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2022年1月20日木曜日

おい大月錠一郎!…~1964年『カムカムエブリバディ』第12週 ~57話



しばらく『カムカムエブリバディ』の感想を書いてなかったのですけど、今もほのぼのと見てます。ルイちゃん編になって随分時間も過ぎました。12月末から始まったルイちゃん編は、その後彼女が大阪に落ち着いて、才能のあるトランペッター大月錠一郎と出会い、結婚の約束をするところまでいったのですが…。


この57話で、一旦東京に出たジョー君は原因不明の症状でトランペットを吹けなくなり、岡山に帰ってくることになった。それでばったりルイちゃんと出会うわけですが…。

おい錠一郎!めんどくさいわ~。
なんかジョー君、キャラが変わった?


東京でプロになる…と上京したのにうまくいかなくなった。うむ。 しかし彼はその様子を、大阪に残してきた婚約者のルイちゃんに何も言わない。ルイちゃんが何度お手紙を書いても返事も書かない。そのままほったらかし。

ひどいじゃん。


上京してうまくいかなくてバツが悪いとか…そういう理由らしいのだけれど。ジョー君て、そんなにプライドが高い人だったっけ? 大阪にいた時はすごく控え目で穏やかで、ぼ~っとしたほのぼのキャラだったのに。

だってトランペットのコンテストにも周りから押されるまで出場しないくらい控え目だったじゃん。それなのに東京でうまくいかなかったからって…急にプライドが高くなったのか。

もし彼が大阪のみんなに「俺はお前達より全然大きいんだよ。こんな小さい所出て行って東京でスターになってやるぜ」などと大見得を切って出て行ったのならともかく、彼はみんなに祝福されて温かく送り出されたのですよね。身体の調子が悪いのはしょうがないじゃない?彼はなぜそんなにプライドが高くなったの?


そして大阪に帰って来て、ルイちゃんにばったり会って、突然「(笹川社長の娘の)奈々のことが好きになった。せやからお前とは終わりや。」って、ええええええええ何を言ってるのよ。馬鹿じゃないの。ジョー君て、女の子を「お前」なんて言うようなキャラだったの?サイテーじゃん。

…で、実際はどうなの?ジョー君は奈々さんとつきあってるのかな。そんな描写はなかったですよね。じゃあなぜ嘘をつくのだ。


もうさぁ、ルイちゃん…まだ19歳でしょ。なぜそんな辛い思いをしなければならないのよ。ジョー君が東京でうまくいかずに大阪に帰って来てバツが悪いのは、ジョー君の勝手な思い込み。うまくいかなかったのを自分で勝手に恥じてるわけでしょ。勝手に自己完結してる。ルイちゃんに説明もせずに。

ルイちゃんはジョー君のことがただただ好きなだけで、トランペットがうまいからとか…あまり関係ないですよね。彼女は条件付でジョー君のことが好きなわけではない。

ジョー君は何を勘違いしているのだろう。トランペットが吹けなくなったからルイちゃんに嫌われるとでも思ったのだろうか。自分がかっこわるいと思ったのだろうか?バカデスネー。女の子はそんなもので好きになったり嫌いなったりしませんよ。


もっと普通でいいじゃん。東京から帰って来て「うまくいかんかった。残念やった」と素直に正直に言えばいいのに。誰もそれでジョー君を嫌いになったりしませんよね。


それから最後の場面で、奈々さんがその場にたまたまやってきて、ルイちゃんが目の前にいるのに「こんにちは」も言わない。もっと普通でいいのにね。普通に挨拶して「こんにちはー」で会話を始めればいいのに。東京で何があったか説明すればいいのに。もっとはっきりして欲しいわ。ほんと。

ルイちゃんやめたほうがいいかも。こんな小さい不都合も説明できずに、恋人をほったらかしにして、恋人が手紙を書いても無視するような男はまず誠実じゃないですよね。不誠実。おまけに自己完結型。会話もできない。こういうのは結婚しても問題になりますよ。 

男は正直で誠実であればよし。そして会話ができればいい。それだけでいいんですよ。それだけでいいの。妙な男のプライドとか…んも~めんどくさくてしょうがないわ。もうこんな男ぽいっと捨てちゃいたい。


トミー君とベリーちゃんがいいよね。