ちょっと遅れましたが…感想。当日はライブを見にいっていたので、後で録画を見た。今回は無事全部録画されてた。
それでは結果から(興味のあるものだけ)
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作品賞:Moonlight
『ムーンライト』
主演男優賞:Casey Affleck - Manchester by the Sea
ケイシー・アフレック –
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
主演女優賞:Emma Stone - La
La Land
エマ・ストーン - 『ラ・ラ・ランド』
監督賞:Damien
Chazelle - La La Land
デミアン・チャゼル - 『ラ・ラ・ランド』
助演男優賞:Mahershala Ali - Moonlight
マハーシャラ・アリ - 『ムーンライト』
助演女優賞:Viola
Davis - Fences
ヴァィオラ・デイヴィス – Fences
脚色賞:Moonlight
『ムーンライト』
脚本賞:Manchester by the Sea
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
長編アニメーション賞:Zootopia
『ズートピア』
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おおおお『ムーンライト/Moonlight』がとったか!
よかったですね。いや私は見ていないんですけど…見たいですね。まだ上映してたかな?史上最多数ノミネートで話題だった『ラ・ラ・ランド/La La Land』は監督賞と主演女優賞・エマ・ストーンちゃん。よかったですね。おっと主演女優賞ではシャーロット・ランプリングさんがノミネートされていたのね。『さざなみ/45 Years』はよかったです。見たんだけどまだ感想を書いていない。書かなきゃ。
一番嬉しかったのは
ヴァィオラ・デイヴィス – Fences
さんの助演女優賞受賞!
やったー!『Fences』はいい映画なのよ。本当にしみじみといい映画。この映画のローズお母さんは、実質主演なんですよね。デンゼルさんが主演にノミネートされてたので助演女優賞になっていたけれど、本当は主演なのよ。とにかく受賞なさってよかったです。当然当然!彼女は本当に素晴らしかった。ローズお母さんが素晴らしかった。
ヴァィオラ・デイヴィスさんといえば、2012年の第84回のアカデミー賞でノミネートされた『The
Help』での演技でを見て「彼女はいつか賞をもらうだろう」と書いたのですが、今回受賞なさいました。本当にいい女優さん。おめでとうございます。
今度は主演女優賞!
彼女はスピーチも素晴らしかった。というわけで、今年は『ムーンライト』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『ラ・ラ・ランド』『Fences』が受賞。まだ見てないのも見れるといいな。
・映画『ラ・ラ・ランド/La La Land 』(2016):現代の普通の若者のミュージカル
さてセレモニーで心に残ったもの。
1. アウリィ・クラヴァーリョちゃんの歌
アニメーション映画『Moana』の主演に選ばれるまで、彼女は普通の高校生。どうやら地元のアマチュアの劇場にさえ出演した事がなかったらしい。たしか高校で演劇をやっただけだったと思う。地元でチャリティーイベントに出演していたところを、地元のエージェンシーに発見され、『Moana』のオーディションを受けるように勧められたんだそう。なんという大きな才能が隠れていたんだろう。驚愕です。
それから1年ほど?…今彼女は16歳でアカデミー賞の大舞台に立ち、世界中の観客の前で堂々と歌っている。全く緊張しているようにも見えない。大舞台にも飲み込まれず大きな笑顔で堂々と観客をひきつけて歌いきった。感動する。
(BABYMETALのすぅさんもそうなんだけど)若い人の大きな才能の輝き、そしてそれに続く大きな未来を思うと涙が出そうになる。アウリィちゃんおめでとう。本当に素晴らしかった。
彼女はNBCのドラマ『Drama High』への出演が決まったらしい。これからが楽しみですね。女優さんもいいけれど、こんなに歌が上手いのならブロードウェイでミュージカル・スターにもなれると思う。アウリィちゃん応援してます❤がんばれ❤❤❤
今回彼女に一番感動したわ。
2. 国の不安が反映されていたのか?
『Moonlight』や『Fences』では米国のアフリカ系の普通の人々のストーリーを題材にし、『Lion』は人種を超えて二つの家族をもった男性のストーリー。『Zootopia』は主人公が偏見に立ち向かう映画でした。これらの映画がノミネートされ賞をとったのは偶然だろうかと思う。
そういえば去年のアカデミー賞は白人だらけだと非難を受けたんでしたね。それも大きな理由でしょうか。
どのような理由であれ、いい映画が、人々に注目され、正当に評価されるのはいい事。ハリウッドの意図はともかく、いい映画が賞をとることで注目されるのもとてもいいことです。
私も正直この賞がなかったら『Moonlight』には興味を持てなかったかもしれない。映画のポスターを見てちょっと暴力的で怖い映画かなと思ったんですね。『Moonlight』は、社会的弱者の少年が成長し大人になるまでを描いた映画らしい(まだ詳しくは調べていない)。完全に誤解していた。
『Moonlight』が見たい。『Manchester by the Sea』とともに見たい。
3.『La La Land』がちょっとかわいそうだ
それよりも、授賞式での手違いにびっくりした。一瞬ウォーレン・ベイティさんとフェイ・ダナウェイさんが極悪人に見えてしまったのは本当。思わずF言葉が口をついて出た(おっと失礼)。お二人に罪はない。単なる手違いだったそうです。しかし『La La Land』は最高に上げられて一気につき落とされたのが酷い。本当に気の毒だ。『La La Land』の皆さんもプレゼンターのお二人も本当にお気の毒。なんだかバタバタして終わっちゃった。
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…というわけでした。去年から見たいくつかの映画の感想を全く書いていないので、書かなければ。いくつかノミネートされていた『Arrival』はとてもいい『未知との遭遇』系な映画です。こういうSFエイリアン系には燃える。早く感想を書かなければ。