CONTENTS

2018年6月28日木曜日

NHK大河ドラマ「西郷どん」第20回「正助の黒い石」 5月27日放送



★あらすじ
新婚の西郷は大島でラブラブ。薩摩では島津斉興が死去。国父となった久光が権力を握る。大久保は久光にとり入って精忠組の仲間とぶつかる。大久保が久光に近づいたのは「西郷どんを呼び寄せるため」皆も「な~るほど」と大いに納得。有馬さんだけやっぱり怒る。江戸では桜田門外の変。


まずはこのお方を描いておこう。もう出番が終わっちゃたのね。

今回は薩摩の大久保どんの回。

色んな話が描かれたように見えて、実質はあらすじに書いたように「大久保が久光にとり入って精忠組を怒らせるが、実は西郷を呼び戻す為とわかった途端にみんなで納得しました」という話ですよね。大久保どんの頑張りは全て西郷どんのため。

それにしても精忠組のメンバーのキャラが立ちませんね。カメラもあまり彼らに寄らないんですよ。脚本が彼らの人となりを全く描かないので、なんだか荒っぽい人々がガオガオ吼えてるだけに見えてしまう。だから彼らに愛着も湧かない。問題なのは精忠組のメンバーのキャラが立たなければ政治の話も分からなくなってきそう。大山さんて誰?村田さん誰?有馬さん誰?まだほとんど描かれてませんよね。


それから今回のお由羅様の犬騒動は、大久保と妻・満寿の関係を描くためだけのものかな。最後でちょっとだけ会話してましたけど、この夫婦はあまり理解しあってるようにも見えませんもんね。そんなものなのかな。ところでお由羅様は毎回「おひさしぶりね」と言ってますね。😊
 それにしても準主役の大久保どんがあまり魅力的な人間に見えないのが気になる。真面目なのはわかるけれど、余裕が無さそうでどうもいけない。あれじゃ人がついてこないぞ。奥さんとの関係も薄い。昔の九州…特に薩摩はものすごい男尊女卑の土地柄だったらしい。だから大久保が奥さんに冷たいのはとりあえず理解できるのだけれど…しかし。なんだろうなぁ…九州の男は奥さんに対して威張っているとは言っても本音は奥さんに頭が上がらないとか、言葉の端々に奥さんを大切にしている様子が見えたりするものだと思うんですけどね。奥さんの前だけ本音が出るとか…いつも機嫌が悪いのはシャイなのをごまかしてるだけとか。なーんか無骨でカタブツな男でも、もう少し魅力的な側面があってもいいと思うんだけどな。