が綺麗ごとではなくストレートに思うことをアドバイスをしている。

私はFukaseさんよりず~っと年上ですが、人生の終わりに近づき始めた人間もこの歌詞にはすごく納得する。私もそうだったと思う。私も若い頃は自分を分類しがちだった。〇〇占いだとか〇〇判断だとか〇数字が何番だとか…ありとあらゆる分析に自分をかけて自分は何者だろうと知ろうとしていた。自分の小さな経験だけで「自分はこういう人間に違いない」と自己分析して納得しそれで安心したりしていた。みんなもそうなのかな。しかし本当は…人間は「もっと 曖昧で 繊細で 不明瞭なナニカ」「君に君を分類する能力なんてない」…そのとおり。

すごい歌です。Fukaseさんからの今の若い方々へのメッセ―ジなのでしょう。でももしかしたらこれは人の一生のどんな時代にも当てはまるものかもしれません。

それからびっくりしたのはrhyming/韻の踏み方。「…動物、好物、どう?普通、こうふつふつと、」「どうしたい、こと自体、信じたい(けど)、非常事態、」…うまいうまい。字幕を見ていてにやにやした。すごい笑。 

ところでうちの旦那Aは日本語が解らないのですが、この曲の歌詞がメロディに乗っている  「音」がリズミックで気持ちがいいそうです。かたかたかたかた…とリズムが刻まれてる歌い方が気持ちいいらしい。


日本語やっぱりいいな。すごくいい歌。今動画を見ても日本語が直接心に突き刺さってくる。メロディーもアレンジもいい。いい気持ち。よく踊れる。

紅白ではFukaseさんが踊りながら歌っていらしてそれもすごいと思った。元気がいい。ステージでは様々な方々がダンスに参加していて楽しかった。

この曲は去年大ヒットして、第64回日本レコード大賞を受賞したそう。おめでとうございます。いい曲が大勢の人に聴かれてヒットして認められている。素晴らしい。




2023年2月8日水曜日

King & Prince – ichiban (2022)



かっこいいね



King & Prince – ichiban (2022)
Album: Made in
Released: June 29, 2022
レーベル: Johnnys' Universe


かっこいい曲。紅白で初めて知ってここに記録。今のジャニーズのボーイバンドってこういう曲を歌っているのですね。かっこいいじゃん。スキ。

というわけで調べてみたらこの曲は去年リリースされたアルバム『Made in』のリードトラックだそう。作詞/作曲はKREVAさん。

いい曲だと思ってキンプリは他にどんな曲をやっているのか動画サイトで見てみたら、シングルでリリースした曲はほぼ陽気なポップソングかバラードばかり。日本のアイドルらしい耳に優しいポップな曲調が多い。ということはキンプリがこの曲をNHKの紅白で演るっているのはかなり冒険だったのかも。そうなのか。私はこれが一番好きだわ。

紅白の選曲ってNHKさんがなさるんでしたっけ?いや~冒険をさせたなぁ。私個人的に大変嬉しい選択。他の陽気で穏やかな曲だったらたぶんここには曲を取り上げなかったと思う。たぶん。

意外性がいい。すごくいい。とにかく日本のボーイバンドがこういう攻撃的な曲を堂々とやっていることに驚いて頼もしく感じました。いいですね。かっこいいわ。ダンスも上手い。

最初のコーラスからラップのパート、その後のPre-コーラスかな?「かざせかざせ…」からの少し情緒的なメロディがすごくいい。いい気持ち。全編に低音がブンブン鳴ってますね。いい。思わず椅子に座っていても上半身をゆらゆら回さずにはいられない…いや立ち上がって思わず踊る。何度もリピートしてる。いいっすね~。


OMG…ぇえええっ…今、米国のアップルに行ってリリースの情報を調べようとしたのですけど、キンプリってアップルに曲がないの???ぇええ?どうして?なんで?今の時代に???信じがたし…。嵐はアップルに出てましたよ。キンプリはなんでないの?うそみたい。今調べたらジャニーズさんちは未だ色々と制限をかけてるみたい。ぅわああああ前時代的。もったいないなぁ。ボーイズはこんなにいい曲をやってるのに…。


2022 紅白歌合戦観戦記 2022/12/31



毎年恒例の紅白感想文。

さて今回は3年ぶりに観客の入った紅白歌合戦。やっぱりお客さんがいるといい。会場のエネルギーが違う。アーティストの皆さんも楽しそう。ステージのデザインも赤と白が戻ってきました。伝統です。よかったよかった。赤と白に時々金色も混じって派手で元気な歌合戦が帰ってきた。

色んな意味で伝統的な紅白歌合戦に戻ってきた印象でした。審査員の方々もステージの前の特等席にいらっしゃる。司会の方々のスペースにも無理がない。そして大きなステージ。ステージから見える客席もいい感じです。会場のペンライトの光も盛り上がる。豪華で明るい紅白歌合戦。


去年の秋、最初に出演者リストが発表になった時は「なぜK-POPが沢山いるのだろう?知らないグループやアイドルが多い?」と正直戸惑ったのですが、その後日本の大物アーティストも多数参加。そして実際のショーは様々な音楽が響き演出も華やかで結果はとても楽しいお祭りでした。

一番の目玉は司会の橋本環奈さん。今年の司会者の方々は全員揃って大変バランスがよかった。大泉さんのユーモア。櫻井さんのなめらかなMC。桑子さんの安心感。そして経験豊かなお兄さんお姉さん方の中で堂々とキビキビとショーを仕切って進行していた橋本環奈さん。本当に素晴らしかった。すごかった。冴えてる。頭がいい人なのだろう。メディアでも橋本さんが大絶賛されているのを見かけました。気持ちのいい司会。大きな拍手。

歌も豪華でよかったです。ダンスやポップスの若者向けの音楽に、演歌、バンド、歌のプロの技、若いエネルギーに、ベテランの遊びと、様々な要素が沢山混ざり合って豪華で楽しかった。やっぱり紅白は年のしめくくりのお祭り。いろいろな音楽が聴けるのが嬉しい。

今回も大晦日に旦那Aと感想を言いながら見て、その後しばらく熟成。そしてあらためて二回目「ヘッドフォンで曲を聴いて」その印象で感想を書いた。

またまた私が個人的に好きだったり面白かったリスト。見ながらメモした感想。ここに取り上げない方々もよかったです。本当です。いつもはアイドルに文句を言いがちなのですが今回は考えを改めた。アイドルの方々も大切。お若い彼らや彼女達…アイドルグループががいるからこそ楽しいシーンも沢山ある。やっぱり若いアイドルはいたほうがいい。だってお祭りですもの。


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天童よしみ「ソーラン祭り節」
元気いっぱい。派手派手で楽しい。バックバンドがファンキー。あっ仁田忠常がいる!
緑黄色社会「Mela!」
いい歌 ホーンがフュージョン風味 勢いのある上手いバンド。
〇郷ひろみ「GO!GO!50周年!!SPメドレー」
私はGOさんが好きです。エンタメのプロ。プロ中のプロのエネルギーが最高にかっこいいと思う。懐かしい歌。僕たち男の子にフニフニ最高。一緒に歌うわ。会場に入ったら全力疾走。すご~い。楽しい。
〇なにわ男子 「初心LOVE(うぶらぶ)」
いい曲。良質のポップス。踊れる。キャッチー。
LE SSERAFIM「FEARLESS」
私は普段からこういう曲が好きだから否定できない。しかしなぜ新しいグループが紅白に出られるのでしょう?それにしてもみんな綺麗な女の子達だ。
〇山内惠介「恋する街角~きつねダンスRemix~」
山内さんも好き。山内さんはいつもニコニコして楽しそうなの。サービス精神旺盛なエンタメのプロ。笑顔は宝物。山内さんは今年は日向坂46の女の子達大勢に囲まれてキツネ耳をつけて楽しそうに踊ってらしたのが最高によかった。ショーをとことん楽しんでいらっしゃるのが素敵。
〇鈴木雅之「違う、そうじゃない」
ファンキー。J-R&B。アレンジは R&Bなのにメロディはすごく和風。
〇BE:FIRST 「Shining One」
生で歌ってる?ダンスもうまい。すごいぞ。曲の展開もいろいろの凝ってる曲。意欲作。踊りながら歌もうまい。すごいね。(追記:すごくいいグループ。ライブでの歌がうまい。皆オーディションに勝ち残った方々なのですね。楽しみです。この曲の動画をこのブログの「Music」に取り上げてページに埋め込もうと思ったらできなかった。でもいい歌です)
SEKAI NO OWARI「Habit」
名曲。この曲はメロディーやリズムだけでも好きだったのだけれど、紅白で歌詞の字幕を見ていて歌詞もすごいことに驚いた。あんなに踊ってるのに歌っているのもすごい。みんなでダンスは紅白ならでは。
〇三浦大知「燦燦」
心に沁みる。お母さんに向けた歌かと思い調べたらお祖母さんへの手紙だそうです。
IVE「ELEVEN」
この曲は動画サイトに出たときにここに取り上げようかと思っていた。キャッチー。それにしてもルックスのいい女の子達だ。歌ってないの?
Perfume「紅白 Medley 2022」
Perfumeは特別な存在ですよ。もう12年間も見てきている。やっぱり彼女たちを見ると嬉しい。彼女たちもプロ。今回「チョコレート・ディスコ」のイントロが流れたら観客がわらわらと立ち上がった。愛されてる。いいね。
坂本冬美「お祭りマンボ~スカパラSP~」
冬美スカパラ贅沢ですね~。「お祭りスカ」すご~い。坂本冬美さんもいつも好き。綺麗なお姉さん。「お祭りマンボ」の曲も大好き。忙しい曲なのに冬美さん流石。これは踊れる。ステージも派手派手。スカパラの方々も楽しそう。やっぱ紅白はこうでなくちゃ。
★三谷幸喜さんがワイハにいる笑 鎌倉殿スキスキ。
ウタ「新時代」
このCGの見せ方が紅白にあっているのかわからない。けれど曲がいいなと思ったら作曲が中田ヤスタカさんだそうだ。歌はAdoさん。
〇三山ひろし「夢追い人」
いい歌声。しっかりとカメラ目線の三山さんのカリスマがすごい。演歌のお方は流石エンタメのプロ。けん玉おめでと~。
★ディズニースペシャルメドレー 「ディズニースペシャルメドレー」
Misiaさんのディズニーランドが夢のようで素晴らしかった。Misiaさんが妖精みたいでかわいい。
〇Vaundy「怪獣の花唄」
Vaundyさんのこのステージ慣れはなんだろう。堂々としている。気持ちのいい声。紅白を自分のライブステージにする22歳。すごいね。そんなもんかぁ紅白~いけるよなぁ いくぞ日本!いいぞ!笑
milet×Aimer×幾田りら×Vaundy「おもかげ」
このコラボは紅白用かと思ったら2021年のコラボ曲なのだそうだ。Vaundyさん作詞作曲プロデュース。
工藤静香「35周年SPメドレー」
工藤さんは何から何まで勝勝勝勝の人生だ。すごいマダム。それにお歌もうまい「あ~らしをっお~こしてぇゃ」で「おぅ」と声が出たわ。実は彼女を3回ほど街でお見かけしたことがある不思議。20年ほど前ロンドンのBrewer Streetで1度キムタクと一緒のところをすれ違った。14年ほど前には東京代官山の辺りでも2度ほどすれ違った。ベビーカーを押していらした…あれ?Kokiさんが今年20歳ということは…違う人かも。
〇King & Prince「ichiban」
この曲はびっくりした。ダンスしながら生で歌ってるの?口パクかどちらかわからなかった。だってダンスが激しいもの。すごいじゃん。曲も好き。かっこいいね。作詞作曲がKREVAさん。最後はふーふー言ってる。
〇Official髭男dism「Subtitle」
このバンドはどの曲もいい。信頼してる。何を聴いてもいい。巧みの技。クオリティーがすごい。この曲も展開が素晴らしい。かっこいいバンド。
★加山雄三「海 その愛」
加山さん最後のステージだそうです。今もお声がしっかり。すごいお方です。お疲れ様でした。紅白ならでは。雲のステージも綺麗。
Superfly「Beautiful」
Superflyさんの声は宝物。最初の一声から「あ~きもちいい」と思う。すごい声。天からのギフト。気持ちが上がる。
〇藤井風「死ぬのがいいわ」
メロディがいい。冒頭のピアノで驚く。しかし歌詞は戸惑う。シアトリカル演出。もしかして藤井さんも少し困っていたのでは。でも藤井さんは才能のあるお方よ。スカートはいてる。
篠原涼子「恋しさとせつなさと心強さと2023」
工藤さんと共に紅白ならではの目玉懐メロ。篠原さんがセクシーでセクシーで女むんむん。小室さんがピアノ。いい曲
〇ゆず「夏色」
今回のゆずさんの頑張りにワタクシは感動しました。北川さんが舞台中を走り回ってエンタメ・サービス大放出。すんごい楽しくて盛り上がった。観客も皆立ち上がった。こういうの大切です。拍手。北川さんが会場のお客さんとテレビのカメラとしっかりエンゲージするハッピーなステージ。岩沢さんの高音もいい。いい歌。楽しいわ。北川さんの笑顔がすごく素敵。アリガトー!!
〇関ジャニ∞ 「T.W.L」
そして関ジャニ∞がゆずの北川さん作詞作曲のT.W.Lを歌ってゆずとコラボ。楽しい。お祭りならでは。お客も立ち上がってタオルを振って大盛り上がり。素晴らしい。ハッピーなステージ。
〇星野源「喜劇」
名曲。曲もいいが歌詞もいい。お洒落。毎年いい曲。センスがいい。都会ね。アレンジが面白い。ギターが後ろでキュルキュル鳴っている。タイトなすごくいいバンド。すごい展開の曲。歌詞も哲学。心に刺さる。ふざけた生活はつづく、命繫ぐキッチン…ほんとにそのとおり。ベースマンがイイ男だ。
★氷川きよし「限界突破×サバイバー」
Kiinaさんの休業前の最後のステージ。ゴージャスな笑顔で堂々と歌い切った。Kiinaさんいきいきしてる。「いいぇええええええええ」とのけぞって雄叫び最高。ワタシはね、Kiinaさんがご自分に正直にどんどんお綺麗になっていくのが嬉しい。よかったですね。自分に正直に。自由に。幸せになって。応援する。綺麗よ。
★松任谷由実 with 荒井由実「Call me back/卒業写真」
ユーミンさんは曲がいい。ほんとにいい。お洒落。彌十郎さんも一緒に歌ってる。そして郷ひろみさんのユーミンリスペクトなお言葉も素敵だった。
★安全地帯「メロディー/I Love Youからはじめよう」
曲が素晴らしい。玉置さんの力強い歌。声に説得力。すごくいい歌。前向きの歌。かっこいいバンド。玉置さんいい声だなぁ~。ほんと。名曲
石川さゆり「天城越え」
石川さゆりさんの「天城越え」と「津軽海峡冬景色」は、オペラや歌舞伎の古典のように毎年同じ歌で、どのような演出やアレンジで見せ聴かせるのかが見どころだと理解した。ロックとラップ、和楽器とロックギター…などなど今までにも色んな演出がありましたが、今年は和楽器とオーケストラ。琵琶や笛、時々掛け声も入る。今回のアレンジも素晴らしくて、旦那Aがやっぱり今年も喜んでいた…今回はこれが1番と言っている。旦那Aは毎年石川さゆりさんに感動するらしい。
★桑田佳祐 feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎「時代遅れのRock’n’Roll Band」
おじさま方の楽しみ。これは…すごい組み合わせ。贅沢。これも紅白ならでは。全員大物。ありがたや~。皆さんそれぞれかっこいい。大人の余裕ですね。佐野元春さんがすんごいかっこいいわ。
MISIA「希望のうた」
だるまの前でうさぎが舞う。そうか今年はうさぎ年か。祈りを捧げるようなダンスでしたね。MISIAさんの歌う姿を見るとなんだか涙が出そうになる。このお方も天からのギフト。歌うために生まれてきた特別なお方。このお方が歌うと神様が微笑む。感謝。



2023年2月5日日曜日

Stacey Ryan and Zai1k - Don't Text Me When You're Drunk (2022)



才能の塊



Stacey Ryan and Zai1k - Don't Text Me When You're Drunk (2022)
Don't Text Me When You're Drunk - Single
Stacey Ryan, Zai1k
Released: January 16, 2022
℗ 2022 Stacey Ryan, under exclusive license to Island Records, 
a division of UMG Recordings, Inc.



Stacey Ryanさんはカナダ人のシンガー・ソングライター。彼女が最初に世間に知られるようになったのはこの曲。TikTokで(ファンからの自作の曲と詞を募集した)open verse challengeだったのだそう。先日取り上げたJVKEさんの「golden hour」のDuet Verse Challengeを見ていたら彼女の動画が出てきて、曲を聴いてみたらすごくよかった。バックに流れるコード進行がいい。「もしかしたら」と動画で色々と曲を聴いてみたら…またまた才能のある若いミュージシャンを発見。

彼女も動画サイトで有名になった人。去年リリースした「Fall In Love Alone」はインドネシアのチャートで1位。カナダの若いシンガーがアジアの国で突然1位になる…面白い。今どきはチャンスがどこからやってくるかわからない。

…と思っていたら彼女はなんと先日1月31日に米国のトークショー『The Late Late Show With James Corden』(←私は最近見ていない)にも出演してその「Fall In Love Alone」を演奏したそうだ。

私は彼女のデビュー曲「Don't Text Me When You're Drunk」が一番好きなのでこれを取り上げよう。


それにしても先日のJVKEさんといい、このStacy Ryanさんといい、英国のRayeちゃんといい、ここのところ才能のある若者の動画によく出会う。

このブログでは今年1月の最初に日本の藤井風さんの曲を取り上げて「EDMやダンス+ポップスもいいけれど、これからも楽器が出来る才能に溢れた上手いアーティストが必ず残っていくだろう」と書いたのですけれど、ここ数週間そのような若者ばかりが見つかるので面白いなと思う。

藤井風さんのエントリーで書いたミュージシャン達…L'ImpératriceLake Street DiveCharlie Puth、それ以外にも有名なJohn Legendや、以前米国のトークショー『The Late Show with Stephen Colbert』で箱バンドをやっていたJon Batisteなんかもそう。楽器のできるミュージシャン達は必ず残っていく。

動画をつついていたら、Charlie PuthさんとJohn Legendさんの共演や、JVKEさんとCharlie Puthさんが遊んでいる動画が出てきた。才能のある人々が繋がっている。その仲間にこのStacy Ryanさんも入れそうだ。


★Stacey Ryan
カナダ・ケベック州モントリオール出身。中学校 École secondaire de la Cité-des-Jeunes’ ではジャズバンドでトランペットを演奏。16歳で高校を卒業して、大学でjazz interpretation(解釈)…歌とギターを学んだそう。2021年、「Don't Text Me When You're Drunk」のopen verse challengeが大ヒットカウント。Island Recordsと契約。その後同曲をファーストシングルでリリース。コラボはopen verse challengeの参加者のZai1kさん。2022年5月にはシングル「Fall In Love Alone」がインドネシアで1位。7月にはカナダのMontreal International Jazz Festivalで演奏。11月には東南アジア・ツアー。またDuran Duranの前座を務めたそう。


やっぱりジャズの人なのね。曲のコード進行が心地よい。彼女はもうジャズ・フェスにも出たらしい。すごいね。

藤井さんと同じように彼女もYouTubeで様々なアーティストのカバーをやっているのですが巧み。上手いですよ。アース・ウィンド&ファイアーの「セプテンバー」をフォーク調でやったりしてる。ギター弾き語りでマイケル・ジャクソンの「ロック・ウィズ・ユー」も最高。才能の塊。

今おいくつなのだろう?


Don't Text Me When You're Drunk
Stacey Ryan and Zai1k
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酔っぱらってる時はテキストしてこないで
(俺酔っぱらってる時はテキスト送らないよ)
Ooh
(俺酔っぱらってる時はテキスト送らない)
もう テキスト送らないで(yeah yeah yeah)


テキストはしないよ 俺のこと心配しなくてもいい
それで君はウザイくらい電話してくる きっと俺の噂を聞いたんだね
君は言う「酔っぱらってテキスト送らないで」でもオレ飲まないし   
君はいつ十分だと満足するのか わからないんでしょ
俺は避けるよ だって俺と何か始めたいんでしょ
俺は避ける だって君は俺に十分愛させてくれないからね
俺の立場はわかってるよ 
違うって 君は俺を心から愛してくれないでしょ
君は言う「電話しないで」
それならbaby, どうして電話してくるのか教えてよ

俺はバカだった 俺たち何か特別な関係になれると思ってた
でも君は 必要な時だけしか電話してこない
言ってよ 俺なにか間違ったことしたっけ?
でも俺たちここで立ち止まれないよ 次に進まなきゃ
はっきりさせよう 君が俺のことをどう思ってるのか話してよ
でも君言ったことわかってるの? 俺のために涙も流さないじゃん
仲良くてハッピーだった頃が懐かしいよ 君は俺に愛をくれた
酔っぱらって電話しないでって君は言うけど 俺は怒ってないよ



お願い 酔っぱらってテキスト送ってこないで
phone を置いて
あなたは目を覚ました時 きっと言ったこと全部を後悔する
酔っぱらってテキスト送ってこないで
もう テキストなんてしなくていいから


最初のデート 二回目のデート よかったわ(so fine)
でもあなたがいろいろと考えてるって言った時
私 ちょっと待ってって言ったの 始まる前にね
前にも言ったでしょ もっと言わなくちゃね
私はあなたの特別な人にはなりたくないって
ただそう言ってるの
だからどうしてテキストを送ろうとしたの?

あなたはシラフじゃなかった 返事するべきかな?
そして返事したの 数分間考えた後でminute or two
あなた がっかりしたって言ったI was
それで終わり でもそれで私にどうして欲しかったの?


お願い 酔っぱらってる時はテキストしてこないで
(飲んでるときは テキストしないよ)
phone を置いて
(put it away)
あなたは目を覚まして 
きっと 言ったことを全部を後悔するわ
酔っぱらってテキスト送ってこないで 
あんな風に惑わせないでよ(no, no, no)
私が思った通りになったし 
あなたは言ったことを否定したよね
あなた どうして待たなかったのよ 
心がクリアになって真っ直ぐに考えられるようになるまで (straight)
だってそうしたなら、
間違ってたなんて言わなくてもよかったでしょ
酔っぱらってテキスト送ってこないでよ
oh, girl, 約束するよもう送らない
それより テキストなんてしなくていいわ(don't do it)
だからたのむから 酔っぱらってテキストしないで(oh, no, no)
もう テキスト送らなくていいからもう送らないよ)


もうテキストなんてしないほうがいいわ(しないほうがいいね)
後悔することを言うかもしれないじゃない
(okay, 電話したほうがいいね)
ほんとにテキストしないで
(飲んでるときはテキストしないよ)
だって私あなたが恋しくなった時 あなたの問題を考えるのよ
だからテキストはしないほうがいいわ
スリンキーみたいに俺の心を引っ張るんだね)
後悔することを言うかもしれないでしょ
うん 眠れないんだ, yeah)
(君は俺をいろいろ悩ませて 俺は夜遅くまで眠れない
私一人でも平気なの だから私のphoneを一杯にしないで
テキストも送らないで
後悔することを言うかもよ
テキストはしてこないで
だって私あなたのことが恋しくなった時 あなたの問題を考えてしまう
テキストをしないで

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Songwriters: George Ponce / James G. Morales / Matthew Morales / Stacey Ryan
Don't Text Me When You're Drunk lyrics © Warner Chappell Music, Inc



2023年2月2日木曜日

お猫様H:半身本気アタック遊び



もう2月になった
時間が飛ぶ...

猫さんはお尻はだらだらと床に横になったまま、上半身だけで人間を本気アタック遊び。全身を使った遊びはめんどくさいらしい。
怠惰な女ですね