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2013年1月7日月曜日

NHK大河ドラマ「八重の桜」第1回「ならぬことはならぬ」



初回、見ました。早速、いいかも…いいみたい…。どうだろう…。ともかく楽しみ。

最初からNHKさん本気…という感じ。

しかし最初がアメリカの南北戦争とは…これいかに…なんで? どこの国の大河? ちょっとやってみたかったのかしら…。このあたりの日本の歴史とアメリカとの関係が全く分からないので「???」でしたが、今後話の筋に関係してくるのでしょうか。

さて、所変わって日本。八重さんが鉄砲を撃っている。顔が険しい。このシーンは最初の打ち上げ花火みたいなものでしょう。初回から戦闘シーンとは、気合が入ってますね。


そして17年前、八重ちゃんは可愛い女の子。小さいです。

女の子が主役。始まりが子供時代とくれば、今年は「篤姫」路線なのか。しかし、あちらは将軍家御台所にまで上り詰めた薩摩のプリンセス。八重さんは武家のお嬢さん。さて…大丈夫なのか…。


大丈夫みたい。

この初回、八重さんはちょこっとしか出てきませんでした。彼女の生きた時代を表現するのに、会津の殿様、その家臣たち、八重の家族、それからお兄さんが江戸に行く話、黒船をめぐっての江戸城内の様子…などなど、歴史の話が中心で、八重ちゃんはおうちでパパに叱られてるだけ。これは期待できる!

少なくとも今回初回は、歴史をしっかり描こうとしている姿勢を感じました。嬉しい。「追鳥狩(おいとりがり)」のシーンも素晴らしかった。気合が入ってます。かっこいいなー…血が踊る。もしかしたら、今回は「幕末少女八重ちゃんのドキドキ大冒険うふふ物語」を見なくても済むのかも…。本格大河ドラマが見れるのかも…もしそうだったら大変嬉しい。

出てくる俳優さんの方々も大物がぞろぞろ。あ、ここにも、あ、ここにも…と大人の俳優さん達を発見。中村梅之助さんなんて、うひょーNHKさん本気。これは期待していいと思う。嬉しいです。

八重ちゃんがお転婆なのはお決まりとしても、その八重ちゃんを叱り飛ばす怖いパパ。鉄砲がやりたいと言えば「女は台所の手伝いでもしろ」と叱られる。木登りをして事件を起せば、お兄ちゃんが走ってきて(主人公の)顔を張り倒す。いいと思います。…まああんなに小さいのにあそこまで大変な事件を起すなんてまさかの脚色だとは思いますが、きちんと叱られたのはいい。そうそう主人公とは言っても育ったのは幕末日本。お堅い身分制度、ガチガチに男尊女卑の時代。女は台所の手伝い…も当然。そういう時代だったからこそ、彼女のような強い女性が歴史に名を残したということなんでしょう。

まだ初回とはいえ、楽しみもできました。西田敏行さんの本格福島弁(会津弁)に期待。公式サイトの配役を見ると大物の俳優さん達が沢山いるのにも大きな期待。ごっついオヤジが多いの(嬉!)。佐久間象山を演じる奧田瑛二さんがいい。線の細い殿様(綾野剛さん)もいい。それにお兄ちゃん覚馬の西島秀俊さんがすごくいい…。

「八重さん」という女性を描きながら、実は同時代の歴史、時代の男達の物語をがっつり描く話であれば大変嬉しい。会津は戊辰戦争の悲劇が有名。心を揺さぶられて大泣きしたい。人物達のドラマに心を掴まれたい。本格歴史のドラマが見たい。会津の歴史をもっと知りたい。大変期待してます。

しかし、八重ちゃんの福島弁は難しいな…(汗)。