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2019年8月28日水曜日

C+C Music Factory - Things That Make You Go Hmmmm....(1991)

 
 
ふむ…
 
 
 
C+C Music Factory - Things That Make You Go Hmmmm....(1991)

Album:  Gonna Make You Sweat
Released: 20 Dec 1990
℗ 1990 Sony Music Entertainment Inc.
 


1990年(頃)シリーズ。さてこの曲のタイトルはThings that make you go, hmm(あなたをふ~むと言わせる事柄)なのですが、「hmmm」とは…なんだろうなぁ…考えさせられると言う感じですかね。英語での意味を見てみると「used to express reflection or hesitation.(考えめぐらしたり戸惑いを表すときに用いる)」とあるので、なるほどねぇ…とかふ~む…ちょっと考えさせられるなぁということでしょうか。予想してなかった…ちょっと困ったねとか…戸惑いですかね。
 
C+C Music Factoryとは1990年によく売れていたニューヨークのグループ。当時は詳しいことは全く知らず、ただただラジオでよく流れていたグループ…という感じでした。ニューヨークの人達だということも今まで全然知らなかった。音の感じから英国ロンドンのグループだろうと勝手に思ってた。びっくり。
 
とにかく売れたんですよ。この曲よりもっともっと売れた曲もあるんですけど、今日はとりあえず私が好きだった方のこの曲を。1990年のアルバムGonna Make You Sweatからの3番目のシングルカット。リリースは19916月。米シングルチャート、英シングルチャートで共に4位。
 
この曲はベースラインと音の質感が好きだったのだけど、もちろんラップの歌詞なんて今まで全く知らず。いったい何をうだうだ言ってるんだろうと今回歌詞を見てみたら結構面白かった。Hmmmm…なるほどねぇ…MVのアニメーションも全部歌詞の内容を描いているんですね。ほー。とてもよく出来てます。センスがいい。
 
 
 
Things That Make You Go Hmmmm
C+C Music Factory
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ふ~む…と考えさせられること
 
俺は家にいて、暖炉の前に座ってたの
熊の毛皮の敷物の上でココアを飲んでたんだよ
ドアベルが鳴って、誰だろう?
そう思って肩をすくめて
 
ドアへ行って、ピンポン 「誰?」
俺の彼女の女友達が訪ねてきたんだ
ヤバイくらいぴっちぴちのドレスで
彼女は知っていたはずなの 俺は誠実な男だって そんな勇気はないしさ
 
落ち着かせようとしてね その女友達が迫ってきたんだけど、
だって俺の彼女が喜ばないじゃん
実はそれ、俺の彼女本人がセッティングしてたって知らなくて
おい、俺の彼女は俺を信用してくれてなかったのよ、そうなんだよ
 
そう、でも彼女は自分を抑えられなくなってさ、俺はそんな釣り餌には食いつかないけどね
それで言ったの「落ち着いてベイビー、ベイビー落ち着いてベイビー待ってよ」
そしたら俺の彼女が突然飛び込んできて現場を押さえて
「ガールフレンドなの?」って言うんだよ
 
ふ~む…と考えさせられること
ふむふむふむ…と考えさせられること
 
 
それはこんな風に始まった
例えばダチにどんな風に踏みつけられるかの一例
君の人生を壊されて、君の奥さんと寝たり、
後ろに気をつけて
 
俺の友達で名前はジェイっていうのがいて
夜遅くにやってきて「ヘイ」
(TVでボクシングの)ファイトを見て 俺はいいと思ったんだよ
だって俺とジェイはとても仲がいいし
 
すごく親しかったからさ 血液型も同じだし
何ヶ月か過ぎたら、俺の奥さんが大きくなったの
赤ちゃんが出来たんだけど 俺にはまたギグが決まったの
 
それで俺はジェイに家に住んで落ち着いてもらったわけよ
奴には自分の部屋をあげて生活費の支払いも助けてもらったし
それで赤ちゃんが生まれる時がきた
ジェイと俺は信じられなかったね
分娩室の中 目の前でさ
 
ふ~む…と考えさせられること
 
ちょうだいちょうだいちょうだいちょうだい
 
 
17歳。俺はイケイケだった
11年生(高2)で全部わかったつもりだった
初めて恋に落ちた
この女の子に 感動したのよ
 
無垢で上品で
俺をむち打ち症にするくらいスタイルが良くて
お互いに「ハロー」って言って 俺のハートは止まったの
彼女は世界の全てで俺は有頂天
 
時が過ぎて、俺の宇宙は彼女でいっぱい
俺たちは愛し合って、彼女は「あなたが初めてよ」と言った
しかし俺のダチが「おい…知らないけどさ…」と言うのよ
「お前の彼女…色々遊んでたぜ」
 
じゃあ俺、彼女に直接聞いてみる 俺だけを愛してるにきまってるさ
「きみの初めての人は俺でしょ?」
彼女の顔は悲しそうに暗くなっちゃってさ
「なんであんたたち男っていつもそればっかり聞くのよ?」
 
ふ~む…と考えさせられること
 
 
レディの皆さん、こんな男知ってる?
ビジネスで出張に出かけて日焼けして帰ってくる
仕事から夜遅く帰って来て
あなたは彼にディナーを料理したのに、自分が馬鹿みたいに感じる
 
彼は時間が無いから食べられないという
それにお腹もすいてないし
頭が痛いからベッドルームで休みたいという
それでエッチもささっと済ませる
 
(あなたが)ミステリアスな電話をとったらカチャッと切れる
あなたは自分に言い聞かせる「あいつをれんがで殴ってやるわ
浮気してるなんて許せない
彼のB.V.D.の下着は誰が買ってあげたのかしら
 
ドレスアップして彼は仲間と出かけるの?
男友達にさえ 私は嫉妬し始める?
彼が夜遅く帰ってきたら こ…香水の匂い?
 
ふ~む…と考えさせられること
 
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Source: Musixmatch
Songwriters: Robert Clivilles / Freedom Williams
Things That Make You Go Hmmmm.... lyrics © Wb Music Corp., Downtown Music Publishing Llc, Rbg Dome Music, Spirit Two Music, Inc.
 
 
 

2019年8月27日火曜日

Hold On - En Vogue (1990)



一緒に歌う

 
 
Hold On - En Vogue (1990) 爆音注意

Album:  Born to Sing
Released: Apr 3, 1990
℗ 1990 Atlantic Recording Corp. Marketed
by Rhino Entertainment Company, a Warner Music Group Company.


この曲も米ドラマPOSEから。シーズン29回で4人の女の子達が車の中で歌う曲。みんな楽しそう。そのシーンが忘れられずに曲が頭の中で回る。

最初はアカペラ。リズムが始まるのは1:05から。この曲はボーカルもいいが、バックの音が超かっこいい。ピアノが突然入るのが絶妙。
 
ベースラインは同じものを延々とリピート。上に乗ったボーカルと飾りが色をつける。女性コーラスのちょっと不安になる怪しい音色もかっこいい。これはほぼ不協和音ですよね。すごいな。ファンキー。私はこの曲は知らなかった。En Vogueは別の曲の方がよく知られてますね。

En Vogue1989年結成。デビューアルバムBorn to Singからのシングルのこの曲で、米シングルチャートの2位に上る。すごいですねぇ。


 

Bell Biv DeVoe – Poison (1990)

 
 
超懐かしい
 
 
 Bell Biv DeVoe – Poison (1990)
 Album:  Poison
Released: Jan 1, 1990
℗ 1990 Geffen Records
 
 
なんか…久しぶりに1990年頃の曲を聴いてる。先日米ドラマPOSEの感想を書いてから、「あぁそうだよなぁ…あの頃は「Vogue」以外に何が流行ってたっけ…何を聴いてたかな…あの頃は忙しかったよなぁ…」などと思いながら色々と動画サイトを漁ってみた。
 
ヒャ~出るわ出るわあの曲この曲…あの頃の日々を彩った曲の数々…。このドラマで思い出すまで一度も振り返ることはなかった。懐かしい。いいですねぇ。音を聴けばあの時代がそのまんま蘇る。ま~元気のいい時代だったのだね。
 
特にダンス系の曲が懐かしい。この頃のリズムが今に至るまでダンス・ミュージックの基礎になっているんだろうなと思った。いや…個人的に今に至るまでワタクシの「踊れる曲好き」の基礎にもなっているのだなと思った。当時、特にジャンルのファンでも誰かのファンでもなくて、ラジオで流れていた曲を聴いていただけなのに、結構影響を受けていたのね。いや~この頃の人々はいい音を出してたのだな。気持ちよく踊れるリズム。
 
このグループはBell Biv DeVoe。ボストンからのグループだそう。スタイルはnew jack swingというものらしい。この曲Poisonは米シングルチャートで3位。このビデオの女の子が履いているみたいな編み上げのブーツを持ってた。当時は革ジャンに結構派手な色の服も着てましたね。



2019年8月25日日曜日

米ドラマ FX『Pose』(2019) シーズン2-1990 感想その②辛口批評編


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『Pose』 (2019) TV Series-Season 2/米/カラー
/約60分・全10話/
製作:Steven Canals, Brad Falchuk, Ryan Murphy』
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というわけでシーズン2が終わりました。面白かった。楽しめた。
そのことは、

米ドラマ FX『Pose』(2019) シーズン2-1990 感想その①褒める編

で書いた。しかし…たぶんドラマとしての質は落ちた。その事を書こう。ここからが本題。


今シーズンは全体にドラマとしてかなりガタガタしている。スムーズじゃない。メッセージが前面に出過ぎてドラマのスムースな流れを邪魔している。大きな問題。

このドラマは欧米のメディアでは高評価なんですよ。確かにシーズン1は素晴らしかった。しかしこのシーズン2はまとまりに欠ける。シーズン1が素晴らしかったので、もしかしたらシーズン2に期待しすぎてしまったのかもしれないとも思う。…というわけで今回は辛口批評


ネタバレ注意


★流れが悪い

このシーズン2はシーズン1に比べて、それぞれのエピソードがバラバラで一話完結の話が多くエピソード同士のつながりもスムースじゃない。全体の流れがギクシャクしているように感じた。それがとても気になった。

例えば、あるエピソードでは2つのグループが暴力沙汰になるほど敵対心を燃やしているのに、次のエピソードでは急に仲直り。あるエピソードでは誰かが深刻な病状で苦しんでいたのに、次のエピソードでは何事も無かったように元気になっていたり。その反対に、誰かが元気一杯だったのに次のエピソードでは冒頭から病気になっていたり…。それぞれのエピソードの繋がりがスムーズじゃないのがとても気になる。

シーズン1は、制作者がおそらく長い間アイデアを煮詰めてやっと形にしたのだろう…全体が大きなストーリーとして綺麗にまとまっていた印象。ところがこのシーズンは、エピソード毎に伝えたいメッセージ(お題)があって、そのメッセージを描きたいがために全体の流れが不自然になっているように見えた。

LGBTコミュニティーの苦悩と主張が大きい

シーズン2では個々の人物達のパーソナルな話よりも、1990年代のLGBTコミュニティーの苦難に焦点をあてている。

差別される、区別される、社会にまともに扱ってもらえない。偏見のためにキャリアでつまづく人物達。そしてHIVAIDSの問題も彼らの生活に大きな影を落とす。このシーズン2では1990年代のLGBTの辛い現実を主に描こうとしたのだろう。そして彼らの辛い現実は彼らを内省的にする。

…なんというかな…このシーズンの彼等のエネルギーは内側に向っているんですよ。LGBTは苦しんでいる…敵は社会であり、偏見に満ちた人々であり、それらの人々は警察や弁護士であり、不動産のオーナーであり、ファッション業界やクライアントであり…。世の中には敵が沢山いて、こういう苦しさがあって…という話があまりにも多い。外の世界は敵ばかり…それがまず話の前提になっている。そしてそのことをかなり主張している印象。そんな主張が前面に出ているために、個々の人物達が日々何をやって、何を思い、何を経験して、どう生きて、どう努力して、どう進歩して…などの人物達のパーソナルなストーリーが雑になっている。

★ストーリーがブツ切り

シーズン1ではもっと日々のストーリーの流れを大切にしていた。エンジェルちゃんとヘテロ既婚のスタン君のあいまいな関係。ブランカの冷たい家族とお母さんの料理本の話。それにデーモンが家族を離れて上京し、ブランカに出会いダンス学校で先生と出会い…成長する。プレイ・テルが恋人を亡くし、また元気を取り戻す…等等、個々の人物達の日常や経験が丁寧に描かれていた。だから視聴者も人物達に心寄せることができた…のだけれど、このシーズンではそんな継続したドラマの流れは少ない。エピソード毎に事件を描写してブツ切り。それが一番戸惑った。これはあまりいいドラマじゃないんじゃないかとさえ思った。

特に3話のエレクトラの話は論外。警察に相手にされないからと言ってああいう話にするのは現実味が無い。ほぼコメディ。そしてその後もその話を投げ出してそのまま…とても気になる。4話のキャンディの話もほぼストーリーは無い。(2回目に見たら)確かに人物達の会話の内容は悪くない。それなのに(1回目から)心に響かなかったのは事件があまりにも唐突だったから。こういう話にするのなら事前にキャンディの人となりをもっと描いてほしかった。それにキャンディがなぜ、どういう経過でそういうことになったのかもドラマとして描くべきではないのか?あまりにも突然の事件のため、人物達の会話の内容の良さも宙に浮いている。この2つのエピソードには違和感しかない。

5話でデーモンとリッキーの夢と頑張りを見せたのはいいが、6話はプレイテルの事件と内輪のチャリティー。その中で不動産屋のおばさんとの関係が変わっていくのも唐突。7話ではプロテスト活動8話は個人の生活に踏み込んでいたが、9話は突然趣を変えて『Sex and The City』風バケーション(←これは面白くて楽しかった)。そして10話でいきなり8ヶ月後。9話との繋がりは全く無い。ブランカはどうした?最後はボールで華やかにわいわいやってうやむやに終わった。なんだか全体に雑じゃないかな。事件プロテスト活動苦難が多すぎて、肝心の彼らの日常がスムーズに描かれてませんよね。

★外の社会との関係は?

LGBTの日常を描くのなら話題はいくらでもあるはず。彼らの人生はプロテストや抵抗、苦難ばかりではないはず。人物達の日常そのものを描いて大きな流れのドラマにすることは可能なはず。それなのにこのシーズン2では、各エピソードで事件やイベントばかりやっていて大きな流れを感じづらかった。

流れがあったのは、エンジェルちゃんのモデルキャリアとパピ君の話。ブランカの不動産屋との喧嘩。…シーズン1のスタン君は完全に消えたし、エレクトラの元恋人との関係…エレクトラのあいまいなセルフ・アイデンティティの話も消えた。デーモンの成長を助けてくれたダンス学校の先生もシーズン2にはほとんど出てこなかった。このシーズン2コミュニティの中の内輪の話が多くて、外の人々/外の社会との交流のエピソードが少なかった。…もう少し彼等/彼女達が外の世界に出て行く話も描いて欲しかった。

外の人との関係で唯一いい感じだったのは、エンジェルのモデルキャリアの話。彼女の才能と可能性を見抜いてサポートしてくれたフォード・モデル・エージェンジーのフォードさんとの話はよかった。

★なぜシーズン1が素晴らしかったのか? 

なぜシーズン1が素晴らしかったのか? それは、シーズン1では、人物達のLGBTならではの苦悩を、個人のパーソナルな問題として描いていたから。実の家族との不和。青年が都会に出て行って大きな夢を抱く。恋人との意見の相違と別れ。既婚者と恋に落ちる運命の出会い。傷ついた者達が集まって新しい家族を作る。恋人との死別。それらのストーリーは何もLGBTに限った話ではない。誰もが共感できて心を寄せられる普遍的なストーリーだった。脚本がそのように描いていた。

このシーズン2では、そのような普遍的な話が少なかったように感じた。LGBTの人々に起こった特殊な事件(特に3話、4話、7話)を遠くから観察しているような視点を感じた。視聴者が人物達に共感できるようには脚本が描いていなかったのではないか。

★視点がおかしくないか?

ともかくこのシーズン2で気になったのはLGBTのコミュニティーの人々を、特殊な世界の特殊な人々として描いている…ように感じたこと。「LGBTは苦しんでいる…こんな酷い目にあって、こんなに辛いこともあって…外は敵ばかり」…確かにそれは事実なのかもしれないけれど、そればかりを強調すれば、一般の視聴者が彼等に共感するのは難しくなってくる。

(個人的な意見ではあるけれど)LGBTコミュニティーの人々をテーマにしたこのドラマでは、彼等/彼女達のことを「特殊なコミュニティーの中で生きる変な人々不運な人々」として強調して描くべきではないと私は思う。LGBTだからこんな話…ではなくて、人物達の成長や迷い、喜びや哀しみ、希望など、人としての普遍的な話を描いてほしい。今シーズンのように、彼等/彼女達のこと「一般人とは違う特殊な人々」だと見世物のように描くことは、社会の彼等に対する偏見を取り除くための助けにはならないと思う。このドラマはそもそも彼等に対する偏見を取り除く目的で作られていたのではないのか? 

★音楽が残念

シーズン1はドラマの内容と1987年の流行の音楽の使い方が絶妙だった。以前このブログでも何度かそれらの曲をとりあげたのだけれど、今回はドラマと音楽の繋がりをほとんど感じられなかった。MadonnaVogue5話くらいひっぱっているのは手抜きだろう。サントラも使用曲が必ずしも1990年からの曲ではなく、80年代初期や70年代後期の曲が使われたりしていて曲の同時代性がほとんどない。ああ考えているな…と思ったのは、8話の最後のブランカのシーンで流れたMariah CareyLove Takes Time(1990) ぐらい。当時の時代を反映した巧みな音楽の使い方を今シーズンは殆ど感じられなかったのは残念。シーズン1Kate BushRunning Up That Hill」やSwing Out SisterBreakout」、WhitesnakeIs This Love」など鳥肌が立つほど素晴らしかったのに。



このドラマはシーズン3も決まったそうです。ライアン・マーフィーがライフ・ワークと言っているそうなのだけれど、どれくらい続ける予定なのだろう? 

海外のドラマは最初に何シーズンやるかが決まっているわけではなくて、1シーズンやって評判が良ければ23…と続いてくものらしい。90年代後半から2000年代前半に人気のあった米ドラマ『Sex and The City』も、まずメインの登場人物4人のキャラクターを紹介して、一話完結型のエピソードを沢山やって評判になった後、後のシーズンで女性達の人生の変化(大きな流れ)を描いたんですよね。このドラマもそうなっていくのかもしれません。


もう十分人物達を好きになっているし、これからもドラマが良くなる可能性は無限。センセーショナリズムや政治的主張のみに囚われることなく、人物達全員のそれぞれの心の内面と、人としての成長を、人物達に寄り添って丁寧に描いて視聴者の心に触れるドラマにしていって欲しい。

来シーズンにも期待しましょう。



米ドラマ FX『Pose』(2019) シーズン2-1990 が始まりました