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2020年11月18日水曜日

Official髭男dism – HELLO (2020)



名曲。傑作でしょう。



Official HIGE DANdism – Hello (2020) 
Hello EP 
Released: August 5, 2020 
℗2020 PONYCANYON/IRORI RECORDS. 


やっとこの曲をとりあげる。この曲をとりあげようとりあげよう…と思ってもう3ヶ月が過ぎた。名曲中の名曲。おそらく何十年にひとつの名曲だと思います。私には。好きです。 

最初に聴いたのは8月に見たNHKの『SONGS』。音楽番組はいつもそうであるように、その回も流れてくる音楽を聞いて他の事をやりながら録画を流し見していた。そしてこの曲が流れ始め…。 

あ…これ…いい曲。最初から聴こう…と録画を巻き戻す。スタジオライブです。全部通しで聴いてみる。ああ…これはいい曲。キャッチー。なんと気持ちのいい。もう一回聴こうか。

そうやって3、4回ほど巻き戻して聴く。動画サイトも見て確認する。リリース日は8月5日。ああ当時はリリースされたばかり。 

ブログにあげて感想文を書こうと思った。しかし今年の8月…海亀は元気がなかった。8月の中ごろには微熱だが熱まで出た。ベッドルームを隔離して寝てばかりいた。文章もうまく書けなかった。だから調子が戻ってからこの曲のことも書こうと思っていた。


今日はブログを休むつもりでいた。それなのになぜか今日は朝からこの曲が頭の中を回っている。ずーっとこの曲が頭の中を流れている。ああ…そうか、そろそろこの曲を取り上げようか。 


名曲だと思います。なんだろう…心が溶けるようにいい気持ちになる。元気が出るわ。ほんと。ほんとにほんと。傑作じゃないかな。すごくいい曲。

ステディなリズムといい、前向きの歌詞といい…元気が出ます。そして美しいね。ぱーっと気持ちが空に解き放たれるような。最初の「ハッロー!」でうわああああっ…いい!と思う。最初の一音から音に全身の感覚が吸いつけられるように心が洗われる。 気持ちがあがる。


まずは音。アレンジ、声、しっかりしとした歩くようなドラムとベースのリズム、キャキャキャーンウィーーンカロレロレロケケケケケンと後ろで鳴り続けるギターの音。この冒頭からウヤルヤルヤルヤ上下する音はキーボードか?そして気持ちのいい藤原聡さんボーカル。なんと全てが気持ちいい。

音だけでもかなりな名曲。

最初は音の質感ばかりに惹きつけられて歌詞を聞いてなかった。落ち着いて歌詞を聴いたら…まぁなんといい歌詞。


  思わず忘れたよ 無傷で生きるバリアを張ってたってことを
  笑い合えただけで どうにもならないほど溢れるありがとう

  それぞれの迷路の見取り図を 僕ら互いの掌に委ねあってさ
  人生に迷うたびに 不安や幸せの位置を見失わないよう 確認しようよ

  インスタントの友情 ほころぶ
  迫りくる本性 狂ってく感情
  傷を 癒そう 孤独に飲まれてしまう前に

  窓から差し込む太陽 そんな風に君をあたためるよ
  後ろ指をさされ 正気の沙汰でないと 揶揄されたとしても
  疑心暗鬼で凍てつく心を 溶かしきったら続きを話すよ
  ありふれた言葉じゃ もう表せないほどに猛る思いを


この歌詞の後の「あー」のコーラスは山下達郎さんを最初に聴いた時の感動を思い出す。そこから広がる広がる際限なく広がる…。そうだこれは傑作だ。

これは…すごいです。ものすごく前向きで…そしてかなり激しい。暴力的に激しい。音の洪水とともに強い歌詞が襲いかかるような迫力。強引に迫るような激しさ。夏の頃いろいろと混乱してもやもやとしていた時にガーンと思い切り殴り飛ばされたようだった。ふらふらしているところをがっしり両肩を摑まれて現実に連れ戻されるような。前向きで力強いエネルギー。力が前面に迫ってくる。日本語が生で理解できることを感謝します。 

  何度でも言うよ HELLO…


まず音で惹きつけられて、まだこの曲しかしっかりと聴いていないのですけど、このバンドは他の曲の歌詞もいい。曲も…このバンドの曲はかなりドラマチックな印象が多いですね。

今ちょっと調べたらボーカルの藤原聡さんが全て作詞/作曲をなさっているのだそうだ。すごいな。藤原さんは1991年生まれの29歳。バンドは2012年から活動開始だそうなのだけれど、メジャーのデビューが2018年だそう。私が最初に彼らの事を知ったのは去年の紅白。いい印象だった。

今すごく売れているバンドだそう。実力派のいいバンド。メンバーは30歳前後。これからどんどん脂がのってすごいバンドになりますね。もうすでに大物かな。すごいな。