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2022年2月13日日曜日

ラップの大御所男祭りスーパーボウル(2022) Halftime Show!



毎年恒例のスーパーボウル・ハーフタイム・ショーでございます。今年は知らない人が多かった。ラップはよく知らんのです。わかったのはスヌープドギーとメアリーJブライジとエミネン。でも面白かった。華やか。元気がいい。結局リズムのノリが良くて踊れるのならそれで良し。

大御所が勢ぞろいだったのだそうだ。だからあんなに圧迫感があったのか。なんかみんなかっこよかったもんね。曲もいい。

このショーのアーティストは

・Dr. Dre
・Snoop Dogg
・Eminem
・Kendrick Lamar
・Mary J. Blige
・50 Cent


私が聞き覚えのある曲は紅一点Mary J. Bligeの"No More Drama"とエミネンの"Lose Yourself"ぐらいか。スヌープさんは好き。エミネムの後ろでシルク・ソニックのパークさんがドラムを叩いていた。50 Centの "In Da Club"の女の子達が綺麗だった。手脚の長い混血の女の子達が揃って踊る…ああいう華やかなのはいつの時代もいい。

ラップは1度聴いただけでは何を言ってるのか全くわからないのだけど、詩を調べると面白かったりする。ちょっと調べてみようかと思った。彼らは何を歌っているのだろう?

セットは箱型。テレビの撮影用なのか、箱が回転せずに一方向を向いていたので、見えない側の観客は不満だったのではないかと思った。舞台の大きな白いコンソールを操るDr. Dreさんがかっこよかった。

ともかく全体にビートが止まらずに続いていたので気持ちよかった。知らない曲ばかりだったけど楽しかったです。


それにしても「ラップ+ヒップホップだけ」のずいぶん偏ったショーだとは思った。今のアメリカの音楽とはそういうものなのかも知れぬが。

というのもアメリカは2021年の時点で国民の76.3%が白人(その中でラテン系+ヒスパニック系を除いた純白人が60.1%)なのだそう。アフリカ系は13.4%。人口比から言えば今でも白人が圧倒的に多い。
https://www.census.gov/quickfacts/fact/table/US/PST045221

それでも今どきのアメリカの文化はポリコレの影響が強いのが事実で、実際にこれからのハーフタイムショーで、白人色の強い「バンド」や「カントリー」一色なんていう年はあるのだろうかとも思った。

現在アメリカの音楽チャートに上がってくる曲は、カントリーとラップに真っ二つに割れているのですよ。その間に時々メロディーのある(英国系の)ポップソングが入ってくる。 今は昔のプリンスやマイケル・ジャクソンのような人種を超えたスーパースターは出てきにくいのかもしれません。これからどうなるのだろうかと思う。

とはいっても元気のいい今年のハーフタイムは楽しかった。


Super Bowl 2022, Halftime Setlist:

1. The Next Episode - Dr. Dre feat. Snoop Dogg
2. California Love - Dr. Dre feat. Snoop Dogg
3. In Da Club - 50 Cent
4. Family Affair - Mary J. Blige
5. No More Drama - Mary J. Blige
6. M.a.a.D City - Kendrick Lamar
7. Alright - Kendrick Lamar
8. Forgot about Dre — Kendrick Lamar, Eminem, Dr. Dre
9. Lose Yourself - Eminem
10. Still D.R.E. - Dr. Dre feat. Snoop Dogg, Mary J. Blige, 50 Cent, Kendrick Lamar, and Eminem