まず最後まで聴くべし
Queen - The March of The Black Queen (1974)
Album: QUEEN II
Released: Mar 8, 1974
℗ 2014 Hollywood Records, Inc.
先日はQUEENをとり上げたので、1曲置いておこう。
この曲は彼らの2枚目のアルバム『QUEEN II』から。初期のQUEENを語るならこのアルバムは外せない。海亀はQueenの作品の中ではこのアルバムが一番好きだ。
一番好きだ。
QUEENには出会ったのは中学生の頃…『JAZZ』と『Live Killers』の1979年頃。まずその2枚を購入。そこから遡ってアルバム1枚目から順番に購入して聴いていった。
1枚目『QUEEN』もいい。
2枚目『QUEEN II』はA面(White
Side)最初から格調高く英国の香り。厳かでとてもいい。A面を聴いてからレコードを引っくり返し、B面(Black Side)に針を落として最初の咆哮「ぁあぁ――――――ぅ」を聴いてぶっとんだ。なんだっこれはっ。
B面Black Sideはフレディ先生が全曲を作曲。天才です。このサイドは6曲全てで1曲に聞こえます。曲と曲も繋がって途切れることなく曲が進む。
だから1曲だけとりだすのは躊躇する。そもそもこの『QUEEN
II』は好き過ぎてブログなんかにとり上げるのも気が引ける。どれにしようかと思ったけれど、B面Black Sideの中心の曲はこの「The March Of The Black Queen」だろうと思うのでこれにしよう。
複雑な曲です。パーツをそれぞれ別の曲から持って来て、全部つなぎ合わせて辻褄を合わせたような曲。終わったかと思ってもなかなか終わらない。おそらく「ボヘミアン…」のように完成されているとは言えないのだろうと思うけれど、この荒々しさがいい。この曲を書いたフレディ先生は26歳。
複雑な曲です。パーツをそれぞれ別の曲から持って来て、全部つなぎ合わせて辻褄を合わせたような曲。終わったかと思ってもなかなか終わらない。おそらく「ボヘミアン…」のように完成されているとは言えないのだろうと思うけれど、この荒々しさがいい。この曲を書いたフレディ先生は26歳。
初期のQueenのアルバムは、アルバム1枚に捨て曲が1曲も無いのが当たり前。全曲が名曲。ほんとにすごいバンドです。
このアルバムは、当時アルバム全曲を通して鼻歌で歌えるようになるまで何度も何度も聴いた。
なんだかこの辺りの初期のQueenの曲は、最後の隠し玉的な思いもあったんだけれど、とある日本の「洋楽アルバム・レビュー投稿サイト」を見てみたら、この曲は『QUEEN II』の中でも一番の人気曲。びっくりした。いやそもそもそのサイトでは『QUEEN II』が他のQUEENのアルバムを抑えて一番人気。やっぱり日本のQueenファンは熱い。そうだよなぁ…皆このアルバムのことは語りたいのよね。皆同じ気持ちなのねきっと。
「Queenは「We Are the Champions」や「Radio Ga Ga」や「Bohemian Rhapsody」ばかりのバンドじゃないんだよ。もっと凄い事もやっていたんだよ」と世間に言いたい。しかし言いたくない気もする。愛とはそういうものでしょう 😌