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2014年10月26日日曜日

Perfume:『ぐるんぐるん』ライブ映像



とある場所にて映像を拝見。たった今見終わった。いくつかおっと思ったので書き留めておこう。

今回、演出がいい。

バックの映像がいい。映像とそれぞれの曲がマッチしている。多くの曲でPerfumeと後ろの映像が喧嘩をせず上手く引き立て合っていると感じた。もしかしたら昔のPerfumeらしい演出が戻ってきたんじゃないか。

ステージのレイアウトも横浜を思い出した。3人がバラバラになることなくフォーカルポイントが摑みやすくていい。Perfumeのライブはこれくらいの箱のサイズが一番いいのかも。


正直JPNの時は映像での演出を綺麗だと感じる事がなかったと思う。しかし今回はあっと思う演出がかなりあった。

まず具体的なイメージ映像が戻ってきたのがいい。冒頭の始まりの映像もストーリー性があっていい。 「Cling Cling」のMVのセットの映像をステージセットに投写して再現したのも面白い。「エレクトロワールド」の前の、着替え曲でのPerfume3人の映像もいい。3人がCGの中で光る物体を投げて遊んでいるイメージ映像がすごくいい。あそこから「エレクトロワールド」になり、3人がスクリーンから離れて前方のステージに移り、映像も曲に合わせたものに変わったのも良かった。「Seventh Heaven」の映像はシンプルながらもとても綺麗。放射状の白い光と合って幻想的。

ライブ冒頭、MVそのままの凝った衣装で踊るのもとてもいいと思った。次の白ベースの衣装もいい。彼女達のダンスが一番よく見える衣装は白。光の中でダンスが輝くように見えるのがいい。曲に合わせて文字の躍る「Display」もいい。バックの映像を青系にして、衣装を3原色で、3人をバックの映像から視覚的にはっきりと分離させたのもいい。手わざの場面では、3人の上半身を縦長のスクリーンに大写しにしてダンスと映像をシンクロさせたのもいい。ああいう風にPerfumeのダンスの正確さを印象付ける映像はとてもいいと思う。

近年Perfumeのライブでとにかく気になっていたのは、うるさい映像に埋もれるPerfume3人。プロジェクションマッピング云々もそれが問題だった。ダンスが見所の彼女達が映像と重なって見えなくなるのが一番の問題だったと思う。今回は唯一「Party Maker」の映像と光がうるさかったので、せめて衣装を反対色や強い色にして3人を目立たせればよかったのにと思った。あればかりは3人が見えなくなって光のショーにしか見えなくなっていたのがもったいない。

ライブでは特にライティングが青に見える事が多いので、青系の衣装は埋もれてしまうと思う。「エレクトロワールド」の青1色の衣装は、曲の硬派なイメージに合っていて悪くなかったけど、後半の白と青の格子柄の衣装はライトやセットに視覚的に埋もれてしまっていた。綺麗に見えたのは色合いと柄がバックの映像や光と合っていた「Seventh Heaven」のみ。「Glitter」では緑の光と衣装の色が合っていなかったし、「チョコ」や「ジェニー」では光の演出と映像に3人が埋もれてしまっていた。あの衣装の模様はライブ向きではないんだろうと思う。デザインもあまり綺麗じゃない


個人的には長すぎるPTAコーナーも、(この映像ではカットされているらしい)長いMCも全く興味がない。あれもPerfumeのライブの大切な時間で、ファンの方々が喜んでいるのであれば構わないけど、私にはライブを無駄に中断させるだけの時間で、映像を見るのもめんどくさくなった(笑ゴメンヨ)。

それでも全体的にはいい感じの演出が多くてよかったと思う。

それにしても3人とも本当に綺麗になった。最近のPerfumeは個人的に好みに会わない部分もあって、昔のように100%受け入れて騒ぐほどのファンではなくなったんだけど、ダンスだけは文句のつけようがない踊る彼女達への文句は一切なく、ただただ映像を見て溜息をつく。

曲が嫌いだった「Handy Man」がダンスで化けたのにもびっくりした。お人形みたいで素晴らしい。踊るPerfume もすごいが、ダンスを考えたMIKIKO先生も本当にすごいと思う。観客が一緒に踊るよりも、客がダンスを鑑賞するグループになったと思った。衣装も華やかでいい。


この人達が踊り続ける限りファンは必ずついてくる。ベテランの域に入った安定のダンスユニット。堂々として本当にステキです。もしこのステージセットと演出の半分でも海外ツアーに持っていけるのなら、あちらのファンも感嘆するだろうと思います。

海外ツアーが楽しみ。

なんだかまとまりのない文になってしまった。そういえば去年の年末のドームのライブ映像をまだ見ていないんだった…。