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2018年7月31日火曜日

NHK大河ドラマ「西郷どん」第24回「地の果てにて」6月24日放送



★あらすじ
西郷島流しAGAIN。徳之島で訊ねてきた愛加那ちゃんと幸せ…が、5日で沖永良部島へ。野晒しの牢に入れられる。役人の土持は親切。しかし西郷、ご飯を食べずに餓死寸前。川口雪蓬に救われ牢から出される。島津久光は勅書を持って江戸に上るが慶喜に嫌われる。慶喜・将軍後見職。松平春嶽・政治総裁職。大久保が謹慎を申し出ながらも久光に上手く取り入ったことに大山+有村が恨み節。
 
 
またまた島編。ずいぶん丁寧にやりますな。徳之島から沖永良部島に送られた話も詳しくやる。徳之島は愛加那ちゃんを出すためか。赤ちゃんが大きくて可愛い。
江戸での久光と慶喜の対面場面はいけない。慶喜がお下品お下品。じわじわと品の無い虐めパワハラ。酷いねぇ。大名に面と向って「芋」とか言う?この場面はコメディとして見ればいいのかどうかもよくわからない。
 
そしてまた島編。海が綺麗です。

西郷は沖永良部島へ。島民はいい人々。しかし変な人雪蓬さんが西郷に意地悪。西郷はご飯を食べずに餓死寸前。助けられる。あんまり話が進まなかったです。


2018年7月30日月曜日

NHK大河ドラマ「西郷どん」第23回「寺田屋騒動」6月17日放送



★あらすじ
西郷どんは京。藩を超えて志士達と宴会。大久保どんに別室で窘められている間に他藩の志士達は帰ってしまう。久光からの切腹の命を告げられるが、薩摩のみんなとウナギ捕り+バーベキュー。宿に帰ってきて捕らえられる。島送り決定で薩摩へ。久光は勤皇倒幕の志士達を取り締まる命を受け、有馬の下には志士達が集まる。寺田屋騒動。


滞っておりますが、なんとか続けたい似顔絵道場。

俳優さん達はいいんですよ。だから続けたい。しかし話は面白くなくなってきた。歴史が語られないからよくわからない。困りました。


演出にも文句。あのですね…武士が刀を抜く時は相手を斬る時だと思うのだわ。だから大久保どんが西郷を脅すためだけに刀を抜くのはいけない。刀を抜いた時にはもう相手を斬ってるものだと思うんですよ。だからこその日頃の練習でしょう。刀は武士の魂なのに、そんなにホイホイホイホイと簡単に抜くもんじゃないと思います。近年の大河は気軽に刀を抜いて相手を脅す場面が多い。軽薄だ。

それから品川宿の遊郭と同じセットに京の芸者さんが出てくるのでおかしいなと思ったら、どうやら江戸時代の京の芸者さんは「遊郭で遊女が来るまでの場つなぎ」の役割だったらしい。ふ~ん。じゃあやっぱり遊郭なのか…いや公式には茶屋と出ているぞ。しかしあの建物は妙だと思う。赤いスクリーンが品がない。


さて今回のメインイベントは寺田屋騒動ですが、皆がガミガミ言ってる理由が全く描かれないのでよくわからない。有馬さんは何をしたい? わからん。

しかし有馬さんの俳優さん増田修一朗さんはいい。存在感がありますね。体も大きいし男臭くていい。可愛い顔じゃないんだもの。目が怖い。癖がある。そこがいい。

このドラマは若手の綺麗な俳優さん達が沢山出ていて目の保養なんですけど、実際、皆さん綺麗過ぎて同じ顔に見えちゃう…細面で鼻が細く子犬のように黒目が大きくて可愛い。皆さん売れてる方々なんだろうと思います。いまどきのお顔。日本の女性が綺麗な男の子が好きなんだろうな。

しかし皆が綺麗で同じような顔なのは問題。もっともっと個性のあるお顔の俳優さん達がいたほうがいい。


2018年7月26日木曜日

TBS 日曜劇場『この世界の片隅に』第2話



毎週感想を書くつもりはないんですけど、またおおっと思ったので書いておこう。

すずちゃんと周作君の夫婦がいい。可愛い。ほのぼの。微笑ましい。

周作君は昔の男で口数の少ない人なんですよ。だから言葉数は少ないんだけれど、それでも新妻のすずちゃんのことはちゃんと気遣ってるんですよね。すずちゃんが慣れない家で健気に働いているのを労わってる。

夜遅くまで働くすずちゃんを見て心配し、
周「どうじゃった…大変じゃったか…疲れたじゃろ」
す「いいえ」
周「そうか」
す「はい…」
周「こう思うとるんじゃないか…  …家の事をする人間が欲しくて… …そのために自分は(この家に)来たんじゃないか。じゃがの…すずさん…」
す「それじゃあいけんのですか
周「え?」
す「うちはそれで嬉しいですよ。うちは必要じゃいうことですよね。それは…嬉しいです。

おおおおおぉすずちゃん…これで決まりだ。この主人公のキャラが見えた。彼女はいい。これは幸せになるための哲学。この子はすごいねぇ。与えられた情況を前向きに受け止め最善を尽くす…いやーなかなか出来るものじゃない。18歳ですか。すごいねぇ。当時は若い娘さんが相手の事もよくわからないまま嫁に行くのはあたりまえだったのだろうけれど、その状況を前向きにとらえるのか。それとも「嫌だ嫌だ」と愚痴ばかりこぼして生きていくのかはその人次第。人それぞれではあるのだろうけれど、このすずちゃんはまず目の前の状況を前向きに受け止めているんですね。こういう女性はスタート地点から幸せに一歩踏み出してます。本当にいい娘さん。素直。気立てがいいから皆に好かれますね。
 
松本穂香さんがすずちゃんの気立ての良さを全く嫌味なく演じているのがまた素晴らしい。彼女は21歳だそうです。ほんわりと穏やかないい娘さん…という感じがとてもいい。
 
そしてまたまた周作君が
周「…そうか」
す「はい…じゃけ…疲れとらんです」
周「…そうか」
す「はい。全然疲れとらんです。」
周「…うん」
この二人の会話の「間」。

いいねぇ…。この二人の言葉の「間」/距離感が何とも言えない。お互いにまだ知り合ったばかりだから夫婦とは言ってもまだ遠慮してる。まだずけずけとお互いの心に踏み込む関係ではない。周作君は「すずさん」と年下の妻の事を「さん」づけで呼ぶ。「おまえ」などとは言わない。もちろんすずちゃんの旦那さんに対する言葉は敬語。若い二人が少しずつ遠慮しながらお互いを思いやっているのがなんとも言えず微笑ましい。
 
周作君もまだわからないんですよね…すずちゃんがこの結婚を喜んでくれているのかどうか心配。だからすずちゃんが「嬉しいですよ」と言ってくれれば周作君も嬉しい。にこにこしてる。

…でぶっ飛ばされて周作ちゃん鼻血。そして「若いのぉ」と父親に笑われる。ははは


すずちゃんが実家から帰ってきて、丘で周作君と座って話をする場面もいい。

戦艦大和が出てくる。ちょっとじわっときますね。この船は世界一大きな船で日本の誇りだったそう…そんな話を(海亀が)小学生の頃「宇宙戦艦ヤマト」のアニメをTVで見ていたら家族が話してくれたことを思い出す。

大和を見て周作ちゃんが嬉しそう。すずちゃんの名前も大声で叫ぶ…それで二人とも照れてしまってしばし無言。周作ちゃんが静かにすずちゃんの肩にそっと手を伸ばし…なんか…いいよなぁこの二人。

感想でもなく…ただ書きとめておきたかった。


またまたすずちゃんのお母さんの仙道敦子さんがとてもいい。キャンディーズのランちゃんがお義母さん。このドラマはどの俳優さんも皆さんがいい。しかし現代編はなぜあるのだろう?

ところでもうすぐ8月か…えらいこっちゃ。



2018年7月23日月曜日

米ドラマ FX 『Pose』(2018):シーズン1 感想







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PoseTV Series (2018)/米/カラー
7078分/
製作:Ryan Murphy , Brad Falchuk, Steven Canals
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というわけでドラマが終わってしまった。くー… 😢

面白かったです。懐かしの80年代ニューヨークのストリートカルチャー。音楽もいい。音楽が懐かしい。

海亀は若い頃にニューヨークのストリートカルチャーに憧れていたのです。何故だろう?70年代のディスコだろうか?いやおそらくマドンナからだろうか。私はマドンナがデビューした時から好きで…最初のアルバムが好き…おそらく彼女のことが好きだったからニューヨークに憧れたのだろうか。いやそれ以外にも映画FameFlashdanceなど…日本から見た当時のニューヨークはとんでもなくかっこいい場所だった

 とにかく当時はニューヨークがよかったわけです。そんな思いが1983年ぐらいから始まってずーっと続いていた。…ニューヨークは新しいものが生まれる刺激的な場所…そんな1980年代のあの街のストリートの若者達を描いたドラマですもん。そりゃーいい。面白くないわけがない。

ストリートでカツカツで頑張っている若者達の話なので、怪しい設定や状況も出てくるし、言葉使いも時に品がない…しかし慣れます。いいんです。話が良ければ言葉遣いなんてどうでもいい。だってこれは人の愛と友情のドラマ。いいんです。

 最初は1987年当時のゲイカルチャーのドラマだと思って見始めたんですが、いつしかゲイの話かどうかはあまり関係なくなってましたね。男性同士の絡みも殆ど無い。いやもちろんゲイの方々の話であることが前提ではあるのだけれど、ドラマとしてはもっと人と人の繋がりの普遍的な話だと思った。誰かの恋の話であったり、悩みの話であったり、家族の話、アイデンティティ、プライド、失敗、別れ、病気と死、友情、思いやり、人と人が集まって新しい家族を作ること、助け合うこと…これは「ゲイだから」のお題だけのドラマではなくて、誰もが心を寄せる事が出来るドラマ。それぞれのエピソードに色々なテーマがあって毎回引き込まれました。それぞれの人物達がどうなっていくのかが気になって毎週楽しみでした。
 今回のシーズン1は全8話なのだけれど、サーッと通り過ぎるように終わった感じもありましたね。色んなテーマがあってどんどん話が進んでいくので、このシーズンではまだそれぞれのテーマを少しずつ覗いただけ…という印象もある。まだまだこれからですね。答えの出ていないお題は沢山…

…エンジェルとスタンはどうなる?スタンの奥さんは?ブランカの実家の家族は?エレクトラは新しい恋を見つけるのか?ブランカの恋は?ブランカとプレイの病気は?スタンのボスの顔の長いオヤジは?デーモンのダンス学校からその後は?デーモンとリッキーはどうなる?ルル・フェロシティさんの家はどうなるの?キャンディのお尻はだいじょうぶ?…その他にも、もっともっとこれから展開していく話が沢山ありそう。


今回のこのシーズンは米のメディアでも評判がよくて、来年リリースのシーズン2が撮影されることも決まったそうですが、これからこのドラマがシーズン5くらいまで続いて、いろんな話を掘り下げていくことになれば、傑作になる可能性もあるだろうと思います。15年ぐらい前の米のドラマ『Sex and The City』も最初は軽い話だったのに、シーズンが進むにつれて30代の女性の人生を描いた真面目な話に変わりましたからね。このドラマも長く続くといいなと思う。

それからおそらくこのドラマが成功すれば、いつかブロードウェイの劇やミュージカルになる可能性も十分にありますね。華やかなゲイクラブを舞台にしているので音楽もいいし設定も舞台劇に向いている。舞台で当時の音楽にのってスタイルを競い合う場面は直ぐにステージ化出来そう。

気になったのは…何人かの俳優さん達の演技が…あまり上手いとは言えないことか。しかしこれは回を重ねれば演者の方々も慣れてどんどん良くなるでしょう。キャラクターは既にかなり魅力的なので(脚本がいい)あまり心配はいらない。

もちろん上手い人もいる。Billy Porterさんのプレイ・テルが特にいい。彼のキャラは本当にラブリー。可愛い。ファンになっちゃう。歌も上手い。彼には幸せになって欲しいな。


さてこのドラマが大きくなるかどうかは、保守的なアメリカの人々にどこまで受け入れられるかどうかでしょうか。アメリカには同性愛者を忌み嫌う保守的な人々が沢山いるので、このドラマもカルト的にウケるだけに留まるかもしれない…さてどうなるか。イギリスの方がすんなりと受け入れられそうですね。

ともかくシーズン1が終わったわ。みんながこれからどうなるか知りたい。もっと見たい。…シーズンの最終回で視聴者にこう思わせるなら、もうドラマとして成功してますよね。


それにしてもTransgenderの女性達が素敵で驚く。女性に性転換した男性(男性のドラァグクイーンではない)というのは現実にも結構いらっしゃるらしくて、今まで他の番組でも「綺麗なお姉さんだな」と思った女性が実はTransgenderだった…というのが何度かあった。背が高くて手足が長くて首筋の太い女性達がとてもセクシーに見えてしまう。彼女達には独特の美しさがありますね。エンジェルちゃん最高。そういえばTransgenderで女性になった男性とレズの女性がレズのカップルになるなんて可能なんですかね? ちょっと素朴な疑問。いろんな組み合わせでわけがわからなくなりそうですが、結局は人と人が惹かれあうのなら性別や嗜好なんてあまり関係ないということでしょう。好きな人同士が寄り添って暮らせるなら誰を好きになってもいいじゃん…それが理想ですよね。

というわけで次のシーズンに期待しましょう。

ところで余談だけど『Drag Race』のJiggly Calienteちゃんが出ていた😊


米ドラマ FX 『Pose』(2018):1987年 ニューヨーク

The Pointer Sisiters - Automatic (1984)
MFSB - Love Is The Message (Larry Levan Remix)(1974) 80年代リミックスか?
Billy Porter and MJ Rodriguez – Home (2018)
Billy Porter - For All We Know (2018)
Whitesnake - Is This Love (1987)
Midnight Star - Freak A Zoid (1983)
M/A/R/R/S - Pump Up the Volume (1987)
Swing Out Sister - Breakout (1986)
Madonna - Vogue (1990) +LIVE1990


2018年7月22日日曜日

The Pointer Sisiters - Automatic (1984)



これもPost-disco いいですねぇ



The Pointer Sisiters - Automatic (1984)
Album:  Break Out
 ℗ 1982, 1983 Planet Records



とうとう今週で米のドラマ『POSE』が終わってしまったわ。

この曲も久しぶりに聴いたな。いつか取り上げようと思ってた。好き。このまったりリズムがいい。ドラマの途中で流れたんですけど、これもPost-discoの曲のひとつでしょう。当時はそういうジャンルがあることも知らなかった。The Pointer Sistersの曲の中では一番好き。

ずいぶん声が低いですが女性の声です。この声がいい。それにしても皆背が高いなぁ。脚が長いぞ。