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2023年2月10日金曜日

星野源 - 喜劇 (2022)



幸せの歌


Gen Hoshino - Comedy (2022)
Comedy – Single
Gen Hoshino
Released: April 8, 2022
℗ Victor Entertainment



紅白メモ第3弾
この曲も歌詞がすごくいい歌だということを紅白で知った。耳に聴こえてくる音楽がいいこと、バンドが上手いことはもちろん、字幕を見ていて歌詞の良さにも心動いた。後でネットで調べたらすごくいい歌。


不器用に生きてきた二人が、ある日ひょんなことから出会って愛を育む。出会えてよかった。喜びが溢れる。幸せの歌。


映画のために書かれた歌だそうです。だから内容は映画に沿ったものなのかも。しかし聴き手が歌詞を勝手な解釈で受け止めてもいい。私はこの歌に夫婦の日常の中のほのぼのとした幸せを感じた。温かい。


「生まれ落ちた日からよそ者」
だと言う主人公が「あなた」に出会い
「ただ秘密を抱え 普通の振りをしたあなたと 
  探し諦めた 私の居場所は 作るものだった」
幸せな居場所を二人で作っていく
「血に勝るもの 心たちの契約を」
これはケッコンかな 元々は他人同士の二人の 心たちの契約
そして二人は手を繋ぎ家に帰る
「今日は何食べようか「こんなことがあった」って君と話し…」
日々 二人は仲良し
「いつの日も 君となら喜劇よ」「ふざけた生活はつづくさ」
いつも笑顔 楽しい日々 二人は幸せ。
今目の前にある幸せを認識する。だから
「私の光はただ此処にあった」

やっと気の合う相手が見つかって
「あの日ほどけた 淡い呪いに 心からのさよならを」
二人が一緒なら もう独りじゃない
綺麗な花を見て「こんな綺麗なんだ」と相手に伝えたい
二人で喜びをシェアする幸せ。
「どんな日も 君といる奇跡を」
そして毎日の
「命繋ぐキッチン」
「ありがとうでは 足りないから 手を繋ぎ」
「いつまでも 君となら喜劇よ」
「分かち合えた日々に 笑い転げた先に ふざけた生活はつづくさ」



ほのぼの。二人が一緒にいられることの幸せ。毎日楽しいから日々の出来事はまるで喜劇のよう。笑いながら日々は過ぎる。日々の発見や楽しさを二人で分かち合えることの幸せ。この時間が長く続きますように。日常の幸せが沢山見えてくる。そんな歌。ほのぼの。

人生は喜劇のように予測不可能。いつ何が起こるかわからない。
タイトルの「喜劇」にはそういう意味もあるかも。

紅白の感想で書いたのはアレンジの巧みさ、バンドの音のセンスの良さ。本当に心地よい大人のポップス。名曲。


星野源 - SUN (2015)