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2020年9月29日火曜日

2020年米大統領選ウォッチ-その1:トランプvsバイデンTV討論バトル第1回



とりあえず今日の討論は10点満点で

トランプ大統領1.5

バイデン候補3.5

評価不可のグレーゾーン5




ですかね。もう両方ともダメダメかな。
トランプ氏のエネルギーに1点、バイデン氏の良心に3点献上。


う~ん…困った 酷いですね
このブログは毎回4年に1度、大統領選の討論会の感想を書いていたのですけど、今年はね…どうしようかなと思っていた。なぜなら私は今回の大統領選にあまり期待していないからです。


トランプ氏はよく吼える野獣。バイデン氏はお爺ちゃん。どっちもどっちなのですよ…というのは以前にも文章に書いた。 トランプ氏は色んな意味で論外。しかしバイデン氏は高齢過ぎる。 


●トランプ氏には何も期待していない。口先だけ。勢いだけのハッタリ男。大嘘つき。馬鹿な右寄り国民だけを喜ばせる困りものの野獣。

●バイデン氏の良心は信じる。しかし彼に実行力があるかどうかは私にはわからない。しかしこのお方の一番の問題は時間…齢78で4年間の激務に耐えられるのか?


討論を見て…

●トランプ氏

まず私は特に彼を頭ごなしに全面否定するつもりはない。メディアの執拗なトランプ叩きも「醜悪なマスヒステリア」だと思ってほとんど見ていない(コルベアのトランプに対する一人喋りも不快なのでほとんど見ていない)。 しかしライブで討論があるのなら、じゃあトランプ氏がどういう人なのかをあらためて見てみようかと思うわけです。あまり期待もしていないけれど、とりあえずニュートラルな視点で見てみようと思った結果…。 

●トランプ氏は、ただただコントロール不可の野獣ですね。討論のルールもわからない。質問されても話をそらせて別の話を始める。相手の話に割り込む割り込む割り込む。しゃべり出したら止まらない。思わず「黙れこのやろううるせーよっ」とテレビに怒鳴る。とにかく黙れ黙れ黙れ相手の話を聞け、あんたがうるさいから討論にならんだろうが。もういい加減にしろよ。

ああ…(もう今回は細かく内容を書くつもりもなかったけれど)…この人はやっぱり極端に喧嘩っ早い上に人としての常識もないのね。そして嘘ばかり言う。明らかに間違ったコロナ対策。今までにも数え切れないほどの害にしかならない言動で散々笑いものになっているのに「いいことは全部俺の手柄。俺。俺。俺。俺が一番」ばかり言う。

白人至上主義者+過激派を否定するかと質問されてそれには答えない。反対に「左が悪いのだ」と攻撃を始める。最低。 温暖化の問題についての科学的な話を信じるのかと問えば、それにも答えずに他の話を始めるもうコミュニケーションが不可能です。


司会者も困っただろうが、FOXからやってきた司会者も無能。黙らないトランプを制することも出来ずに司会者がまた喋る。バイデンが喋る。トランプは喋り続ける。もうケオスです。3人がコントロールもなくギャーギャーわめくばかり。何を言っているかもわからない。酷いです。 (…まぁ司会者も無能じゃないだろうけど…すでに大声で喧嘩している中に大声で割り込んでも効き目はないですよ…という話)


●バイデン氏

彼はプロの政治家ですからわかりやすい理想は掲げている(公式のサイトに行けば彼の政治理念は書いてある)。その理想が悪いとは思わない。しかし具体案はないのかな。この討論会ではわからなかった。少なくとも今日の討論ではそれを前面に押し出すことができなかった。

しかし何よりも一番の問題は、この討論会で彼に体力がないことがはっきりと見えてしまったこと。彼には90分間立ち続けて討論をするエネルギーはないのだろう。最初は落ち着いていてイケるかと思ったのに、最後は立っているのも苦しかったのでは? それは… 大変な問題ですよね。 

やっぱり今回はちょっと困ったな…。しかしこの国はどういうことになるのだろう。心配になりますよね。