サムネの娘さんは口が開けっ放しなのね 閉めましょう
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『3 Body Problem』(2024) TV Series
/英・米・中/Netflix/カラー/1 hr
Creators: David BenioffD.B. WeissAlexander Woo
No. of seasons: 1
No. of episodes: 8話
Release: March 21, 2024
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しばらく前、旦那Aが「これ見よう」と言ってきた。Netflixのドラマ。タイトルは『3 Body Problem』。中国のSFだそうだ。ん?なんか聞いたことあるようなタイトル。
手持ちのiPadのBookmarkのShopping Listの「本」の欄を見たらあった…中国のSF作家Liu Cixin/劉慈欣氏による『The Three-Body Problem/三体』。アマゾンのページがBookmarkに入っていた。
このSF小説のことは、たぶんどこかで記事になっていたのを以前見たのだと思う。それで米アマゾンのページを記録していた。いつか読むつもりでいた。
なんとNetflixでドラマ化されていたのか。見る。見る見る。旦那Aは理系の人。私は理系はさっぱりダメだがSFの理屈は好き。共に楽しめそうだ。
今回改めて原作の情報を調べたら、この作品は2015年には第73回ヒューゴー賞の長編小説部門を受賞。また2015年の-ネビュラ賞長編小説部門最終候補にもなったそうだ。そして各界の有名人も同作品を絶賛しており、(誰だったかな)有名な映画監督が「あまりにもスケールが大きすぎる」と実写をあきらめたとかなんとか。そのような作品がドラマ化される…。それは見なければ。
というわけで3月頃から前知識を全く入れない状態で視聴開始。昨日にやっと第4話が見れた。ちょっと面白くなってきた。それを書いておこう。
初回から暴力描写があって閉口するが、そのような場面は今どきの若者向けの作品では避けられないのだろう。慣れるしかない。慣れた。
★ネタバレ注意
第4話になってだんだん面白くなってきた。次のエピソードが楽しみになっている。この時点で面白い点を書き留めておこう。
㊟ ネタバレあります。
世界中でトップレベルの科学者達が亡くなっている謎。とある「テスト」が原因だった。
同じく英オックスフォード大学の科学者達もテストされていた。テストを合格したものだけが次の段階に進めることになっている。次の段階に進んだのはJin Cheng(Jess Hong)。
第4話でJinが呼ばれて参加した集会はテストに合格した者/選ばれた者達の集会だった。
その集会をオーガナイズしたのは、謎の大富豪Mike Evans(Jonathan Pryce)。そして彼の長年の友人の女性科学者Dr. Ye Wenjie(Rosalind Chao)。
世界中でトップレベルの科学者達が亡くなっている謎。とある「テスト」が原因だった。
同じく英オックスフォード大学の科学者達もテストされていた。テストを合格したものだけが次の段階に進めることになっている。次の段階に進んだのはJin Cheng(Jess Hong)。
第4話でJinが呼ばれて参加した集会はテストに合格した者/選ばれた者達の集会だった。
その集会をオーガナイズしたのは、謎の大富豪Mike Evans(Jonathan Pryce)。そして彼の長年の友人の女性科学者Dr. Ye Wenjie(Rosalind Chao)。
このDr. Ye Wenjieが全ての発端だった。
1960年代、彼女は若く囚われの身で国に絶望していた。その精神状態で彼女はたまたま「異星人達」と交信する。そして彼女は彼らにOKサインを出していた。
1960年代、彼女は若く囚われの身で国に絶望していた。その精神状態で彼女はたまたま「異星人達」と交信する。そして彼女は彼らにOKサインを出していた。
そして現在起こっていることはその結果。
特殊な方法でMike が(San-Tiと呼ばれている)「異星人達」と交信…スピーカーから出る音声と会話をしている。Mikeは「異星人達」に『赤ずきんちゃん』の話を聞かせる。ところが「異星人達」は(目的のための)狼の「嘘」を理解できないと言う。
「目的のために何かの振りをする」「たとえ話」「フィクション」「詐欺」「嘘」…人間にとっては当り前の社交の技を「異星人達」は理解できない。つまり彼らは「裏表のない者」ということか。「何事も文字通り、言葉通りに受け取る」ということか。
Mikeは「異星人達」になんとか「目的のための嘘」を理解してもらおうとするが、いくら説明をしても彼らには理解できない。そして彼らは言う…
「人間は危険だ…、一緒には住めない」
とかなんとか…。ぉおおおおおおお~怖いね。いいですねぇ。面白くなってきたわ。
しかしこの「異星人」がフィクションを理解できないことは、将来彼らが人間と対立する時に弱点にもなり得るかも。このことは結構重要なことなのかも。予感。
それにしても、この言い出しっぺのDr. Ye WenjieとMike Evans。この二人はなぜこの「異星人達=San-Ti」を「いいもの」だと信じているのだろう?
1960年代、Dr. Ye Wenjieが最初に「異星人達=San-Ti」と交信した時、彼女は「San-Ti」の中の比較的良心的な者に「このシグナルには返事をしなくてもいい。無視しろ。返事をすると君たちに大変なことになるから」と警告を受けていたと思う。このDr. Ye Wenjieはその警告を無視して「OK、来てもいいよ」と言った(第1話)。彼女には彼らを迎え入れる危険性が最初からわかっていたと思うのだが。
なぜ。なぜこの老人二人は「異星人達=San-Ti」をいい者…神のような存在だと思っているのだろう?
Mike Evansは人間がダメになっても地球(自然)が救われればいいと思っているのか?
Dr. Ye Wenjieは人間に絶望していて、人類が絶滅してもいいと思っているのか?そのためなら娘を犠牲にするのも(第1話)厭わないのか? どういうこと?
ますます面白くなってきました。これからも楽しみ。
来訪モノSFとしてはアーサー・C・クラークの『幼年期の終わり/Childhood's End』がありますが、あの話はよかったなぁ。浪漫よね。でもこの話はどうもそうではないらしいぞ。さてどうなるか。ドキドキ
来訪モノSFとしてはアーサー・C・クラークの『幼年期の終わり/Childhood's End』がありますが、あの話はよかったなぁ。浪漫よね。でもこの話はどうもそうではないらしいぞ。さてどうなるか。ドキドキ