ロックですけど。
Album: The Power Station
Released: Mar 1985
℗ 2014 Parlophone Records Ltd, a Warner Music Group Company
℗ 2014 Parlophone Records Ltd, a Warner Music Group Company
Duranつながりでこれも…。これは臨時のバンドです(と思ったら96年にセカンドアルバムも出していた)。前述のDuran
Duranのジョン・テイラーさん(Bass)、アンディ・テイラーさん(ギター)、それになんと70年代DISCOの勇CHICのトニー・トンプソンさん(Drums)、そこに白人ソウルシンガーのロバート・パーマーさん(渋い)をボーカルに迎えて出来たスーパーグループ(ほんとに当時そう呼ばれてました)パワー・ステーション。おまけにCHICのベースのバーナード・エドワーズさんがバンドをプロデュースという夢のようなお話。なんだかよく判らないけど並んだ名前だけで凄そうなバンド。
実は売れに売れていたDuran Duranの、ちと軟派気味な音があまり好きではなかったのだけど、そのベースとギターがもっと激しい音楽をやるというんで早速飛びついた。それにCHICのリズム隊が全面バックアップ。これで悪いわけがない!
出来上がった音はまぁー重いです。ドッカンドッカンいう音。アルバム全部爆音。うるさいです。特にドラムが大きいんだけどDuran
Duranの二人もこれでもかと言わんばかりに鬼のように弾きまくってます。たぶんDuran Duranでやれなかったことを全部やってる。音は全然CHICっぽくなくてずーっと重かった。それにロバートさんの粘りのある渋いボーカルもすごく大人。今聴くとどうもこの音のでかさだけで有難がってたような気もする。
ドラムが若干遅れ気味…わざとタメのある叩き方をしているように聴こえる。このタメのせいで音がファンキーで重厚。汗を飛ばしながら叩いたドラムの音という感じ。これがかっこいい。思わずエアドラムをしてしまう。今の一切タメの無い打ち込みドラムとはまた違った趣。昔はこんなリズムで踊ってたんですね。
元歌の3倍くらいやかましいT-REXのカバー「Get
It On」や、オリジナルの「Some Like It Hot」もよく売れました。当時結構な人気で、伝説のライブエイドにも出たんだけど、ボーカルのロバートさんが他の人(マイケル・デ・バレス)になっててびっくりした。
もう1曲。これも爆音。この曲はアイズレー・ブラザーズの「Harvest for the World」のカバー。細かく小節ごとに歌う人が違うっぽい。元気いっぱい。
The Power
Station - Harvest For The World (1985)(爆音注意)