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2021年1月20日水曜日

映画『 ハード・プレイ/White Men Can't Jump』(1992):白人は跳べねー…いやウッディは跳べるのだ







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『White Men Can't Jump(1992年)/米/カラー 
/115分/監督:Ron Shelton』 
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随分前にTVのどこかのチャンネルでやってたので録画したやつ。今見終わった。

ここのところ『麒麟がくる』の感想が遅れているのでなんとか追いつこうと頑張ってるのだけど、今日ちょっと家事をしながらこれを見たら面白かったので感想を書いておこう。

原題は「白人は跳べねー」。1992年の映画ですが、当時の映画業界では「人種問題」の扱いも今よりお気楽だったのか。白人のウッディ・ハレルソンがアフリカ系の人々に一人混ざってストリートのバスケットをやってます。

話は賭けバスケ。白人のビリー(ウッディ・ハレルソン)はバスケが上手い。しかし対戦の相手はそれを知らない。「白人だから跳べねぇだろう」とバカにしていると騙される。バスケの上手い白人ビリーと黒人のレスリー(ウェズリー・スナイプス)がチームを組んで賞金を稼ぐというお話。


お二人ともバスケが上手い上手い。すごくかっこいい。楽しい映画。カラフルなファッション、音楽もいい。ストリートならではの楽しさ、かっこよさ。ガールフレンドのロージー・ペレスも可愛い。

脚本が面白い。台詞の言葉は乱暴なのだけれど、喋ってる中身は面白い。まるで活きのいい漫才のよう。特にストリートの喧嘩が面白い。キレがいい。スピードも速いし、頭がよくなきゃこんな会話はできないと思う。言葉は皆あけすけで、時には乱暴に罵り合ったりもするのだけれど…、結局ビリーもレスリーもとても仲がいい。


1992年と言えば、まだ旦那Aに出会っていなかった。アメリカは遠い国。あの頃のアメリカは、マドンナがスーパースターで『ツイン・ピークス』や『氷の微笑』『ウィエインズ・ワールド』や『ボディーガード』などが流行っていた。

今思えば当時はアメリカのことを全然理解していなかった。アメリカとは…様々なジャンルの映画を見てマイケル・クライトンとブレット・イーストン・エリスを読み、マドンナとプリンスとマライアとエクストリームとソニック・ユースとレッチリを見て聴いて…それをぜーんぶひっくるめて『ひとつのアメリカ』だと思ってた。本当にな~んにもわかってなかった。……確かにそれらは全てアメリカではあるのだけれど…ただ考えていたのとは全然違いましたよ。全然ひとつじゃない…っていう。

遠いアメリカからやってくる様々なポップカルチャーを見ながら、そんな千差万別…多種多様なアメリカに、それぞれ憧れていたよなぁ…な~んてことを、30年近くも前に作られた映画を見てしみじみと考えた。


面白く楽しい映画。みんなバスケが上手くてかっこいい。スローモーションのバスケのシーンは痺れる。本当にかっこいい。

それにしても今のLAのストリートのシーンはどんな感じなんでしょうかね。この映画も30年前。今は全然違う雰囲気なのだろうか?