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2015年10月29日木曜日

Extreme - He-Man Woman Hater (1990)



ギターを聴く。



Extreme - He-Man Woman Hater (1991)
曲は1:40から

Album:  Extreme II: Pornograffitti
Released: Jan 1, 1990
℗ 1990 UMG Recordings, Inc.



Pornograffitti』アルバム評

1990年に出たセカンド・アルバム。文句なしの傑作。ファーストからたった1年後に出たセカンドアルバム。1枚目からの成長がとてつもないです。

曲が超絶技巧的なのに尚且つキャッチー。本当にノリのいい曲が多い。ヌーノ君の作曲センスがすごいです。アルバム全体の勢いもまたまたすごい。

このアルバムでExtremeは売れました。アルバムはBillboard 20010位。シングル「More Than Words」全米1位。これでスターの仲間入り


★ギターのこと

海亀は実はバンドの楽器の中ではギターがそれほど好きではなかったんですよ。好きなのはドラムとベース。リズムの方が好き。もちろん歪んだ大きなギターの音も大好きなんだけど、それは曲の中で上手く活かされていた場合のみ。速弾きも速けりゃいいってもんでもなかろう…と上手いだけのギタリストのファンになることはなかった。

ところがヌーノ君のギターでこの楽器の印象がガラッと変わってしまった。超絶馬鹿テクなのに曲のノリが決して失われないどころか、リフだけでどんどん曲の勢いが増すのに驚いた。目から鱗。本当にかっこいい。この人のギターはギターだけでガンガン踊れる。好きだ好きだ好きだ。

そんなわけで技巧に走るタイプの速弾きには全く興味がなかったのに、この人の速弾きはむしろ速ければ速いほどいい。Extremeの曲はヌーノ君のギターを聴くために聴く…と言っても過言ではない。ほんと…ギターの音ばかり聴いてる。何度聴いてもすごいなと思う。

どの曲もキャッチーなAメロだけで諦めてはいけない。真ん中のソロで超絶技巧をサラっとやってたりするから最後までお聴き逃しなく。…そのカッティングを…そのソロをもう少しやって下さいよ…と思う。


余談だけれど…ヌーノ君は顔が好きだ。好きだ。このアルバムから髪が真っ直ぐになって本当にいいイイッ全部イイ好き\(^o^)/
当時は本当に大好きでした。


この先このタイプの音楽で、この人以上に好きなギタリストが出てくるのか疑問。作曲も素晴らしい。この人のリズム感とキャッチーなメロディーはラテンの血からくるものなのか。最高。これ以上の人はもういないかも。このアルバムの曲は特にいい。

それにしてもバンドのメンバーは、このアルバムのレコーディング中に、これは売れると実感してたんでしょうかね? なんだかアルバム全体に自信が漲ってるようにも聴こえる。この大物ぶりが不思議。どうしてこんなに急に完成しちゃったのかなぁ。

若いバンドの荒々しさを圧倒的な超絶技巧と完成度の高い楽曲でくるんだ名盤バンドは勢い。ヌーノ君がキレたように弾いて弾いて弾きまくってます。面白いです。売れるの当たり前。すごいな。

さてExtremeはこのアルバムでも来日したんですが、ワタクシは行ってません。うひゃーなんでだろう…覚えていない。リベンジはまた次の来日を待つことになる。


このアルバムも捨て曲無し。等身大の正直な歌詞もいい。
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#1.Decadenace Dance最初から飛ばします。無茶苦茶キャッチー。やっぱりコーラスがいい。楽しいメタル。
#2. Li'l Jack Hornyリズムが好き。踊りましょう。2コーラス目のAメロでとんでもなく技巧的なギターが鳴っている。キャッチーなサビ。ホーンもあるぞ。真ん中のソロも速い速い。
#3. When I'm Presidentラップはとりあえず入れてみた。これもサビが超キャッチーだけど、ちょっと「世界平和」なんて言ってますオットット。曲の最後のギターでまったりとステップを踏む。
#4. Get the Funk Outこのシングル曲で本格的にファンになった。最初のピピッと鳴るギターからいい。ギターは飛び道具。超キャッチー。ファンキーなソロで踊る踊る。ホーンもいい。いろんな音が鳴ってる。全ていい。「面白くないなら出て行きな…」という歌。
#5. More Than Wordsもう何も言うことはない全米1位曲。老若男女皆にうけた。このバンドはこういう曲ができるからいい。速いだけじゃない。Extreme版「Love of My Life」。ライブではみんなで歌う。この曲のイントロは数小節練習して挫折。当時みんな弾いてました。ヌーノ君の声に萌え。
#6. Money (in God We Trust)金をくれの歌。サビのギターがいい。コーラスもいい。飛ばす飛ばす。
#7. It ('s a Monster)いやーこの曲好き好き。ノリノリよっ。元気が出る。踊る踊る。途中のギターソロがかっこいいな。この曲はよく踊れる。誰にもあるモンスター…って何の歌でしょう?
#8. Pornograffitti7番からこの8番に行く怒涛の流れが素晴らしい。いやー音が濃い濃い。いきなり”SEX!!!”ですもんアイタタ。リフはいきなり明るいぞ。これも踊る。ギターのリフでガンガン踊る。ヌーノ君すごいな。ほんとにこのギターの音に惚れた。ソロもすごいぞ。4:20からのリズムギターは絶品…もっとやって。踊れや踊れ。本当によく音を詰め込みました。歌はどうもHで頭が一杯で困りましたというお話。エロ歌ではありません。
#9. When I First Kissed Youこれは賛否両論でいいと思う。決して下手じゃないけどなんでこれ?出来るからやりましたという感じ。やっぱりこういう異色の歌を挟むのはQueenへの憧れでしょう。どうも嘘っぽいけどそれなりに形になってるので驚く。
#10. Suzi (Wants Her All Day What?)これも出だしから盛り上がる。このリフでまた踊る。ノリノリ。歌詞はエロ歌。ファーストアルバムのFlesh 'n' Bloodよりユーモアがあってずいぶん大人になりました。しかしこういう内容には随分大袈裟な曲だ。
#11. He-Man Woman Hater最初の「熊蜂」もすごいですがポイントはそこじゃない。メインの曲がいい。この曲もギターがすごいぞ。サビの後ろのリフが速い速い。ソロはとても華やかです…本当にすごいんだ。最後は鬼のように大速弾き大会。歌詞は女の子が好き過ぎて嫌いになっちゃった話。ちと理屈っぽい。
#12. Song for Love…これは困った。メタルファンはバラードが好きなのよ。だからあってもいい。コーラスがいい。これはガチの一緒に歌いましょう賛歌。デフ・レパードか。イギリスではシングルで12位。これもQueenへのオマージュです…最後は特にそうですね。
#13. Hole Heartedこれは本当にいい曲。私はMore Than Wordsより好きかも。全米4位。サビが超キャッチー。Fleetwood Macがやってもおかしくない音。本当に何をやらせても上手い。コーラスとギターが綺麗だ。
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Extreme - Midnight Express (1995) 
Extreme - No Respect (1995)
Extreme - Cupid Is Dead (1992)
Extreme - He-Man Woman Hater (1990)
Extreme - Get The Funk Out (1990)


2015年10月27日火曜日

Extreme - Smoke Signals (1989)



代表曲ではないけれど、



Extreme -  Smoke Signals (1989)

Album:  Extreme
Released: Jan 1, 1989
℗ 1989 A&M Records


書こうと思いながら延ばし延ばしにしていたExtreme話。たぶんメタルの分野で実際にファンになったのはこのバンドだけなのかなぁ。基本はヌーノ君のファンになったというだけなんだろうけど。

以前ここに川崎のクラブチッタのライブの話を書いたとおり、このバンドは最初から好きでした。…あ…ヌーノ君をアイドル的に好きとはいっても、それはちょっと後の話(髪の毛が真っ直ぐになった頃)で、このファーストアルバムの頃は単純に音楽だけでした。

米ボストンにちょっといいバンドがいる…とアルバムを買って「おっといい感じ」と思ったのがきっかけ。なかなかの佳作。ヌーノ君がほぼ同じぐらいの年齢なので、バンドも全員若いかと思ってたらゲイリーさんはけっこう年上だった…あ…そうだっけ。

さてファーストアルバムですが、荒削りながら結構良曲揃い。今のメタルの音の基準じゃExtremeは優しすぎるのかも。私が当時思ったのは、Cheap Trickあたりのパワーポップで、ギターの音をもうちょっとうるさくした感じ。キャッチーで聴きやすい。そうなのExtremeはね、メロディーがはっきりしていて歌いやすい。気持ちいい曲が多い。

ファーストアルバムからギターがいい。やっぱり才能あるな。このアルバムが出た頃のヌーノ君は23歳だったんだけど作曲はもっと若い時かも。若いのにすごいですね。

そうなのよ、このファーストアルバムは荒削りとはいえ、私的には

捨て曲なし。

そこやね。それ。ファーストから作曲もギターも完成されている。ポップアルバムとしては全く文句なし。瑞々しくてとてもキャッチー。楽しい。
 
曲のタイトルや歌詞がいかにも若い。ちっちゃい女の子。イライラするぜ。子供のエゴ。学校に生きたくねー。先生のペット。僕は大人だけど泣くもん。気をつけな。肉欲。(^_^;)\
 
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#1.Little Girls最初のハーモニカとギターのリフ。最初からゴリゴリ。
#2.Wind Me Upこれはアメロック。Cheap Trickのギターをちょっとファンキーにした感じ?でもまあまあかな。あまりひねりがない。
#3.Kid Egoちょっとスロー。でも楽器の間の隙間はいい。コーラスはさすがです。ドラムがもったりしてる。それもまたよし。
#4.Watching Waitingは若いアメリカのバンドが一生懸命Queenのコーラスを真似ている感じ。バラードでも演歌にはなっていません。Extremeはこういう曲をきっと最初からやりたかったんだろうな。ヌーノ君はQueenの大ファン。この曲のヌーノ君の声に萌え萌え。
#5.Mutha (Don’t WannaGo To Shool Today)は、私の世代のSurrender(Cheap Trick)でしょう。なんだか懐かしい感じ。キャッチーだなー。みんな15歳に戻って「カーチャン学校にいきたくねー!」と一緒に歌いましょう賛歌 (^o^)。好き。表曲No.1。
#6.Teacher’s Petはモトリー風。この曲はギターがガンガンよく鳴ってます。コーラスもいい。
#7.Big Boys Don’t Cryうなるベースもいいがファンキーなギターがまたいい。途中のIt’s my party….からのコーラスがとても好き。
#8.Smoke Signals…某洋楽アルバム人気投票サイトでこれ全く人気がないんですけど…これ私とても好き。確かにリフばっかりですね。最初のギターのイントロがかっこよくて、当時借りていたギターで練習したけど出来ませんでした。こういう曲は時の狭間に埋もれて忘れられてしまうのね。Extremeっぽくないのかなぁ。キャッチーじゃないもんね。
#9.Flesh ‘N’ Bloodアメロック。この歌はエロ歌なのですが、ゲイリーさんはとても真面目な人だと思います。同郷のエアロスミス先輩の真似をして悪エロ歌を作ったけどなんだか思い切れてませんね。I wanna eat your body…と歌ってるのになんだか全体にいい訳がましいのはご愛嬌。川端康成先生の方が10倍エロいと思います。
#10.Rock A Bye Bye…あれ…これ誰のアルバム?やっぱりヌーノ君はQueenがやりたいんだな。海亀はちと鼻白んでしまった。
#11.Play With MeやっぱExtremeはこうでなくちゃね。これは好き好き大好きトルコ行進曲。ぶっ飛びヌーノ君すごすぎ。随分前にこの曲を最初にとりあげた。
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全曲レビューをするつもりはなかったのに結局やっちまった。1曲なんて選べません。アルバムとしてかなり聴いたのでどれもいい。


Extreme - Midnight Express (1995) 
Extreme - No Respect (1995)
Extreme - Cupid Is Dead (1992)
Extreme - He-Man Woman Hater (1990)
Extreme - Get The Funk Out (1990)