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2019年2月26日火曜日

第91回・米アカデミー賞受賞式…を見逃したのだ



今年はアカデミー賞を楽しみにしていたのよ。ブライアン爺とロジャー爺が出るというし、ラミちゃんもがんばったしね。マハーシャラ・アリ様も出るし『女王陛下のお気に入り』も頑張ってるみたいだし、今年はしっかり見ようと思っていた。…のに、

放送時間を知らずに見逃したわっ。テレビをつけたらオリビア・コールマンさんがスピーチをしていたヒャ~もうほとんど終わり?…ぇええええ???ブライアン爺は?ロジャー爺は?

というわけで海亀撃沈。残りの方をちょっとだけ見て『グリーン・ブック/Green Book』が作品賞を取ってよかったね…と思ったら放送もお終い。結局最後の20分ぐらいしか見られなかったぞ ぉぃ。

こういう受賞式番組というのは、ライブで見て「ギャー勝ったギャー落ちた」とその場で騒いで見るのが正しいので番組を逃すともういけない。見たいなら後で動画サイトでスピーチを見ればいいのだけれど、なんだかめんどくさくてまだ見ていない。後でブライアン爺とロジャー爺の頑張りとラミちゃんとアリ様を見なくちゃね…。


というわけで、とりあえず主な結果を記そう。
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★作品賞 グリーンブック
★監督賞 アルフォンソ・キュアロン - ROMA/ローマ』
★主演男優賞 ラミ・マレック - 『ボヘミアン・ラプソディ』
★主演女優賞 オリヴィア・コールマン - 『女王陛下のお気に入り』
★助演男優賞 マハーシャラ・アリ - 『グリーンブック』
★助演女優賞 レジーナ・キング - 『ビール・ストリートの恋人たち』
★脚本賞 『グリーンブック』 - ニック・バレロンガ、ブライアン・ヘインズ・クリー、ピーター・ファレリー
★脚色賞 『ブラック・クランズマン』 - チャーリー・ワクテル、デヴィッド・ラビノウィッツ、ケヴィン・ウィルモット(英語版)、スパイク・リー - ロン・ストールワース(英語版)の回想録『Black Klansman』より
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おおっ『グリーン・ブック』おめでとうございます。ラミちゃんよくやった。オリヴィアさんあっぱれ。アリ様素敵 レジーナさんかっこよかった。『ブラック・クランズマン』面白かったです。なかなかいい結果ではないですか。
 
毎年このブログでは、ワタクシアカデミー賞にはよく文句を言ってきたんですけど、今年はそんなに嫌じゃないぞ。どうしてだ。賞を取った映画ばかりを見たからなんですかね。実は海亀、去年もロクに映画を見ていないのだ。だからあまり文句は言えない。
 
しかし見た映画はそれぞれよかったと思います。『ビールストリート…』は監督が頑張りすぎたか…と思った以外は、それぞれ佳作。それぞれ満足したことは感想にも書いた。
 
しかしながら、思ったより全体に話の規模が小さい?かな?ポリコレの影響なのかなんなのか…、どうも今年は受賞作のテーマが小粒なような気がする。スピルバーグ、リドリー・スコットあたりの大歴史エピックとか、宇宙大ロマン巨編タイプの映画とかじゃないのね。あ~『ブラック・パンサー』と『バイス』がそのあたりの大きなテーマなのかな。私はその2作も『ローマ』も見ていない。『女王陛下のお気に入り』も歴史とは言っても女の喧嘩…小さい話ですもんね。今年は個人テーマの話が多い。
 
 
近年の米のエンタメ業界と言えば、実際映画よりもNetflixやその他配信サービス、ケーブルテレビ局製作の長編ドラマの方が面白いものが多いんですよね。それが映画が小粒になった理由だろうか。
 
ワンシーズン8話で評判が良ければ次のシーズンと、延々話を展開していけるドラマの方が今は元気がいい。私はドラマもそれほど見てはいないんだけれど、見たものだけでも、ちょっと前の80年代オマージュSF『Stranger Things(Netflix) とか、英国エリザベス女王の伝記『Crown(Netflix)80年代ゲイカルチャー『Pose(FX) 等々は面白かったですもんね。エンタメ業界も映画よりドラマにエネルギーが向っているのはわかる気がする。
 
それでも私はやっぱり映画には映画の面白さがあると思うんですよ。映画にはドラマには無い映画の魔法がある。映画は見ている観客が武将になったりお姫様になったり、宇宙人になったり、空を飛べたりするんだもの。やっぱり映画には頑張って欲しいと思います。誰かアーサー・C・クラークの原作で宇宙浪漫の巨編映画を撮って欲しい。