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2022年4月25日月曜日

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第14回「都の義仲」4月10日放送



ものすごい情報の量。このあたりの歴史を全く知らないのでドラマを見てネット上で軽く調べて学んでます。ついていけないほど複雑。しかし理解すれば面白い。三谷さんすごいと思う。感謝。


木曽義仲は無骨だが義を重んじる純粋な人。しかし彼はうかつにも源氏の血の繋がりを過信していた。源氏同士で争うことはないと思っていた義仲。しかし従兄弟の頼朝は義仲をライバル視し、義仲を出し抜いて後白河法皇を味方に付ける。そしてそんな頼朝を坂東武者達が嫌う


★あらすじ
木曽義仲(青木崇高)が倶利伽羅峠で平家軍を撃退。勢いに乗って上洛し平家を都から追い出す。しかし義仲は無骨者。貴族や法皇との交渉の仕方を知らない。京の町では連れてきた兵達が悪さをする。それで京での評判を落とす。義仲源頼朝(大泉洋)の上洛を待って平家追討に出陣するつもりでいるが、義仲を好まぬ後白河法皇(西田敏行)から強制的に平家追討に出陣させられる。備中で苦戦する。

一方頼朝は、京から招いた文官・大江広元(栗原英雄)の入れ知恵でうまく法皇をとりこむ。法皇に文を書き、義仲が京を離れれば法皇をプレゼント攻めにする。頼朝は冠位を取り戻し、東海道と東山道の軍事支配を許される。東山道には義仲の信濃も入っていた。

それを知った義仲が京に戻り法皇に抗議するが聞き入れられず。かえって謀反の疑いをかけられる。義仲平家追討の先発隊として義経が鎌倉を出発。

しかし関東の坂東武者達は「源氏同士の争いには加わらぬ」と頼朝に従わず。大江が根回しを始める。



木曽義仲の上洛 平家の都落ち 
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木曽義仲は北陸に兵を進める。平家の追討軍が迫る。
寿永2年 1883年5月 義仲の軍が倶利伽羅峠の戦い(5月11日)で平家軍を撃退。その勢いに乗って義仲は上洛。義仲軍を恐れた平家安徳天皇(相澤智咲)と三種の神器とともに都を落ち延びる(7月25日)。比叡山に逃れていた後白河法皇は都に戻る(7月27日)。

後白河法皇義仲に「平家を滅ぼせ。三種の神器を取り戻せ」

平家の都落ちから5日後
源氏一門に恩賞が下される
 勲功第一 頼朝
   第二 義仲
   第三 行家

実は頼朝法皇に根回しをしていた「西は平家、東は源氏が治めたらどうか」

義仲は全く意に介さない
「平家を滅ぼすことが出来ればそれでいい。褒美は頼朝にくれてやる」
しかし部下達は不満
「平家を追い出したのは殿。我らは命がけでここまでやってきた」

後白河法皇義仲+源行家(杉本哲太)
京の作法を知らぬ義仲。公家達に嘲笑される。
 行家「私が頼朝より下は解せぬ」
 義仲「血を流し戦ってきた家人どものために相応しい恩賞を」
 法皇「頼朝への恩賞は一旦キャンセル」

鎌倉 怒り狂う頼朝

木曽義仲の失敗 後白河法皇の苛立ち 義仲の出陣 頼朝のライバル心 
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京では義仲の兵達の乱暴、狼藉が酷い。京の住人は皆怯えている。義仲の軍は上洛の道すがら兵を増やしてきたらしく、新しく加わった兵達の統制がとれていない。

法皇「義仲にも行家にもがっかり。あいつらはいつ出陣するのか?」「大事なのは三種の神器をとりもどすこと」

後白河法皇後鳥羽天皇4歳)を即位させる(8月20日)。

そして義仲には早く出陣するようプレッシャーをかける。
義仲「平家討伐は頼朝を待ってから。平家と互角に戦うには兵が足りない」
後白河法皇「今すぐ発て」

9月 義仲、兵を進めた備中国で苦戦。

頼朝 義仲が京を離れたことを聞いて後白河法皇に接近。盛大なギフト作戦。プレゼントを贈って上洛の遅れを詫びる。

後白河法皇 喜ぶ。頼朝の流罪を解き、従五位に復帰させる(10月9日)。頼朝に東海道、東山道の軍事支配を認める(10月14日・寿永二年十月宣旨鎌倉政権が朝廷から公式に認められる)。頼朝上洛のお膳立ては整った。

義仲謀反人に
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義仲がそのことを知る「東山道を与えたということは信濃が頼朝の手に渡ったと同じ」激怒。

京に戻って法皇に抗議するが受け入れられず(10月15日/20日)。

行家「お前は法皇様の信頼を失った。信頼を取り戻すには戦に勝つしかない。謀反の疑いがある。平家と密かに和睦を結んだのか?」 義仲激怒。公家に粗暴な振る舞い。ますます嫌われる。

後白河法皇「謀反じゃ」

頼朝に義仲+平家追討の命 義経先発隊が出陣 御家人達の反乱
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鎌倉 頼朝「法皇様が救いを求めてきた。義仲は平家と通じているらしい。出陣する」

しかし御家人達は源氏同士の争いを嫌がる。北の奥州の動きも気になる。藤原秀衛(田中泯)の呪詛に呼んだ文覚(市川猿之助)は役立たずでクビ。

御家人達頼朝に反発。「なぜ義仲と?源氏の身内争いじゃないか。噂だけの理由で戦はできん。わしらは頼朝の駒じゃない」頼朝には人望がない。

頼朝「御家人達は頼りにならぬ」わしらだけで戦えば…兵は1000人。それでは足りぬ。それならまず先陣を向かわせ、本軍は後でゆっくり。その間に御家人を説き伏せろ。先陣の大将は義経(菅田将暉)。

義経「一ヶ月のうちに平家を滅ぼす」やる気満々
頼朝「まずは義仲を討ち取れ」

御家人達 三浦館に集合「わしらは鎌倉殿についていくつもりはない。わしらの手で坂東をおさめる。三浦も加わってくれ。北条も仲間に」

義経先発隊の出立 閏10月8日

反頼朝の御家人達の会合。

反頼朝のメンバー:千葉常胤(岡本信人)、岡崎義実(たかお鷹)、和田義盛(横田栄司)、土肥実平(阿南健治)、文覚(市川猿之助)、三浦義澄(佐藤B作)、三浦義村(山本耕史)。 そこに梶原景時(中村獅童)が加わる。彼は頼朝側のスパイ。

頼朝側のメンバー:源頼朝源範頼(迫田孝也)、全成(新納慎也)、安達盛長(野添義弘)、大江広元(栗原英雄)、比企能員(佐藤二朗)、北条義時(小栗旬)、梶原景時(中村獅童)。

梶原景時御家人達の様子を御所にリポート…反頼朝で名だたる御家人達が集合している。彼らをまとめる者がいれば頼朝側に勝ち目はない。…その力があるのは上総広常(佐藤浩市)。

大江の企み。義時を通して、それまでニュートラルの立場だった上総介御家人達に加わるよう進める。

上総介 反頼朝・坂東武者達の会合に参加。
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人質 義仲の嫡男・義高
政子(小池栄子)にも気に入られ、頼朝の娘・大姫(落井実結子)も義高(市川染五郎)に恋をする。この二人の挨拶のシーンがとても可愛い。大姫が嬉しそうで、義高も優しいお兄ちゃんの表情。微笑ましい。


義高御家人達にも受け入れられる。特に24歳の義経義高を弟のように可愛がる。義高はセミの抜け殻を集めている。

義経義仲平家討伐に出陣することになる。セミの抜け殻入った箱を義高にプレゼント。

↑この義経義高に蝉の抜け殻をプレゼントする場面…14話の放送の後にネット上で見つけた情報。この場面での蝉の抜け殻の意味は…孫氏『孫子兵法』の中の「金蝉脱殻(きんせんだっかく)」ではないかとのこと。

意味は「蝉が抜け殻を残して飛び去るように、あたかも現在地に留まっているように見せかけ、その隙に撤退する策略」…義経義高に対する「逃げろ」とのメッセージではないか…。もしこれが三谷さんの意図ならすごい。それを見つけたお方もすごい。義経君は義高君に優しかったもんね。そう思えば、この蝉の殻を手渡す場面の義経の表情もそれらしい。

ところが義高はそれを知らないのかも。
義高 静かにポーカー・フェイスで義時に話す。
「残念です。九郎殿が不憫。父に戦で敵うわけがない。もはや再びお会いすることもないでしょう」と抜け殻を握りつぶす。義経それぞれの運命に動揺しているのか、それとも己の運を恐れているのか。若者の複雑な心。義高はこの時10歳ぐらいだったそう。

…それにしても義高君はそもそも人質で、義仲頼朝の敵だと認定された時点で彼の命はないものでは…とも思った。戦で義経が勝っても義仲が勝っても、いずれにしても義高君は頼朝に命を奪われるのではないか。彼にもそのことがわかっているのかも。苦しいな。

義仲頼朝の不仲から義高を心配する政子大姫義高が好き。

今までろくに会話もしなかった頼朝義経兄弟
義経出陣の別れの場面で「戦から戻ったら語りつくそう…いかに義仲を倒したか、いかに平家を滅ぼしたか。京でお待ちしてます」涙

元気一杯

頼朝に不満を表す坂東武者達
頼朝の勝手な戦には加わらぬと反発する。次回への流れですね。

伊豆に隠遁中の北条時政(坂東彌十郎)
「結局は所領よ。奪った土地を分け与えると言えば皆喜んで戦う。場所はどこでもいい。要は米の取れ高」

義時八重(新垣結衣)は仲睦まじく
八重懐妊。