こういうものが出来たそうです。
RoBoHon コンセプトムービー
オッケー … (*´ェ`*)
いやーまいったな。可愛いな。なんだか欲しいな。
シャープ株式会社の新製品だそうです。名前はRoBoHon(ロボホン)。ロボット型の携帯電話です。まず外見が可愛いですが、電話以外の機能も充実。
1.電話(通話・ハンズフリー通話)
2.メール(アプリ使用可)
3.歩く(起き上がる・ダンスも)
4.話が分かる(音声操作)
5.あなたを覚える(顔認識で人を識別)
6.写真やムービーを撮影
7.プロジェクターで写真や動画を投影
8.音楽やゲームも可
だそうです。全ての機能を、ロボホン君に話しかけてコマンドを送ることが出来るのはすごい。なんだミニロボットじゃないか…。
でもね、これ電話としての実用性はほとんどないでしょうね (^_^;)。だって携帯電話としてはやたらかさばって重くて壊れやすいですよね。手や足が取れたりしないのかな。いちいち持ち歩くにも大きすぎる。
でも可愛いんだな。この可愛さだけで欲しいと思う人はいますね。実用的な機器としてではなく、人工の可愛いペットです。それなら可能性は十分あると思います。
おそらくネットに繋いで情報を見る便利機能をコンセプトのひとつにしたことから、
私ならむしろこういう製品なら、このサイズと可愛らしさのままで、ソフトのダウンロードでアップグレード可能な最高の人工知能を付けて会話が可能な人工ペットとして欲しい。声も可愛いですね。有名なロボット博士・高橋智隆さんが共同開発でコラボしているそうな。このお方のロボットのデザインは可愛い。ロビ君とか可愛いな。
いやーほしいほしい…。実は昔、2005年製のアメリカのファービーが可愛くて2体も買ったんですけど、あの子は頭が悪くてね…あまり気持ちが入りませんでした。どうして会話が可能なA.I.搭載の人工ペットが無いんでしょうね。小さいロボットがいろいろと勝手に喋ると面白いのにな。
…おそらくこういう製品に会話型の人工知能を搭載すると、ほぼ間違いなく下品な言葉を教えこむに違いない男子中学生の存在が、製品化をストップさせているんでしょうね。教育上悪いなどと…PTAからの苦情がありそうですね (^_^;)。
ところでこの↑ビデオで、ロボホン君をポケットに入れて持ち歩いてる場面がありますが、これを見てまず一瞬で浮かんだのが、星新一さんの『妖精配給会社』! うわーこの話が現実になったのかと思いましたもん一瞬。
星新一さんの『妖精配給会社』はSFのショート・ストーリーです。最初の出版は1964年。
「ある日突然、空から卵が降りてきて、その卵から孵った灰色の毛皮の「妖精」。それが卵でどんどん増えて、世界中にペットとして広まり爆発的に増える。なぜ増えたのか…それは、その「妖精」が限りなく気持ちのいい言葉を人間に喋ってくれるから。そのペットを人間はどこに行く時も連れていって、常に気持ちのいい言葉を話しかけてもらう。それで社会はどう変わったのか…。」
という話なんだけど、今読み返したら、これ現代の人間とパソコンの関係にかなり似ています。あ…スマホもそうですね。妖精の話す「おべっか」とスマホの「便利さ」を取り替えれば、パソコンやスマホが人に与えた影響とそれで変化した現代の生活は、このフィクションに書かれた状況とかなり似てきているのかも。
スマホやパソコンには可愛い顔がついていないけれど、このロボホン君は外見もペットと思えるほど可愛いし、人間の行く所にどこにでも連れて行って、それなりの会話(コマンド)をするわけでしょ。これはロボット版の「妖精」じゃないか…!
これに機能として「優しい言葉」だけを発する会話能力を付ければ、ほぼ完璧。面白いわー。
可愛いは正義。日本はこういうものが上手い。