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2022年7月20日水曜日

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第27回「鎌倉殿と13人」7月17日放送



新しい鎌倉殿は北条頼家(金子大地)。

この頼家君が大変わかりやすくイキってイキってアティチュードがバリバリなので、どうしたものかと思ったらなんとこの時の頼家君は18歳だそう。お若い。まだ頼朝パパに色々と教えてもらう前だったのですね。そうか大変だな。だからあんなに強がっているのか。本当は自分が未熟で無知なことがわかっているのだろう。しかし人に弱さを見せたくない。負けず嫌いかな。小さい時から比企家で可愛がられておぼっちゃんだろうし、我も強い、プライドも高いのだろう。それがよくわかる脚本。三谷さんすごい。

なぜか頼家は(このドラマでは)彼を助けるために組まれたはずの…訴訟の裁断の合議制のための「13人」を敵視していた自分が信用されてないから選ばれた13人だと思ったらしい。

しかしそんな頼家もみんなの前では強がっているのに、義時(小栗旬)から13人のことを聞き、「わしはそんなに頼りないか?」と問う。そして「義時はその13人に入ってないよね」と問い、義時がその13人の一人だと答えれば「もう北条は信じない」と不機嫌になる。

そして頼家が泣く。表情を全く変えないのに大粒の涙が沢山こぼれた。あ~この子は本当にプレッシャーを感じてる。自分の不甲斐なさが悔しいのだろうね。かわいそうになった。

それでもやっぱり頼家君は負けていない。「13人」が正式に発表されると、頼家はいきなり御家人達に向かってわたしは騙されない。お前たちを信じてはいない。」と宣言し、自ら選んだ若い近習5人を連れてくる。

頼家君、全方向にぶつかりますね。前途多難。御家人のおじさん達もあきれてます。でも18歳なら…わかるわ。リアルですね。頼家が13人に反発したのは本当の話だそうです。


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というわけで今回はどのような流れで鎌倉の合議制の13人が決められたのか…の話。

まだ反抗期

頼家君は18歳。負けん気が強すぎて危なっかしいのは明らか。お世話になった比企にも北条にも「特別扱いはしない」と宣言して誰にも頼ろうとしない。三善康信(小林隆)に教わった仕事…御家人達同士の揉め事などの訴訟の裁断もできず、途中で席を立って他所に行ってしまう。

その様子を見て心配する義時に、頼家の子供時代を知る(比企家出身の)比奈(堀田真由)がアドバイス…頼家は助けてと言えない性格。本当は助けて欲しいのでは。

そんなわけで、義時は梶原景時と相談して有力御家人達による訴訟の合議制を思いつく。

最初のメンバーは文官4人…中原親能(川島潤哉)二階堂行政(野仲イサオ)三善康信(小林隆)大江広元(栗原英雄)。そして梶原景時(中村獅童)の5人。

そこに比企能員(佐藤二朗)が加わる。
負けじと北条時政(坂東彌十郎)が加わる。
比企が安達盛長(野添義弘)を引き込む。
北条が三浦義澄(佐藤B作)を。
そしてまた北条が和田義盛(横田栄司)を。
比企が八田知家(市原隼人)を。
そして北条が足立遠元(大野泰広)を。
最後に政子が北条義時(小栗旬)を。
悩みが多すぎ

それで13人決定。
建久10年/正治元年(1199年)4月 十三人の合議制が開始。

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それ以外のこと…

建久10年/正治元年(1199年)2月 
京の「三左衛門事件」。頼朝を失ったことで主家が冷遇される危機感を抱いた一条能保・高能(木戸邑弥)父子の遺臣が、権大納言・源通親/土御門通親(関智一)の襲撃を企てたとして逮捕された事件。僧・文覚(市川猿之助)も捕らえられた。

建久10年/正治元年(1199年)4月 
13人の合議制に反発して、頼家は若い近習5人を選び仲間のチームを作った。いかにも18歳の男の子が考えそう。若者は800年前も同じね。面白い。メンバーは小笠原長経、比企宗朝、比企時員、中野能成…そして北条頼時(坂口健太郎)と北条時連(瀬戸康史)。頼家はこの取次ぎチーム…彼らでなければ頼家への目通りを許さず、またこれに手向かってはならないという命令を出した(wikipedia)。

阿野全成と実衣夫婦に隙間風
実衣(宮澤エマ)は阿野全成(新納慎也)が鎌倉殿にならなかったことにがっかりしたらしい。趣味で始めた琵琶のレッスンで先生の結城朝光(高橋侃)に出会う。恋?

頼家の嫁問題
頼家の子供を生んだせつ(山谷花純)が正室のつつじ(北香那)をマウンティング。女の戦い。