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2020年11月19日木曜日

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第27回「宗久の約束」10月11日放送



光秀が京で上洛前の根回し。駒ちゃん大活躍。


★あらすじ
1568年 義昭(滝藤賢一)一行が美濃に到着。信長(染谷将太)の歓迎を受ける。 信長は上洛の前に状況を探ってこいと光秀(長谷川博己)を京に送る。 京の(門脇 麦)と伊呂波太夫(尾野真千子)を頼り、光秀は三好の軍事力を支える堺の豪商・今井宗久(陣内孝則)と交渉。宗久が三好をサポートしないよう交渉成功。 信長はまず近江の六角を攻め落とし、軍事力を削がれた三好も京を追われる。足利義昭と信長は武装せず上洛。


信長が義昭を奉じて(平和的に)武装せず上洛するために、光秀が根回しをする…という回。そのために、駒ちゃんの人脈を使う。それにしてもまたまた駒ちゃん大活躍です。

この駒ちゃんという存在は、NHKさんが女性視聴者を考えて、ストーリー内に女性視聴者が応援できる…活躍する女性キャラを据えた…ということなのでしょうかね。いや~それは…程度によりますよねぇ。ちょっと駒ちゃん活躍しすぎに見えてしまってます。


今回も、光秀が義昭+信長の上洛のための情報集めと根回しを京でやっているのですが、全て駒ちゃんのコネ頼り。駒ちゃんが今井宗久と知り合いだった。

信長が武装せずに上洛するというのも元は駒ちゃんのアイデア。今井宗久を「三好をサポートしないように」と説得するのも駒ちゃん。そして駒ちゃんが光秀を宗久に紹介。

ちょっと待て、光秀君は駒ちゃんがいなかったら何もできないのか?

戦国の時代に薬屋の女性がそれほど力を持ち、コネをつくれるものだろうか?豪商が街娘を相手にするだろうか? 


そんなちょっとくどい駒ちゃんの活躍が'気になった以外は、静かながら面白かったです。
今井宗久は特に三好をサポートしたいわけではなく織田でもいいのだが…京を焼くのはやめてほしい、堺を守れ、上洛時に信長軍が武装しないこと…を条件に、三好に武器を売らないことを約束。

光秀の京でのそんな根回しの後、信長は(三好側の)近江の六角(+斎籐竜興が潜伏中)を攻め落とし、そして(宗久のサポートを失って)軍事力を失った三好も京から敗退。…というわけで信長は無事義昭と上洛できた…というお話でした。


それ以外のこと

浅井長政にお市さんがすでに嫁いでいて、長政は信長と共に上洛したいと言ったらしい。

後の秀吉=木下藤吉郎(佐々木蔵之介)は魚屋の変装も器用で上手い。でくのぼーっぽく変装も下手な光秀に比べると、この秀吉はほんとに頭が良さそうだ。表情が明るくなったり暗くなったりコロコロ変わるのが、ちょっと読めない感じなのもいい。結構黒い秀吉じゃないですかね。いいですね。面白い。でかいけど。

光秀くんは不器用そうですけど彼はそれでいいんですよ。融通もきかない真面目すぎる無骨者。今回も「わしの家来になる?」と言う信長に「将軍に仕えます」とにべもなく。女性の扱いも下手っぽい。しかし妙なことに駒ちゃんにだけ表情が柔らかくなるような気がする。ちょっと煕子さんより嬉しそうなんだよな。いかんよねぇ笑

伊呂波太夫は遊郭で生まれて捨てられたのかな?今回の伊呂波太夫は朝廷の意向と、堺の豪商の三好への軍事支援状況を光秀に伝える。彼女の近衛さんつながりでの情報なのですけど、彼女は朝廷関連で便利な存在なのですね。

駒ちゃんと伊呂波太夫は人と人を繋ぐのにストーリー上便利な存在なのだな。