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2018年8月30日木曜日

TBS 日曜劇場『この世界の片隅に』第6話



最後の不発弾のシーンは怖かった。晴美ちゃんの後ろに見える爆弾…急に焦点が合って。そのシーンが本当に怖い。ぞっとした。映画で結果は知っているのだけれどあの描写は怖い。


今回の名場面。お花見のシーンのりんさん/二階堂ふみさん。彼女は本当に年齢不詳。二階堂さんがまだ23歳だというのに驚く。「綺麗な死体から順に片付けてくれる」とさらっと言う。りんさんは今までに何を聞いて何を見てきたのか。今までに何人の友人を亡くしたのだろうか。寂しそうな一瞬の表情の後の彼女の大きな笑顔。満開の桜の木に座る彼女は美しく。

橋でりんさんとすれちがった周作君が魂の抜けたような顔をする。
彼女に会うのもこれが最後だろうか。


りんさんの言葉で聞くテルさんの死。悲しい。あんなに可愛らしい若い女性が命を落とす。前回のテルさんもよかったんですよね。儚げな感じが本当によかった。亡くなってしまっていたなんて。

…これ、これなんですよ。遊女の命は儚い。仕事が仕事なのだし感染症を患いやすいのはもちろん、見知らぬ人の相手をするのであれば何があるかもわからない。どんな女性にとっても死ぬほど辛い仕事なはず。それでも一生懸命に彼女達が生きているからこそドラマや映画になれば心動かされるわけで…。
  余談だけれど大河ドラマの『西郷どん』で、遊女のおふきちゃんがいつもニコニコしていて次期将軍の側室になるなどという描写に私があきれかえったというのは、そういうことです。江戸時代の遊女をあんなに簡単にハッピーな話にしてしまってはいけないと思う。


すずちゃんと周作君はあいかわらずほのぼのとしてかわいい。朝すずちゃんのスケッチでいちゃいちゃしてるのが自然でかわいかった。

晴美ちゃんがかわいい。あどけない声がいい。切りそろえた髪もかわいい。どんな仕草もたまらなくかわいい。すずさんが小さな晴美ちゃんに敬語で優しく話しかける場面もいい。晴美ちゃんは本当にかわいい。

来週から辛くなる。