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2016年9月29日木曜日

BABYMETAL:米国でアニメになるそうです



もういろんなところで記事になっているみたいですが、BABYMETALさんがアニメのシリーズになるそうです。ほぉ~…。

 
以下

Indie Wire.comより
元記事
http://www.indiewire.com/2016/09/babymetal-warner-bros-digital-blue-ribbon-content-1201731599/

 
Japanese Pop-Metal Stars Babymetal to Star in Warner Bros. Digital Series
日本のポップ・メタルスターBabymetalがワーナーのデジタル・シリーズで主演)
The animated/live-action hybrid follows Babymetal as they look to save "the magical world of heavy metal music."
(アニメとライブ・アクション混成でBabymetalが「ヘビーメタルのマジカルワールドを救う」)


★どういう内容なのでしょう?

“The action-adventure will take viewers inside the magical world of heavy metal music as it comes under attack, and one lonely god, Kitsune, forms the warrior band BABYMETAL to save the day. In the series, SU-METAL, YUIMETAL and MOAMETAL join together to ultimately redefine the genre. The series will also feature new live-action performances from the group, who will enter the animated world through a secret portal.”

(アクション・アドベンチャーが視聴者をヘビーメタルのマジカル・ワールド内部へ誘う。メタル・ワールドは攻撃されている。孤独な神・キツネ様が危機を乗り越えるために、戦士のバンドBABYMETALを結成する。同シリーズではSU-METALYUIMETALMOAMETAL3人が共にメタルのジャンルを究極的に再定義する。また同シリーズは、BABYMETALの新しいライブ・アクション・パフォーマンスを取り上げる…彼女達はシークレット・ポータルを通ってアニメの世界へ入ッて行くのだ)


…だそうです。ほおお、へぇ…BABYMETALちゃんアニメになっちゃうの?お話は紙芝居と同じかな。話がますます広がるのぉ…。(*^^*) これってアメリカのテレビで放送されるのかしら? 
 
 
 

NHK大河ドラマ「真田丸」第34回「挙兵」 8月28日放送



関ヶ原ももうすぐです。今回は加藤清正達による七将襲撃事件と、三成の佐和山への蟄居。上杉から徳川への直江状。頭にきた家康決起。さて真田はどうする?…というお話。

この辺りの話って、個人的には一番盛り上がる時期なんですよ。加藤さん達がガミガミ怒ったのを家康がとりなし、三成は権力を奪われて謹慎蟄居。そして上杉からの直江状が家康を煽るだけ煽って火をつけ、とうとう徳川が決起。ドキドキ歴史の大転換期

…他のドラマでは、それが起こる事前に上杉(直江)と石田三成がお友達だったとか(打ち合わせをしていたとか)、加藤さん達は大陸攻めが終わった頃から優等生の三成に激怒していたとか、家康は大戦を起こすタイミングを虎視眈々と狙っているとか…。いろんな所でいろんな人の熱い思いが交差して煙を立てて燻っているんですけど…(ワタクシの浅知恵は全部司馬さんの『関ヶ原』ですが)。

ところがこのドラマ、面白くないんだ。あんなに楽しみにしていた直江状も、なんだかサラッと終わっちゃった…。

だって直江さんと三成がお友達だった話が一切なかったですもん。上杉が家康を怒らせ、三成と結託して東と西でサンドイッチ…そんな作戦話も一切なかった。上杉さんに関しては、前回三成の決起を止めたときに、「あきらめろ。わしが徳川を倒す。我らで徳川に大戦をしかけるのだ」と言って三成を抱きしめた場面だけ。それ以降は具体的なやりとりも全くなされていない

上杉が徳川に逆らって上洛せず、家康をイライラさせる描写も無し。だから直江状も唐突で、あの手紙がいかに家康を愚弄し侮辱していて挑戦的なのかも実感できない。あの手紙は痛快なんですよ
「直江よくやった!\(^o^)/」
という大きな見せ場なのに、なんだかサラサラッと終わってしまった。

加藤さんも三成を殺しそうには思えない(いい人過ぎる)。三成も上杉さんを頼りにしているようには見えない。なんだか個々がバラバラで、目的もなく立ちあがっただけ。必然性もない。個々のエピソードが繋がらないから話が盛り上がらない。なんだか薄い。もっと盛り上がってもいい場面なんだけどなぁ。

…三成君は、前回の人望の無さを見てももう既に家康に負けてますよね

やっぱ1981TBS『関ヶ原』にはかなわないわ。DVDを取り出して見ちゃったもの。あれはみんなガミガミ怒ってて無茶苦茶面白いぞ。

真田家の話なのでしょうがないのかな。しかし春ちゃんのコントはいらない。きりちゃんのキリスト教への興味も細川玉ちゃんの悲劇を見せるためだけ。桃の木なんてどうでもいい。全体に真田家が蚊帳の外だからなのか、無駄な話が多くて全く盛り上がらない。

信繁が家康に「部下になれ」と誘われるのもなぜだかわからない。だって信繁って今まで何もやってないもの。活躍していない。家康さん、何を見て信繁君をいいと思ったんだろう? なんだかね…信繁がほんとに何を考えているのかわからないのよ。彼は何をやっても煮え切らない。だからほんとに魅力に欠ける。盛り上がんないわ。


★あらすじ
前田氏死去。加藤清正らが立ち上がって三成を襲撃。徳川におさえられる。徳川の天下。上洛しなかった上杉から直江状が届く。家康激怒、挙兵。

●流れと感想
・春ちゃんコントはいらない。この夫婦はよそよそしい。化学反応ゼロ。
・三成謹慎中。
・七将襲撃事件。これも唐突だよなぁ。前回は加藤さんが三成を助けようとしているのに、今回は急に三成を殺す…と言っているのも変だ。みんな急に三成に怒ってますよね。
・それを信繁が迎える。えええ?あなたに彼等は説得できないでしょう。
・信繁、三成のために、寧さん、茶々さん、大谷さんに相談。何も起こらず←無駄。
・信繁、家康に直談判。え?家康はとぼける。
・武将達が徳川邸へ。家康「石田治部討伐、ご苦労でござった」家康はうれしい。
・三成は蟄居謹慎。
・三成、泣く、泣く、泣く…大粒の涙。

こらっ、泣くなっ!
泣いてる暇があったら、
作戦を考えろっ!

そんなんじゃ最初から誰もついてこないぞ。戦う前から泣く大将の下で自分を犠牲にしたい者なんて誰もいないんだよっ。泣くな泣くな泣くな泣くなっ負けてから泣けっ!


・三成「加藤に会いたい」おいっ自分を殺そうとした奴に会うのかっ?
・家康、信繁に「おれの部下になれ。」信繁「いやです」←徳川さん、信繁を欲しい理由を5つ述べよ。
・茶々「三成は嫌い」あららららら…。桃の木なんてどうでもいい話。
1600年、家康は大阪城へ。上杉が上洛しないのはナレーションで済まされる。
・唐突に直江状。盛り上がらない。直江君のお手紙を見て上杉の殿が薄ら笑いをしているのはよかった。
・家康激怒。
・真田はどうする?上杉からお手紙。パパは乗り気で家康を倒したら信濃の領土を真田が取り返すと言っている。信繁も信幸も同意。
・徳川は「豊臣×上杉」の戦にしたい。片桐さんは断るものの、茶々さんが秀吉の馬印を家康に貸し出してしまう。…Orz
・三成+宇喜多+小早川+毛利+その他…で反徳川が立ち上がる。なんだか唐突に立ち上がったみたいであまり強そうに見えませんね。
・福島正則君。この俳優さんは正統派イケメン枠。文句無しの正統派。大柄でね。こういう正統派なイケメンの方は時代劇にもっと出てもいいと思う。時代劇のメイクもお似合い。現代劇とはまたお顔が違う。いや深水さんの画像検索をしたら写真ごと役柄ごとに全部お顔が違う。大坂編の最初に秀吉と遊郭で嬉しそうにお酒を飲んでいたのが面白かった。


2016年9月27日火曜日

2016年米大統領選ウォッチ-その2: クリントンvsトランプTV討論バトル第1回



というわけで昨日926日に行われた、テレビ討論会の結果…


海亀の点数

クリントン候補6.5
トランプ候補3.5


んー…印象はヒラリーさんの方がず~っと上。優等生的。まーワタクシは最初からトランプさんをいいとは思っていないので、お二人を完全にフェアに見るのは難しいのですが、話を聞いてもやっぱりトランプさんはダメでした。ヒラリーさんにもいろいろとあるので最高だとは思わないけれど。


討論の印象は、

気の強いプロの政治家
喧嘩っ早い素人


ヒラリーさんプロの政治家というのは決して褒め言葉ではない。優等生らしく正しい話をしても表面だけで中身が無い場合もある。…とは言っても、ヒラリーさんに関しては今までの彼女の経験を考えれば、彼女が理想ばかりの夢物語を語っているとも思えない。政界での経験は豊富。彼女のプランが正しいのかどうかは不明だけれど、今の彼女の立場で、彼女が今主張することがそれほど間違っているとも思えない。経験こそが宝。

それに比べてトランプさんはずぶの素人。経済問題には確かに強い。しかしそれ以外は全くの素人。元々人種差別主義者なんていう噂もあるし、経済以外の国内の問題にも明るいようには思えない。外交も全く素人。お話にならない。何よりも直ぐに苛立ってガミガミ吼える短気な性格はいけない。実業化としては決断力があって物事の本質を見極める目も持っているのだろうと思うけれど、どうも近視眼的で、長期の問題に取り組まなければならない政治家向きじゃないと思う。気が短すぎる。政界での経験はゼロ。失言も多い。あまりにもアウトサイダー過ぎて議会との関係も皆無。もうこれだけでトランプ氏はダメだなという感じ。



★ドナルド・トランプ候補(共和党/The Republican Party

討論が始まって、最初の30分ぐらいのお題は「経済」。さすがに経済問題には強いらしい。すらすらと言葉が出ていました。まず中国等へのアウト・ソーシング(海外発注・委託)を止めて国内に仕事を取り返せ。企業が自由に予算を使えるよう税金はカット…。実現可能かどうかはわからないが具体的な話。
 
お、意外にいけるやん…。
 
…と思ったのはつかの間、ヒラリーさんに過去の言動を攻撃されると落ち着きをなくし、次第に腹を立て、ヒラリーさんと現行の民主党の政権を攻撃し始める。後は喧嘩。ヒラリーさんの言葉にいちいち噛み付き横槍を入れてガミガミ吼えてましたね。感情をコントロール出来ないのは政治家として致命傷。
 
司会から提示された質問…人種問題、犯罪、サイバーテロ、外交、防衛、核兵器…等等、具体的な問題にも全く答えられない。質問から話をそらして他の事を話し始める。質問に答えていない。だいたい予想はしていたとはいえ、大統領候補がこれではダメでしょう。
 
とにかくよく吼えてました…中国、ロシア、中近東…、中国、中国、中国。日本は軍事費を自分で払え。ヒラリーが悪い、あれもこれもヒラリーが悪い、オバマがダメだった、現行の政権が悪い、あいつも悪い、こいつも悪い。あれはダメだ。アイツがダメなんだ、…ばかり言っていた印象。
 
こういう人は敵を作りやすい。失言が多すぎる。このような人が、保守派も多い国内の議会の賛同を得られるとも思えない。
 
一番の問題は、こういう短気で闘犬のような性格の人は、国際問題の火種になりかねないということ。大統領がこんな性格では困る。なぜなら大統領は軍の最高司令官だからです。ロシアを怒らせ、中国を怒らせ、もちろんメキシコとも問題を起こし、中近東は激怒…。世界中がきな臭くなってしまう。危ない危ない。トランプ氏は論外。終了。元々何の期待もしていない。
 
 
★ヒラリー・クリントン候補(民主党/The Democratic Party
 
最初から最後まで笑顔で落ち着いている。プロの政治家。落ち着いているとは言ってもトランプ氏に対して言葉での攻撃はかなりやってました。口喧嘩が強い。さすが元弁護士。トランプ氏の過去の黒い噂を引っ張り出してきていちいち攻撃する。全国民が見守る中、短気なトランプ氏を苛立たせるのも彼女の作戦でしょう。ヒラリーさん御本人はあのトランプ氏を前にしても声を荒げることなく、この討論を酷い口喧嘩にさせなかったところは上手いものだと思った。プロですね。もちろんそういうことも十分にわかっていて「落ち着いた大統領候補」を演じているわけです。流石です。
 
彼女が経済のことに詳しいのかは不明。トランプ氏の案の方が具体的に聞こえる。しかし人種問題、銃規制に関しては詳しい。そしてホワイトハウスで国務長官だった経験による外交、防衛、国際問題に関しては、トランプさんのような素人とは比べるのも馬鹿馬鹿しい。彼女は経験豊富なプロです。トランプさんは素人。これで勝敗ははっきりする。
 
 
こういう討論会というのは、いかに正しい内容を話せるかどうかということ以上に、どういう顔色でどんな風に自己のプレゼンをするのか…の方が重要だったりするんですね。落ち着いているか、カリスマがあるのか、話がわかりやすく理路整然としているのか、知的で魅力的であるのか…。
 
今回の討論は、最後までペースを乱されなかったヒラリーさんに軍配が上がりました。それが上記の点数。
 
 
外交問題に関して大きなポイント。

トランプ氏の一番の問題は、トランプ氏が何事も世界 アメリカ」「世界  vs アメリカという視点から話を進めていること。彼にとって世界は敵なんでしょうかね。それに比べて、ヒラリーさんは世界を敵だとは言っていない。彼女は外国と問題が起こったらまず会話をして、外の味方とも協力し合うと言っている。国務長官時代の経験からの現実的な案で、大統領候補としてこれを名言しているのは心強い。なぜなら…繰り返しますが大統領は軍の最高司令官だからです。
 
経済界との深い結びつきなどなど、ヒラリーさんにも黒い噂が無いわけではない。…とはいっても、ヒラリーさんがそれほど酷い大統領になることはまさかないだろうとも思う。政界での経験こそが宝。彼女の今回の討論も自己のプレゼンとして十分成功していたと思う。まさにプロの政治家。
 
 
それぞれの候補が選ばれたら…
 
★ヒラリーさん
選んでもあまり大きな変化は期待できない。
しかし大きな間違いを起こすことも無い。

★トランプさん
選べば大惨事。素人。

 
なんというか…あまり盛り上がる大統領選ではないのですが…。

とにかくこの国を、政治の素人に治めさせてはいけない。本当にとんでもないことよ。アメリカよどうしたのだ。トランプ氏の政治の経験はゼロ。気が短くて、失言が多く、外国ともすぐに喧嘩を始めるような人を大統領には選ばないで欲しい。お願いします。

 

2016年米大統領選ウォッチ-その1: 理想の大統領とは?



4年に1度のアメリカのお祭りがやってまいりました。

大統領選です。11月の投票日に向けて最後の追い込み合戦が続いています。昨日米国の926日には、2候補の討論バトル(Presidential Debateが全国ネットワークのテレビでも放送されました。

このテレビ討論会というのは…
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大統領選に望む2人の候補者が、TVで公開生ガチンコ勝負をするというもの。視聴者は自宅にいながら、各候補者の政治的な主張のみならず、彼らの表情や口調、押しの強さ、性格までしみじみと値踏みできるというイジワルな企画(笑)。これアメリカの伝統です。要するに、候補者の2人を大衆の面前で礼儀正しく喧嘩をさせてみて、どちらが上手く立ち回るのか、どちらが強いのか、頭がいいのか、とちらが道理にかなった主張をするのかを見るというもの。ひゃー厳しいですね。見てる視聴者にとっては、だから面白いんだけど、候補者はこれで勝たなきゃ選挙にも負けるんです。だから両方とも必死。実際に、このTV討論会で候補者の良し悪しが決まる場合も少なくないという。
4年前に書いたエントリーからコピー)、
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前回4年前の戦いは、民主党のオバマさんの2期目と、共和党のロムニー氏。ワタクシ、前回は大変盛り上がって真面目な文章を書いていたのですが、今年は…困りましたね。候補者2人とも期待薄。盛り上がりに欠ける。そのせいか今回の大統領選には全く興味が持てずにいる。


今回の候補は

米国初の女性大統領を目指す元ファーストレディ+元国務長官
ヒラリー・クリントン氏(民主党)
VS
そして政界の外側から揺さぶりをかける、政界しがらみフリーの不動産王
ドナルド・トランプ氏(共和党)
 
 
…あの…共和党、な、なんでトランプ氏なの?トランプ氏は無いやろう。なんでトランプ氏なの?共和党はどうしてこういう人しか出せなかったのだ?

民主党のヒラリーさんは順当です。あまり驚きはない。彼女には色々と黒い噂もあるらしいですが、まぁ今の民主党で彼女以上の人がいるわけでもないのでしょう。今年の前半ヒラリーさんと民主党内で争っていたサンダースさんは、理想だけは素晴らしいんだけれど現実的ではないんですね。学校を無料にするとか…無理です。


アメリカは過去8年の間に、理想は高くてもその理想を現実化出来なかったオバマさんに(彼に反対した議会にも)少なからずがっかりしたんですね(それでも私個人的にはオバマさんが悪かったとは思わない)

問題は、オバマさんは理想を掲げるのには最高の人だったのに、それを実行する為に(国内の)反対派を説得する力が無かった。簡単に言えば、いい人なんだけど消極的過ぎて国内の議会にお友達を作れなかった。

アメリカの大統領とは、国内の問題に関しては勝手に好きなことが出来るわけではないんです。アイデアを思いついて実行するためには、反対派も多くいる国の議会(上院・下院)を説得して、自分の味方につけなければならない。なぜなら物事は議会の投票で決まるからです。どんなに素晴らしいアイデアでも議会から賛同を得ない限りは事が進まない。

というわけで、大統領には、高い理想と共に、人を惹きつける知性とカリスマ、説得力。無闇に敵を作らない頭のよさ。実務をこなせる経験と忍耐力、そしてなによりも物事を遂行するための意志の強さが必要。

その辺りを考えると、トランプさんはねぇ…どうしてもっといい人がいなかったのかなぁ…。

というわけで第1回目のテレビ討論の感想は、次のエントリーで…。