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2020年10月31日土曜日

2020年米大統領選ウォッチ-その6: CBS『60 Minutes』 バイデン+ハリス・インタビュー和訳



さて、先週10月25日放送のCBS『60 Minutes』の後半です。バイデン候補+ハリス候補のインタビュー。

オトナですね。普通の政治家のインタビュー。落ち着いた会話。お二人とも質問にできるだけ真面目に答えようとしてます。まぁ国の大統領候補へのインタビューなら、こういう冷静なものを期待しますね。

トランプ大統領へのインタビューでは、トランプ氏が「バイデンには優しい質問しかしないんだろ?」などといいがかりをつけてましたが、そんなことはない。インタビューアーのノラさんは結構厳しい(タフな)質問をしていると思います。

左翼政権になるのか?増税するのか?最大の外敵は?コート・パッキングは?ハンター・バイデン問題(確証がとれないので踏み込んでいないが)、年齢と健康状態、なぜカマラなの?人種問題とBLMと警察…などなど、結構踏み込んで聞いてます。そしてそれに真摯に答えている(ように見える)。

すぐに追いつめられて怒り出すトランプさんとは違って、バイデン氏が全て落ち着いて答えているのは彼の長い政治家としての経験からくるものか?印象はずっといい。

カマラさんがよく笑ってますね。メディアでも揶揄されてましたが、うーん…確かに…彼女は最初緊張したんですかね。途中から持ち直して真面目に答えてますけど、あの笑い癖はいかんなぁ…少し感情的なのかな。ちょっと弱く見えました。彼女はどうなるのかな。ちょっと大統領には早すぎるかもしれませんね。討論会の時はいいと思ったんですけどね。うーん…どうなるかなぁ…。 

前回も書きましたが…というわけで選挙日3日前でここにきてトランプ氏が頑張っているのだそうだ。なんと2週間前までバイデン氏が優勢だったのに。すごいことになったもんだ。


番組の記事+映像 
https://www.cbsnews.com/news/joe-biden-democratic-presidential-candidate-kamala-harris-60-mintues-interview-norah-odonnell-2020-10-25/


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Joe Biden makes the case for why he should be president

The former vice president talks with Norah O'Donnell about the pandemic, taxes, the Supreme Court, and the "stark" differences between himself and President Trump. O'Donnell also speaks with Mr. Biden's running mate, California Senator Kamala Harris.

2020
Oct 25
CORRESPONDENT
Norah O'Donnell


私達が先週デラウェア州ウィルミントンでジョー・バイデンと話したとき、この元副大統領は、トランプ大統領からの容赦ない最終攻撃に直面しながらも世論調査では先行していた。大統領選のキャンペーンも最後の週に入り、我々はまた彼の共同候補者…カリフォルニアの上院議員カマラ・ハリス氏にも質問を投げかけた。我々との会話でジョー・バイデン氏は、彼がいかに同じ党内の急進派に影響されたかについて、彼の提案した増税が経済を痛めつけるのか、また彼が現在の大統領選をどう見ているのかについて語った


Norah O'Donnell:  選挙日まで2週間を切りましたが、あなたは国と州での世論調査で着実にリードしていますね。しかし4年前にはヒラリー・クリントン氏もそうでした。ドナルド・トランプ氏はまだ勝てると思いますか?
Former Vice President Joe Biden:  ありうるね。私はね、最後のベルが鳴るまで終わりじゃないという男で競争者だ。それから激しい戦いになる以外のことを予測するときは迷信を感じやすくなるね。我々は今の位置に手ごたえを感じているよ。しかし…ほら、彼が何をやるのかを過小評価はしない。
O'Donnell:  彼のプレイを過小評価しないとは、どういう意味ですか?
Biden:  うーん…あなたも知っているでしょう、たくさんのそういう話があること…選挙を非合法化しようとしていて…投票するべきか投票するべきでないのかどうなのか、投票する価値があるのかどうか、人々を惑わせようとしているよね。怖がらせようとしているんだよ。しかし私が本当に嬉しいのは、期日前投票を行っている州の圧倒的な投票率だ。
O'Donnell:  あなたは、多くの人々が、あなたがドナルド・トランプ氏ではないからというだけで、あなたに投票しようとしていると思いますか?
Biden:  あぁ…私が誰であるかで私に投票してくれる人が多いことを願うね。しかしドナルド・トランプ氏と私とでは、価値観でも、我々が世界をどう見ているかに関してでも、全く対照的だと思う。
O'Donnell:  あなたのポッド・キャストを聞いていたら、あなたは(この国が)革新的な制度の改革を必要としていると言っていました。どのようなものですか?
Biden:  例えば制度的人種差別は根本的に変えなければならない…例えば警察の問題を超えて、最も難しいことの一つは富の蓄積の問題だ。地位と経済的機会の点で白人と同等の資格がある黒人のアメリカ人は大勢いる。しかし彼らにチャンスはない。そんなわけで例えば、全ての企業に最低15%の税金を支払わせた場合、91は税金をはらわなくていい(←意味不明)。それで4000億ドル以上を調達できる。それで条件を満たした全ての人をそれぞれの州内の4年制大学へ1,500億ドルで送る事が出来る。コミュニティ・カレッジの資格を持つ人の全てが行けることを私は保証できる上、まだお金は残るんですよ。それが私が言う重要な制度的変化なのです。

●無党派の税務政策センターと他は、ジョー・バイデン氏の企業の最低税制プランが、彼が見積もるほど多くの資金を集めるのか疑問に思っている。このインタビューの後、バイデン氏のスタッフは彼が間違って話したと告げた…無料の公立大学の費用は彼が言ったものの2倍になるかもしれないと。

O'Donnell:  大統領は共和党の全国大会で、あなたの政権はリベラル派のトロイの木馬になるだろうと主張しました。アレクサンドリア・オカシオ=コルテスやバーニー・サンダース、エリザベス・ウォーレンなどが政策を支配し、あなたの政権が米国史上最もリベラルな政権になるだろうと。
Biden:  大統領は彼らと戦いたいんだろうね。大統領、あなたはジョー・バイデンと戦っているのですよ。ジョー・バイデンは長い長い間、奥深く、険しく、成功した記録を持っていますよ。

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●しかしジョー・バイデンの共同候補者の記録はそれほど知られていない。カマラ・ハリスはカリフォルニア州の上院議員としてほぼ4年間州を代表してきた。

O'Donnell:  あなたは過去に支持した政策がずいぶん違いますね。あなたは最もリベラルな米国上院議員と見なされています。
Senator Kamala Harris:  誰かが言いましたね…そう討論会のステージでマイク・ペンス氏が言ったわ(笑)しかし…
O'Donnell:  そうですね、実際に無党派のGovTrack(オンライン議員記録サイト)はあなたを最もリベラルな上院議員だと評価しました。グリーン・ニュー・ディールを支持し、国民皆保険「メディケア・フォー・オール」を支持、マリワナの合法化も支持しました。ジョー・バイデン氏はそれらを支持していません。あなたは上院議員として支持していたそれらの急進的なポリシーをバイデン政権にも持ち込むのですか?
Harris:  私がやることは、そしてあなたにも約束することは、ジョーが私にやって欲しいことで、それが私達の契約なのです。私は私のやってきた経験を彼と共有します…あらゆる問題に対してね。私はジョーに約束したのですよ…私からの視点を提供するし常に率直であると。
O'Donnell:  それは社会主義的、進歩的な視点ですか?
Harris:  (笑)違いますよ違います。アメリカの黒人の子供として育った女性の視点、また検察官としての視点、また19歳でインドからこの国に来た母を持つ者としての視点です。それにヒップホップも好きだし(笑)他に知りたいことある?(笑)
O'Donnell:  そうですね、私はあなたにこの件について対処する機会をあげたかったのです。というのもトランプ大統領が共和党全国大会で、ジョー・バイデンは…民主党内での左翼による…社会主義政策のトロイの木馬にすぎないと主張したのです。あなたがアメリカの副大統領になったらそれらの政策を推し進めますか?
Harris:  私は、ドナルド・トランプが決める…私が誰であるのかの定義には収まるつもりはありません。アメリカはそれが間違いであると学んだと思います。
O'Donnell:  はっきりさせましょうか…あなたは国民皆保険「メディケア・フォー・オール」を通そうと戦いましたよね。それはジョー・バイデンは支持していません。もしあなたが副大統領になったら、あなたはバイデン大統領に「どうかしら、メディケア・フォー・オールを推し進めるべきだと思うわ。公的選択肢ではなくて。それではだめ。それは私のやりたいことじゃない」 と言うのですか?
Harris:  ジョーが提案していることに同意しなかったら、私はこの話には乗っていませんでした。私達の計画には、ジョーがオバマ大統領と作ったアフォーダブルケア法(オバマケア)を全てにおいて発展させることを含んでいるのです。対照的にドナルド・トランプは、現在法廷にて、2,000万人以上の人々に医療ケアをもたらし…既存の病気や障害を持った人々を守ってきた政策を取り除こうとしているのです。そして彼はそれを、215,000人以上のアメリカ人を殺したパンデミックの真っ只中でやろうとしているのです。

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O'Donnell:  アメリカが直面している国内最大の問題は何だと思いますか?
Biden:  現在、国内最大の問題は私たちの健康問題です。今はCOVID、新型コロナです。彼(トランプ)のCOVID/新型コロナに対する対処は実に全く無責任なものです。彼は最近の彼の集会で人々に峠は越えたと言っているんです。彼は…私の祖父ならこう言うでしょう…奴は狂っていると…我々は深刻な問題に直面しているのです。

●バイデン氏は、学校が安全に再開されるために必要な設備とスタッフを確保するため、最大2,000億ドルを費やすと言う。彼はまた国防生産法をより活用し、COVID-19用の何百万ものテストキットを製造および配布すると述べている。

Biden:  我々はもっと検査と追跡調査への資金を調査するべきだ。女性はドラッグストアに行って妊娠検査薬を購入し、自宅で妊娠しているかどうかを調べられますね。人々が知るための検査キットがあるかどうかを見るため、同じような種類の投資を我々はするべきなのです。COVIDに感染したのかどうかを3日や5日や7日で知るだけでは十分ではないのです。
O'Donnell:  しかし議会はNIH(National Institutes of Health/国立衛生研究所)への資金を承認しましたね。
Biden:  いや、つまり、しかしそれがないんだよ。まだやっていない。彼らはまだやっていないんだよ。
O'Donnell:  人々は国の封鎖を心配し、仕事を心配しています。現在大統領のアドバイザーはスコット・アトラス博士です。彼は、若い人たちはやるべきことをやって、年配の人たちは隔離することを提唱しています。
Biden:  誰も彼が正しいとは思っていない。誰も。世界中のどんなシリアスな医者も(彼が理にかなうとは思っていない)
O'Donnell:  しかし、どうやって経済を封鎖しないようにするのですか?
Biden:  経済を封鎖する必要はありません。それはコミュニティーによる。その場所で大きな問題かどうか次第。まず理にかなっていることをやらなければ…人々が(ウィルスに)晒されるのを防ぐ事を簡単にしなければ。自由とは、あなたの周りにいる人々を気にかけ、それで彼らも自由であることを確かめることなのです。マスクを着けることは愛国心なのです。
O'Donnell:  経済のことを話しましょう。
Biden:  Yes
O'Donnell:  あなたは次の10年間で数兆ドルの新規支出を提案していますね…経済的救済、教育、ヘルスケアに。それらをどうやって支払うのですか?
Biden:  税法を正すことによってです。この国の億万長者はこの危機の間に7000億ドルを稼いでいるのです。 7,000億ドルですよ。

●元副大統領は、企業や裕福なアメリカ人のためのトランプの減税を取り消すことを約束しました。彼は法人税率を21%から28%に引き上げ、また年間40万ドル以上を稼ぐ人々に税金を課し、その最高率は39.6%になるでしょう。

Biden:  私の提案では、(年収)40万ドル未満の人は誰も(今の税金の)1ペニー以上も払うことはありません。(40万ドル=だいたい4100万円ぐらい)
O'Donnell:  確約ですか?
Biden:  保証するよ。約束だ。バイデンが約束する。絶対に保証する。
O'Donnell:  経済が厳しい状況にあるときに増税するのは良い考えだと思いますか?
Biden:  増税される人によるね。考えてみてくれ、もし年間10億ドルを稼いでいる誰かを増税しても、彼らが39.6%を支払うことは問題ではない。それらの(富裕層の)全員が支払うべきでそれで900億ドルの税収をあげるのです。
O'Donnell:  大統領はそれが海外に仕事を送ることになるだろうと言います。(←企業の移転などにより)
Biden:  彼はすでに仕事を海外に送っているんですよ。何が起こったか見てみるといい。中国との貿易赤字は中国にいたときよりも大きくなっている。

●事実は、それはどのように計算するかによる。2019年の中国との全体的な貿易赤字は、オバマ政権の最後の3年間よりもわずかに少なかった。バイデンとトランプのキャンペーンは、どちらがより中国に厳しいのか…をめぐって争ってきた。

O'Donnell:  外交政策に目を向けましょう。アメリカが直面している最大の外国の脅威は何だと思いますか?
Biden:  我々が世界での地位を失ったことだ。彼(トランプ氏)がやっていることを見てみるといい。彼は目に入るすべての独裁者を受け入れ、友好国には意地悪をしている。それで今どうなっているのか…(北)Koreaは非常に危険なミサイルをもっと手に入れ、その能力は以前より大きくなっている。 
O'Donnell:  North Korea北朝鮮ですね?
Biden:  北朝鮮だ。ペルシャ湾では…イランが核兵器をつくるために十分な核分裂性物質を以前より持ちつつある状況。NATO加盟国は「アメリカは頼りにならない」とわが国から離れつつある。彼(トランプ氏)は、我々が世界を一つに出来ていた事情から離れようとしているんだ。
O'Donnell:  アメリカにとって最大の脅威はどの国ですか?
Biden:  私は…私たちの安全と私たちの同盟を壊すという意味で、今のアメリカの最大の脅威はロシアだ。第二に、最大の競争相手は中国だと思う。我々と競争相手になるのか、それとも武力を使ったもっと深刻な競争に終わるのかは、我々がそれをどう扱うか次第で決定するだろう。

●国内では、民主党は合衆国最高裁判所を支配する競争に負けている。 

バイデン氏が選出された場合、彼は(最高裁の)裁判官の数を増やすことを検討する圧力を自身の政党から受けることになる。それは「コート(法廷)パッキング」と呼ばれる…彼はそのアイデアに同意はしないと言っているが、完全に拒否もしていない。 

O'Donnell:  (保守派の)エイミー・コニー・バレット裁判官は、9番目の合衆国最高裁判所の裁判官になる予定ですね。それは保守派に(9人中)6-3の過半数を与えるでしょう。もしあなたが大統領に選出された場合、最高裁判所に裁判官を追加する方向に動きますか?
Biden:  私が選出された場合に行うことは、学者の超党派委員会、憲法学者、民主党員、共和党員、リベラル、保守主義者…の全国委員会をまとめることです。まず彼らに、法廷制度を改革する方法について180日以内に推奨事項を持ってきてくれと頼む…なぜならそれが扱われている状況のため、正常に機能しなくなっているからだ。「コート(法廷)パッキング」ではない。私たちの憲法学者は他にも様々な事柄を議論してきていて、委員会がどのような推奨事項を持ち出してくるか期待している。
O'Donnell:  具体的なんですね。(←生きたボールの意味どう訳すればいいかわからない)
Biden:  ああそうだ具体的だだ。いや事実なんだよ。やらなきゃいけない。多くの保守的な憲法学者もそれを言っているんだ。避けなければならないのは最高裁判所を単なる政治的フットボールに変えることだ…一番多く投票された者が何をやってもいいなどとならないように。大統領はやって来ていずれ去っていく。最高裁判所の裁判官は何世代にもわたって留まるのだから。

●キャンペーンの終わりが近づく日々、ジョー・バイデンは新しい未確認のクレームに対処しなければならなくなった…それは彼が息子ハンターの対外商取引に関与したというものだ。大統領の個人弁護士であるルディ・ジュリアーニは、ハンター・バイデンが所有していたとされるEメールを手に入れたと言い、彼はそれをタブロイド紙のニューヨーク・ポストに引き渡した。 

●トランプ氏と彼の関係者は調査を求めている。しかしFBIは『60 Minutes』に、それが行われているのかどうかを認めることも否定もしなかった。


O'Donnell:  ハンターのコンピューターから最近漏れたとされる資料は、ロシアの偽情報キャンペーンの一部であると思いますか?
Biden:  私が読んで知っていることは、諜報機関が「ジュリアーニがロシア人から偽情報を与えられている」と大統領に警告したことです。また我々はプーチンがジョー・バイデンについての偽情報を広めるため一生懸命やっているいることも知っている。要は、ロシアとジュリアーニ、大統領を組み合わせれば…そういうものだということだね。中傷キャンペーンは大統領が何も話したくないからだよ。彼はなにを実行している?何をやっているんだ?

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●キャンペーンの遊説中、ドナルド・トランプ大統領は、ジョー・バイデン前副大統領を高齢のキャリア政治家と表現し、バイデン氏の知力の鋭さを疑問視している。先週の月曜日の会話でバイデン氏は、彼の年齢、健康状態、そしてカマラ・ハリスが必要に応じて大統領になる準備ができていると彼がなぜ信じているかについて率直に話した。

O'Donnell:  選出された場合、あなたはアメリカ史上最年長の大統領になりますね。
Biden:  体調はいいよ。
O'Donnell:  78歳で 4年後は82歳ですね。ドナルド・トランプはあなたが認知症を患っていて、それが悪化していると言っています。
Biden:  ヘイ、その男は9.11攻撃はセブンイレブン攻撃だと思ったんだよ。彼が認知症について話してるって? 私がアメリカの人々に言えることは、私がやったことを見て、私がやろうとしている事を見て…私を見てください…ということだね。私を見て欲しい。私達両者の肉体的および知力の鋭敏さを比較してください。喜んで比較を受けますよ。
O'Donnell:  あなたの年齢はあなたの副大統領の選択をますます重要にします。もし何かが起きた場合に、あなたはなぜハリス上院議員が代役として最高司令官になる準備ができていると思うのですか?
Biden:  第一に:彼女の価値観。第二に:彼女は悪魔のように頭がいい。第三に:彼女は強い信条を持っている。第四に:彼女は道徳観念がしっかりしている。第五に:彼女はこの国で最大の州で重要な経験を積んでおり、米国司法省に次ぐ規模の司法省を運営していた。それに…わかっているよねもちろん…そういう問題にならないことを希望するよ。 

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● カマラ・ハリス氏は、サンフランシスコの地方検事、そしてカリフォルニアの司法長官になった最初の女性であり最初の黒人だった。そして彼女は米国上院に務める史上二番目の黒人の女性だ。

O'Donnell:  あなたが有色人種の最初の女性として、また最初の女性として、副大統領になることは物事を変えるかもしれないと思いますか?
Harris:  思いますね。誰が何をできるかという認識を変えますね。なぜならそれは今でも戦いの一部だからです。若い人達が「ああ、物事は今までとは違うかもしれない。やるべき事や、やるように追いやられたことにもう従わなくてもいい。(女性が)何者かになれると想像できて過去にあった縛りからも開放されている」というようにね。
O'Donnell:  バイデン政権でどのような役割を演じると思いますか?
Harris:  ジョーバイデンのパートナーです。彼が最初に言ったのは「あなたに部屋に最初に来て、部屋を最後に去る人になってほしい」でした。
O'Donnell:  あなたとジョー・バイデンはどのくらいの頻度で話しますか?
Harris:  ほぼ毎日です。

●ジョー・バイデンが彼女を共同候補者に選んだ瞬間から、ハリス上院議員はトランプ大統領のお気に入りの(中傷の)標的の1人になった。

O'Donnell:  キャンペーンの遊説中、トランプ大統領は頻繁にあなたを攻撃しましたね。彼はあなたをモンスターだと呼び、あなたが低俗だと言った。そしてもしあなたが最初の女性の大統領になったら、それは私たちの国への侮辱だと言いました。あなたはこれを単なる政治の荒々しい混乱だとして見ますか、それともあなたに対するこれらの攻撃を人種差別だと見なしますか?
Harris:  ああ、私が誹謗中傷を受けることはこれが初めてではありませんから。それは…悲しいことですが予想はできました。
O'Donnell:  大統領は人種差別主義者だと思いますか?
Harris:  思いますね(笑)ええ。思いますよ。彼が…アメリカの最初の黒人大統領の身元を疑問視したところに戻りますよね。同じパターンです。シャーロッツビルを見てみれば…一方に平和的な抗議者がいて、その反対側にネオナチがいた。それを彼はどちらの側にも立派な人々がいると言ったのです。メキシコ人を強姦犯や犯罪者だと呼び、彼の最初の仕事はイスラム教徒の入国禁止を制定することでした。それら全てが物語っていますよね。

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●トランプ大統領は、人種差別と白人至上主義を非難すると述べた。今年の夏に始まったブラック・ライヴズ・マターのプロテストの後、大統領はこの選挙を、法と秩序かVSバイデンとハリスかの選択として印象付けようとした。

O'Donnell:  印象の認識に分断があるのですね。制度的人種差別を取り上げるのは警察に反対している…それはつまり法と秩序の大統領ではないというように。
Biden:  こういう風に説明しようか。第一:私はこれまで警察の資金援助を止めることに賛同したことはない。実際には様々な理由で警察にはもっと資金を提供する必要がある。第二:暴力の使用、店の焼き尽くすことや窓の破壊、それは犯罪だ。人々は逮捕されるべきだ。それを正当化するものはない。私の中では、法と秩序そして尊厳の間に衝突は一度もない。それはひとつ…同じものだ。
O'Donnell:  大統領は演説台で「私は郊外を救った。キミたちは私に感謝するべきだ」と言いました。
Biden:  彼は郊外など知らないんだよ。道を間違って曲がらない限りね。現代の郊外に行ってみてください。1950年代ではないのです。黒人と白人の家族が隣同士に住んでいて、お互いの子供たちをサッカーの練習に車で送っている。それは彼が住んでいる世界とは違うところです。人々が動揺する理由は沢山あります。多くの正当な理由で。彼がやりたいのは意識下の恐怖心に働きかけ「それはその男のせい、またはその女のせいだ」と言うこと。それは私達の国としてのあり方ではないのです。そんなのは私達ではない。私たちの価値観ではない。ほらあの「われわれは、以下の事実を自明のことと信じる(アメリカ独立宣言より)」…私達はそこには届いていない。私達がその理想に届いたことはまだない。しかし私たちは常にその「多様性の受け入れ」に向けてより遠くさらに遠くもっと遠く進んでいるのです。彼はそれを止めようとしている最初の大統領なのです。民主主義をそのように維持することはできないのです。私たちはそんなものよりもはるかに優れているのです。

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Produced by Andy Court and Keith Sharman. Associate producers, Evie Salomon and Sheena Samu. Broadcast associates, Mabel Kabani and Margaret Hynds. Edited by Michael Mongulla.


アメリカの独立宣言の一部

We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal, that they are endowed by their Creator with certain unalienable Rights, that among these are Life, Liberty and the pursuit of Happiness."
われわれは、以下の事実を自明のことと信じる。 すなわち、すべての人間は生まれながらにして平等で あり、その創造主によって、生命、自由、および幸福の追求を含む不可侵の権利を与えられているという こと。