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Honeymoon in Vegas (musical)
Music & Lyrics by Jason Robert Brown
Book by Andrew Bergman
Basis:Honeymoon in Vegas
by Andrew Bergman
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ホノルルのコミュニティー・シアター Diamond Head Theater(DHT)で先週の週末ミュージカル『Honeymoon in Vegas/ハネムーン・イン・ベガス』を見てきた。
ストーリーの元は1992年の映画『Honeymoon in Vegas』(主演:サラ・ジェシカ・パーカー/ニコラス・ケイジ)。ブロードウェイでミュージカル化された初演は2015年。
ストーリーは…
ニューヨークのカップル、ジャックとベッツィ 。二人は愛し合っているのに結婚できない。ジャックが亡き母に遺言で「結婚するな」と言われたため。しかしそれに逆らって二人は今度こそ結婚しようとラスベガスに向かう。そこで金持ちのギャンブラー、トミーに出会う。ベッツィに一目惚れしたトミーはベッツィをハワイのカウアイ島に連れていく…という感じのドタバタコメディ。
今回の目玉は…、
前回DHTで見た『トッツィー/Tootsie (musical)』の感想で、ハワイ出身のブロードウェイ俳優がいるとここに書いたのだけれど、今回の『Honeymoon in Vegas』にもその役者さんが出演なさってました!
その俳優さんのお名前はAleks Pevecさん。ずいぶん前に見たDHTのショー『Something Rotten!』で主役をなさっていて、彼があまりにも輝いているので「これがブロードウェイか」と感心した。その彼がまた帰ってきてくれました!
うまいね。やっぱりうまいわ。歌も上手いが、ミュージカルの舞台上での芝居がとにかく細やか。うまい。1秒たりとも芝居をしていない瞬間がない。全2時間半ぐらいのショーだったと思うが、Pevecさんはず~っと動いていて、ただぼーっと突っ立ってる瞬間がない。表情も動きも毎秒毎秒芝居をしている。それがすごいなと思った。もちろん歌も上手い。さすが。
Pevecさんは2022年にもDHTに『Jesus Christ Superstar 』の主演で出演なさっていたそうだ。あ~見ればよかった。知らなかった。それは見たかった。Pevecさんにはこれからもまた時々ハワイに来てDHTで歌って欲しい。
ステージのショーというのは、その場で起こる出来事を見て楽しむことが大切で、今回も様々なサプライズと共にショーとして楽しめた。面白かったです。
いろんなタイプの人が出てくるのも楽しい。毎回毎回この小さなハワイに、これだけの(ほとんどがアマチュアの)俳優さん達がいったいどこに隠れていたのだろうと感心する。今回最高に輝いていたのはAiko Schickさん。彼女は前回見た『Tootsie』にも出演なさっていた。天才的なコメディエンヌだと思う。彼女はとにかくおかしい。彼女が出てくるだけで会場が沸く。
みんな笑顔。楽しかった。
ブロードウェイ版 セットも役者も豪華