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2016年7月31日日曜日

NHK大河ドラマ「真田丸」第29回「異変」 7月24日放送



感想が1週間遅れてしまったわ。しかしこれは困った…面白くない。今まで文を書かなかったのも、書く事が無くて書けなったから。だって歴史が全く関係ないもんね。秀吉の老いた姿と、パパの浮気、信繁の新妻、信幸の二人の妻懐妊。それだけよ。書くことがないわ。

秀吉の失禁はね…いらない。私が大河を見始めたのは近年なんですけれど、まず『功名が辻』での描写で「嫌だな」と思い、『軍師官兵衛』で「なんだまたか」と思い、まさか三谷さんはやらないだろうと思ったら、コントにまでしやがって…。いらない!この描写いらない。

『軍師官兵衛』の時もガミガミ怒ったんですけど、こういう表現を私は好まない。たとえ史実であってもいらない。描く必要がない。個人的に苦手なのでしょうがない。そんな事をうだうだやるくらいなら他に書く事があるだろう…って、無いのか。だからつまんないのね。

見ますよ、これからも見ると思います。だけどこれからどうなるか。どうも軽いコントが多いせいでドラマに入り込めない。役者さん達はいいと思うんですけどね。大河ドラマに求める脚本と違うのだな。感想も薄~い感想になると思います。


★あらすじ
秀吉は老いる。信繁の新妻はまた変な子。真田パパの浮気。お兄ちゃんに子が2人できる。

●薄い感想
…というわけで、いいところから書こう。

真田の草刈パパと吉野太夫は絵になる。あの場面は一瞬だったけど華。今回一番よかった(←そこかよ)。もう少し尺をとって見せてくれればいいのに。カオル様ゴメンナサイね。でも草刈さんは正統派エエ男なので正統派美女と一緒の場面は絵になっていい。いい場面。もうちょっと見たかった…え?浮気?どうでもいいそんなこと。だって16世紀末の武将が浮気しようがどうしようがどうでもいい。どんどんやってください。草刈さんはジジイになる前に美女と濃いドラマをやってほしいですねほほほほほ…。
 
○細川ガラシャさんの玉ちゃんは綺麗だ。美人。正統派美人。この人も華。どなたかと思って検索したら、おっぱいの大きな水着写真が沢山出てきたぞ。おおぉ。美人やね。きりちゃんと顔の造作は似ているのにこちらは色気がすごいぞ。きりちゃんは最近コミカルで可愛く見えてきた。
 
○お兄ちゃんが急にモテる。良かったですね。

○茶々さん
茶々さんが秀吉の話題で毅然としていたのが大変よろしい。おそらく世間のご意見とは正反対だろうと思うけれど、私は茶々さんのあの冷たさはいいと思う。一見キツイ女なのよ。だけど幼子の母として、また権力者の妻として、毅然としたあの冷たさは理解できる。彼女はお姫様ですからね。あの冷たさは彼女なりの(秀吉、拾に対する)優しさだと受け取る事も可能。

拾には、威厳のある強い父親の思い出だけを与え、
秀吉には、弱った姿を最愛の息子に見せさせない…思いやり
 
優しさとは(家族だからといって)ベタベタ土足で踏み込むことばかりでもないだろうと私も思う。秀吉にもプライドがあるだろう。何でもぶちまけて晒して横並びにして「それでも愛があるからいいじゃないか」という残酷さも存在する。この場面の茶々さんの言動を「わがままで自分勝手で未熟」だととるのか、それとも実は「大切に思う人への優しさ」だととるのかは、意見の分かれるところだろう。これは状況次第で白黒のはっきりしないグレーなエリア。いずれ綺麗ごとも言えない状況になるのだから、理想=綺麗ごとを言うのもまた思いやり。しかしこの茶々さんの「優しさ」は秀吉には届かないかもしれない。
▼その茶々さんの言葉を抜粋。
茶々さんが、拾を老いた秀吉に会わせたくないと言う
茶々:拾に太閤殿下の弱った姿を見せたくない。拾にとって思い出の中の父親は、威厳に満ちた天下人でなければならないのです。老いさらばえた惨めな姿を見せたくありません。
信繁:殿下のお心をお察し下さい。
茶々察した上で申しておるのです。
…この場面はちょっと見直した。三谷さんがそういう意図で書いていらっしゃるのかどうかはわからないけど。

○最後に秀吉の老い。
・老人が、過去のことはよく覚えているのに、近年の事柄を覚えられないのはリアル。
・同じ事を何度も繰り返すのもリアル。
・個人的に失禁場面はNG。片桐さんに押し付けるコントもただ不快。くだらない。
・過去最大の成り上がり権力者…プライドだってモンスター級に高いであろう秀吉が、たかが真田の小倅ごときに抱きついて弱音を吐き泣くのもありえない。くだらん。
・秀吉のような天才型の巨人は、たとえボケても弱っても、最後までキラりと光る何かを見せて欲しい。

2016年7月21日木曜日

George Duke – Reach For It (1977)



FUNKY...


George Duke – Reach For It (1977)
 
Album:  Reach For It
Released: 1977 ℗ 1977 Sony Music Entertainment
▼LIVE




忘れないうちに描きとめておこう。
 
先週週末のジェフリー・オズボーンさんのライブで知ったGeorge Dukeさんの曲。George Dukeさんはジェフリーさんのアルバムをプロデュースなさっていたらしい。2013年にお亡くなりになったそう。私はDukeさんのことは全く存じ上げていなかったのだけど、これからもっと知ろうと思います。この曲好き。すごくかっこいい。(*´_`*)

スタジオver.がとてつもなくファンキーなのでびっくりした。これはいい。途中で喋ってる声がBootsy Collinsかと思ったら、違うらしい。ベースはByron Millerさんという方だそう。φ(・;)メモメモ


ライブでは、ジェフリーさんがDukeさんへのトリビュートでこの曲をなさったんだけど、この曲が延々と続く中、ジェフリーさんが客席を回ってみんなとハイタッチ。ジェフリーさんがステージに戻るまで、バンドは曲を15分ぐらい演奏し続けた。

いや~この曲も立ち上がって踊りたかったです。でも米の大人のジャズ・クラブは立ち上がって踊るところじゃないらしいのね。だから最後の曲になるまで皆立ち上がらない。皆、身体は揺らしてノリノリなんだけどな。みんな客がジジイばかりだからなのか。
 
ロンドンのJazz Cafeはジャズクラブでも踊れるんですよね。ステージ前のスペースが踊れるように大きく開いてる。あれ懐かしいな。Ronnie Scott’sは全部テーブル席でした。でもバーの横で踊ったぞヘヘヘ。
 
東京のジャズ・クラブは、Blue NoteBillboard Live TokyoCotton ClubSweet Basil 139、新宿Pit InBlues Alley JapanZirokichi…と全て椅子またはテーブル席でしたね。みんな踊らないのかなぁ。


NHK大河ドラマ「真田丸」第28回「受難」 7月17日放送



秀次さよなら回。秀次君可哀想だ。新納さんいい役者さんですよね。純粋で陽気、ノンポリで明るい芸術家肌。みんなに愛される可愛い秀次君。殺生関白とは正反対だったけれど、この秀次君は可愛かった。繊細で傷ついた表情もいい。新納さんよかったです。おつかれさまでした。


…と役者さんはよかった…と書いたところで、ドラマの内容を考える。私はね、やっぱり三谷さんと相性が悪いかも…大河ドラマの脚本家としてですけど。

というのも、この秀次とその家族の処刑の史実は、おそらく秀吉に関する歴史のなかでも特に悲惨で残酷なエピソードだと思うのですが、このドラマはとにかく軽い。こういう重い話はたとえ「全体に軽いドラマ」だといっても軽々しく扱って欲しくない。というわけでちと文句。

画面を残酷にしろというわけではない。血なんて一滴も見せなくてもいい。だけど多くの人が残酷なやりかたで殺されたのであれば、その悲惨さや陰惨さを周りの人々の反応で感じたい。悲惨なものは悲惨だとドラマの中で認識したいんですよね。

今回の秀次の自害はともかく、その後の30数名の家族の処刑なんてとんでもない話よ。秀吉は自分の甥の家族を惨殺しているんです。この秀吉は異常だし、周りだってその陰惨さに震え上がって当然の事件。陰惨で苦しくて悲しくて…それにいつ秀吉の怒りの矛先が自分に向くかわからない恐怖…。こういう状況なら、信繁や石田君、寧さんや茶々さん、片桐さんに平野さんあたりが、もっと追い詰められた反応をしていなければおかしい。きりちゃんなんて秀次の家族30数名の中の一人だったかもしれない。

ところが今回のドラマでは、秀次の死から家族の処刑が執行されても、誰も顔色一つ変えていないのね。皆「困ったね」ぐらいの反応。そんなわけないじゃん。

もう一度言う。悲惨な話はごまかしてはいけない。処刑の現場なんか一切みせる必要はなし。しかし周りの人物達にはもっと強い反応をして欲しい。これは非常にショッキングな史実なんです。これがいかに恐ろしい事なのかを見せないと…、この秀吉がコントロール不可でいかに恐ろしい人物なのかが見えてこないのね。全く実感がわかない。

だから秀次君とその家族の死も直ぐに忘れられてしまう。ドラマとして全く記憶に残らない。それはドラマとして大きな問題でしょう。


三谷さんが重苦しいドラマを好まないのがこれでよくわかりますね。歴史の人物達も歴史のどんな話も、現代劇風に置き換えて、現代人がわきあいあいと楽しく演じる話になってしまう。これでは大河ドラマとして面白くない。

しつこく言いたくないんだけどまた『軍事官兵衛』と比べてみる。私はあのドラマは人物描写に深みが無くて面白くないと過去に何度も書いた。しかしそれでもあのドラマでは、荒木村重の謀反のあたりは悲惨な史実の再現がよくなされていたと思います。村重が城を捨てた後、城内の家臣が全て処刑され、その後奥さんのだしさんも子供達と共に斬首される。悲惨です。あのドラマでは悲惨で残酷でものすごく可哀想な史実を、村重の苦悩などを見せて真っ直ぐ描いていたと思う。だから心を動かされた…。

一方『真田丸』の今回の秀次の話には、悲惨さをほとんど感じない。ものすごく軽い。あんな酷いことが起こったら誰も普通ではいられないはずなのに、皆平気な顔。だからドラマに深みがない。

 

…というわけで文句ばかり書きましたけど、この調子で『真田丸』は最後まで行くんだろうと思います。全てが軽い。これはもう好みの問題ですね。コメディは好きだけれど、史実で悲惨な話を悲惨に伝えられないのなら、歴史ドラマの面白さはないと思う。せっかくの秀次君のいい表情がもったいない。きりちゃんのあんな馬鹿な反応なんてあきれて物も言えない。信繁も、秀次の家族を数日前に処刑した秀吉に、わざわざ生き残った秀次の娘さんの話をする?どうせ外国に逃がすのなら、彼女の話を秀吉にする必要もなかろう。不自然。辻褄が合わない。ああいう小細工もつまらない。
 
助佐さんはちょっと嬉しかったですけどね。『黄金の日日』は好き。秀次の娘に関する話は、もう死んだことにして隠密にルソンに逃亡させた方がよかったと思う。
 
な~んてまた重箱の隅をつつく。
 
いつもなんだか三谷さんの凝り過ぎ、いじり過ぎの脚本に文句を言ってますね私。春日さんの死をめぐる話に辻褄が合わないと文句を言い、室賀さんの死の後のきりちゃんの行動が不自然だと文句を言い、梅ちゃんの死をめぐる右に左に揺さぶった脚本に文句を言い、今回も秀次の死をめぐる意外な展開に辻褄が合わないと文句を言ってる。これは相性が悪いんだろうな…。
 
もっと歴史を素直に見せて。
 
 
★あらすじ
秀次が追い詰められて自害。秀吉激怒。秀次の家族全員を処刑。

●内容

○秀次
・拾誕生。秀次は逃亡。
・秀次、密かに大阪城にきりをたずねていた。
・信繁、大谷さんに相談。大谷さん発病。
・信繁、秀次に聚楽第へ帰るように促す。
・その夜、秀次は真田屋敷へ。
・翌日、信繁が秀吉に呼ばれる。
・秀次はキリシタンなのか?
・もう石田は秀次のことを知っている。
・信繁、秀次のことを秀吉に報告。
・その間に、秀次は高野山へ逃亡。
・秀吉に報告「謀反の疑いということにして高野山に蟄居させたという事にしよう。その後連れ戻せば言い」←秀吉は怒っていない。事を大きくせずにすまそうとしている。
・秀次に報告「明日迎えに参ります」
・翌朝、福島正則が迎えに来た。
・秀次「いつからか人を信じぬようになってしまった。悪い癖だ」
・秀次の涙。←これは悲しい。いい表情。拍手。
・秀次自刃。←キリシタンなら自殺はしないのでは。
・秀吉激怒「目をかけてやったのに。わしを怒らせたらどんなに怖いか孫七郎に見せてやる」
・寧「あの子はもう死にました」
・秀吉「秀次は謀反で命令で切腹させたことにする。三条河原に首をさらし、妻と子供、ことごとく殺せ。謀反人の身内じゃ」その妻子の数30人以上。聚楽第も取り壊し。←さっきまで秀次を救おうとしていたのに、この心変わりは極端。こんなことするわけがない。周りの反応も薄い。これが一番違和感があった。
 
○たか
・聚楽第の秘密の教会に、秀次の娘たかが隠れていた。
・さっそく信繁のゴリ押し「大谷の娘を正妻にして、秀次の娘を側室にしたい」←たかのことは秀吉に言う必要なし。頭を使って策を練ったように見えて、実は全く無駄な行動。
・秀吉にダメだと言われると(←あたりまえだ)、また秀吉に向かって怒鳴ってゴリ押し。おかしいですよね。秀次の妻子をあれだけ殺した秀吉なら、逆上して「たかは死罪。お前も切腹しろ」と言いそうだ。
・現実味のない変な展開のせいで、小日向さんの素晴らしい演技が無駄。
・きりちゃんは論外。ショックを受けて寝込むぐらいの反応でいい。なんだかみ~んな反応が軽い。重みがゼロ。
・たか、驚くきりちゃんに「そういうこととあいなりました」なんだよぉそれ。信繁は、きりちゃんにたかの事を報告する必要もなし。
・納屋助佐衛門。助佐は懐かしいな。ルソンのツボは『黄金の日日』でも出てきましたね。
・たかをルソンに逃がす。
 
○その他
・真田ママの出自コント。つまらない。
・おこうさんは強くなりましたね。女の戦い。おこうさんは元々真田の身内ですね。
・信幸はまだもらった官位のことをうだうだ言ってる。細かい。
・徳川、秀次の問題に「面白くなってきた」
・秀吉に死の影。



2016年7月20日水曜日

お猫様H:またくねくねする猫


 


夏の数ヶ月の間だけ、階段の踊り場に日の光が射す。お猫様はお日様が大好き。ここのところ毎日お昼頃になると、日差しの中でのブラッシングを催促してくる。階段の途中で立ち止まり、振り返って上ってくる私達を待つ。後を追うと大喜びで駆け上がって光の中に転がる。

黒猫は光の中の方がいい写真が取れるので、つい同じような写真が増える。

ブラッシングと全身マッサージが終わったあと、ひっくり返ってダラダラしている。手足に触ると何度もヤーン…と文句を言いながら身体をくねくねさせる。瞳孔は糸よりも細い。お日様が眩しくないのだろうか。



2016年7月19日火曜日

Jeffrey Osborne - Stay With Me Tonight (1983)



219秒からのギターソロはQUEENのブライアン・メイ



Jeffrey Osborne - Stay With Me Tonight (1983)

Album: Stay With Me Tonight
Released: 1983
℗ 1983 A&M Records
 

どうだまいったかっ!今知ったぞびっくり情報。どこにでも出かけて行ってギターを弾いてしまうブライアン爺、こんなファンキーな方のレコーディングに参加していたの????えええええええ?びっくりですよ。驚き桃の木山椒の木そんなこともあるんだねぇ。だってブライアン爺はQUEENの中で一番ファンキーなリズムが苦手だったんじゃないの?え?知らないけど。どういうわけでこんな曲に参加したんだろう?不思議。

というわけでファンキーなジェフリーさんの1983年ソロの曲。いかにも80年代の音ですが、音に隙間があって気持ちいい。

近年のライブの模様はこちら。アレンジがスムース・ジャズ風に音符が増えて忙しくなってます。こちらは華やかですね。お元気だなぁ。ジェフリーさん素敵。


Stay With Me Tonight LIVE


海亀が先日見たライブでは、オリジナルのシンプルでファンキーなリズムになってました。踊るのにはオリジナルの方がいい。いやこのライブのもいいな…。
 

LIVE★Jeffrey Osborne/ジェフリー・オズボーン Live!!!





ヤッホ~!…というわけで先週の週末はソウル+ファンク+バラードのジェフリー・オズボーン先生の大歌謡ショーを見に行く。

素敵だった。キャ~……このおじさん…かっこいい…❤❤❤❤❤❤キャー。
すっごく楽しかった。


実はワタクシ、全くこのお方の事を存じ上げておりませんでした。旦那A2曲ぐらいしか知らないと言う。しかしお名前は聞いたことがある。ソウル+ファンクの大先生だそうだ…。

それなら見に行こう。こういうベテランのお方は長年磨きこまれたプロの技で、ショーはきっと素晴らしいに違いない。それにこういう方のライブはバックのミュージシャンも間違いなく凄腕。見に行かなくては!というわけで今回は少し離れた席にひっそりと座る。初心者らしくおとなしくしていよう。
 
ジェフリーさんは70年代にファンクバンド「L.T.D.」のドラマー+ボーカルを経て、80年代にソロに転向。ディープなお声のバラードが有名。

まずバンドが4人出て来て、ファンキーなインストを演奏。いきなり頭を振ってしまう。このインストが結構長い。そして待ちに待ったジェフリーさんが登場!曲を全く知らないのであの曲、この曲だと言えないのだけれど、最初からリズムが踊れるリズム。バンドはやっぱり凄腕。トランペットがすごく綺麗な音。

曲が終わるとジェフリーさんが喋る喋る喋る。日本人のライブ以外でこんなに喋るお方は初めて見た。ほんとによくお話しになる。
 
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 ジャズ・クラブでやる俺のジャズ・ショーだぜ。
 いいだろう?
 皆L.T.D.の曲を聴きたいんだろう?
 でもね、これはジャズクラブでやるジャズのショーなんだよ。
 だからね、今夜はあまりL.T.D.の曲よりもねうふふ、
 ジャ-ズをやるんだよ。
 うん、がっかりすると思うから、今言っとくけど、
 今夜は俺のクールなジャ-ズ・ショーなんだぜ…
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…と言ったすぐ後に、背の高いベースの兄さんがファンキーなスラップベースをブイブイ鳴らしはじめる。なんだよーやっぱりFunkyヤッホー!大きなベーシストが弾きながらステップを踏み、ジェフリーさんもステップを踏む…。ヤダ…かっこいい

それはもう素敵なライブ。どの曲もリズムがかっこいいので1曲目から頭を振って身体を揺らす。素敵なバラード、もちろんL.T.D.の曲もやる。ジェフリーさんはいい人。凄いお方。客席全部に回ってきて客と一人一人ハイタッチ。私ものけぞってハイタッチをいただく (^o^)/キャー!

8時から始まって2時間の間、ファンキーな曲、情感たっぷりのバラード、極上のディープなお声、凄腕のバンドの皆様(かっこいい)、ジェフリーさんのユーモアたっぷりのMC、客席全てを回りファンとハイタッチ、面白MC、カーペンターズの「Close To You」のジャズアレンジは皆で合唱、ファンにおなじみの曲では客席に下りてきて56人にマイクを持たせてフレーズを歌わせる。会場中が大盛り上がり大会。最後に皆たまらず立ち上がって踊り始める。やっぱりまたぐねぐね踊りましたとさ。\(^o^)/

楽しかったです。もうね、エンタメの楽しさ全てをてんこ盛りにしてこれでもかこれでもかと楽しませてくれる。サービス精神旺盛。会場中を湧かせ皆が幸せ。私はすっかりジェフリーさんのファンになってしまった。

ふと思ったんですけど、このお方のこのサービスてんこ盛りのショーは、なんというか…もしかしたら演歌の歌謡ショーという感じもしました。どこか通じるものがあった。いやワタクシ演歌歌謡ショーを見たことはないんですけど、エンタメって極めるとこんなにベタでてんこ盛りで凄いもんなんだと思いました。本当に楽しかった。

ジャス・クラブは、大抵1晩に6時半からと9時から、それぞれ1時間半弱の2回のショーをやるのが普通なんだけど、ジェフリーさんのショーは18時からの1ショーのみ。2時間まるまるミッチリどんどん盛り上げて最後は大騒ぎ。楽しい。

バンドも素敵。ソウルやジャズのバンドの方々は、いろんなところで名前が出てくることがあるのでメモしておこう。

Patches Stewart (trumpet),
Kevin Chokan (guitar),
Frankie Crawford (keyboards),
Bill Sharpe (Bass)
Khari Parker (drums).

トランペットのPatchesさんは、なんとマーカス・ミラーさんのバンドでお見かけしたお方。びっくり。

ジェフリー・オズボーンさんは68歳だそう。お若いです。58歳ぐらいかと思ってた。スーツ姿もとても素敵です。わたしあのスーツ姿でファンキーなステップを踏むあの世代の方々が、本当に好きだ好きだ好きだ…お顔も好き。

ジェフリーさんまた見たいわ。またいらしてください。今度は曲をちゃんと予習してきます!