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2022年4月27日水曜日

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第15回「足固めの儀式」4月17日放送



2回見た。

1回目…
結構ショックで考えがまとまらず…。海亀がパニクッた時のよくある行動…頭の中を整理するために理屈を捏ねて辻褄を合わせようとする。ウィキを見に行って情報を仕入れ、事柄をなんとか納得しようとする…ことを致しました。ショックでうろたえてウンウン唸って色々考えた。その調べた内容は後から書く。


2回目…

むなくそ わるすぎっ 

ひっで~っ!すっげ~あたまにきたっ!よりともぉ!やっぱあったまにきた。もうさぁ…坂東武者達よ、あの最後の頼朝が偉そうに喋ってるところでざくっとやっちまえ。簡単じゃん。全員刀持ってるし。

だって彼らは数日前まで頼朝に対してクーデターを起こすつもりだったんだし。簡単簡単。ぼんぼん頼朝はろくに刀も使えないだろう(←想像です)。 クズ野郎頼朝がうだうだ演説を始めたところで和田っち君、奴をざっくりお願いします。それですっきり笑。

だってね、この時の頼朝の直属の兵って鎌倉に何人いたのでしょう?義経はいないし(この回の冒頭のシーンではどうやら義経も少人数みたいですけど)。鎌倉には頼朝の兵があまりいないのでは? ということは頼朝は坂東武者に頼らなければ何も出来ない。

それなら上総介を斬ったその場で、武者達の誰かが頼朝をざくっとやっても何の問題も起きないですよね笑。ひゃ~ウミガメ乱暴。そうですよーだ。いーの。ドラマだから。
違うんだよ…辻褄が合うかどうかというお話…

このドラマの頼朝は、んもおお腹が立つ。坂東武者達、あそこで頼朝をさっさと始末して、ついでに大江もやっちまえば頼朝の天下は終わり。それは彼らにとっても都合がいいと思うぞ。

なぜならこの時点で、清盛は既にいないし、京の清盛の息子達も義仲が追い払ったからもう平家に力はないわけだ。都から平家軍が坂東制圧にやってくることもない。

だから頼朝がいなくなったら義高君を守って、その後義仲パパを迎える。義仲はきっと武者達をよく扱ってくれる。頼朝がいなくなってもな~んの問題もなし。義仲の方が頼朝よりいい上司。それは間違いなし。まぁ後で武者同士で勢力争いになるかもしれんが、それはまた別の話…。

なんだかね…あの最後の場面、上総介が斬られてから勇ましい坂東武者達が急にしゅんとおとなしくなったのがどうも納得がいかない。だって彼ら、普段から穏やかな人達じゃないじゃん。上総介も皆に好かれていたわけだし。変だよね。

ともかく頼朝…あんな傲慢な男はさっさと成敗したほうがいいけれど、それが出来ないのはやっぱり源氏ブランドに逆らうタブーがあるからだろうか? まぁいいや。

ところで義時くん。大江と頼朝が上総介を罠にかけたことがわかったなら、さっさと皆に知らせに行きなさいよ。元々反頼朝の血気盛んな千葉爺と岡崎爺に話をすれば…上総介2万と千葉+岡崎で数千?…それで何の問題もなく優位に立てると思う。他の坂東武者達も頼朝にはつかない(そもそも彼らはクーデターを計画していた)。 義時はなぜ上総介を救わなかったのだろう。あ…お姉ちゃんの政子が頼朝の奥さんだから?しらんですわそんな個人の都合。だって上総介を助けない時点で義時あなたも同罪。上総介を救える状況で救わないのは同罪。いくら泣いてもダメ。薄情ですね。

な~んてね。2回めは随分頭に血が上った。上総介がすごくいい人なんだもん。頼朝は酷い。頼朝+大江は許すまじ!

*****

というわけで1184年・2月 鎌倉の御所内で(頼朝の命により)梶原景時に暗殺された上総広常のお話の回。双六の最中に斬られた様子は『愚管抄』に書かれているそう。嫡男・上総能常も討たれ、上総氏の所領は千葉氏や三浦氏などに分配されたらしい。『吾妻鏡』には、広常の鎧から見つかった願文のことも書かれているそう。

実際には上総広常が粗暴で頼朝とそりが合わず、大軍を持っていた上総広常を頼朝が警戒したこと + 広常が関東の自立を望み頼朝の権力確立の妨害者になりつつあったということらしいです。ざっとWikipediaを見ただけの情報ですが。『吾妻鏡』によると、上総広常はまた力があるせいか普段から無礼な振る舞いが多く、頼朝のみならず他の御家人に対しても横暴な態度だったらしい。

そういうことなら、広常が頼朝に殺されても他の坂東武者達が頼朝に反抗しなかったことが納得できる。それから広常の土地と2万の軍も、何の問題もなく千葉氏や三浦氏に分配されたのも納得できる。実は上総広常はあまり人望がなかったのかもしれませんね。

このドラマでは広常が「とてもいい人」に描かれていたので、武者達がなぜ頼朝に反抗しないのかが妙に見えてしまった。それで上に文句を書いた。

それでも坂東武者達のクーデター未遂の話は面白かったです。広常の死以外はオリジナルらしいです。三谷さんすごい。すっかり心揺さぶられたわ。
 

いい人 上総広常


★あらすじ
坂東武者達のクーデター未遂事件
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1183年・年末 三浦館にあつまる武者達。その場には、北条義時(小栗旬)から参加を頼まれた上総広常(佐藤浩市)もいる。

文覚 出世したわね

文覚(市川猿之助)が源頼朝(大泉洋)の嫡男・万寿の「500日の足固め」の儀式をでっち上げ、同じ日に武者達が鹿狩りをすることで…武装した武者達でクーデター実行の計画…儀式中に万寿を捕らえ、木曽義高(市川 染五郎)を奉じ、頼朝を鎌倉から追い出すのが目的。

武者達の会合に頼朝側のスパイとして参加していた梶原景時(中村獅童)は捉えられて幽閉される。様子を見に来た比企能員(佐藤二朗)は武者達に丸め込まれる。


そのクーデター計画は、鹿狩りを休んだ土肥実平(阿南健治)から義時に漏れる。

鶴岡八幡宮での儀式の日、和田義盛(横田栄司)や畠山重忠(中川大志)が万寿政子(小池栄子)達を武装して囲む。そこへ義時がやってきて彼らを説得。事なきを得る。

頼朝はその夜、広常を招き酒を酌み交わす。二人打ち解ける。
この場面が大きな問題。ドラマで頼朝は広常に「これからもよろしく頼む」と言って喜ばせているのに、その後誅殺したから必要以上に頼朝が悪く見える。+それを黙って見逃す義時も悪く見える。この場面がなければ酷い騙まし討ちの印象はなかったと思う)

大江広元 わるだくみ

翌日、御所での事件の裁き。大江広元(栗原英雄)が見せしめに上総広常を死罪にすると言う…元々それは頼朝のアイデアだった。

1184年・2月 御所に集まった武者達の前で梶原景時上総広常を惨殺。頼朝が武者達の上に立つ。

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その頃…

1183年11月 近江 源義経(菅田将暉)は源義仲(青木崇高)の討伐に向かっている。

義仲後白河法皇(西田敏行)を拘束し京に篭る(法住寺合戦)(11月19日)

政子が、武者達の頼朝に対する反発の理由を知って武者達の不満を理解する「命をかけて戦った者達のおかげで今の鎌倉があることを忘れない」政子が力を持ち始める?

事件の後、伊豆では 義時の嫡男が誕生