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2018年4月10日火曜日

NHK大河ドラマ「西郷どん」第11回「斉彬暗殺」 3月18日放送



★あらすじ
将軍継承問題で…島津(一橋派=篤姫/慶喜)と井伊(南紀派=慶福)が対立中。斉彬の息子・虎寿丸死去。薩摩では大久保が島津久光に近づく。薩摩藩邸では斉彬が福井藩主・松平慶永、前水戸藩主・徳川斉昭+慶喜(ヒー様)と密談。将軍家定には子供が作れないらしいと知り西郷が悩む。斉彬が突然倒れる。斉彬の食事には砒素。西郷、毒を盛ったのは島津の大殿・斉興ではないかと疑い自ら会いに行く。そのことで斉彬は激怒。蹴飛ばされる。

 
いろいろと状況の説明はあったものの、ドラマと言うよりも説明文のような。人物達のキャラが立たないので似顔絵も描けない。子供が亡くなっても父・斉彬、母・喜久の悲しむ様子も描かれない。なんだかドラマというよりも「この人は今こういう事をしてますよ」と状況説明の絵を見せられているような。

話のクライマックスは、島津の殿斉彬が毒を盛られていることを知った西郷どんが、島津の大殿爺を疑って文句を言いに行く…そして怒った斉彬に蹴飛ばされる…という話。なんだか不毛。


江戸時代のリアリティもダメダメ。

福井藩主や前水戸藩主などの大物ゲストが島津の殿と密談しているのに、西郷どんが後ろから「そいはっどげなっ…?」と話に割り込む。ええいっ頭が高い! んもー彼の身分の男はそもそもそこにいちゃいかんのでは。いてもいいのならもう少し頭が良くないといかん。

それから遊郭はあくまでも遊郭=売春宿。士族+未来の将軍が昼間から素面で密談をする場所ではなかろう。おかしいんじゃないの?

そして、元藩主・島津斉興に、下級武士がたった一人で文句を言いに行っても会えるわけがない。そもそも証拠もないのになぜ会いに行く?会ってどうするの?こんな茶番にドラマ中の何分使うのだ?

 
 ケンワタナベの激怒+蹴飛ばしは大変素晴らしいんですけど、これも俳優さん達の熱演の無駄遣い。西郷どん怒鳴られるのあたりまえだって。西郷どんほんとになにやってんのよ。ケンさんもやけっぱちかな?
 
大山格之助と有村俊斎はバックグラウンドでがやがや言ってるだけ。この人達の人となりはいつわかるんだろう。