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2022年7月15日金曜日

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第26回「悲しむ前に」7月3日放送



頼朝が倒れた後、亡くなるまでの鎌倉の様子。落馬してからのストーリーを1話を使って丁寧に描く。贅沢。頼朝が昏睡する間、周りの人々はどう動いたのか。

鎌倉は分裂する。

頼朝の後継者をめぐって鎌倉が割れた。
阿野全成を推す---北条時政とりく
そして
源頼家を推す---比企家


話の軸は頼朝の後継者を誰にするか…での比企と北条の対立/政子と実依の対立なのですが、実は今回一番印象に残ったのは頼朝の穏やかな最後と政子。



とうとう頼朝が亡くなってしまった。なんだか寂しい。今まで主役でしたもんね。頼朝はスーパースター。やっぱり頼朝が立ち上がってこその鎌倉…今まで鎌倉の全ては頼朝を中心に回っていた。そのスターの頼朝がこれからのストーリーにいないのだと思うとどうも寂しい。とうとう頼朝の時代が終わってしまった。

これからの話は…昔『草燃える』を見て/後に再度DVDで総集編を見た以外はあまり知らないのだけれど…あまり歴史を調べずに、ドラマでのストーリーの展開にあらためて驚いたりびっくりしたりしようと思います。

「頼朝が亡くなって義時は伊豆に帰ると言うが、政子に頼家を守るようにと引き止められる」

今まで北条義時は頼朝の便利なツールとして動いていたのだけれど、これからは主役。彼が自分の意思でどう変わっていくのか楽しみ。


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建久9年(1198)12月末に落馬した源頼朝(大泉洋)が鎌倉に帰ってきた。頭を打ったらしく眠っている。医師はあと数日の命だと言う。

政子(小池栄子)
頼朝ラブ。頼朝を看病。彼女こそ頼朝を心から愛していた。

北条義時(小栗旬)
頼朝の忠臣であることは間違いないのだけれど、それにしても「頼朝の状態を誰にも知らせるな」と言いながら皆に話を広めているのは彼ですよね。物事を動かすために伝えなければならない人々がいるとはいえ、結局皆に頼朝のことを喋っている。一応「内密に」と口止めはするが、結局噂は広まる。どんどん広がる。全然内密になっていない笑。いかにも三谷さんらしい流れ。

 ▶ 梶原景時(中村獅童)と畠山重忠(中川大志)
  頼朝の落馬を見た者を口止めさせる。
 ▶ 北条時政(坂東彌十郎)と時連(瀬戸康史)
  →三浦家に行って義澄(佐藤B作)に水垢離につきあわせる
  →りく(宮沢りえ)にも伝わる。
 ▶ 比企能員(佐藤二朗)
  →妻・(堀内敬子)と娘・せつ(山谷花純)に告げる。
八田知家(市原隼人)は極秘に火葬の準備

比企能員の野心
後継者は頼家(金子大地)に。比企は頼家の乳母夫

北条時政…りくの野心
りくは比企家にライバル心を燃やしている。時政を説き伏せ、頼朝の弟・阿野全成(新納慎也)を後継者にするように指示…娘の実衣(宮澤エマ)は御台所に。それを全成と実衣に打診。

義時のアイデア
頼家を後継者に推している。頼家の正室のつつじ(北香那)に子供が生まれたら、比企に対抗するため、三浦義村(山本耕史)にその子供の乳母夫になってほしいと伝える。

政子の意向
頼朝の後継者はもちろん息子の頼家。

実依の野心と全成
実衣に御台所になる野心が芽生える。政子と対抗。

頼家
「わしが後を継ぐ」頼朝のことを公にするようにとの指示

御家人達
集まって皆に頼朝のことが伝えられる。皆騒ぐ。

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建久10年(1199年)1月11日 頼朝は死の直前に出家。髻を落としたら観音像が出て来た。これは比企尼が言っていた観音像?大切に髻に隠していたのですね。

最後に頼朝は起き上がり、政子に「これはなんですか?」と尋ねる。そして倒れる。死去。建久10年(1199年)1月13日 享年52(満51歳没)。

荼毘に付し、頼朝の遺骨は持仏堂へ。安達盛長(野添義弘)が哀しむ。

北条時政や比企能員が誰が後継者かで言い争うが、政子が頼家を説き伏せる。

頼家が御家人達の前で鎌倉殿就任を宣言。


北条家は揉めている。

阿野全成と実依を押していた時政とりくは不満。「頼家は気が強く女好き。いつかボロを出す」りくにはアイデアがありそう。

伊豆に帰ると言う義時を政子が止める。頼朝の観音像を義時に渡す。