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2020年10月31日土曜日

2020年米大統領選ウォッチ-その5: CBS『60 Minutes』 トランプ+ペンス・インタビュー和訳



先週の日曜のCBS『60 Minutes』を訳してみた。先週10月25日放送のCBS『60 Minutes』の前半です。トランプ大統領+ペンス副大統領のインタビュー。

面白かった。和訳をしてみると、それぞれの人物の人となりが見えますね。面白い。2週間前のインタビューなので情報としては古いのだけれど、生の言葉はその人の人となりをよく表す。面白いのでここにあげる。 

大統領選も残るところあと3日。どうやらここ1週間ほどトランプ氏が追い上げてきているのだそうだ。中傷キャンペーンが効いたのか。すごいことになった。もうどちらが勝つのか全然わからなくなりました。全く予想がつかない。


しかしトランプさんの口調を聞いていると、彼が人を惹き付けるのもなんだかわかる。子供みたい。駄々っ子。裸の王様。「俺はすごいよ、グレートだよ。よくやってる」と自画自賛。しかし実際には何を聞いてもリアクションばかりで言葉に中身はない。口先だけのハッタリ。そしてそのハッタリ(嘘でも真でも)を御本人は本気で信じているらしい。裏表はない。 

しかしこのインタビューで彼は怒って途中で席を立った。

ペンスさんは綺麗ごとしか言わない田舎紳士。「国民の皆さんを信じています。だから自分で考えてね」と責任のがれをしている。暖簾に腕押し。彼も暴君トランプさんをフォローするのに苦労しているのだろう。

もちろん私は個人的には、トランプさんは大統領として最低だと思う。国のリーダーの器ではない。たぶんアメリカは壊れる。もう壊れているのかも。このお方を大勢の人が持ち上げているアメリカという国がますますわからない。理解できない。 

素晴らしいのはCBSのインタビューアー、レスリーさん。結局トランプさんを怒らせたみたいですけど、大きな駄々っ子を相手にお疲れ様です。彼女は何もおかしなことは聞いていない。口調が厳しいわけでもない。落ち着いて平和的に質問をしていたのにトランプさんの機嫌が悪くなっていく。

政治家はジャーナリストのキツイ質問にも真摯に向き合うべきなのですよ。インタビューの途中で中断するのなんて最低でしょう。


番組の記事+映像


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The 60 Minutes interview that President Trump cut short

In an interview that's made headlines this week, Lesley Stahl presses President Trump on once-again rising coronavirus cases and what his priorities would be if re-elected. Stahl also speaks with Mr. Trump's running mate, Vice President Mike Pence.

2020
Oct 26
CORRESPONDENT
Lesley Stahl


今夜は、選挙の年の60 Minutesの恒例となった…メジャーな党からの合衆国の大統領と副大統領の候補者との会話です。

まずトランプ大統領とペンス副大統領から始めましょう。火曜日(20日)に私はホワイトハウスのルーズベルト・ルームで大統領とお話ししました。

私達は大統領が直面している沢山の問題と質問を準備して望みました。しかし結果はあまりにもさらけ出されすぎた口論となり、会話は中断されました。最初は礼儀正しく始まりましたが、残念なことに最後はけんか腰で終わってしまったのです。


Lesley Stahl:  厳しい質問に準備は出来てますか?
President Donald Trump:  フェアにやってくれよ
Stahl:  あなたは…
Trump:  とにかく
Stahl:  フェアでいきますよ
Trump:  フェアにやってくれ
Stahl:  しかしタフな質問はOKですか?
Trump:  いや、つまり…
Stahl:  (笑)タフな質問はダメですか?
Trump:  公正にやってほしい。バイデンには厳しい質問はしないだろ
Trump:  わかった やろうか
Stahl:  いいですか?皆いい?  今パンデミックが起こっています。あなたの元で(今)人種間の争いが起こって略奪が起こっていますね。なぜこの仕事をしたいのですか?なぜ再度また大統領になりたいのですか?
Trump:  なぜなら我々は素晴らしい仕事をしていて、まだ終わってないからだ。私がこの仕事をやりきった時、この国は今までになかったような位置にいるだろう。経済は既に回復している。他の奴らは(経済を回復)させない。間違いなく今かかわってる人は(経済を回復)させない。奴らは税金をひき上げる。
Stahl:  質問させてください。今現在あなたにとって国内の最大の優先事項は何でしょう。
Trump:  ああ
Stahl:   来年にも
Trump:  最終的に、待って…言うから…実現しつつあるんだ。我々はわが国の歴史上、最も素晴らしい経済をもたらした。そしてあちらのサイドは…
Stahl:  それは…わかっているでしょう…それは本当ではありませんね
Trump:  やってきて…絶対本当だよ
Stahl:  違いますよ

●事実は違っている。しかしトランプ大統領は確かに見事な経済的成果をあげた。 



Trump:  我々は最高の株式市場の価格を記録したし、またその価格に近づきそうだ。失業に関しては、アフリカ系やアジア系、ヒスパニック系アメリカ人のほぼ全て、素晴らしい数字が出ている。それに全ての事がそれぞれが実現しそうで…
Stahl:  私は最大優先事項を質問したのです。それらはいい事柄ですよね
Trump:  優先事項は…
Stahl:  何の問題解決をするべきですか?
Trump:  (優先事項は)…通常に戻るということだ。昔の状態だ。経済を爆発させ、仕事も素晴らしく、そして皆幸せな状態。それが我々の目指すところで…我々が向かっているところだ
Stahl: それでは私達の最大の海外の敵は誰ですか?
Trump:  中国だね。彼らは敵だ。彼等は
Stahl:  彼らが最大ですね
Trump:   競争相手だ。彼らは多くの意味で障害だし敵対国だね。何が起こったかは恥ずべきことだし、それは決して起こってなならなかった。彼等はこの疫病を中国から出すべきではなかった。全世界に広げて…188カ国。決して起こるべきではなかったね。
Stahl:  4年前、あなたは世論調査で今回と同様負けてましたね、そしてあなたは勝った。しかし今回あなたは一種の二重片頭痛を患ってますね。失業手当の申請件数は増加している。そして新型コロナのケースは増えている。まるで神々があなたに対して突然陰謀を企てようと決めたかのように、
Trump:  全くそうは思わない。我々はCOVID/新型コロナに対してはうまくやった 
Stahl:  それなら…大統領、失礼ですが、感染者数は40州で上がっているのですよ
Trump:  オーケイ、じゃあなぜ感染者数が上がったと思う?それは我々がもっと検査をやっているからだ。フェイクニュースのメディアは感染者数が上がったと言う。事実は我々は大変よくやっている…
Stahl:  感染者数は増えているんですよ
Trump:  我々は…そのとおり、なぜなら検査を沢山やっているからだ

●確かに検査数は上がっている。しかし新型コロナ追跡プロジェクトによると、国中に広がる新しい感染者数の増加…また先月の入院患者40%増加の全ての説明にはならないという。

Stahl:  あなたが出かけていって、峠を越したと言う時、これは消えつつ…
Trump:  そうだ。我々は…峠を越した。峠を越した
Stahl:  人々は見ていますよ…人々は感染者数のケースが、中西部や西部の山沿いの地方中で記録的に上がっているのを見ているのです。 
Trump:  峠は越えた 
Stahl:  とある州では…
Trump:  我々は新型コロナを理解している。我々は理解している…高齢者を今まで誰もやったことないほどケアしている。だから我々は国民をケアしているんだ
Stahl:  わかりました。それでは…、郊外の女性達について質問します
Trump:  うん

★トランプ大統領の集会の映像(観衆に呼びかけている) 
「郊外の女性達、俺を好きになってくれるかい?たのむよ。たのんだぜ。俺はキミたちの近所を救っただろ。そうだろ?」

Stahl:  先日、郊外の女性達に「俺を好きになってくれるかい?お願い、お願い…」と言いましたね
Trump:  え、言ってないよ。それは誤解させるだろ…私は冗談で「郊外の女性達よ、キミたちは俺を愛してくれなきゃ、俺は安全を与えてやるから」そして私は最悪の規制をやめさせたんだよ。みろよ、あなたの口調は…
Stahl:  はい?
Trump:  …人々が、君とみんな(メディア)をフェイクニュースと呼ぶ理由だ。私は冗談で「郊外の女性達よ、俺を愛してくれよ」と言ったんだ。そして規制を取り除いた…
Stahl:  あなたはこう言いましたね、
Trump:  その低所得者の住宅を郊外に移す規制…それが郊外を破壊するんだ。それを冗談っぽく言ったんだよ。君が言ったのは「おぉ」私が懇願してるように…私は冗談を言ったんだ。冗談なんだよ。いかにも誤解しそうな質問だよね、レスリー、
Stahl:  しかしあなたは、郊外の女性達の世論調査では負けてますよね。
Trump:  疑わしいね。疑わしい。全く疑わしいよ。
Stahl:  その理由のひとつは、彼女達が、あなたがパンデミックに対して率直ではないと感じるからなんですよ。意図的に軽視しているのですか?
Trump:  峠は越したんだ。我々はよくやってる。よくやってる。病気をよく理解してるんだ。我々はいい仕事をした。たぶん最高の仕事をした。我々が上手くやってないのは、君みたいな人を説得することだね。だって君を説得するのはほぼ無理だから。しかし構わないけどね。それに経済は復活しているし、非常に強く復活している。人々はわかっているよ、レスリー。
Stahl:  失業手当の申請件数はもっと増えてますね。つまり経済も…
Trump:  レスリー、我々は今良くなりつつ
Stahl:  …(経済も)失速してますよね
Trump:  1140万の仕事だ。この国の歴史上で最大の数なんだ

★確かに2200万の仕事が2月から失われ、1140万の仕事が再開された。しかし、失業手当の申請件数は歴史的に見ても高い数値を示している。しかし大統領は経済が彼の最大の強みだと見ているようだ。

Trump:  ギャラップ(世論)調査は、56%の人々は今の方がいいと言っている。このパンデミックの中、オバマとバイデンの頃よりいいと言う。56%は記録的な数字だ。
Stahl:  パンデミックについて戻ってもいいですか?あなたはファウチ医師(米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長)や他の保険当局員を「馬鹿だ」と言いましたね。
Trump:  俺がどこで彼を馬鹿と呼んだんだ?
Stahl:  あなたは彼らを馬鹿だと言いましたよ。あなたはもしかしたら…
Trump:  ああ、彼はいろいろと間違っていたんだ。彼のことは好きだけど、しかし彼はずいぶん間違っていたんだよ。
Stahl:  …もしかしたらマスクは効かないと思っていますか?
Trump:  マスクはたぶん効きそうだね。しかししっかり距離をとらなきゃだめだね。ソーシャルディスタンスとかなんとか。しかしマスクは効くと思うよ。マスクに反対はしないよ。それに皆にもマスクを着けるように私は言う。なんの問題もないな…
Stahl:  それなら…あなたがやっている集会について教えてください
Trump:  沢山の人々はマスクをしているよ。戸外だしね。
Stahl:  …人々…沢山の人々は着けてませんよね。私は大勢の人々がぎっしりと密集していて、ほとんどの人がマスクをしていないのを見たのですけど。私は、あなたがテレビを通して送っているそういった写真によるメッセージを考えると…
Trump:  見てみなよ、我々は昨日アリゾナにいた。記録的な集会だ。その数は今まで誰もみたことがないような。
Stahl:  あなたは以前はもっと大きな集会をやっていましたね
Trump:  いや、あれは以前のよりずっと大きいね
Stahl:  わかりました、そのことで言い争いたくはないですね
Trump:  ほら、君は…君はね、
Stahl:  マスクを着けることについて話してください
Trump:  (君は)否定的だよ。君はネガティブだ。あれは我々がやった集会で最大だ。君はここに否定的な姿勢でやってきたんだろ。あれは我々がやった集会で最大だよ。
Stahl:  しかし私には信じられないのですよ。(ホワイトハウスの)ローズガーデンで起こったことの後に…、たくさんの人々が感染したと公表したあとに…、
Trump:  うん
Stahl:  あなたはそれでもマスクを着ける事を強く奨励していませんよね。
Trump:  したよ。
Stahl:  あなたの集会で、
Trump:  私は皆にマスクをしろと言ったよ
Stahl:  言ってないですよね。
Trump:  レスリー、我々は何千ものマスクを全ての集会で配ってるんだ
Stahl:  しかし見回せば、彼等はマスクをしていないでしょ。あなたは言ってませんよね「ほらみんなわかってるだろ、私はキミたちに……病気になってほしくない」と
Trump:  なに、次の質問はなに?レスリー。我々は外にいたんだ。集会は今まで見たどんなものよりも大きなものだった。どんなものよりも熱狂的だった。君が目撃しているようなものはなにもないし…そしてそれはすぐ明らかになるよ…
Stahl:  わかりました。他の健康についての質問をしましょう。いいですか?お伝えしましたよね。さて、あなたは新しい健康保険のパッケージについて約束しましたね。医療ケアのプランについて。
Trump:  うん
Stahl:  あなたは「それは素晴らしいものになる」と言い「もう準備が出来た」「もうすぐ出来る」と言いましたね
Trump:  出来るね。
Stahl:  また「それは2週間後だ」「それは今まで見たことのないようなものだ」と言い…その通り…だって私達はそれを見ていませんから。なぜ医療制度のプランを開発していないのですか?
Trump:  もう出来ている。もう完全に仕上がっている。もうすぐ公表されるだろう。
Stahl:  いつですか?
Trump:  オバマケアに何があったかを見るとき、
Stahl:  もし最高裁判所がオバマケアを終わらせたら…、
Trump:  ああ、どうなるか見なくちゃね。あれが終わるのを希望するよ。あれがなくなったら幸いだね。
Stahl:  もしオバマケアがなくなったら、既存の病気や障害を持った人々は取り残されてしまいます。それは事実なんです。
Trump:  ちがう。違うよ。間違ってる。
Stahl:  違いますか
Trump:  間違ってる。新しいプランは始まるよ。
Stahl:  しかし…、
Trump:  既存の病気や障害を持った人々が補償されるまで我々は何もしないしするつもりもない。プランもやらない。

★選挙日まであと1週間と少し。大統領はスウィング州の中、意識調査で厳しいところ…フロリダ、ウィスコンシン、ペンシルバニア、そしてここミシガン州などを地方遊説して回っている

Stahl:  あなたの支持者達の特徴を言えますか?
Trump:  ああ、言えると思うよ。この国を愛する人々だね。何よりも国を愛していて、この国に繁栄してほしいと思っている人々だ。
Stahl:  しかし、あなたが集会をした時「彼女を閉じ込めろ」と人々が口にするのを奨励するのは…
Trump:  私は奨励はしていないよ。彼らが言うんだ。
Stahl:  あなたは楽しんでいたでしょう…あなたは「やめろ」とは言わなかった
Trump:  ヒラリー・クリントン。これを言わせてくれ。ヒラリー・クリントンは33000件のEメールを消したんだぜ。米国議会から召喚状を受け取った後に。
Stahl:  なぜそれが今も問題なのですか?人々は、もうそのことで投票はしませんよ…
Trump:  私は問題だと思うね。私にはね。問題だ。
Stahl:  彼女は前回出馬したのですよ。
Trump:  ちょっと待ってくれよ。彼らが「彼女を閉じ込めろ」と言ったんだ。俺じゃない。彼らが言うんだよ。それが始まって、それで…
Stahl:  あなたは奨励しましたよね
Trump:  奨励してないよ
Stahl:  しましたよ
Trump:  違うよ。もし私が何かで彼女の名前を言ったら、聴衆はクレイジーになったんだよ
Stahl:  それなら、ミシガン州の州知事については?

★(ミシガン州の)グレッチャン・ホウィットマー知事は武装民兵グループの誘拐プランの対象だった

Trump:  私たちの司法省が彼女を救っている。私の司法省、もしそう言えるなら…
Stahl:  そうです。そうですね FBI(連邦捜査局)。
Trump:  我々の司法省が彼女を救っている。それに、わかっているだろ、人々は彼女があまり好きじゃないんだよ。彼女はみんなをロックダウンさせるから。

★集会でのトランプ大統領「キミたちの知事に州を開けさせるようにしなきゃな…」
聴衆「彼女を閉じ込めろ!閉じ込めろ!閉じ込めろ!」
集会でのトランプ大統領「奴らを全員閉じこめろ」


Stahl:  あなたは…パワフルな方です。そしてあなたを愛する人々は情熱的にあなたを愛しています。もしあなたがホウィットマー知事を狙ったように、もし誰かを追いつめたとしたら…あなたの支持者達はそれを重く受け止めますよ
Trump:  彼女を狙ってはいないよ
Stahl:   …そして彼等は…陰謀や脅威があって…同じように医師の
Trump:  私は彼女を狙ってはいない
Stahl:  狙ったでしょ
Trump:  私は彼女を助けたんだ。我々の司法省で
Stahl:  彼女を追いかけたでしょ、あなたは、彼女を批判した…
Trump:  それは彼女を助けようとしたんだ。…おぅ批判したよ。うん
Stahl:  それは彼女を狙ったということでしょ
Trump:  私は彼女がミシガン州をロックダウンしたのは、恥ずべきことだと思うよ
Stahl:  しかしあなたは…
Trump:  彼女がミシガン州の教会を閉じたのは恥ずべきことだね、そうだよ、彼女がしたことは恥さらしだね。そう思う
Stahl:  あなたは彼女を閉じ込めたいのですか?
Trump:  そして、ところで、別のことで…、もちろん彼女を閉じ込めたいなんて思わないよ。なぜ私が彼女を閉じ込めるんだ?
Stahl:  なぜならあなたは集会で人々が言ってることを奨励したのですよ。
Trump:  レスリー、なんてひどい事を言うんだ君は。私は一度も「ミシガン州の知事を閉じ込めろ」なんて言っていない。決して言わないよ。
Stahl:  あなたは国が内部で分断されていることの責任を感じますか?心に感じますか?
Trump:  感じたくないね。しかし、きっと全員が皆少しずつ責任を感じたほうがいいよね。しかし人々が偽の魔女狩りをするとき、ほら、選挙のキャンペーンでもスパイを送り込んだり、その時は戦わなけれはならない。戦わなければあまりこの位置には長くいられないよね。うちに帰るんだ。ママのところに帰るんだよ。 

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★私達が話題から話題へ移動するに連れ、私達の会話は緊張をはらんできた。トランプ大統領は、彼が言うところのフェイクメディアの不公正さを持ち出してきた。最も顕著だったのは、…元副大統領ジョー・バイデン氏と彼の息子ハンター氏に対しての、証明されていない未確認の告発について、メディアが取り上げないことについてだった…バイデン氏とハンター氏がロシアの新興財閥や中国の億万長者から数百万ドルの不正な支払いを受け取ったとされる件だ。

Trump:  私は君がジョー・バイデンを、私にしたのと同じようにインタビューすることを望むね。面白いはずだ。知ってる?
Stahl:  私はあなたがこのインタビューを楽しんでいらっしゃると思ってました…議論をすることがお好きなのだろうと…
Trump:  構わないよ。構わない。しかし私は見たんだよ、ジョーがアイスクリームを持ってお店から出てきたとき、メディアは彼に「どのアイスクリームですか?どのフレーバーのアイスクリームですか?」と聞いたんだ。その時彼はスキャンダルの真ん中にいたんだよ。
Stahl:  (笑)いませんよ。
Trump:  それに彼は…
Stahl:  彼は、違います…
Trump:  もちろん彼はそうだよ、レスリー
Stahl:  たのみますよ
Trump:  彼はもちろんクロなんだよ。
Trump:  あれは最大級の、2番目に大きなスキャンダルだ。最大のやつは、私のキャンペーンをスパイしたことだった。彼らは私のキャンペーンをスパイしたんだよ、レスリー
Stahl:  その…実際に証拠はないですよ
Trump:  あるに決まっているじゃないか、明らかだよ…
Stahl:  ありませんよ。大統領…
Trump:  レスリー、彼らは私のキャンペーンをスパイしたんだよ。そして捕まったんだ…
Stahl:  ちょっとお話ししてもいいですか?この番組は「60 minutes」なんです。私達は確認ができるもの以外は放送できないのです。
Trump:  違うだろ。キミたちが放送しないのはバイデンが困るからだろ。言ってやろうか…
Stahl:  確認できないものは放送できないのです。
Trump:  レスリー、私のキャンペーンをスパイしたんだ。
Stahl:  あの…、確認ができないのですよ。
Trump:  完全に確認済みじゃないか。
Stahl:  違います。
Trump:  新聞を取ってきて見てみてよ、彼らは私のキャンペーンをスパイして捕まったんだよ。
Stahl:  違いますよ。
Trump:  それ以上のことやったんだ。それで捕まった。君も見ることになるよ、レスリー。知ってるんだろ。しかし君はそれを放送したくないんだろ…。
Stahl:  いいえ…実際私は知りません。
Trump:  オーケイ。
Stahl:  それであなたはそこで…
Trump:  だったら、インタビューに戻ろうか。ほら
Stahl:  あなたのツイートや中傷は人々をうんざりさせていると思いますか?
Trump:  いいや。私はソーシャル・メディアがなかったらここにはいなかったと思うね。
Trump:  しかしメディアはフェイク(嘘)だ。率直に言って、もしソーシャルメディアがなかったら私の声を広める方法はないよね。
Stahl:  私がずいぶん前に、あなたがなぜメディアをフェイクだと言うのかあなたに聞いたとき、あなたがなんと答えたか覚えていますか?
Trump:   え?なに?
Stahl:  あなたは「君の信用を落とさせるようにしなければならないから私は言ったんだ、そうすれば君が僕に関するネガティブな事を言っても、誰も君を信用しないだろうから」と言ったのですよ。 
Trump:  私が君の評判を落とす必要はないよ。
Stahl:  でもあなたはそう言いましたよ。
Trump:  君は自分で評判を落としたんだね。
Stahl:  あの、このようになるつもりはなかった…怒りの …
Trump:  もちろん君はこうしたかったんだろ。
Stahl:  いいえ、違いますよ
Trump:  そうに決まっているじゃないか
Stahl:  いいえ違います
Trump:  ああ、君が沢山の問題を不適切に持ち出して、
Stahl:  私はタフな質問をすると言いましたよね。しかし…
Trump:  あれを持ち出すのは不適切だった。最初っからそうだ。違うよ、君の最初の質問は「これはタフな質問になります」。君はジョー・バイデンには聞かないんだろ。君のジョーのインタビュー、ジョー・バイデンとのインタビューを見たよ。
Stahl:  私はジョー・バイデンのインタビューはしていませんよ。
Trump:  冗談だよ。60 Minutesのインタビューでジョー・バイデンを見たよ…柔らかいボールに次ぐ柔らかいボールを投げられて。俺は彼のインタビューは全部見た。彼は難しい質問なんか一度も受けていなかった。
Stahl:  わかりました。ただ彼のことは忘れてください。あなたは大統領なのです。
Trump:  違うだろ。君が始めたんだろ。
Stahl:  あなたは大統領なのですよ。そして
Trump:  ちょっと待ってくれよレスリー。君が始めたんだろ。君の最初の宣言は「あなたはタフな質問に準備はできてますか?」
Stahl:  どうですか?
Trump:  そんな風に話すものじゃない。そんなやり方じゃないだろ(←正しい会話のやりかたじゃない、失礼だとレスリーさんを戒めている) 

★「レスリー、ちょっと待ってください」 この時点で、プロデューサーの一人が割り込んで、インタビューの残りの時間を告げた。

Trump:  私はインタビューは十分にやったと思う。だといいね。オーケイ? もう十分だ。行こう。行こう。行って 2秒ほど会おうか。オーケイ?ありがとう。後で会おう。サンクス。
Stahl:   気をつけて。

★私達は、ホワイトハウスのグラウンドを大統領と散歩する予定だった。

Stahl:  たくさんの質問が出来なかったわ。

★私達が大統領が戻ってくるかどうか待っていたら、彼の報道官Kayleigh McEnanyが物を持って現れた。

Kayleigh McEnany: レスリーさん、大統領は彼のヘルスケアプランを届けるように言いました。少し重いですよ。
Stahl:  まぁ、これがヘルスケアプラン?
McEnany:  そうです。
Stahl:  オーケイ、Kayleigh、ありがとう。
McEnany:  どういたしまして。副大統領がすぐに参ります。
Stahl:  オーケイ、大統領は帰ってこないのですか?
McEnany:  大統領はあなたに沢山の時間を提供しました。

★ それは重かった:沢山の大統領命令と議会での首唱、しかし包括的な医療制度プランはなかった。


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Vice President Mike Pence:  ハロー、レスリー
Stahl:  副大統領、こんにちは

★大統領とのインタビューは進まなかったものの、副大統領とのインタビューは行われた。

Stahl:  大統領には何が起こったのですか?
Pence:  レスリー、トランプ大統領は自分の心を話す人なのです。それが彼の素晴らしい強さでもあります。
Stahl:  しかし歩き去りましたよ。
Pence:  合衆国の大統領として…アメリカの人々は常に何を信じるかわかっているのです。
Stahl:  そうですね
Pence:  彼は常に準備できているのです。アメリカの人々はわかっているのです…この時も、それはメディアとのやり取りをすることではなく、我々がどのようにこの国を元に戻すか…ということなのです。

★我々は副大統領に、ホワイトハウスの新型コロナウィルス・タスクフォースとして尽力するのかと聞いた。

Stahl:  ファウチ医師のことを、大統領は災難だと呼び、また彼と他の公衆衛生当局員を馬鹿だと言いましたね。何かおっしゃりたいことは?
Pence:  ホワイトハウスの新型コロナウィルス・タスクフォースとして働いた科学者たちは、彼らには今日もホワイトハウスで会うのですけど、彼らは素晴らしい仕事をしてくれました。彼らは…
Stahl:  馬鹿ではないと。
Pence:  彼らは…常に科学者からの視点をもたらしましてくれました。私はファウチ医師と. Birx医師と強い連携をとっているのですが、しかし忘れないで下さい、合衆国の大統領はアメリカ全体を考えなくてはいけないのです。大統領は広大な事柄のバランスをとり、アメリカの人々の健康を考え、我々はそれを日々継続して行っているのです。
Stahl:  それなら、例えばどこかの母親のことを考えてみましょう。たとえばウィスコンシン州のホットスポットの。彼女は子供達を学校に送り出すべきかどうか悩んでいる。今、アドバイスはありますか?
Pence:  レスリー、子供達を学校に戻さなければなりません。私ならそのお母さんに、またどの母親にも言いたい。我々は継続して最善を尽くしましょう…学校では検査があるように、個人防護具があるように、子供達が彼らの属する場所へ戻れるための供給が十分であるように。クラスルームが安全で健全であるように。
Stahl:  ということは彼女は子供達を学校に送るべきだということですね。子供達はマスクを着けるべきですか?
Pence:  私は、彼らは学校の管理者や地方の保険当局が適切であると判断した基準に沿うべきだと思います。しかし実際、再度私は言いたい、米国小児科学会は、長距離からの学習、このオンラインでの学習は、クラスルームの中にいることの代わりにはならないと早くから言っているのです。
Stahl:  感謝祭はどうですか?人々は家族が集まる事を安全だと感じてもいいでしょうか?彼らの祖父母とも?おじさんやおばさんとも?
Pence:  感謝祭は私の大好きなホリデイです。
Stahl:  私もです。
Pence:  私は家族と共に楽しみにしています。
Stahl:  多くの家族ともですか?
Pence:  私は、それはアメリカの家族がそれぞれのコミュニティーの状況に基づいて、また特定の家族のメンバーの弱さなどをベースにそれぞれが考えるものだと思います。さて、私たちが早い段階で理解したことの1つは、高齢者…特に深刻な持病を持つ高齢者が一番リスクが高い、彼らが新型コロナに感染すると深刻な結果になることです。家族は決定をすることができますね。特定の高齢者の家族は(祝日のお祝いを)見送るとか、しかし去年からのこの事柄についてのトランプ大統領と私といくつかの公的な声の意見の違いは、我々はアメリカの国民を信じているということなのです。

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Produced by Richard Bonin and L. Franklin Devine. Associate producers, Mirella Brussani, Natalie Jimenez Peel and Jack Weingart. Broadcast associate, Wren Woodson. Edited by Peter M. Berman.