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2023年6月28日水曜日

ANOTR, Abel Balder - Relax My Eyes (2022)



リラックス


ANOTR, Abel Balder - Relax My Eyes (2022)
Relax My Eyes – Single
ANOTR, Abel Balder
Released: November 4, 2022
℗ 2022 NO ART


この曲はここ数週間、英国と米国の両方でダンスチャートに入っている。単調でちょっと昔の音に聴こえるので、どうしようかと思ったのだけれどやっぱり記録しておこう。

もしかして今のダンス曲界隈って2000年頃のアシッドジャズあたりの音がまた流行ってるのか。ロンドンで2000年頃に聴いてたアシッドジャズのバンド Down To The Bone の音によく似ている。1970年代のディスコやフュージョンの影響を受けた2000年ごろのロンドンの音が、2023年の今また流行っているのか。今こんな感じの曲は他にもチャートにあがっていますね。

それにしても今どきの若者達の集うダンスフェスだかなんだかの映像が上がってますが、本当に今の若者文化は私達の頃とは違う。私の世代が若かった頃は、バンドがいて、ステージ上のバンドに観客が一方的に声援を送るのがライブのスタンダードだったのだけれど、今のDJのショーは、若者達が集って観客の仲間同士がお互いを見ながらわいわい騒ぐ…という楽しみ方らしいですね。世代が違うわ。私にはできないぞ。


★ANOTR
オランダ・アムステルダム在住のDJデュオ。メンバーはJesse van der HeijdenさんとOguzhan Guneyさん。2012年に活動開始。自分達のレーベル「NO ART」を2017年に設立。様々なフェスに呼ばれて人気だそう。ハウスでありながらも新しいアプローチを探しているそうで、その影響はdisco, soul, funk, jazzなどなど。温故知新ですね。

★Abel Balder
この曲では歌を担当。オランダ・アムステルダムのアーティスト。インストのダンス曲がSpotifyで2.5億のストリーミングされるほどの人気だそうだ。ANOTRのデビューアルバム『The Reset』に最初はギターで参加。そしてこの曲「 Relax My Eyes」では歌を担当することに。その声の評判が良く、御本人もこれからは歌を表現の方法として取り入れようとしているそう。ボーカリストとしての目覚めだな。


歌詞は「皆でリラックスして踊ろうよ」と繰り返し歌っているのですが、大きな権威に騙されないようにとのメッセージがちょっとだけ出てくる。
● I feel the rise in the brother's eyes but we're not alone
の意味がわからなかったので旦那Aに聴いてみたら、これはオーウェルの『1984』のビッグ・ブラザーのブラザーではないかと言った。若者を監視するビッグ・ブラザーの目の力が強くなりつつあるのを感じるけれど、
● We'll see the signs when the kingdom dies and we'll all be free
(権威の)王国が死に絶える兆しが見えるだろう、そして僕らは皆自由になる。…とかなんとか。ああ確かにそうかも。納得。ということでそのような訳。正しいとは限りませんが。


Relax My Eyes
ANOTR, Abel Balder
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Relax my eyes, フラッシュライトが見える、僕らは孤独じゃない
君は元気?向こう側で 君を近くに感じるよ
僕は生きてるって感じる。ドラムの音は高く、ベースは低く
心を開いて 一晩中踊ろうよ 他に行きたくない

社会の嘘から 僕らの心を解放して 自分でコントロールしよう
ブラザーの目が力を増しているけれど でも僕らは一人じゃない ● 
王国が死に絶える兆しが見えるだろう そして僕らは皆自由になる ● 

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