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2018年5月7日月曜日

NHK大河ドラマ「西郷どん」第15回「殿の死」 4月22日放送



★あらすじ
京都で(一橋を推す)詔をもらったのに、井伊直弼のたくらみで書き換えられる。将軍家定死去。井伊直弼が大老に就任。次の将軍は徳川慶福(よしとみ)=家茂に決定。西郷は薩摩へ。島津斉彬と共に落ち込むが、突然「京都に進軍して天皇を動かし幕府を動かそう」と進言。西郷、京都に戻って準備を進めるが薩摩で斉彬が倒れる。


このドラマはね、歴史の事柄が雑で人物達の個人の気持ち(精神状態)ばかりを描写するからつまんないんだと思うわ。

大河ドラマって半分以上は歴史の再現を見たいわけで、まずは史実ありきだと思うのよ。だから歴史を雑になぞった後に個人の落ち込みや不満、哀しみや憤りばかりを見せられても、なぜ彼らがそんなに一生懸命なのかわからなくなってくるんですよ。このドラマはそんなバランスが悪いんではないですかね。

例えば伊井直弼がなぜあんな風に行動しているのか理由がわからない。彼個人の個人的な言葉が殆ど描かれていないから。それに、そもそも島津斉彬が一橋慶喜を強く推す理由もよくわからなかった。だから将軍が家茂に決定することで、あれだけ落ち込む理由もよくわからない。もちろん西郷が落ち込んでメソメソ泣く理由もよくわからん。その理由は史実の場面の描写が雑だから。たぶん。

今週もなんだか無駄な場面が多かったです。西郷が京都から薩摩に走る場面。それから薩摩に着いたら斉彬が落ち込んでいるし、西郷も落ち込むし、それで大久保どんに慰められる場面を長々と描く。だからすごくつまんない。いつまでもたもたしてるのよ~さっさと次に進めば?と思っちゃう。

薩摩から兵を起こすのもいきなり思いついたな。どこからそんなアイデアが出てきた?


まあいいや。

今週の似顔絵はまず大御所泉ピン子本寿院様。ちょっと前にトーク番組のピン子さんを拝見したんですけど、サバサバしていらして楽しくて好き。本寿院様のメイクは紫が強すぎると思う。
それから家定君と篤姫ちゃんのほのぼの風景がまたよかった。家定の「うん」がかわいい。ここで北川景子さんについて書いておこう。彼女は現代のドラマや化粧品の広告では、厚化粧でキツイ感じの女優さん…だと思っていたんですけど、このドラマの篤姫の薄化粧の彼女はとても可愛いと思います。お化粧は薄い方が綺麗ですね。
そして今回一番良かったのは、京都の国広麻呂…近衛様の「いかんいかん~」と倒れこむ様子。画面の向こう側に倒れこんだ後ろ姿の白い足袋に萌え萌え。面白ひひひ。国広麻呂のなよなよぶりにちょっと感動しました。声が裏返ってるし。😄😄😄😄
最後にケンワタナベが突然死ぎゃ~っ!!
ケンワタナベの熱演がもったいないよぉ…。
ケンさんは本当に時代劇の衣装が似合うのよね。