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2022年9月8日木曜日

英エリザベス女王死去



昨夜午前2時過ぎ、見ていたiPadのニュースサービスが「エリザベス女王の健康が懸念される状態」と文字を出した。すぐにTVを点けると、BBCが通常の放送スケジュールを変更してそのことを伝えていた。しばらく起きて見ていたが就寝。

今朝7時半過ぎ、目が覚めたのでiPadのニュースを覗くと5分前に出た記事で「エリザベス女王がスコットランドのバルモラル城で亡くなった」との文字。階下に下りてBBCのテレビを点けた。

この日が来ることはわかっていた。女王様は96歳。わかっていたはずなのに言葉にならないほど悲しい。


女王様は2日前にも新しく決まったトラス首相の謁見を受け、首相に任命なさったそう。最後まで公務をなさっていた。1952年から始まった女王様の在位期間は70年間。今年の6月にはプラチナ・ジュビリーのお祝いがあったばかり。パディントン・ベアと共演なさった映像ではとてもお元気そうだった。

英国には30代に10年間住んだ。英国では王室のニュースを見かけない日はない。英国の中心には常に女王様。そして英国の国民は皆彼女を愛していた。スーパーセレブリティ…大きなファミリーの中心には常に女王様がいらっしゃった。英国に住んだ10年の間に、私もいつのまにか外国人なのにロイヤリストになっていた。女王様のファンになっていた。


この日が来ることはもちろんわかっていた。しかし彼女とパディントン・ベアとの共演を見て笑顔になって、女王様はきっとお元気なのだろうと安心していた。

「尊敬する人は」と聞かれたら、私はその答えがすぐに出てこなくていつも困るのだけれど、英国のエリザベス女王様のことは間違いなく心から尊敬している。疑いようもなく、とてつもなく大きな存在。偉大な女性。彼女がいてこその英国だった。

先程BBCを見ていたら、ウィンザー城の半旗を掲げたお城の屋根のむこうの空に虹があがっている映像が出ていた。またバッキンガム宮殿の向かいにも大きな二重の虹がかかったそうだ。不思議ですね。  今もまだ信じられない。実感がわかない。悲しいです。

女王様、長い間本当にお疲れ様でした。
安らかな眠りにつかれますよう、お祈り致します。


英国女王の「ダイヤモンド・ジュビリー」即位60周年記念式典/Queen's Diamond Jubilee ---2012/6/6 ---英国にとっての女王/国王の存在意義とは