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2020年2月6日木曜日

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第3回「美濃の国」2月2日放送



毎回絶賛。面白いわ~。

やっぱドラマは脚本だわ。流石。面白い。今年は大河ドラマが大河ドラマしているぞ ヤッホー  だって大河らしい描き方・見せ方・演出・演技をしてますもんね。既に次の週が楽しみになってきてます


★あらすじ
斉藤道三(本木雅弘)の娘・帰蝶(川口春奈)は光秀のいとこ。時々明智家を訪ねてくる。帰蝶の婿・土岐頼純を殺した道三は、今度は頼純の叔父・土岐頼芸(尾美としのり)に近づく…美濃の新しい守護になるよう圧力をかける。それがおもしろくない頼芸は織田信秀(高橋克典)にお手紙。出兵を頼む。そんな時、駿河の今川が三河へ攻め込んでくる。


先週は「戦が多くてストーリーがシンプルであらすじが三行で書ける」などと書いたのですが、今週はもう少し踏み込んで政治情勢が語られました。ますます大河らしくなってきた。面白かった。

揺れる美濃の守護・土岐頼芸…道三が圧力をかけてきたので悔しい恐ろしい。甥は殺されるし自分の命も心配…道三に「操り人形に毒は盛りません」などと言われてしまう。自分の愛妾・深芳野(南果歩)も譲ったのに。そこで道三×深芳野の息子・高政に接近。味方につけようとする。また織田信秀にも道三を討ってほしいとお手紙。

頼芸に「頼りにしている」と期待された斉藤高政(伊藤英明)も揺れる。母・深芳野に「本当の僕のパパは誰?(もしかして頼芸?)」←いや…あなたはもっくんの息子だと思いますよ。その眉毛。 そして高政は幼馴染の光秀に相談。父・道三には人望がないので美濃は安定しないだろうと言う。光秀も同意。

今日のメインは飄々とした土岐頼芸=尾美としのりさん。飄々としていながら策士?面白いですねぇ。そして揺れる斉藤高政は実直+冷静キャラ。伊藤英明さんは演技が自然。整ったお顔。馬が上手。


もっくん斉藤道三もまたまた面白い。もっくんは脚本に書かれた悪キャラを演じていらっしゃる。それが見所。昔の大河のこういうキャラは勝新さんとか…実生活でも怖い雰囲気の俳優さんがなさっていたと思うのですが、もっくんは実直ないい人のイメージがあって…。だから悪者を演じていらっしゃるんだろうと思うわけですよ。深芳野を侍らせてにやにやする場面も…いいぞ…と思うのよ。悪もっくんが楽しみだわ 

頼芸と高政がひそひそ話をしている場面での後ろの道三。


それから帰蝶の川口春奈さんはますます素晴らしいと思います。品が良くて瑞々しく綺麗。夫を殺されても顔を曇らせるだけで泣かないのもいい。お姫様は騒がないんだろうな。勝気でツンとしてるように見えて、ふとした時に揺れ動く心も見える。そして川口さんは、

声が素晴らしい。

上品で落ち着いた声。彼女はもしかしたら長谷川光秀といい化学反応があるかもしれませんよ。

厚化粧の深芳野=南果歩さんもいい。いい配役。紅の真っ赤な熟女…道三にしなだれかかる。いい絵。濃い。楽しい。これも脚本がさすがだと思った。この色っぽい熟女が昔の男(土岐頼芸)を「いやらしいおかたじゃ…ふふふ」と言うような台詞は、女性の脚本家には書けないかもしれません。面白い。
 
 
このドラマは安心して見ていられるんですよ。今まで途中下車した大河は、ストーリや史実がどうかというよりも、小さな描写や台詞が気になってだんだん嫌になってくることが多かった…その時代の身分制度のルールに反しているとか、女性の言葉や行動が不愉快とか…そんなことばかりが気になって感想も文句ばかりになってしまう。結局途中で見る事を止めてしまっていた。今回はそんな細々したことに気を取られないからストーリーに集中できる。もうストーリーに入りこんで既にそれぞれのキャラクターが好きになってきてます。
 
カメラワークもかっこいい。 最後に出て来た雪斎と、今川義元のスローモーションで歩く後ろ姿は、人物達をいかにもかっこよく撮っていて…ほぉいいなぁ…と思った。
 
また戦よ!キャー 😍