CONTENTS

2020年1月23日木曜日

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第1回「光秀、西へ」1月19日放送



いきなり、よかったですよー。

そうなのだ。今年は戦国なのよねねねね。嬉しいじゃないですかヨシヨシ。
 
★あらすじ
明智十兵衛光秀(長谷川博己)は明智荘の青年。斎藤道三(本木雅弘)の許しを得て堺、京に出かける。鉄砲を持ち帰る。名医・望月東庵(堺 正章)を連れ帰る。


初回はイントロからずいぶん気合が入ってました。沢山の人が馬に乗ってるうわ~心躍る。うわー賊の棟梁がいい男っ。誰これ。最初から飛ばしてくれますねぇいいですねー。若い光秀が屋根の上からぴょ~んっと飛んだ。おおおおっと声が出た。

1回目から楽しく拝見。やっぱ戦国は楽しいわ


主演の明智光秀は長谷川博己さん。このお方も出世なさった。最初に拝見したのはこーちゃん…の「セカンド・バージン」でしたが、照れ隠しのニヤニヤ顔とまるでカマキリのように長い腕と脚が印象的。その後…このお方は登る登る…今は押しも押されもせぬ大スター。すごいな。最初からどこか気になる俳優さんでしたね。

私は長谷川さんが2013年の大河『八重の桜』で大砲を指揮している様子を見て、このお方は軍人とか武人とか…(御本人のピュアな好青年っぽいルックスよりも)ゴリゴリにオトコクサイ役柄が似合っているのではと思ってました。気性が激しい融通の利かない不器用な古臭いタイプの男の役が合っているのではないか(その後、実際にそういう役もいくつかなさってるみたいですね)。だから戦国時代はいい。オトコクサイ時代ですもんね。


明智光秀と言えば、過去に見た作品では、1996年の大河『秀吉』の村上弘明さん…彼の真面目過ぎる光秀は心震えるほどよかった。それから2006年の大河『功名が辻』の上品な坂東三津五郎さんもよかったな…あの「敵は本能寺にあ-りっ」は涙が出るほど痺れましたねぇ。かっこよかったわ。光秀は戦国時代の人物達の中でもかなり好き。ブラック企業の悪ボスを相手に最後に立ち上がる勇気に痺れるのですよ。

なぜ信長を討ったのか?…は歴史家の間でも解明できない謎だそうで、だからこその浪漫。様々な解釈があるらしくこのドラマはどういう流れになるのでしょう。


初回の今回は何の違和感もなく、俳優さん達もいい感じ。それにしても斉藤道三がもっくんというのも感慨深い。本木さんは同世代なのですが(その同世代のお方が)現在、昔の勝新さんとか平幹二朗さんの位置にいらっしゃるのだと思うと、長い時間が過ぎたのだと感じますね。

今回の脚本家の方は1991年の「太平記」をお書きになった池端俊策さん。「太平記」は私は総集編しか見ていないのですが名作だと評判。脚本家の方の名前だけで期待できる。

1回目の明智さんの旅の様子はまるでRPGのようで面白かった。20年以上前にやってた洋ゲーム「Age of Empires」みたいなドローンの映像も面白い。


それにしても長谷川さんはお若い。もう42歳だそうですが今も好青年の雰囲気ですよね。真面目でピュアな御本人の雰囲気が、若い光秀の役に合っていていい。超カタブツな感じがユーモラスに見えるのが面白い。燃える家から子供を抱えてスローで出てきたときはゴジラかと思ったわ。小さい駒ちゃんとのやりとりも微笑ましくユーモラス。これからこの若い明智さんも様々な苦労をなさって渋みが増してくるのでしょう。どういう風に年を重ねていくのか。楽しみです。

全体に画面も明るく華やかなエンタメ歴史時代劇になりそう。
期待しましょう。